「Ice Brave」の各プログラムを順に熱く語る<後編> 圧巻のソロ連打が誘うクライマックスから、神々たちの舞へ

福岡会場リンク背景にIce Braveのペンライトが水色に光っている

「Ice Brave(アイスブレイブ/アイス・ブレイブ)」の各プログラムで私が感じたことを、現地エピソード等も交えて順に綴っていくレビュー、これにて完結の<後編>です。

当初は今週前半辺りにアップしようと思っていたのに、宇野昌磨さんX(旧Twitter)投稿が話題を呼んだり、NumberやOlympic公式チャンネルで「Ice Brave」関連動画の供給が相次いだり。おかげでちょっと間が空いてしまいました。

結局出発前に書き上げることができず、新潟のホテルで残りを書いてアップしている始末…

ここから先は、セットリストや演出詳細のネタバレがありますので知りたくない方は公演鑑賞後にご覧ください。

目次

クライマックスに誘う「圧巻のソロ演技」の連打

リバーダンス

ストリートダンサー振付による「ナルコ」⇒「MJメドレー」と、男子勢のワイルド&パワフルなプロが連象した後、ひとり登場したのは本郷理華さん

見覚えのある衣装にピンときました。これはきっと「リバーダンス!」

「リバーダンス」は本郷理華さん2015-16シーズンのフリープログラム。GPS中国大会では浅田真央さんと1・2フィニッシュを飾り、四大陸選手権銅メダル、世界選手権8位入賞を飾った時のものです。

実は彼女は昌磨さんが世界初の4回転フリップを決めた「Team Challenge Cup(米国開催)」に一緒にアジアチームの一員として出ていて、このプロ滑ってるんですよね。

https://x.com/AxelQuadruple/status/1933914614938677425 より引用 
画像をクリックすると他の写真もご覧いただけます

「リバーダンス」といえばアイルランド。アイルランドといえば緑ーということで場内のペンライトは一斉に緑に。

私は「Ice Brave」でやる演目に「リバーダンス」は入るだろうと予想していました。でも、昌磨さんとのコラボか男性陣とのグループナンバーを想像していたので、まさか彼女のソロでたっぷり見せて貰えるとは思ってもいなかったです。

スタートは宇野昌磨さんのノービス期のプロ通りの振付。しかし徐々に本郷理華風味が増してきて、終盤は本郷理華が全開になり、長い手足を生かした、彼女の「リバーダンス」のステップで会場を魅了します。

昌磨&理華コンビ両方の大ファンだったら、昌磨バージョン⇒理華バージョンへの変化していく過程がよりはっきり分かったことでしょう

動画を残してもらえれば、ぜひそこを検証したいです

このプロは観客からのパワーを少しずつ蓄えていったかのように、回を重ねることに良くなった印象でした。特に愛知公演3回目はすごい気迫を感じてしびれましたね。

私は宇野昌磨さんのファンですが、ショー全てを宇野昌磨色で塗りつぶしてほしいわけではありません。

宇野昌磨風味がプラスされていれば嬉しいけれど、各スケーターの個性は味わいたい。「リバーダンス」はその点、宇野昌磨風味と本郷理華さんの底力を物凄く丁度いいバランスで見せて貰えたように思います。

タイムラプス/鏡の中の鏡

ステファンさんがソロで演じることへの驚き

次に登場したのはステファン・ランビエールさん立ち姿と漂わせている空気感だけで、「タイムラプス/鏡の中の鏡」だなと思いました。宇野昌磨選手現役最後のフリープログラムです。

これを演じられるのは宇野昌磨さん本人かステファン・ランビエールさんの二人しかいない気がします。しかしこのプログラムを選曲したのは彼ですが、振付は宮本賢二さん。フリーを1本まるまるソロでやるのはきついのでは?とも思いました。

既に彼は「レジェンズ」「グラビティ」と2プロ披露していましたから、更にもう一つソロプログラムがあるなんて思いもしなかったです。

初演の時だけは「あぁ昌磨さんと滑るんじゃないんだ…」と一瞬思ったことは告白しておきます

でもこの曲の世界観を伝えるには一人きりで演じる方が向いているでしょうね

https://mainichi.jp/graphs/20250614/mpj/00m/050/094000f/20250614mpj00m050095000p より(他の写真も見られます!)

