「げんさんサマーカップ」改め「サマーカップ2024」@滋賀に行って来たよ!<関連記事等追加あり>

会場入口の「サマーカップ2024フィギュアスケート競技会」の看板
A3用紙2枚を繋げた看板 「フィギュア」は一文字下げて2枚目に「スケート競技会」にしたら?と細かい突っ込みを入れたくなる(笑)

滋賀県スケート連盟が毎年夏に開催している「サマーカップ」。8/10~13の4日間開催のうち後半2日間だけですが、現地観戦してきました!

私が現地観戦するのは去年に引き続き2回目。
サラリーマン時代は夏休みが夫婦そろって取れるのはお盆時期しかなく、いつも家族旅行と重なっていて行こうにも行けずにいました。去年から家族力をお盆時期からずらして設定できるようになり、やっと行けるようになった次第。

前半が「サマーカップ」の基本情報と今後会場に行く人への参考情報(来年以降の私の為の覚え書きも兼ねて)、後半が今回の試合の感想です。
後半だけ読みたい方は途中飛ばしてください。

ちなみにシニア男子の感想のところに、先月末に浪速アイススケート場で開催された「スペシャルレッスン」の話(友人が参加)もちょっとだけ書いています。この時講師をしてくれた友野・木科・大島3選手が勢揃いした大会だったので(笑)。<8/16に関連記事へのリンクを追記>

目次

「げんさんサマーカップ」から「サマーカップ」へ

会場の木下カンセーアイスアリーナ(滋賀県立アイスアリーナ)まではJR瀬田駅から臨時バスで10分ちょっと

この大会、「げんさんサマーカップ」という旧名称の方が通りがいいかもしれません。

2016年から地元企業の「元三フード株式会社」が冠スポンサーとなり、優勝商品が「お肉」になったことがスケオタに与えたインパクトは大きかったです。地方競技会ながら「真夏のお肉争奪戦」として親しまれてきました

今年は「元三フード」が冠スポンサーから降りてしまったようで、名称がシンプルに「サマーカップ」に変更。ちょっとだけ心配していましたが、地元企業が支えるアットホームな雰囲気は健在でした。

20数年前に近畿圏の小中学生用として始まった地方競技会が何故ここまでの規模に成長し、スケオタに知られる有名大会になったのか。それは「真夏に開催される門戸の広い大会」であることがでかいのかもしれません。新プロが一通り仕上がり、「このスピンやステップでレベルがどこまで取れるのか」をチェックできるのはありがたいのでしょう。夏休み期間だから選手たちも参加しやすいですしね。

ちなみにこの大会を夏に開催している理由は、昨年読んだ記事によると滋賀県スケート連盟の運営関係者の本業が教員のため、「比較的動きやすい夏休みに合わせてるから」だそうで。
(大会の背景詳細に関心がある方は下記記事をご覧ください)

今じゃ東日本のトップスケーターまで参加する大会にまで成長したもんだから熱心なスケオタが遠征するようになり、観客入場無料イベントなのに「事前抽選制」になってしまいました。

(今年は日本スケート連盟主催のイタリア合宿の時期に重なりトップスケーター選手が例年より少なかったせいか、3カテゴリが見られる3日目以外は応募者全員入場できたようですが)

しかし「入場料を取れるイベント」にするには色々ハードルがあるようで、昨年からは任意で運営協力金(寄付)を募り始めました。「人気イベントなのに実は赤字」という情報を目にしていたので私も去年は寄付しましたよ。

今年は任意ではなく、最初から一人千円ずつの協力金が設定されていました。しかし会場にいくと地元の協賛企業からの返礼品が日替わりで毎日たくさんもらえまして…こんなに頂けて千円は申し訳ないぐらいでした。地元企業さんたち大盤振る舞い過ぎです(笑)。

一番の大入りだった8/12の返礼品 長時間観戦に甘い物頂けるととても嬉しい 茶色い袋はインスタントドリップコーヒー

木下カンセーアイスアリーナ(滋賀県立アイスアリーナ)への行き方

来年以降初めて行く方向けの情報を自分用メモも兼ねてざっとまとめました。現地行く予定の無い人&良く知ってるよという人は「現地観戦感想」の項目見出しまで飛ばしてください。

