前夜に急遽思い立って近畿選手権(フィギュアスケートの近畿ブロック大会)を観に行ってきました。
今年はブロック大会免除スケーターが少なく、出場選手が中村俊介、織⽥信成、友野⼀希、⽊科雄登、⽚伊勢武アミン、三宅星南、壷井達也ほか5名(敬称略)ーと充実しているし。滋賀のサマーカップ現地会場でも見た友野一希望選手や壷井達也選手ががどこまで仕上げてきているかも気になる。
友野選手は今季衣装初披露かもしれないし、織田信成選手の新SP「マツケンサンバ II 」初披露を現地で見るのも楽しいかなって(笑)。

我が家からの会場への交通経路を調べてみたところ、そんなに時間も交通費もかからない。朝イチと夕方に用事はあるけれど、シニア男子を見るだけなら行って帰ってこれそう!
それに会場の大阪府立臨海スポーツセンターは一度は足を運んでみたいと思っていたところでしたしね。
高橋大輔さんや織田信成さん、町田樹さんなど関西拠点スケーターの多くが練習に使用していたリンクでしたが、2011年に耐震化工事費用3億円が捻出できなければ閉鎖が決定。
高橋大輔さんが府知事に直訴するなど存続運動を展開し、匿名の資産家が1億3千万円を寄付するという「どんでん返し」で存続が決まったーという話は、関西在住フィギュアスケートファンは記憶に残っている人が多いはず。
昨年50周年を迎え「ご支援ありがとう」のアイスショーやってましたしね。

近畿選手権会場に到着!
と言うことで、やって来ました大阪府立臨海スポーツセンター!

フィギュアスケートの試合やショーは「お値段高い」との印象を持たれがちですが、地方大会は無料の場合も多くてお財布に優しいんですよね。今回これだけのメンバーが揃っていて無料なんですからコストパフォーマンス最高!
50年以上経っているだけあって設備は少し古いですが、その古さがちょっと新鮮。

壷井選手や三宅選手などが廊下で普通にウォームアップしていて、観客もジロジロ見つめたりしないあたり地方大会らしさを感じます。
予想以上に立ち見多し
11:50にシニア男子から競技開始で、開場は1時間前との案内。
「開場前に並べないから立ち見かもな~でも用事終わってから現地直行すれば11時過ぎには着けそう。運が良ければ座れたりしないかな?」と期待していたのですが…甘かった(笑)。並んだ方が多かったのか、予定より早く開場され、開場予定時刻より前に既に満席になっていた模様。
私が到着した時点で、立見の観客列は2重になりつつありました。ブロック大会でよく使われる会場だけど、こんなに座席数少なかったのね!とビックリ。観客席はロングサイド片側のみで解放されているのは3列。その3割ぐらいは関係者ゾーン。
私は運よく残り少ない1列目の隙間に入ることができましたが、最終的には立見列は2重、3重、4重になってました。だよね~今年のこの豪華メンバーでこの席数はさすがに無理がw

