名フェス(名古屋フィギュアスケートフェスティバル2025)に行って来たよ(訂正追記)

夕暮れの中にライトで浮かび上がる日本ガイシアリーナ会場外観
開演間近の会場 日本ガイシアリーナ

2025年初めてのアイスショー、「名フェス」こと「名古屋フィギュアスケートフェスティバル2025」に行ってきました。

先日の投稿にも書きましたが、私が名フェスに行くのはこれが初めてです。

配信で感じていたあの空気感をナマで味わえて楽しかったです。

2021年以降は連続で宇野昌磨さんが出てたから、昌磨さんファンとしては彼がこの場にいないのは少し寂しかったですけどね。

現役スケーター達を応援するショーですから、「引退したら名フェスには当面出られなくなるだろうから、最後の最後に見たいな~」とは思ってたんですが。25周年記念の年ぐらいにスペシャルゲストで見られるといいなぁ。

以下は、名古屋に着くまでの道中&ショーの感想の記録です。今回復活した「花束スケーター」についても少し書いています。

<1/6追記 記事末尾のインカレ開始日の記述が正確でなかったので修正>

目次

名古屋駅で腹ごしらえ

行きは友人と近鉄アーバンライナーで少し早めに名古屋入り。

大阪と名古屋って近すぎて、行く用事があってもろくに観光もせず帰って来ちゃうことが多いんですが、今回は珍しく「何か名物でも食べて腹ごしらえしてから行こう」と味噌煮込みうどんを食べてから会場に向かいました。

味噌煮込みうどんっておいしいですけど、おいしそうに撮るの難しいですね~蓋開けてすぐ撮ったのに湯気も映らず(汗)

暖かい空調のレストランでアツアツのうどんを食べてる最中は、もう暑くて暑くて。タートルネック&極厚タイツで来たことを激しく後悔しましたよ。

でも…会場では「重装備で来て正解だった」と自分に感謝しました(笑)。

配信映像見て「リンクサイドのアリーナ席は超寒そうだな」とは思ってたけど、スタンド席ならさほど寒くなかろうと正直舐めてました(苦笑)。

スタンド席もあんなに冷えるとは!

いざ、会場へ!

食後は駅前の高島屋地下食品売り場でお土産を物色してから、JRで会場の日本ガイシアリーナ最寄りの笠寺駅へ移動。

この駅に来たのは2017年の名古屋グランプリファイナル以来。あの時の会場はお隣の日本ガイシホールでしたけどね。あのGPF観戦の記憶を友人と喋りつつ会場に向かいました。

私が選んだのはスタンドS席7000円。名フェスの意匠が印刷されたトートバッグ&パンフレットを含んでこの値段はスケートファン感覚ではお手頃。

左がトートバッグのプリント部分、書籍、右がパンフレット

私は中日新聞社が出版した「満知子せんせい」つきチケットを購入していたので、引換券と書籍を交換。定価1650円(税込)のところ特別割引価格の1300円で、書店に並ぶ前に入手できました。

どうも早い時間に着いていたら山田満知子先生から手渡しで書籍が頂けて握手もできたらしいです。残念ながら私たちが行った時は出版社の方だけでしたけど。

ショーを楽しむ満知子先生&村上佳菜子さんの姿は自席から良く見えました!

ちなみに後方のスタンド席は5500円、リンクから離れたスタンド席は2500円。一般層が手を出しやすい値段設定なのはすごくいいなと思います。この位の値段なら、近くでやってたら家族や友人と一度行ってみようかって思いやすいですしね。

ショーの感想あれこれ<前半>

オープニング

オープニングはスペシャルゲストの本郷理華さん振付で、曲は今流行りの「APT」。

「〇〇くんや〇〇ちゃんはあの衣装着てる?今日はあのプロやるのか?」ってなるけど、オープニングで着てるからその後そのプログラムをやるとは限らないんですよね。まぁそれを想像するのも楽しいんですけど。

前半はジュニア選手

前半はジュニアスケーターが滑ります。

会場で配布されていた滑走順一覧

第一部では、名前しか知らなかったノービス選手の滑りをナマで見られて楽しかったです。

中村俊介選手和田薫子選手は、演技後に「世界ジュニアスケート選手権に向けての抱負」をマイク持たされて喋っていました。中村俊介選手は来季からシニアということもあってか、四方を順に向きながら挨拶するあたりファン対応が手慣れてて「大人!」って感じでした(笑)。

昔の名フェスってノービス&ジュニア時代の宇野昌磨選手や山本草太選手、シングル時代の木原龍一選手などが出場してるんですよね。

「人気選手の昔の演技映像を蔵出ししたら儲かりそうに思うんですが、やってみませんか?」と訴えたくなります。権利関係色々クリアしないと難しいのかもしれないけど…私なら多少高くても確実に購入しますよ!って(笑)。