最寄駅からの会場までの交通

駅から会場まで <臨時バス利用の場合

木下カンセーアイスアリーナまではJR瀬田駅からバス直通で10分ほど。例年地元の帝産バスさんが臨時バスを運行してくれています。

2024の臨時バス運行予定は滋賀県スケート連盟さんがX(Twitter)で情報を出してくれていました。毎年臨時バスが出ると確定まではしていないので事前確認は必須です。

JR瀬田駅前のバス停は3番乗り場です。最寄りのバス停は「滋賀県立アイスアリーナ」で、会場のすぐ前。試合終わるころには3台ぐらいバス停で待機してくれていて、ピストン輸送してくれます。1台に結構人数乗りますので、行列する時間は思ったよりも少なくて済みます。

★臨時バスも路線バスも現金払い必須!

2024年のバス運賃は片道260円でした。現金精算のみで交通ICカードは使えません。支払い時にお釣りは出ませんので、ぴったりの額の硬貨を用意できていない場合は、運転席横の両替機にて事前両替必須です。

ちなみに私が利用したバスでは千円札だと100円玉10枚が出てきました。それをさらにもう一度10円玉に両替しないといけないので、千円札だと2回両替する必要があります。車内が混んでいる場合は運転中に両替機にたどり着くこと自体困難ですし、なるべく事前に硬貨を用意しておくことをお勧めします。

駅から会場まで<路線バス利用の場合>

臨時バスが運行されるのは試合開始時&終了時の1時間強のみ。それ以外の時間帯に移動する場合は通常の路線バスを利用する必要があります。

この時期はお盆ダイヤですので、きちんとお盆ダイヤを確認しましょう。(乗換案内アプリによってはお盆ダイヤ対応表示してくれないので信用するべからず)

お盆ダイヤは毎年の滋賀帝産バスのホームページで確認できます。2024年は8月4日の公開でした。

「滋賀県立アイスアリーナ」前に停まる111番「大津市公設市場行き」はお盆ダイヤでは1時間に1本程度なので要注意です。11番「龍谷大学」行き(こちらも1時間に1本程度)でも「瀬田公園」で下車すれば会場まで10分程度で歩けます。ただ猛暑の日だと徒歩10分は避けたいところです。

「滋賀アリーナ」行きバスには要注意!

「滋賀アリーナ」と「滋賀県立アイスアリーナ」は違うので要注意です。
2023年は「滋賀アリーナ」でバスケットボールの試合のある日と重なっていて、そちらに向かう客も多かったので間違えそうになりました。

駅から会場まで<タクシー移動の場合>

タクシーだと10分強、1300円程度(22時以降は深夜割増料金がさらにプラス、交通事情により更にかかる場合あり)。
流しのタクシーは全く見かけないので、会場前から乗りたい場合は事前予約する必要があります。

宿泊遠征時の宿はどこに取るべき?

会場徒歩圏内にホテルはありません。試合しか見ないのなら瀬田駅周辺のホテルが楽だと思います。お盆の時期ですし、ホテル数が少ないので予約はお早めに

食事や買い物・観光も楽しみたい場合は少し離れた地域にホテルを取るのがいいと思います。

瀬田駅までは大津駅から8分、京都駅から17分。ここまで範囲を広げるとお盆時期とはいえホテルは多数あるので選択肢は豊富になります。大津と京都の間の山科駅もホテル&観光名所共に多いのでお勧めです。

会場利用時の参考情報(座席からの見え方や飲食情報)

スタンド最上段隅からの眺め 写真向かい側のスタンド席3分の2は報道&関係者席で一般観客は入れない

国際規格のスケートリンクを備えるこの会場は、固定席1350席 可動席672席があります。去年の開催時は固定席のみだったと記憶しているのですが、今年は可動席を一部出して地元の招待客用ゾーンとして使っていました。

上記写真の手前に見える木製のベンチ席部分が可動席です。「プリンスアイスワールド」などのアイスショーの時はこの可動席を全部活用してました。背もたれはありません。

青いシートのスタンド席は背もたれはあるものの固いので座布団になるものの持参を強くお勧めします。

2階のリンク入口で申し込み手続き後に返送されてきたはがきと運営協力金を渡すと、係の方からカラーのテープを渡されます。カラーテープを身につけていれば、途中入退場は自由です。

