4/3(金)~4/5(日)にかけ、宇野昌磨アイスショー「Ice Brave」公式Instagramアカウントのストーリーにて、今夏公演で「観たい演目の楽曲募集」をしていました。
どのくらい投稿されたのでしょうか?私も何曲かリクエストはしてみました。
しかし私は「自分のリクエストが叶ったらいいな」と願う一方で「自分が全く知らない、風変わりで良い曲」が選ばれてほしいという、矛盾したファン心理を抱えています(笑)。
浅田真央さんも「Everlasting33」の開催前に曲のリクエストを募っていましたが、今回の募集を機に「ファンからの曲募集」について改めて考えてみました。
多くのファンが抱く「この曲で滑ってほしい」という願望
フィギュアスケートの試合やショーを見るようになると、「このスケーターがこの曲で滑るところを見たい」と思い始めるようになる人は多いのではないでしょうか?
しかし、その願望はそう簡単に叶うものではありません。
宇野昌磨さんについては現役中には実現しませんでしたが、引退後に一度だけ叶いました。
私は「和の楽器、またはパーカッションを印象的に使ったプログラム」を一度は見たいなと思っていました。その一つとして「太鼓芸能集団 鼓童」はどうだろう、との気持ちが長年ありました。特に「この曲を」という具体的なイメージがあったわけではないのですが。
それが2024年のアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」にて、鼓童さんの生演奏での演技が実現したときは、素直に嬉しかったのを覚えています。

ファンのリクエストをベースにした、浅田真央さんの「Everlasting33」
浅田真央さんのアイスショー「Everlasting33」でも、開催の約半年前の2023年9月にInstagramのストーリーでファンに「滑ってほしい曲目」を募集していました。
何千通ものリクエストの中で一番多かったのは、ラヴェルの「ボレロ」。その結果、この曲がショーのフィナーレを飾る演目になりました。
その一方で、真央さんは2通のみのリクエストだった「キス・ザ・レイン」というピアノ曲を選んで演技しています。
「滑ってほしい曲」リクエストの話題やその関連記事情報などを下記記事で紹介しています

「Everlasting33」は、「フィギュアスケートではお馴染みのあの曲」を中心に、最近のヒット曲も交える構成。上記記事でも書いたとおり「昭和~平成期にフィギュアスケートを見て過ごしたファンが死ぬ前に見る夢のようなショー」でした。
夏の「Ice Brave」にリクエストはどの程度反映される?
今回の「Ice Brave」での募集は、ショーの3か月前です。
準備期間が短いのでリクエストを反映した新プログラムは1つ~数個までと予想しています。それも、比較的短期で仕上げやすい宇野昌磨さんのソロか、2~3名以内の少人数によるナンバーかなと。
個人的には「リクエスト内から昌磨さんのソロナンバーを決めるのなら面白そう」と期待していますが、リクエスト曲から採用すると確約されているわけではありません。そもそもどんなリクエストが寄せられるかも不明です。
ただ、どんな曲がリクエストされたのかは、可能なら知りたいです。浅田真央さんのリクエストのときもリクエスト結果全てが公開されていたわけではないようなので、さすがに全公開は無理かもしれませんが…。

「Ice Brave」のファンの方たちがどういう系統の曲を望んでいたかについては、純粋に興味があります
リクエストを採用してほしいけど、採用されたくない|矛盾した感情
私も何曲かリクエストを送りました。過去に何度も「この曲でいつか滑ってほしい」と思ったことがあったはずなのに、いざ思い出そうとするとなかなか曲名が出てこないもんですね(笑)。
「まだIce Braveでやっていない過去プログラムからも送っちゃおうか?」とか、「フィギュアスケートの王道曲入れちゃおうか?」などとも思いましたが、他の方が投票しそうなものは避けました。
結局送ったのは、クラシック(古典とクラシカルクロスオーバー)、1990~2000年代のオルタナティヴ・ポップ、ミュージカルナンバー。好きな曲ばかりなので、「もしこの曲で滑っているところを見られたら最高!」ではあります。

でも、こと対象が宇野昌磨さんとなると…
「自分のリクエストは採用されてほしくない」
ーーという矛盾した気持ちも、感じてしまうのです
宇野昌磨さんの演技で出会う『未知の良曲』の魅力
なぜ、「自分のリクエストが採用されてほしくない」と感じるのか。
「未知の良曲」との出会いも、フィギュアスケートの醍醐味の一つ
それは、私はフィギュアスケートの演技を通じて「未知の良曲」に出会うことを、とても楽しみにしてきたからです。
中でも宇野昌磨選手は個性的な選曲が多く、「未知の良曲との出会い」を数多くくれました。

