※2/23 フジテレビSPORTSが公開したゆなすみ&りくりゅうの演技動画追加で埋め込みました
昨日は2025四大陸フィギュアスケート選手権(四大陸選手権)のペアフリー&女子SPが行われました。今回の記事はペアフリーの結果&振り返りのみです。
優勝した「りくりゅう」の話題だけではなく、「ゆなすみ」への海外の反応や、ミニマムスコア獲得が気になっていた組の結果も合わせてまとめています。
昨日から始まったプリンスアイスワールド(PIW)東京公演の最終日、月曜朝は大雪の予報。「新幹線での当日朝移動は止めた方がよさげよね…」と今も悩み中。おかげで昨日は交通手段&追加の宿のリサーチを整氷などの合間にしながらの、ちょっと落ち着かない四大陸配信視聴でした。
おかげでPIW関連動画は全然見られてません。写真はチェックしたけど、現地鑑賞後までは動画も封印しとこうかな。
ペアフリー ミニマムスコアへの挑戦者たち
フィリピン イザベラ・ゴメス/アレクサンドル・コロヴィン組は、SP後の投稿にも書いた通りフリーの技術点で56.66点出せばワールドのミニマムスコアをクリアできる計算でした。

サイドバイサイドのサルコウがついに決まったものの、スロージャンプ転倒や細かいレベル取り逃しが続き技術点は50.66。ミニマムスコアクリアはなりませんでした。
ワールド出られないとなると五輪予選大会(ネーベルホルン杯今年は北京開催)枠取りになるので、五輪出場への道はちょっと厳しくなったかな…
こうなったら次のオードリー・シン/バラージ・ナギー組だ!(彼らは0.7点足りない)と思ったのですが。
転倒に次ぐ転倒のうえリフトも上げられず。合計4転倒という辛い演技となり、ミニマムどころではなくなりました。転倒繰り返しつつも演技を続けたオードリー・シン選手、キス&クライで泣いて顔を上げられずでした。シングルから転向して1年経ってないもんね。ミスの連鎖を食い止められなかったのも無理はない…
「ゆなすみ」 長岡柚奈/森口澄士組の活躍に海外スケオタも注目
その直後が「ゆなすみ」こと長岡柚奈/森口澄士組でした。
フリー演技の内容
場内に満ちた沈痛な空気に影響されないかちょっと心配したけれど、ものともせずでした。
ジャンプ全般に乱れは出ましたが、長岡柚奈選手の「今日は絶対に転倒しない!」という気迫で全部持ちこたえて転倒なし!リフト後半の4の字固めみたいになるところでは会場から大きな歓声が上がってました。
でも本人的には悔しさの残る結果だったらしく、長岡柚奈選手は演技後涙していたと報じられていました。
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きっと練習ではもっといい演技が出来ているのでしょう。試合でジャンプがパキッと決まるようになれば一気に順位を上げられます。経験を重ね、自信を積んでいくことで試合で実力発揮できるようになるといいなと思います。

ゆなすみは今、私にとって現役の中で成長を見守るのが一番楽しい選手です!
フリーのスコアは117.47とフィンランド大会で出したPB(パーソナルベスト)は超えられずでしたが、総合スコア174. 76でパーソナルベスト更新。SP9位から順位を上げて総合7位、初のチャンピオンシップ大会出場で入賞を果たしました。めでたい!!!
海外の反応
昨日もISU公式配信の実況解説者のクリス・ハワースさんはゆなすみのリフトとスケーティングの良さを絶賛しまくってました。「このスピード!このリンク全体を使った演技を見よ!」って感じで。
昨夜英語圏のフィギュアスケートファンの集まる掲示板をチェックしてみましたが、「うんうん、あなた達もそう思うのね~」ってな感じの声がありました。 (Reddit とGolden Skateの当該実況スレより)
「彼らの成長を見るのが楽しみです。2030年のオリンピックでは、彼らがトップチームの一つになれる可能性もあると思います」
「ベビージャパニーズチームのフリーが個人的に一番気に入ったパフォーマンスです」
「ユナとスミタダの美しいラッソーリフト!」
「うわーこのリフトは今のところこのカテゴリでは最高だね」
「YunaSumi が 安定してスロートリプルサルコウができるようになったのを見てとても嬉しいです!!」
もう一つ、私が凄く共感できる書き込みがあったのですがそれは最後の項目で紹介します。
ペアフリー 最終グループの3組
ステデシ ディアナ・ステラート=デデュク/マキシム・デシャン組(カナダ)
現世界王者の「ステデシ」ことディアナ・ステラート=デデュク/マキシム・デシャン組はSP4位発進。
SP終了時は「カナダの2番手の「リアトレ」ことリア・ペレイラ/トレント・ミショー組に負けちゃうんじゃないか」と思ってたのですが、フリーでは王者の貫禄を取り戻しててビックリ!地元での直前練習時の怪我であんまり練習できてなかったんじゃなかったのか!?
サイドバイサイドジャンプのタイミングがずれてしまったり等、完全復調という域には達してませんでしたが、ワールドには上げてきそうな予感。大きなミスなくスピードに乗ったまま終了。