個別の座席指定はなく、一般観客用ゾーンであれば空いているところに自由に座れます。スタンド席1列目は手すりやリンク脇のアクリル板が視界に入るので座る人は少なめ。スタンド最後列でもリンクにいるスケーターの表情は見えるので、私はあまり前でなくてもOKです。

事前に観覧申込者の抽選を行い入場数をセーブしているため、席が足りなくなることはありません。朝から晩まで競技が続いていますから観客の途中入退場も多く、2~3人ぐらいだったら途中から来ても並んで座れるかと思います。座席位置にこだわりがなければ、朝早くから並ぶ必要はありません。

今年はジャッジ側席の一部も一般観客に解放されていました。ジャッジ側からだとキス&クライが見えますね(遠いので双眼鏡持参したほうがよさそう)。反対側の客席はキス&クライの真上の位置にあるので全く見えません。でもリンクに出入りする選手やリンク脇のコーチを間近で見られます。

来年以降の大会でスタンド席両サイドが入場可になるかは不明ですが、どちらを選ぶかはお好み次第ですね。

現地での飲食

演技中でなければ座席での飲食は可能。2階ロビーや2階入り口前ベンチ(日陰スペース)で食べている人も多く見かけました。

ただし会場付近にはコンビニやスーパーが全くありません。15分弱歩けばショッピングセンターがありますが、炎天下に往復30分近く歩くのは結構な苦行です。

2023年「げんさんサマーカップ」の時は会場1階の自販機売り場スペースが一般観客にも開放されていてアイスや飲み物が買えました。しかし昨年の全日本ジュニアの時や2024サマーカップでは関係者限定エリアになっていて一般観客の利用は不可。

ただし、今年のサマーカップ会場では菓子パン等の軽食や冷たい飲み物(ジュース&お茶)、ホットコーヒーや菓子類が会場で販売されていましたしキッチンカーも来ていたので不便はなかったですね。

キッチンカーで販売されていたタコライス Sサイズ~Lサイズの3種あって、写真はSサイズ680円

しかし初日はキッチンカー来ていなかったそうですし、早々に売り切れーというリスクもあるので私は最低限の食品は持参しています。(夕方には販売終了多々でしたので早めに買い求めた方がよさそうです)

サマーカップは滋賀県スケート連盟さんのInstagramが一番情報が豊富でしたので、事前に当日の販売情報を確認したうえで必要最小限の飲食品を持参すれば安心かと思います。

去年の全日本ジュニアの時は一般観客向けの飲食品販売が全くありませんでした。

全国大会を開催するのは大変だからやむなしかと思いますが飲み物すら現地で買えないとは思いもしなかったので、長時間観戦時の飲食にまつわる自衛は大事だなと痛感しました。
「お弁当&お茶セット」を持参していて良かったです。

今年のキッチンカーではアイス類も提供してくれていました

現地観戦感想(大会3日目)

大会3日目はシニア女子SP、ジュニア女子FS、シニア男子FSでした。8時に開場し、表彰式が終了するのが22時という超長丁場。以下、印象に残ったポイントだけ覚え書きです。(シニア女子SPは見れなかった人もいるので割愛)

ジュニア女子フリー

昨年怪我に泣かされた中井亜美選手の復調ぶりが気になっていたので、6分間練習でトリプルアクセル綺麗に決めるところが見られてよかったです。同じような想いを感じていたファンが多かったのか、降りた瞬間は会場が一斉に歓声&拍手に包まれました。本番では決まらずでしたが、あの練習見られただけでも嬉しかったです。

上薗恋奈(うえぞの・れな)選手の今季フリーは6月末の「Dreams on Ice (ドリーム・オン・アイス)2024」で見ていたものの、去年の衣装のままでしたから新衣装?が見られて満足。

「去年よりまた背が伸びた?」と思いましたが、実際のところどうなのでしょう。珍しく後半のルッツが抜けて、リカバリーに3Lz3T跳びに行って転倒となってしまいました。このところ安定してた彼女ばかり見ていたのでちょっと驚いちゃいましたが、そりゃそんな時もありますよね。

「優勝賞品はお肉じゃなくなるだろうけど何だろう?」と思っていたら、お米とみかんジュースなど、地元企業提供の食品詰合せセットになってしました(笑)。

シニア男子フリー + 先月末の「スケート教室」情報

一緒に行った友人が、先月末大阪の浪速アイススケート場で行われた友野一希選手+木科雄登選手+大島光翔選手が講師に加わる「スペシャルレッスン」に参加してまして、その話を会場への道中であれこれ聞かせてもらいました。(THE ICE東京公演とかぶってなかったら私も行きたかった)

友野一希選手のコーチ平池先生のクラブの報告写真を見ると…上記3人だけじゃなくて引退された須本光希さんも参加しててスケオタ的には豪華な顔ぶれじゃないですか!

