例年以上に充実したアイスショーが多かった今夏。そのせいで今はまだ「楽しかったアイスショー祭がついに終わってしまった感」が残っています。
シーズン本格突入前のワクワク感はあるものの、一番応援していた選手の引退で私のボルテージは例年よりは低め。昨日始まったJGPSグダニスク大会でアンソニー・パラディ選手や高橋星南選手がSPまとめたらしいと知ってちょいとアガりましたが、チェックしたいのに出来てない演技が他にもだいぶ溜まってまして(苦笑)。
この週末は近畿選手権もあるし大阪ミズノでの昌磨さんトークショーもあるしーなので、もろもろ来週以降チェックするつもりです。今日のところは気分転換のため、フィギュアスケートの試合やショーでの「理想のマルチアングル配信」についてあれこれ考えてみました。
「ワンピース・オン・アイス」のマルチアングル配信に感じたこと
先日配信期間がついに終了してしまった「ワンピース・オン・アイス」。私はマルチアングル視聴チケットを購入していたので配信終了日にマルチアングルを駆使して観倒そうと考えていました。
今年の配信は音声が途切れることなくシームレスにスイッチングできるのはとても良かったです。
ーしかし全画面で見たいと思える映像が去年より少ない。メインで映っていない方のスケーターの動きや表情or全景が見たいのに、メイン画面と同じ映像や似たサイズの画面が多めで。
去年の配信最終日はマルチアングル機能使い倒して好きなシーンを何回も見返しましたが、今年は結局どんな映像が映ってたのかを小画面でざっと確認し、たま~にメイン画面で見るーという感じでした。
ま、円盤発売決まったせいで「今の間に観倒しておかなきゃ!」という強迫観念が薄かったこともあるかもしれませんけどね。
❄️#ワンピース・オン・アイス❄️
— ワンピース・オン・アイス【公式】 (@onepieceonice) September 24, 2024
~エピソード・オブ・アラバスタ~
アーカイブ配信が終了しました📡
ご来場いただいた皆様
配信でご覧いただいた皆様
たくさんのエールを
本当にありがとうございました‼️🔥
まだまだ、航海は続きます⚓️
おかげさまで、2025年2月26日には
Blu-ray ・DVD… pic.twitter.com/TZpTCAh6Vx
マルチアングル配信 プラットフォーム間の激しい競争
現在マルチアングル配信を提供するプラットフォームは一体どのぐらいあるのか?
気になってちょっと調べてみたんですが、凄く大量にあって驚きました。下記は4年前の記事。
「2025年にはマルチアングル市場規模は5年前の80倍の320億円に到達するだろう」と言う予測データが報道されていました。新型コロナの影響でその予測にどう変化があったかは不明ですが、今も急成長中で業者が乱立してる段階に見えます。
今まで色んなフィギュアスケート関連マルチアングル配信見てきましたが、ほぼその都度違うプラットフォームだったもんなぁ。それぞれに一長一短あって、要望を完璧に叶えてくれるマルチアングル配信はなかなかありません。
「私が理想とするフィギュアスケートマルチアングル配信」5つの条件
そこで、「私が理想とするマルチアングル配信の条件」を5つ考えてみました。
あくまで「フィギュアスケートを観る場合」での理想であり、クラシック演奏会や音楽ライブ・演劇や他スポーツ競技の配信での理想とは異なります。
※スマホではなくPCやテレビ等のモニター画面での視聴を前提。視聴者側のスペックに左右される画質音質は条件に含めていません
マルチアングル画面は「メイン画面の枠外」に表示
配信プラットフォームによって、マルチアングルの別画面が表示される個所は異なります。
フィギュアスケートの配信では、メイン画面上にマルチアングル小画面が表示されるパターンは避けてほしいですね。配信プラットフォームの設計者は「メイン画面が小さくならないように」との配慮で、メイン画面上に表示させているのでしょうが、私はメイン画面の一部が隠れてしまうのはかなりイヤです。
特にフィギュアスケートの場合、画面の下部分に出ると肝心の足元が見えなくなってしまう。「画面上部に出すと顔が隠れがちだから下に出す設定にしているのでは?」と推測しますが、足元も顔もどっちもちゃんと見たいんだよ~と言いたくなります。
見るコンテンツによって、また個人の好みに合わせて画面レイアウトを簡単にカスタマイズできるとありがたいですね。
※実際に視聴者が画面レイアウトをカスタマイズできる配信サービスも存在します