ま、「昔の映像が残ってたら」の話ですけど…残ってると思いたい(苦笑)。

前半の締めに登場したのは本郷理華さん。演じたのはFOI(フレンズ・オン・アイス)2024の時のプロでした。

私配信で本郷理華さん達のリポート等を聞くの好きなんですけど、現地にいると鈴木明子さんや無良崇人さんたちの解説音声が聞けないのがちょっと残念。今回も配信でバックヤードリポートやってから、「これから私の出番の準備に行きます!」ってやってたのかな。

愛知県スケート連盟優秀選手の表彰式

第一部の演技終了後レッドカーペットが氷上に敷かれ、制服&スーツ姿のスケーター達がリンクサイドに現れました。

この時は2023年の名フェスが思い出されて「あの時は宇野昌磨さんも一緒にスーツ着て並んで表彰されてたのにな」と少し寂しい気持ちになりましたね。鍵山優真選手が表彰対象に入ってなかったけど、彼は所属は中京大学でも東京ブロックから出場してるから対象外なんでしょうね。

ジュニア選手たちは演技終了後に制服に着替えたため、がっつりメイクに制服姿

特に岡田芽衣選手は演じたプログラム「マレフィセント」に合わせた悪女風メイクに女子高生の制服という、なかなかシュールな組み合わせでした。

「花束スケーター」の復活

今年の名フェスでは、リンクへの花の投げ込みが許可され「花束スケーター」が復活しました。

名フェスで「花束スケーター」に選ばれ、日本のトップ選手たちの滑りを間近で眺め、フィナーレで憧れの選手たちと手をつないで一緒に周回することがキッズスケーター達の一つの目標だったと言います。

私も花束スケーターを国内で見るのは久しぶり。出場全スケーターに投げ込み用のお花を用意してきている熱心なファンも数多くいらして、全選手に結構な数の花が飛び交いました。

リンクの端近くに落ちている小さめの花束だと落ちてるのに気づかないキッズスケーターも多くて。

リンクサイドの観客たちが「こっちこっち!ここにまだあるよ!!」って必死で伝えてたのが微笑ましかったです。

こういうアイスショーでなら投げ込みの復活もいいなって思いました。

私が花を投げ込んだ経験は大昔のブライアン・オーサー選手時代(!)に1回だけですが、例え自分が投げずとも他の人が投げてるのを見るのも結構楽しいんですよね。

演技の流れが中断されるので世界観を作り上げるようなショーには向きませんが、投げ込みはもともと試合よりアイスショーの方が適しているのでは?と思います。

「他地域のキッズスケーターも体験できるように、競技形式に近いスタイルで開催しているDOI(Dreams on Ice)とか京都フィギュアスケートフェスティバルとかでもやってみては?」って思いました(笑)。

ただしリンクの様子を見た限り、「試合での復活はしないでほしい」って思いました。私は試合中だと、モノが大量に投げ込まれて大勢のキッズスケーターが何度も行き来しリンクが荒れていく光景を微笑ましいとは思えません。

2~3人のスケーターで拾えるぐらいの量で毎回収まる保証があるなら微笑ましいと思えるんですけどね。

開会式のフラッグスケーター等、キッズスケーター達のモチベーションになるような機会が復活すればいいなと思います。

ショーの感想あれこれ<後半>

15分の整氷休憩を挟み、ショーは後半に突入。

会場で配布されていた滑走順一覧(再掲)

河辺愛菜選手は昨季フリーの「ボレロ」の衣装で登場!まさかこのプロを見られるとは思ってなかったのでビックリ。

一番驚かされたのは吉田陽菜選手ですね。「名フェスのために新しいエキシを作ってきました」というアナウンスのあと、曲名が「ゴジラ」って告げられた時の会場のどよめきと言ったら(笑)。

田中刑事さんも「ゴジラ」滑ってましたけど、細身の女性選手がこれを滑るのは意外性抜群です。

エキシビションに力を入れてくれるスケーターってそれだけでも応援したくなっちゃいます

演技終了直後、会場が「ゴジラ」の余韻に浸っている最中に友人が「草太くんの衣裳がっ!フリーっ!!」と耳打ちしてきました。

次の滑走でリンクサイドに出てきていた山本草太選手の衣裳は…年末の全日本で着てたフリーの白い新衣装!