初級・中級・上級に分かれてレッスンをしたそうですが、教えてくれた方たちは皆さん優しくてとても楽しかったそうです。三選手のアドバイスは三者三様の個性が炸裂していたとのこと(笑)。

木科選手は「足元を見ず前を向く」など初心者に即役立つアドバイス、友野選手は「スケーティングは体幹!」との本質論、大島選手は「全ての方向から見られている意識を」との助言だったとか。「素人のへたくそなスケーティングを見る観客などいないw」という野暮な突っ込みは止めておきましょう(笑)。確かに楽しそうですよね!

<8/16追記>上記イベントの紹介記事が出ていたので紹介しておきます。

話を「サマーカップ」に戻します(笑)。

8月最初の週末に競技会が複数行われていたので、そこで新プロを披露済みの選手もいます。でも私はパリ五輪テレビ観戦を優先していてフィギュアスケート競技会情報は全然観ておらずでして、Dreams on Iceに出ていた選手以外はプロ初見の選手が多かったです。

観客の視線を常に意識するという大島光翔選手の今季フリーはイーグルスの「デスペラード」。渋い選曲で紫のシックな衣装でした。曲も衣装も似合っていましたね。

友野一希選手の今季フリーはローリー・ニコルさん振付。衣装はまだできていないようで、昨季SP衣装での演技でした。実は私、シェイ=リーン・ボーンさん振付のSP未見なのでそちらも早く見たいなぁ。

後半のトリプルアクセル~ステップシークエンスへの流れが見られます

プログラム中でのジャンプのタイミングがまだうまくつかめていないようで(6分間練習では綺麗に決めてました)、入れた4回転はどちらも抜けてしまいましたが後半のステップからは良かったです。後半どうしてもスピード落ちる選手が多い中、ひとり凄みを見せていました。

ジャンプ以外の部分が濃密でかなり難易度が高そうなプログラムでしたので、滑りこめてジャンプが上手く入るようになれば確変しそう。グランプリシリーズ試合前に仕上がって来るといいですね。

壷井達也選手は4回転トゥループを追加した4回転3本構成に挑んできました。2本目のサルコウは降りた~!と思ったら転倒してしまってもったいなかった…。大学ラストイヤー?にこの壮大な曲に挑戦するあたり、気概を感じます。

実は私、壷井選手のフリーが始まってから「あれこの曲めっちゃよく知ってるのに何故か曲名が思い出せない!」となってあまり集中して見られませんでした。(プロ初見の時に陥りがちなワナw)

ラスト30秒ぐらいになって「あああ“道化師”じゃないか!あんなに高橋大輔選手の全日本動画繰り返し見てたのに忘れるかー!」と脳内セルフ突っ込みしながらフィニッシュとなりました(笑)。

杉山匠海選手のフリーは去年からの持越しでしたが、4回転トゥループをしれっと入れてて?ってなりました。後でジャッジスコア見たけど残念ながら回転不足でしたが、ついに4回転投入!持ち越しプロでもこんな変化が見られるのがシーズン初期の試合の楽しさです。

表彰式は22時近かったので交通アクセス問題もあり、残っていた観客は少なめ

選手権男子のハンバーガー授与式

ちなみに翌日の表彰式では、当日会場に来ていたキッチンカーのハンバーガー屋さんから上位3人への副賞として「ハンバーガー」の贈呈がありました。そのため、翌日も会場に来ていた大島光翔選手と中村俊介選手は「ハンバーガー授与式」の様子を滋賀県スケート連盟さんのInstagramで紹介されていました。めちゃくちゃ和みます(笑)。

現地観戦感想(大会4日目)