美しい演技が感傷的な記憶を呼び起こす

このプログラムの2曲を聞くと未だに心がかき乱される昌磨ファンは多いと思います。私もその一人。

ステファンさんは4分間のフリープログラムを昌磨さんの競技プロそのままの音源で、ジャンプのタイミングもほぼ競技同様で攻めてきました

「宇野昌磨最後の競技プログラムに求めていた空気感を極力表現したい」という気迫を感じましたね。

印象的な振付が次々にドラマチックに再現されていきます。一つ一つのポーズが美しいだけにとどまらず、情感を持って迫って来ます。

「グラビティ」の時、私は二人がリンクで共演しているかのように見えました。

しかし、「タイムラプス/鏡の中の鏡」でリンクに見えたのはステファンさん一人きり。そこにラストシーズンの昌磨さんフリー演技の断片的な記憶が、脳内に投影されていく感じでした。

「過去の記憶のかけらが感傷的な想いと共に呼び起こされる演技」とでもいえばいいでしょうか?

2024WC最終グループ6分間練習でジャンプの踏切りをする宇野選手
2024モントリオールワールド 現役最後のフリー6分間練習

「Carnival on Ice」での初披露時の緊張感、NHK杯で観客が息を呑んだあの演技と、その後の思わぬ展開、全日本優勝での和やかな胴上げ、ほろ苦かったモントリオールワールドの演技直後に見せたあの笑顔…

このプログラムにまつわる記憶のかけらが次々に脳内に投影される一方で、リンクではこのうえもなく美しい演技が続いていて。

過去の記憶と対峙しながら、氷上の演技者を息を呑んで見つめる。私にとっては何とも不思議な体験でした。観客の中には泣いている人を結構見かけましたね。きっと私同様、色んな想い出が駆け巡っていたんだろうと思います。

会場に響き渡る滑走音の美

このプロで嬉しかったことが一つ。愛知公演も福岡公演も、リンクをコーンと蹴る音が現地ではっきり聞こえたことです。

このプログラムが「Carnival on Ice」で初披露された時、私は静寂の中に響くあの音がとても印象的で気に入っていました。でも、私が観に行った試合では一度も聞こえずじまい。

福岡公演の時、おそらくフィギュアスケートを初めてナマでご覧になったご夫婦が、「鏡の中の鏡」で聞こえて来る滑走恩そのものに驚いたようで、「あれはスケートの音なの?」と声を上げて反応していました。

あの静寂の中で声を発せられたらイラっとする人も中にはいるかもしれません。でも私は、凄く感銘を受けたからこそ思わず出た声だと思えたので、「そうなのよ!」と感じ逆に嬉しくなりました。

ナマでフィギュアスケートの鑑賞する醍醐味を味わってもらえてよかったと思いました。

ワイルド・サイド

ステファンさんの圧倒的な演技直後、リンクに現れたのは、宇野昌磨さんと本田真凜さんでした。

愛知公演初日前夜にようやく公開されたアイスダンス練習動画

二人が組んでアイスダンスをするであろうことは、昌磨さんのブレードがアイスダンス用に変わった時点で多くのファンは予期していたでしょう。(本郷理華さんや他の男性スケーターと組むとは想像しづらいですし)

しかしアイスダンスへの挑戦は本番当日まで伏せる方針とみてとれたので、私もアイスダンス関連の予想を書くのは極力避けていました。

すると愛知公演前日、ついに昌磨さんと真凜さんのInstagramで練習動画が公開

※埋め込み画面が表示されない場合はリロードorこちらを参照

ツイズル&ダンススピンの質は私が想像していた以上で、とても驚きました。

初回公演演技後の観客の驚き

今思い返して見ても、初回公演の演技直後の観客のざわめきは凄かったです。

観客の驚きは大きく分けて2種類あったように思います。

1)昌磨くんと真凜ちゃんのこんな美しいカップル演技が観られるなんて!

2)アイスダンスやるのは知ってたけど、まさかこんなレベルのものを見せて貰えるなんて!

