ボストン滞在記<番外編2>公式練習見学~りくりゅうがフリー当日公式練習で本番衣装を着ていなかった理由~<4/13訂正>

競技開始前日の公式練習終了時に練習着姿で観客に向け挨拶するりくりゅう
この写真はフリー当日ではなくSP前日公式練習終了時の挨拶です

私、海外現地観戦で最も楽しいのは、実は公式練習見学じゃないかと思っています。

日本でも開場直後に入場すれば公式練習の最後の方を見ることができたりはしますが、試合の公式練習見学チケットを一般観客が購入できる試合はさいたまワールドや国別対抗戦ぐらい?グランプリファイナルも公開してたことはあったようですが。

その点、海外試合では試合規模の大小を問わず自由に練習見学できる場合が多い上、撮影も制限されない場合が多いから物凄く楽しいんですよね。(北京GPFのように公開なしの場合もありますが)

今回は公式練習関連の話題を、りくりゅうなどペア中心にまとめてます。

※4/13 SP上位陣の練習時写真配置ミスを修正

目次

ボストンワールド公式練習見学は通し券購入者のみ

2025ボストン世界フィギュアスケート選手権では、通し券を購入した人のみ「Official Practice Pass」が発行され、そのパスがあればメインリンクの公式練習は自由に見学できました

入場の際に提示するのは別画面のバーコードです

練習の時間帯は公式スケジュールの通り、朝6~7時台から始まり、遅くは22:45まで。そのいずれも通し券を持つ一般観客が入場して見ることができます。運営も早朝から深夜まで係員を配置して入場対応してくれるのはありがたい限り。

NHK杯や全日本などでも一般観客向けに公式練習見学チケット売れば興行収入の足しになるだろうにーっていつも思います

今回はプラクティスリンク(サブリンク)での公式練習は一般入場観覧不可でしたが、「リンクがガラス張りだったので、ガラス窓越しなら観られたこと」はこちらに書いています。

公式練習見学時は観客席のどこに座ってもOK

試合は22時台まであるから、翌朝はホテルでゆっくりしたい気持ちもありつつも、午前の公式練習見学につい行ってしまう。それは、「公式練習では座席自由」なことが大きいかもしれません。スタンド最上段席の通し券保有者でも最前列に座って観ることができます。

この写真はジャッジの反対側のロングサイド中央4~5列目あたりからの眺め

見学できるのは通し券保有者のみだし、公式練習をフルに通い詰めるほどタフ&熱心な観客はわずか。少人数であれば、ふらりと途中から観に行っても、希望する席付近に座ることが可能

競技開始前日の公式練習でデススパイラルをするりくりゅう
SP前日のりくりゅう練習

ここぞとばかりに最前列席を体験w

さすがに最前列は人が一杯、望遠レンズつきの一眼カメラを持参されているような方や観戦メモ片手に抱えているような方々が並んでいます。

それでも全部の席が埋まっているわけではないので、ワールド開催規模のビッグな会場の最前列の眺めがどんなものか、私も初体験できました。

SP当日朝の練習時のりくりゅうリフト これは4~5列目ぐらいからの写真ですけれど、なかなかの迫力

手を伸ばせば容易に届く距離、すぐ目の前をスケーター達が競技のガチなスピードで駆け抜けていくのは物凄い迫力でしたね。

SP当日朝のゆなすみ スロージャンプに挑むと…
本当目の前で着氷する感じで、迫力満点

TDガーデンの天井吊りモニターは内側にもモニターがついていたのですが、最前列に座って初めてその設置理由に納得がいきました。最前列だと大きな外側のモニターは頭上を思いっきり見上げないと見えないんですね。内側にモニターがついていると、ちょっと顔を上げるだけで目線の延長上で見られて楽でした。

巨大モニターの裏側にも少し小さいモニターが付いている 内側モニターがあると、最前列での見やすさは各段にアップ

最前列席のデメリットも体感

でも、私は「(試合の)最前列席は好みじゃないな」って再確認できました。

迫力はもの凄いけれど、思った以上に死角が多い

近くを滑ってると足元どころか膝や腰の動きすら肉眼で見えないし、ロングサイド中央にいるカメラが思ったよりずっと邪魔で、ショートサイドでのジャンプやスピンがよく見えなかったり