ジュニア男子フリー

去年の全日本SP終了後の練習で骨折してしまった周藤集(すとう・つどい)選手が久々の試合出場ということで、回復ぶりが気になっていました。6月末のDreams on Ice時は「5月末にジャンプ再開したばかり」と言っていましたからね。(骨折後手術を2回したとのこと…)本番はうまくジャンプが入りませんでしたが、まずは第一歩という感じです。

高橋星名選手を見るのは昨年末の全日本選手権以来初めてだったのですが、子供っぽさがかなり消えていて6分間練習ですぐに発見できませんでした(苦笑)。しれっと4T入れて来るし(残念ながら回転不足判定)、ジュニア男子は毎年どんどん変化するのでこちらが情報のアップデートについていけません(笑)。

ついていけないといえば中田璃士(りお)選手。映像でも既に見てはいましたが本当に4回転ループを危なげなく6分間練習で降りていました!

あまりないパターンのグラデーションカラー+白襟の組み合わせが斬新でよく目立ちました

フリーの曲は「パイレーツオブカリビアン」。練習の時と全く同じ位置で4Loに挑みましたが、本番は残念ながら抜け。その後の4回転サルコウは美しく決めました。さすがに4回転トゥループまでは入れてこずでしたが、2種2本入れて来るだけで十分ジュニアとしてはおかしいレベルでしょう。しかも8月の段階でw

驚いたのはジャンプ以外の部分が結構濃密だったこと。スピンはまだこれからかな~ってな印象もありましたがこの時期でここまでこなせているのはスゴイな~と。

…って思ったんですけど、彼と高橋星名選手が出るジュニアグランプリシリーズのラトビア大会はもう今月末に迫っているのでした(!)。大会での活躍が楽しみです。

朝賀選手だけ何故か衣装ではなく短パン

表彰台壇上の3選手が掲げているボードが副賞の一つのハンバーガー引換券(?)です。この後おそらく会場前のキッチンカーにハンバーガーを食べに行ったと思われますが(「ハンバーガーとっても美味しかったです」とSNS上で報告している選手がいましたw)、表彰式後すぐにシニア女子の競技が始まってしまったので、その姿を見られたファンがいたかどうかは定かではありません。

<8/25追記>
大会終了後、ジュニア男子含む上位入賞者たちがハンバーガー貰ってる写真もアップされてます。どなたかスタッフは着いていってらしたんですね。

シニア女子フリー

シニア女子、河辺愛菜選手の曲はローリングストーンズの「Paint it Black」。ラストになだれ込む振り付けが斬新でカッコよかったです。

松生理乃選手、前半は「私今日はジャンプミスしません」的空気感ムンムンで、「これはスタオベの準備をせねば…」と思い始めたら、後半ルッツで転倒。それからあとのジャンプが連続して抜けてしまいビックリ。(抜けた1Fにも容赦なく!ついてました…)それでも前半で膨大な貯金をしていたので総合2位。

最後に登場した青木祐奈選手、冒頭の3ルッツー3ループが決まって私の気分は爆上がり。その後も自信に満ちた感じで演技が続き、「これは今季も物凄く期待できるんじゃないか!?」とどんどん気持ちが高まっていきました。

場内の観客もそんな興奮に駆られたのか、最後のスピンに入った時点で既に拍手が鳴りやまなくなり、万雷の拍手の中フィニッシュ⇒スタンディングオベーションでした。

「はい優勝確定!」と思った&早く帰りたい事情があったので即会場を後にして移動のバス車内でライブリザルトをチェックしたのですが、フリーの点数が意外と出てなくてビックリ!冒頭のルッツループは認定されてたものの、その後のジャンプがグッサグサに回転不足認定でした。いや~厳しい!

でもシーズン初めのこの大会はどこが改善点かをチェックするのが最大の目的なので、これ位厳しくてちょうどいいのかな。実際に多くの選手が試合後に「改善点が見つかりました」的なポストをしていました。

翌日のシニア女子表彰台3人がハンバーガー貰いに来ている動画が上記の滋賀県スケート連盟さんのInstgramに動画が上がっています。(真っ先にハンバーガー貰いに来た?と思われる青木祐菜選手一人の動画と、他の二人の動画は別に分かれています)

滋賀県スケート連盟さんのInstgramには各カテゴリの表彰式動画も挙げててくれているので、楽しそうな表彰式の様子を見たい方は要チェックです。会場内のアットホームな雰囲気がよく伝わります。