「こりゃ表彰台来たわ。りくりゅうは複数ミスせずまとめないと、順位入れ替わるかも?」って思いました。
リア・ペレイラ/トレント・ミショー組(カナダ)
カナダの2番手・リアトレことリア・ペレイラ/トレント・ミショー組は3連ジャンプが乱れてしまったのが痛かったです。デススパイラルでレベル落としたりはありましたが、大きなミスなくまとめました。
これは…次のエリー・カム/ダニエル・オシェイ組は安定性には欠けるペアだから表彰台来るかも?
私どちらかというとエリー・カム/ダニエル・オシェイ組の方に肩入れしてましてね…「こりゃヤバイかも」って気分になりました。もともとスロージャンプ以外はいいなと思っていた組だったうえ、モントリオールワールドからの帰国乗継便が同じになって勝手に親近感が強くなりまして(笑)。
当時そのことを書いた記事ではエリー・カム選手をうっかりタラ・ケイン選手(前のパートナー)って誤記してたことに今更気づいたので訂正しておきました。エリーさん申し訳ありませぬ…

エリー・カム/ダニエル・オシェイ組(アメリカ)
SP2位で迎えたチャンピオンシップメダル獲得の絶好のチャンスです。
苦手なスロージャンプ2本のうちループは何とかおりました。しかし二人がそれぞれ別のタイミングでジャンプミスが出てしまったのが痛かったです。(ペアのジャンプミスはミスした方の技術点に揃えられるため、両方がミスする場合は同時にミスした方が痛手は少ない)
その結果、わずか1.46点の差で表彰台を逃しました。母国開催のボストンワールドではスロージャンプ決まることを願います。
「りくりゅう」 三浦璃来/木原龍一組
ステデシが140点台というハイレベルなフリー演技をしたため、「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一組は136.2点が必要。今季シーズンベストスコアを出したスケアメ並みの出来が必要です。つまり大きなミスはせいぜい一つまで。

緊張して見始めたら、冒頭のスローツイストの前後で2回再生が止まって慌てました(苦笑)。リロードしたら戻ったけど。
(いつも利用してる安定したVPNじゃなくて小国のVPNに誤接続しちゃってたのが原因?でした)
ISU解説者も言ってましたけど、スピードとリンクカバーのレベルが本当違う。今季のプロはどちらも二人のスピード感を生かした振り付けで嬉しいです。
3連ジャンプのセカンドがシングルアクセルになったり、スロージャンプ2本とも着氷が若干乱れ気味で三浦璃来選手のフリーレッグが美しい着氷姿勢は堪能できず。しかしながら小ミス複数で抑えきりました。
「Adios」の曲調と共に盛り上がってフィニッシュ!
あれ?背中向けてる…!???

「おいおい間違ってんで!」って大受けしました(笑)

たまに表裏間違えてフィニッシュポーズしちゃう選手はいますけど、久々に見たような?それも大体ポーズした時に気づいて慌ててジャッジ側に向き直って終わる人が多い印象。「ドヤ!」ってそのまま背中向けたまま堂々終了するってのは珍しい気が(苦笑)。
まぁこのプロの世界観からいって、慌てて向き直られるよりはあのままエンドで正解だと思いますが。
勿論二人とも即気が付いた様子で演技終了後「あちゃー!」って感じで大笑いしてて楽しかったです。「これなら1位はキープできるだろうな」って演技でしたしね。

爆笑してるところはISUのInstagram(下記)で動画が見られますw
韓国の放送局はちゃんとリプレイで別カメラで撮った二人のフィニッシュポーズを見せてくれてよかったです。(今回配信映像のストレスほぼゼロでした!音は色々バランス悪かったけど)
なお、今回の「Adios」も「よりを戻すエンド」になっていました。別れたまま終わるパターンをやったこともありましたが、いい演技をしたら木原龍一選手は絶対に笑顔を隠せないと思うので(笑)、ワールドも引き続きよりを戻すエンドでお願いしたいです。
こちらのISUインスタ投稿ではエンディングポーズ決め終わって振り返るところ&優勝者インタビューが編集されています。フィニッシュポーズのミスこすられ過ぎw
表彰式後メダルを手に喜ぶペア選手たちの映像(木原龍一選手による撮影)も良かったですよ。埋め込み過ぎると重くなっちゃうので、リンクだけ。

「ゆなすみ」の成長に「りくりゅう」結成時を思い出す
優勝者インタビューでも言及されてましたが、5年前この会場で開催された四大陸選手権がりくりゅうの四大陸デビューでした。
のちの北京五輪で金メダルを獲った中国のスイ・ハン組が217.51で1位。組んで1年目のりくりゅうは167.50で8位入賞でした。

今回はりくりゅうが217.32で1位、組んで2年目のゆなすみが174.76で7位入賞です。

ー5年前の「スイハン」と「りくりゅう」の関係が、今の「りくりゅう」と「ゆなすみ」に重なって見えてきませんか?
私のように感じた人は他にもいたらしく、海外掲示板(Reddit )でこんな書き込みをしている人がいました。
「スミタダはどうして突然ブルーノ・マッソのようにリフトをこなせるようになったのか?
YunaSumiには大きな可能性があり、彼らの急速な成長を見ていると2019年のRikuRyuを思い出します」
※ブルーノ・マッソさんは、五輪5大会に出場した超有名ペアスケーター・アリョーナ・サフチェンコさん(ワールド優勝6回&ソチ五輪銅&平昌五輪金)の最後のパートナー。平昌五輪ペア競技金メダルを獲得した元選手です
私達日本人ファンだけじゃなくて世界のフィギュアスケートファンが「この二人まだ組んで2年目なのにスゲー!」ってなって、滑りのよさ&これからへの期待にワクワクしているのを見るのが凄く楽しいです。

日本からペアがチャンピオンシップ大会に二組出て優勝&入賞だなんて、本当スゴイ時代が来たもんですね。
来年の四大陸には「さえルカ」清水咲衣 /本田ルーカス剛史組も加わるだろうし、楽しみだらけです!