やっぱりどの席も好みによるメリットデメリットあるんだな~って再認識しました。

迫力重視の方には最高の席だと思いますが。

なので最前列席はすぐに引き上げ、4~10列目あたりの席に陣取って観ていました。

でも、北米ワールドのアリーナ一桁台の列の席なんてすごい値段しますからね。その値段の席に座って練習が見られる。試合当日だと本番衣装を着用して、本番にかなり近い雰囲気で観られるしでお得感が強いです(笑)。

練習着見るのも楽しい アンバー・グレン選手&リヴィア・カイザー選手、キミー・レポンド選手の練習着かっこよかった

りくりゅうがフリー当日公式練習で練習着だった理由

ペアフリー当日朝。SP上位勢は軒並みフリー用衣装を着用、目にも豪華な公式練習でした。(朝イチの練習なので曲かけでは大技系は飛ばして確認だけの場合も多いですけどね)

※4/13 ジョージアペアとドイツペアの写真を入れ違えて載せていたので修正しました(ご指摘頂いた方ありがとうございました!全然気づいてなかったです)

ブルー系の衣裳を着て練習するエリー・カム&ダニエル・オシェイ組
SP5位 エリー・カム/ダニエル・オシェイ組(米国)
フリー衣装で練習するジョージアペア
SP4位 アナスタシア・メテルキナルカベルラワ組(ジョージア)
フリー衣装で練習するハセヴォロ組
SP3位 ミネルヴァファビアンハーゼニキータ・ボロディン組(ドイツ)
フリー衣装で練習するコンマチ組
SP2位 サラ・コンティ/ニッコロ・マチー組(イタリア)

しかし上位5ペアのうち、りくりゅうこと三浦璃来/木原龍一組だけは練習着姿

あれ?SPの日の朝は衣装着て練習してたのに
昨日遅くまでプレカン出てたみたいだから準備し損ねちゃった?

それとも朝はそんなにガッツリやらないでおこうという算段?

別に本番当日練習は衣装でやらないといけないという決まりがあるわけでなし、私はさほど強く疑問に思うことなく、そのまま練習を観終えました。(SP7位だった昨季王者のステデシ組も練習着でしたしね)

で、その日の夜、りくりゅうは見事に金メダルを獲得したわけですが…

この日彼らが練習着だったのは、そうせざるを得なかった理由があったからだと、一昨日出た下記の記事に書かれていました

なるほど、睡眠を最重要視する二人であるがゆえ睡眠を大事にしたら、璃来ちゃんがタイツを持ってくるのを忘れてしまったと(笑)

本当は彼らも本番衣装を着て練習したかったんですね(苦笑)

怪我に悩まされた昨季を経て心理的な余裕が持てずにいた二人が、ワールド前に気持ちをどう立て直したのかを掘り下げた内容の良記事でした。練習時の衣裳忘れというハプニングにイラつくことなく、朝の公式練習ができていた。それが今回の結果に繋がったんだなーということが実感できました。

「私はその一部を目撃してたのね」って何だかちょっと感慨深くなりました。

さて、NY&ボストンで撮影した写真の整理は、ようやくエキシビションのあたりまでたどり着きました。

撮影データ8000枚超が3000枚超ぐらいに減少。まだまだ絞れるけど、丁寧に絞ってたら進まない(苦笑)。動画の整理も3分の1ぐらいまで進みました。

世界フィギュアスケート選手権フジテレビ地上波放送の二日目ぶんも男子フリーだけは何とか見終わったし、後は女子フリー。BS放送版やJSPORTS放送版でペア&アイスダンスもチェックしないとですね。

もろもろの「帰国後の課題」が落ち着いたらボストンワールドの競技も少しずつ振り返っていきたいと思います。

宇野昌磨さんもアイスショー広報のために地方局番組日帰り出演してリハーサルとかやってるんだし、私もちょっとぐらいは頑張らないと(苦笑)

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競技開始前日の公式練習終了時に練習着姿で観客に向け挨拶するりくりゅう

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