自分の知っている曲だったら…
その楽しみが無くなっちゃうじゃないですか!
王道曲もいいけれど、「意外な選曲」でしか得られない楽しさは貴重
私は正直言いますと、「トゥーランドット」や「月光」などの王道曲をやると言われるよりも、「レジェンズ」や「ロコへのバラード」、「グレート・スピリット」のように「意外な選曲」に驚かされる方がずっと好きでした。
もちろん、「滑っているところが見たい」という「王道曲」もあります。多くのスケーター達が演じてきた曲だからこそ個性が際立つ、「王道曲」の演技も大好きです。
でも、「予想もしなかった曲」でどう演じるかを見守るという新鮮な楽しみが、私は何より好きなんです。
「メア・トルメンタ・プロぺラーテ」に驚いた2022年夏
2022-23シーズンのフリーの後半曲「メア・トルメンタ・プロぺラーテ」は、その最たるものでした。
最初に発表されたときには昌磨さんが曲名をはっきり覚えていなかったこの曲。弟の樹さんのUno1ワンチャンネルの動画の最後で、昌磨さんがスマホを見ながら発した、呪文のようなこの曲名をWeb検索したことを思い出します。
検索して下記のヤクブ・ユゼフ・オルリンスキさんの歌唱動画にたどり着いたときは、なかなかの衝撃で心が震えました。バロック音楽の流れを継承しつつも、私が今までには体験したことのない新しいタイプの曲に感じられましたから。
カウンターテナーの宗教曲なんて、私だったら絶対自力ではたどり着けないジャンルの音楽です。
プログラム前半がバッハの「G線上のアリア」という超古典の名曲だったのも、「王道」+「変化球」という黄金コンビネーションが見事。曲の取り合わせでという観点では、私はこれが一番好きかもしれません。
本当はここに2022トリノグランプリファイナル(GPF)のフリー演技の動画を埋め込みたいんですが、テレビ朝日さんはこのシーズンの公式演技動画をアップしていないのですよね…2022さいたまワールドで連覇した時の演技はこちらから視聴できます。
「自分の想像する範疇を超えてきてほしい」という期待
自分の選曲に感じる、ワンパターンなイメージ
私は音楽に造詣が深いとは到底言えないので、引き出しは少ないです。そして、私がリクエスト用にセレクトした曲を振り返ってみると、曲のジャンルや雰囲気は違えど、共通点が見えてきます。
- 細かく刻んだビートをベースに、のびやかな主旋律が入る(クラシックの1曲をのぞく)
- 主旋律はたとえ長調であっても、どこかしら憂いが混じっている
・・・結局私の発想はワンパターンだということか!
私は昌磨さんの現役終盤時代、「明るい曲調のプログラムも見たい」と思っていたし、「Ice Brave」の空気感も考慮して、明るめの曲中心にセレクトしたつもりでした。でも、選んだ曲は陰陽のバランスが似通っており、「Narco」並みに突き抜けた「陽」のパワーはない。
(まぁ「Narco」も100%「陽」で構成された楽曲ではないと思いますが…)

自分の発想の限界と、音楽の引き出しの少なさを痛感しました
他の方たちの個性的な提案に期待!
万一自分のリクエストが採用されたら、もちろん嬉しいでしょう。
しかし、その一方で「私のリクエストが採用されるような事態は起きませんように」とも願います。
実は「Everlasting33」配信鑑賞記内にも似たようなことを書いていました。
宇野昌磨ファンの一人としては、「彼もいつかこんな風にファンのリクエストに応えてくれたら…」って一瞬頭をよぎりました
でも彼の場合、私は「ファンが期待してなかった路線」を見せてくれる方がそそられますね。
半分はファンリクエスト曲を滑ったとしても(略)、「何じゃこの曲は…!?」の連打を見たいです(笑)
その気持ちは、2年たった今も変わりません。
「Ice Brave」の骨組を残した状態で、この準備期間では「連打」は難しいと思いますので、「一つは見たい」に希望を修正しておきます。

「個性的だけど、絶妙に合いそうな曲」を提案している方が、ファンの中に多くいることを願います