「アイスブレイブ」関連の情報を事前に追っていないと、二人が組んだ新しいプログラムがあるとは想像しづらいです。

そういう方たちは、まず二人が揃って滑ること自体に驚き、そしてその演技が凄く美しいことに驚くという二段階を踏んでいました。近くにいたご夫婦は「はぁ~~二人とも本当に絵になるわねぇ」とため息をついていました。

二人の手先指先までが柔らかで、どこを切り取っても、おとぎ話に出て来る男女のように美しい光景のようでした。「絵になる」は本当にこの演技を一言で言い表しているなと思いましたよ。

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私は後者でした。前夜あれほどアイスダンス練習動画を繰り返し視聴していたのに、それでも初見時は驚きの連続でした。

まずは滑りの質がシングルで滑っているときとは少し違うのにまず驚き。二人のスケーティングが長く組んでいる組かのように合っていることにも驚きました。映像で見るのと現地で見るのではスピード感全然違いますからね…。

そして、前夜公開されたあの動画は「演技の見どころを詰め合わせたのではなく、ほんのチラ見せに過ぎなかった」ーと思い知らされました。

ツイズル3連続のうえ、ふたつ目は逆回転です。(逆回転苦手な昌磨さんの顔がこの時ばかりはスナイパーのような目つきになっていたのが後で映像を見るとじわじわ来ます)二人の距離も結構近い。

そしてダンススピンは動画にあったスピンの後に昌磨さんがキャメル姿勢を取ったスピンに変化。回転軸が自分の身体の外側に来るから、初心者にはめちゃくちゃ難しいはずなのに。

ツイズルは3連続で入ってますが、リフトはカーブリフトのみ(やわらかい表情に注目を)

アイスダンス挑戦の噂は知っていても、「まさかここまで仕上げてきているとは!」と、フィギュアスケートをよく見ている人ほど衝撃が大きかったのではないでしょうか?

いくら本田真凜さんがアイスダンスに挑戦していた時期があったとはいっても、半年前の昌磨さんはアイスダンスはほぼ素人です。それでここまで仕上げてこれるのか!と。

リフトの衝撃

初日夜の興奮冷めやらぬ間の感想でも、カーブリフトの時の表情について熱く語ってます。

私、初演のときちょうどカーブリフトが目の前だったんです。難しい技なのに、二人は見たこともないような慈愛に満ちた表情で。キラキラをまき散らしながら駆け抜けていきました。

愛知公演で私の隣だったスケオタ歴長そうな女性は、二人のアイスダンス挑戦をご存じなかったようで、最初のリフトの時に「ひっ!」と声を上げて驚いていました。

昨夏の「ワンピース・オン・アイス」再演時にローテーショナルリフトをやっていたことや、アイスダンス練習を積んできたことをご存じなければ「大丈夫なの?」ってビビるのは無理もないです。

その方は次のカーブリフトに入る時も「ひぃっ!」と声をあげ、最後のローテーショナルリフトで真凜さんを肩に載せた時に至っては「ひぃぃぃ!」と激しく驚いておられまして。

私はその驚きっぷりが、ちょっと嬉しかったです。詳しい方ほど、アイスダンス未経験者があのレベルのリフトをやることに驚くと思います。

トヨタイムズスポーツさんの動画ではローテーショナルリフトが結構長めに入っていました。

アイスダンス「ワイルドサイド」部分から再生されるよう設定していますが、他プロの映像も是非!

キャメル姿勢入りのダンススピン部分の映像は、Numberの昌磨さんインタビュー動画(有料)でしか今は見られないのではないかな?と思います。

陳腐な表現ですが、本当に「夢のように美しい演技」だったので、これがあと3回しか見られないなんて…と既に名残惜しい気分になっています。

どうかぶつ切りじゃない全編動画を記録として後世に残してほしいと思います。二人の新しい道が幕開いた感が凄かったです。

お芝居パートのエピローグから、神々たちのフィナーレへ

ダンシング・オン・マイ・オウン

圧巻の演技がこれだけ連続した後に出て来るのはプレッシャーかもしれませんが、中野耀司さんはそんな雰囲気は微塵も感じさせず堂々とリンクに登場します。

曲は私が大好きな「ダンシング・オン・マイ・オウン」。(競技プロの時とは異なるカラム・スコットさんの別音源でした。何度聞いても「え、そこで音程下がるの?」とちょっぴり戸惑いますw)

前半パートの「ラ・ヴィ・アン・ローズ」から「タイム・アフター・タイム」に続いたお芝居パートのエピローグが始まる予感を感じさせます。きっとこの曲のとおり、想い人が幸せな光景を見ながら、自分が振り向いてもらえないことを嘆く若者のストーリーが展開されるのでしょう。

続いてリンクに現れた本郷理華さんは、あの鮮やかな黄色のスカートではもうありません。そして、櫛田一樹さんがそこに加わって二人で新しい道を歩んでいるかのように見つめ合う。