でも立見の最前列は十分見やすかったです。
SP12名なら1時間半程度で終わりますし、常設リンクだけど立ち見スペースは全然寒くなかったです!
前半グループ
前半登場するメンバーも全員名前を知っていて、ナマで演技を見たことがある選手ばかり。8月に滋賀県で開催された「サマーカップ2024」で見て「全日本行けるかは微妙だけど滑りや所作が好きかも?」と思ったスケーターも複数いたので楽しいことこのうえなし。
ちょうど昨日げんさんサマーカップSPの放送をJSPORTS4チャンネルでやってたんですよね。サマーカップで気に入っていた選手が「Fall on Me」(FOI昌磨さん&ステファンさんコラボで使用されていた曲)をやってたのを確認できたので、その演技を見るのも楽しみの一つでした。
中村俊介選手
前半グループ最後は中村俊介選手。今季国内はシニア、国際大会ではジュニアのGPSに出ています。
彼は私が現地に行った試合での自爆率がとても高く、「私とは巡り合わせが悪いんだろうか…」と思っていたのですが、今日はいい演技を見ることができました。
SPから4回転入れて来るかな?と思ったけど投入はなし。ジュニアの試合も出てるからSPに4回転入れたり入れなかったりは大変そうですしね。最後のスピンだけちょっぴり乱れちゃいましたけど、「余裕」を感じさせる演技でした。
「マツケンサンバ II」をやるらしいぞ!?の騒ぎ
後半グループの話題の前に、「マツケンサンバ」話を先に振り返ります。
近畿選手権のエントリー詳細情報が出たのは先週のこと。今大会で今季プロ初披露となる織田信成選手のSP使用曲名が「マツケンサンバ II 」だったもんだから、スケートファンの間でちょっとした話題になりました。私もその一人。
近畿ブロックのプロ情報が出て織田信成選手の今季SPがマツケンサンバと知り、「大島光翔選手がノービスの頃の初プログラムにコーチ(実の父親)がマツケンサンバを滑らせようとしたけど母親に阻止された」という逸話を思い出した(笑)。織田くん&光翔くんでのマツケンサンバ対決をいつか見てみたいw
— けろわん (@kero_one1) September 22, 2024
私はこの投稿をしたときは自覚してなかったんですが、実は私がこの話を知ったのは5月末に日刊スポーツに掲載された有料記事だったんですよ。もう4か月以上経っているとはいえ今も記事は有料です(汗)。
(私はこの話題で友人と何度か盛り上がったもんで、「知る人ぞ知る有名な話」という認識になっておりました)
罪滅ぼし?に元記事を紹介しておきます。上中下3本シリーズの特集で、お父様が「マツケンサンバ」を与えて練習していたときのエピソードが詳しく書かれています。


最近フィギュアスケート関連はめっきり有料記事が増えちゃったんですけど、有料記事掲載情報ってどこまで表だって話していいものなのでしょう…
週刊誌や有料配信コンテンツなら販売期間が終了した後であれば、情報元を明らかにする等の一定条件を満たせば許容範囲かと考えているんですが、ウェブ記事は何年たっても有料のままだし…
後半グループの6分間練習
話を試合に戻します。
中村俊介選手の演技終了後、後半グループが6分間練習でリンクイン。しかし、注目の織田信成選手の衣装が真っ黒なんですよ。
「あれ?マツケンサンバだったよね?」と戸惑いを感じていた中、友野一希選手がジャージを脱ぎました。すると超ど派手カラー盛り合わせ&キラッキラな衣装が!
現地で見るとかなりキラキラ光って見えます!
私も周囲も「おおおお」と声を上げ、場内どよめきましたよw。あれ?こっちが「マツケンサンバ」?って思っちゃうぐらいのど派手さ。もちろんこのエスニック&ワイルドな色づかいは彼のプログラムにピッタリなんですけどね。