彼は確か2023年の開催の時もフリーやってて、「フリーやるなんてすごいw」って感じで昌磨さんはじめ他の男子選手たちに驚かれてた記憶が蘇りました。もちろんリンク狭いので皆ジャンプ構成は少し落としてますけどね。

全日本ではジャンプミスが多くて点こそ伸びなかったけれど、ジャンプミスを抑えて演じ切るとこれ程の迫力があるプログラムだということが観客に伝わった感じがして、嬉しかったです。

山下真湖選手松生理乃選手友野一希選手も私の好きなSP滑ってくれたし、鍵山優真選手もSPで相変わらずの滑りで4-3目の前で決めてくれたのは痛快でした。

渡辺倫果選手佐藤駿選手樋口新葉選手坂本花織選手は私がナマで未見だった今季エキシで嬉しかったです。坂本花織選手のみんなで自撮りする演出は彼女らしくてとても素敵。

壷井達也選手は2季前のSP「天国の階段」、後半の音源が宇野昌磨さんの昔のSPなのでここでまたちょっとしんみり。

近くの席の方が島田麻央選手のナマ演技を見るのが初めてだったのか、スピン見て「すごいすごい!」と本気でめちゃくちゃ驚いていたのが微笑ましかったです。そうですよね、凄すぎて笑っちゃいますよねって(笑)。

仲のいい選手の演技を見ようと、リンクサイドに出てくる選手達を双眼鏡でチェックするのも楽しかったです。

一番観に来てた回数が多かったシニアは友野一希選手だったかな?

新幹線の時間を気にしつつ楽しむフィナーレ

終了時刻予想は大ハズレ

「21時少し前には終わるだろう」~と踏んで帰りの新幹線の予約を入れていた私達。

しかし「全日本表彰台組」のラスト5人には全員アンコールがあることをうっかり計算に入れ忘れており、フィナーレに突入したのが既に21時前。
終了時刻予想は大ハズレでした(苦笑)。

遠方の方とおぼしき観客は少しずつ帰って行かれてましたが、大阪組の私達は終電まではまだ余裕があります。終演後にスマホで予約変更すればいいのでガッツリが最後まで楽しみましたよ。

男子選手は一芸披露でトリプルアクセルや4回転ジャンプに挑戦する人が多いからフィナーレはできれば最後まで見たいですしね~。男子勢のほとんどが、出てくる前から体締めるイメトレ繰り返しててやる気満々でした(笑)

年末年始トレーニング休んでた選手も多いだろうし、ここでミスしたところで観客も「あーあ(笑)」って楽しく見守れる暖かい雰囲気が好きです。

久々復活!のサインボール投げ込み

一芸披露で全スケーターの紹介が終わった後は、花束スケーターも一人ずつ紹介されて氷上に出てきて、出場スケーター達にそれぞれ花束を渡します。そして手をつないでの周回。

最後は恒例のサインボール投げ。コロナで取りやめになっていたのが復活しました。

サインボールの多くはリンクサイド席のお客さんが貰っていました。しかし、肩の強い某人気選手が私のいるスタンド席に投げてくれて私のすぐ近くの方がサインボールを無事ゲット!

私はフィギュアスケート関係の物を家に飾る習慣がなく、頂いてもしまいこむだけで勿体ないから「サイン系不要派」なんですけど、いざ自分の近くに投げられると思わず手が伸びちゃいますね(笑)。

もしゲットできたら、たぶん普通にすごく嬉しいと思います。まぁ万一キャッチしたら、喜びの記念写真を撮ってから周囲のファンの方に進呈するでしょうけど。

<1/6追加>上記写真2枚目からサインボール投げの様子が見られます

アットホームなショーの空気感

プロが趣向を凝らして作り込んだアイスショーも好きですが、試合の緊張感から解放された中で、ノービスやジュニア選手も交えた現役選手たちが演技を披露する場を保護者感覚目線で見守るショーも好きだなって改めて認識しました。

帰路では友人と「『京都フィギュアスケートフェスティバル』の客席の空気感と似てたね。京都のショーもすごく楽しかったから、今年有名選手の出場が少なかったとしてもまた行きたいね~」と盛り上がりました。

「京都フィギュアスケートフェスティバル」自体「名フェスを参考に作り上げてるのかな?」とも思うので、空気感が似てるのは当然なのかもしれません。

各地域にこういうショーが出来て、各地域のファンが支えつつ、若い選手たちを長く見守って行けるといいなと思いましたね。

できればもう少し早く名フェスを現地で見たかったな~って想いはあるけれど、遅まきながら現地体験できてよかったです。

しかし、もう明日からインカレなんですね!
(1/6訂正:7級以上が6日から開始で、3~6級は5日からでした。始まってたのに気づかずすみません)

名フェス出てた選手の何人かはもう試合か~みんな凄いわ!

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夕暮れの中にライトで浮かび上がる日本ガイシアリーナ会場外観

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