このプログラムで毎回心を乱されるのは、中野耀司さんによる最後のスピンかなわぬ想いの強さがすごく伝わってきます。

スピンの名手である宇野昌磨さんのスピンにかなり忠実で、あのスピンをあそこまで情感たっぷりに仕上げてくれているとは…と初見時は本当に驚きました。

このプロの写真を探したんですけど埋め込みできるものが見つからないんですよ~

昌磨さんの「ダンシング・オン・マイ・オウン」とはまた違った心に残るプログラムだったから、写真や動画を基に思い返したいのに残念です

ボレロ IV

そして、ついに「ボレロ」の時間がやってきます。

まさかこの曲がこんな神々しい感じに仕上がるとは!ーと驚いた「ニューバージョン・ボレロ」でした。

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神々たちが集い、パワーを増していく前半

本来の「ボレロ」は、酒場で若者が踊り出し、次第に周りの客たちにも波及していくーというもの。でも、私はこのプログラムを「神々たちのストーリー」だと解釈して見ていました。

そもそも最初のポーズからいわくありげです。

昌磨さんは空に手を差し伸べてひとり立っているけれど、他の者は耳をふさいでいる。まるで嫌な現実を見つめたくないかのように。

力強く踊る昌磨さんのもとに、他の者たちが次第に集まり始め、手を空中に上げて静止します。耳をふさいでいた者がひとり、またひとりと昌磨さんのもとに集っていく。

全員が集まると、円を描いて滑り始めます

このあたりの動きは、モーリス・ベジャール版の「ボレロ」を少し思い起こさせます。

昌磨さんのもとに集った使徒たちが華やかな踊りを見せながら、全員のパワーが次第に満ちていくのがわかります

私は、全員が一列に並び、中央の昌磨さんが左右の使徒たちを順になぎ倒すかのような振付がとても好きです。

あれは彼らを「倒している」のではなくて、「使徒たちにパワーの波動を送っている」と思って見ていました。

もう一つ好きな振付が、6人のスケーターが出口に一列に退場していく中、昌磨さんがひとり逆向きに後ろ向きで滑るところ。シンプルなフォーメーション&動きなのにとても印象的で。

(初期の練習動画を見ると、どうも当初は昌磨さんの両側に3人ずつ並ぶ3列編成だった?ように見えますが、あの6人VS1人のバランスが私は大好きです!)

師弟パートに突入

他の使徒たちが退場したあと、ステファンさんと昌磨さんが二人で踊るパートが入ります。

https://www.nikkansports.com/sports/photonews/photonews_nsInc_202506140002050-9.html より引用(他の写真も見られます)

当初は、「もっとも長く支えてくれた使徒と共に最後の舞を奉納する」というイメージで見始めました。

しかし、この二人がこの曲で組むと…

ワールド初優勝の時の輝かしい記憶、そこにたどり着くまでの昌磨さんとステファンコーチの旅路が重なって見えてきます

色んな想い出が一気に蘇ってきて訳の分からない感情に襲われる感じでした

栄光のステップへ

ステファンさんも去り、最後にリンクに残るのは昌磨さんただ一人。そこから始まるあのステップ。

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宇野昌磨さんファンにはたまらないひと時です。もうこの瞬間が終わってほしくないと思うほど

愛知での最終公演の時、ツイズルの時に珍しく一瞬フラッとくる瞬間があって、彼がこの公演で体力的にはギリギリ限界のところを攻めていたことにようやく気付いて「ハッ」としました。

何といっても彼は18演目のうち10のプログラムに登場していますからね。

そこからはまるで試合で応援していた時のような気持ちで「あと少し!無事に駆け抜けて!」と見守りました。

危なげなくパワフルなステップを見せている時でも、モンペリエワールドのフリー演技を見守っていたときの記憶が沸き上がって来ます。あの時の緊張感と開放感が蘇ってくるんですよね。

あのステップが与えてくれる高揚感は、本当に凄いです

最後のお別れ

「ボレロ」が終了し昌磨さんはリンクを去りますが、会場の拍手は鳴りやみません。

しばしの時間のあと、「Ice Brave」の宣伝ビジュアル衣装に雰囲気の似た衣装に身を包んだメンバーたちが再度リンクに登場します。

シー・ユー・アゲイン

優しいメロディーでの別れの曲

かかる曲は「シー・ユー・アゲイン」

昌磨さんローカルラジオ局に出演時にこれが「最後の曲」と明言していたのを知っていたので、「ああ、ショーが終わってしまう…」と悲しい気持ちに襲われました。

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でもこの曲は、友との別れを歌っているれど、終始温かみのあるメロディーなんですよね。優しい曲調に合わせた彼らの美しい滑りを、少しでも目に焼き付けておこうと、リンクを見つめました。