<8/25追記>

今この記事を開いている人はほとんどいないかもしれませんが、念のため張っておきます。返礼品が余ってしまって困っておられるとのことなので、よろしければお買い求めください。

私これをリポストしたつもりが、間違えて「お米完売」投稿の方をリポストしてました(汗)

「サマーカップ」を現地で観る喜び

私はまだ2回しかこの大会を見たことがありませんが、既に「とても大好きな大会」です。

緊張せずに純粋に楽しめる

第一に、緊張することなくリラックスして試合の演技を楽しめること。「応援している選手がたとえミスしたとしても、まだシーズン序盤だしプログラムこなせなくて当然!」と構えていられるし、いい演技を見せてもらえたらすごく嬉しいですしね。

新プロ初披露をナマで目撃できる

今季プログラム初披露」をナマで目撃できるのも楽しい。

ワールド出場クラス選手の新プロ初披露に立ち会えるのももちろん楽しいですが、去年の大島光翔選手のSP「スーパーマリオブラザース」を初めて見た時は面白かったですよ。ピーチ姫の歌が流れてきたとき&衣装からスターマークのワッペンが現れた時の「!」という純粋な驚きは今もよく覚えてます(笑)

学生の体育会系のノリが微笑ましい

ジュニアシニアの男女シングル選手が多数エントリーしているのこの大会。大学やスケートクラブのメンバーが大挙してやってきているので「部活のノリ」が会場で炸裂しています。全日本選手権でもその空気感はありますが、「夏の地方競技会」の気軽さからか、「学生のノリ」がより気楽&強烈に発散されますw

一緒に試合に来た学生選手たちが関係者席に陣取り、選手紹介のたび、演技中に技を披露するたびに「うぇ~~~い!!!」って声援がかなりうるさい(笑)。しっとりしたバラード曲であっても「うぇ~~~~~い」の連続になること多々。ちなみに女子選手はおとなしく見てます。「男子って…」って内心呆れてたりしてw

フィギュアスケートって、学生の部活でもあるんだな」と実感しますね(笑)。国際大会やアイスショーでは絶対に味わえない雰囲気、私は結構好きです。

下位選手の中に「好きなスケーター」を発見できる

ジャンプが苦手で上位には入ってこれない選手の中にも、好みのスケーティング&所作をする選手がちょいちょいいるんですよね。今回も好みのスケーターさんを3名新たに発見。この選手たちが今年の全日本出場に向けた地方大会でどこまで進めるか、チェックする楽しみが増えました

私の場合、配信画面を見ているだけではここまでの思い入れは生まれません。トップクラススケーターなら映像だけでもインパクトは伝わりやすいけど、中堅選手以下となるとやはり現地での実際の滑りを見ないことにはピンと来ないですしね。

会場のアットホームな雰囲気

観客は最大千人程度で濃い目のスケオタ層や関係者が大半ーということもあって、選手たちがその辺を普通に行き来しています。競技を終えた選手たちや、関西在住の選手たちが一般観客席でのんびり試合を見ていたり。(昨季で引退表明してしまった佐々木晴也さんも観客席で普通に座ってました。去年なんて坂本花織選手が売店に普通に買い物に来てましたしね(笑)。

地元の人たちがボランティアで運営を支えていたり、地元企業の方たちが用意してくれた「返礼品」がフィギュアスケートを意識したものになってたり。地域のちょっとしたイベントみたいな空気感があって、お土産買って帰ろうーという気分になれます。

こちらが8/13の返礼品 前日と同じドリップコーヒー&米粉のクッキーですが、今大会用特製パッケージがかわいい!

来年も無事観客を入れて開催されるといいなぁ。
たとえお肉争奪戦じゃなくなっても、地元食材争奪戦なのも観客の熱気もそのままで楽しい大会でした!

関連記事&写真情報

最後に関係記事&写真へのリンクを記録として残しておきます。

毎日新聞社の吉田カメラマンはスイス・シャンペリーから帰国後すぐにサマーカップ入り。前半のジュニア女子&男子SPにはさすがに間に合わず、写真はありません。この後は甲子園だということで大変お疲れさまです…

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会場入口の「サマーカップ2024フィギュアスケート競技会」の看板

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