マルチアングル画面の「役割分担」がわかりやすい
画面の選択肢が3~4種類ならまだともかく、提供映像が10種前後もあるような場合、スイッチャー経験もない素人は見たい映像を瞬時に探すのは困難。
全景、キス&クライコーナー、コーチ担当、〇〇さんメイン、ロングサイドからの眺め、ショートサイドからの眺め…などなど、各画面に持たされている役割がはっきりしている方が映像の切り替えを楽しみやすいです。
マルチアングル画面は大きめ
撮影対象や撮影場所が固定となっている映像の場合はまだいいですが、画面内の映像が頻繁に切り替わる場合は誰がどの画面に映ってるのを見つけにくい。別画面はある程度大きいサイズで表示させたいです。
メイン画面に集中したいときはメイン画面だけを選択肢て全体表示すればいいわけですしね。マルチアングルを常時表示させているときは、その画面も目の端でとらえながら見ているわけですから、判別がつきやすいに越したことはないと思います。
十分なアーカイブ視聴期間がある
「THE ICE 2024愛知公演」のマルチアングルは別画面の映像が大きめ表示だし、全景映像を常に抑えてくれていたので凄く見やすかったです。しかし配信は残念ながらライブのみでした。
当時の投稿の最後の方でその時のマルチアングル配信への感想を書いています。
好きなプログラムは別カメラ映像をメイン画面にして何度も楽しみたかったから、いくら見やすくてもライブ配信のみってのはやっぱり残念。マルチアングルでの配信は一粒で何度も楽しめるのが最大の魅力だと思うので、私には例え多少割高になったとしても「一定期間アーカイブ視聴できること」は重要です。
<視聴期間についてのぼやき>
欲を言えば配信期間は「次の週末」を含めてほしいです。通常は平日に視聴する時間取りにくいですからね。日曜夕方以降開催のイベントで「今週火曜日まで視聴可」と言われても、あまり嬉しくはない人が多いのでは(苦笑)。
わざわざ割高なマルチアングル配信を購入するのは「熱心なファン層」。「何度も見返せそうな配信期間が保証されている=元が取れる条件が揃っている」とわかれば、多少割高にしたところで逃げないはず…と思うのですが。
アーカイブ視聴者参加可能な投稿欄がある
提供映像が多数ある場合、面白い映像が含まれていても発見し損ねることもあります。ファン同士で「このシーンの3カメで〇〇さんがこんなことしてて心温まるよ!」などと情報交換できる場所があると嬉しいですね。
過去の「ジャパンオープン」のマルチアングル配信では、「ここがおすすめ」という個所を切り出して投稿できる機能があって楽しかったです
ライブ配信視聴時のみのチャット機能のみだと、その場のリアルな感想を後で楽しめる面白さはあっても、掘り下げた感想は読めないですしね。
アーカイブ視聴しているユーザーも配信期間中にあれこれ書き込める場所が配信プラットフォーム上に提供されているとより楽しめると私は嬉しいです。
「全日本選手権をマルチアングル配信に!」という妄想
実は私が「アーカイブつきのマルチアングル配信」を最もやってほしい大会は、「全日本選手権」です。
フジテレビさんはキス&クライの映像や、滑り終えた選手がバックヤードで視聴者からのコメントを見てメッセージをくれる映像を配信してくれるし、副音声解説も提供してくれている。選手のウォーミングアップ風景も随時放送している。名物コーチがいると、コーチ専用カメラが出てきたりする。
これらのサービスを全部マルチアングル配信にまとめてくれれば…
視聴者は複数端末を用意することなく、一画面で各カメラ前の状況を把握できる。
現地観戦している観客も、年末年始に全日本を隅から隅までゆっくり堪能できる。
…と私はここ数年何度も妄想しています(笑)。
去年の全日本選手権では複数の端末で複数の配信にアクセスしてみたけれど、とても全部はチェックしきれませんでしたw
数人しか応援してる選手がおらず登場がバラけてたらともかく、全員の演技見たいし。せめて一つの画面でまとめてチェックさせてくれれば!って思いました(苦笑)
とはいってもフジテレビさんはFOD(フジテレビオンデマンド)でコンテンツ提供している以上、別途有料でマルチアングル配信をーと願うのは厳しいのかもしれません。せめてアーカイブで映像提供だけでもしてもらえたらいいのになぁ。
…って選手や関係者側からしたらウォーミングアップ風景や廊下を歩いてるとこまでをアーカイブに長々と残されるのは避けたいかもしれませんね(苦笑)。まぁその辺りは許容できる範囲におさめて、いつか私の勝手な妄想が少し実現するといいなぁ。