この演技は疾走感を味わえるだけでなく、「やり終えた爽快感」と「終わってしまう哀しさ」が入り混じったなんともいえない空気感が漂います。全員が得意技を次々に見せてくれて大満足のはずなのに、どこかかが寂しい。

もし「Ice Brave」第2弾が実現しても、頭の「グレート・スピリット」と最後の「シー・ユー・アゲイン」は固定でお願いします!って思いました(笑)

※下記の埋め込みが表示されない時は再度読み込んでいただくか、こちらからご覧ください

最後の挨拶

ここで、昌磨さんがマイクを持って、最後の挨拶となります。

観客がどんなに感動していても、スケーター達がどんなに感無量になっていても「これで、終了でございます!」とぶった切って来る昌磨さんが相変わらずで楽しいです。

最後の挨拶のところから再生されるように設定してあります(笑) 観客が受けているのがおわかりになるかと

その後は、「グレートスピリット」に合わせてリンク周回2周して、ショーは終了。

最後の一芸披露で4回転トゥループに挑戦した際に着氷が乱れた時などは、周回終わった後に中野耀司さんに押し出されるように出てきて再度トライしてくれるのは楽しかったですね。

見事4回転トゥループー3回転トゥループのコンビネーションが決まると本当にしびれます。アイスダンスブレードだってことを完全に忘れます(笑)。

各プロごとの感想を書き終え思うこと

こうやって自分の記憶を呼び起こしつつ長々と文章化することで、新潟公演ではどこに注目して見るべきか、心の準備ができたような気がします。

でも、私、こんなに長文でたらたらと書いてきてるのに、まだ書ききれてない想いがあるんですよ…なので新潟公演終わったらまたあれこれ書くと思います。

「アイスショー一つでどんだけ書くねん!?」って思われるかもしれませんね(苦笑)

現時点では映像化の予定が立っていない以上、覚えていることはできるだけ書き残しておきたいんです。

ショーや試合の記憶って、時間が経つと超断片的な記憶しか残りません。でも、記録を残しておけば、そこから芋づる式に鮮明な記憶が蘇って来ることがあります。

ショー直後とはいわないから、7月18日(金)のトヨタイムズスポーツ生出演時等にいいお知らせ来ないかな~って期待しています。

今季試合の開幕は楽しみではありますが、「新潟公演終了後、次はいつ昌磨さんの滑りが見られるのか」を早く知りたいです…

Ice Brave」セットリスト

以下はプログラム名&演じた人、各プロの使用シーズン&種別を入れたセットリスト最終版です。

No.プログラム名演じた人使用シーズン&種別
1グレート・スピリット宇野昌磨ソロ⇒全員2018-19エキシ
⇒2019-21SP
2カム・トゥゲザーステファン以外全員2023-24エキシ
MCタイム
3レジェンズステファン&宇野昌磨2015-16SP
4ラ・ヴィ・アン・ローズ本郷理華&中野耀司2016&2019エキシ
5タイム・アフター・タイム本郷理華&中野耀司&ステファン&櫛田一樹2018-19エキシ
6タンゲーラ唐川常人&宇野昌磨&本田真凜2012-13SP(ジュニア)
7天国への階段唐川常人&宇野昌磨&本田真凜(後半ソロ)2018-19SP
8ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード宇野昌磨ソロ2016-17フリー
9グラビティステファン・ランビエールソロ2022-23SP
10「四季」より「冬」本郷理華&本田真凜2017-18SP
11ナルコ宇野昌磨&唐川常人&中野耀司&櫛田一樹新プロ
MCタイム
12マイケル・ジャクソンメドレー櫛田一樹&中野耀司&唐川常人2021-22エキシ
13リバーダンス本郷理華2009-10フリー(ノービス)
14タイムラプス/鏡の中の鏡ステファン・ランビエールソロ2023-24フリー
15ワイルド・サイド宇野昌磨&本田真凜新プロ
16ダンシング・オン・マイ・オウン中野耀司&本郷理華&櫛田一樹2019-21フリー
17ボレロ IV全員⇒最後のステップは宇野昌磨ソロ2021ー22フリー
18シー・ユー・アゲイン全員2016-エキシ
最後の挨拶⇒周回(グレート・スピリット)
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福岡会場リンク背景にIce Braveのペンライトが水色に光っている

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