現地で「…友野一希さん、第一住建グループ」というコールを初めて聞けたのは感無量でした!
肝心の6分間練習ですが、友野選手は4-3綺麗に下りたりしてましたが乱れる時もあったりで調子が読めません。
そして織田選手は全身真っ黒だし、顔面土気色ですごく緊張しているように見えて、到底これからマツケンサンバ滑りそうな人に見えませんw
後半グループ
近畿ブロックシニア男子の出場者は全員西日本選手権に進めます。なので多少選手にミスが出ても落ち着いて気楽に観られるのはいい(苦笑)。シーズン序盤だから今季プログラムの仕上がり具合を確認する段階ですしね。
全員の感想書いてるとキリがなくなりそうなので、後半の3名だけ。
友野一希選手
友野選手は今季はこれまで3つの試合に出てきましたが振付時期が遅かったこともあり、調整の初期段階の印象でした。
でも今日は「だいぶ仕上がってきている感」が見えましたね!冒頭の4Tー3Tは壁際近すぎてヒヤッとしましたが、次の4Sも降り。「よし、これで久々にジャンプ揃いそう!」…と思ったらトリプルアクセルでステップアウトしたのは勿体なかった~。
後半のステップは「サマーカップ2024」で見た時とは全然別モノに見えました!あぁこういうことをやりたかったのか!って腑に落ちました。まだまだ凄みを増していきそうなプロで期待度大です。
#フィギュアスケート の近畿選手権は28日、男子SPが行われ、 #友野一希 が88・76点をマークして首位発進しました。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) September 28, 2024
写真特集 https://t.co/Zc746lPcCJ pic.twitter.com/jeUzr6rO6x
ステップアウトがあったとはいえ、後半のスピードもステップも凄かったので90点台には乗るだろうと予想したのに乗らずで拍子抜け。ジャッジスコア見たら、スピンが二つレベル3でした。でも加点4とか5つきまくっている(笑)。
長年フィギュアスケート観戦してるけど、スピンとステップのレベル認定は未だ詳しい方に図解でじっくり説明してもらえないと判定できません…
壷井達也選手
続いて登場した壷井達也選手。SPを去年の「アランフェス」に急遽戻してきました。新プロでPCSが出ないことを気にして戻してみたらしいです。(詳しくは今日出た下記の記事参照。「サマーカップ」などで演じていたSPがセルフコレオだったと知ってビックリ!)

今日は冒頭の4回転サルコウが美麗着氷で場内から「おおおお」という感嘆まじりの歓声が!トリプルアクセルの着氷も美麗。スピンステップオールレベル4は彼ただ一人。こういうところで点を取りこぼさないのは強いですね。ルッツに「!」ついちゃったのは勿体なかったですが。
87.69点でSP2位発進です。友野選手と壷井選手は西日本選手は出場免除のため、次の試合はGPSですね。
織田信成選手
最後に登場した織田信成選手。
6分間練習時のように極度に緊張した表情を浮かべて演技スタートしましたが…

あれ?
「マツケンサンバ」じゃない!?
「え?私が知らないうちにプロ変更してたの?」って一瞬思いましたよ。

「いやいや、んなわけないか。途中で曲変わるのか?」と混乱しながら見ていたら…

目の前で4Tー3T降りちゃいましたよおおおお!!
今年も跳べたか!
国内大会ではありますが、公式試合で4T-3T成功した人の最年長記録更新しちゃったんじゃないでしょうか?37歳で現役やってる男子シングル選手他に知らないってのもありますが。
すると曲調が変わりました!

なるほど!
底抜けに明るいあの曲では、さすがに4T-3Tは跳びづらいというわけか(苦笑)
「オレ!オレ!」の掛け声に合わせて真っ黒だった衣装を両袖を撫でおろすと、袖口に金色のフリフリが出現し、マツケンサンバ仕様の衣装に変身(笑)。
…そして始まる「マツケンサンバ II 」のあのイントロ!
※下記のインスタ写真の最後が衣装チェンジ中の写真です
残念ながらトリプルアクセルは転倒しちゃったんですが、後半のトリプルルッツも加点付きで決めました。さすがに後半のステップではスタミナ切れ感ありありでしたが、そこは会場の拍手で何とか(笑)。
去年の地方大会での演技を見る限り「ジャンプをここまで戻せたのは凄いけど、スピンは…」と思ってたのですが、今季はスピンを現行ルールに合わせブラッシュアップしてきた印象を受けました。フリーのスタミナがどこまで持つかが課題でしょうがスタミナ強化していくでしょうし、全日本に進める可能性は高そうだと思えましたね。
全日本の会場は大阪。SPの「マツケンサンバ」はきっと会場を湧かせるに違いありません。ちなみに今日、本人は今季限りの引退を名言しています。

こういう二度目の引退の花道もあってもいいんじゃないかな。年末の楽しみが一つ増えましたね。
…って、西日本選手権終わらないことにはまだどうなるかはわかりませんが、期待したいと思います。

アイスショーラッシュが終わってちょっと腑抜けた感じになっていた私。今季にかけて気持ちを切り替えるいいきっかけになってよかったです!