4/10の宇野昌磨さんのX(Twitter)投稿が、わずか1日足らずで50万いいねを突破、現在(4/11の23時時点)で63万件を超えています。
一見するとシンプルな一言投稿なのですが、その裏には「ゲーム」「フィギュアスケート」「あるあるネタ」が絶妙に重なった構造があります。
特に注目したいのが「ブックマーク数の多さ」。
今回の投稿は、単なる“バズ”では片付けられない特徴を持っていました。
※公開当日夜、翌日午前に若干の追記をしています
「ポケモン」×「トリプルアクセル」投稿が呼んだ反響
今回大きく注目を集めたのは、こちらの投稿(下記)です。
もういい かわれ!
— 宇野昌磨 (@shoutube1217) April 10, 2026
俺がやる pic.twitter.com/x8k1rs30Vq
投稿されたのは、4/10(金)の13時半過ぎ。
添付画像はゲーム画面の2枚のみ。
画像からはポケットモンスターシリーズのキャラクターが、「トリプルアクセル」と呼ばれる技を繰り出したものの、技が相手に当たらなかったことがわかります。
そこに昌磨さんが「もういい かわれ 俺がやる!」と短いコメントを添えただけの投稿です。
翌日4/11(土)朝の時点で既に50万いいねを超え、現在(4/11の23時時点)63万いいねを突破しており、その勢いはまだ続いています。
過去には十万件以上のいいねを記録する投稿を連発してきた昌磨さんですが、この投稿の勢いは、けた違いです。
この投稿はなぜここまでバズったのか?
しかし、この投稿のどこがここまで面白いと思われたのか?
ーー正直なところ、はっきりした理由はわかりません(笑)。
昌磨さんは過去には何度もフィギュアスケート絡みのネタを投稿しています。
「氷上走り動画」や「高速スピン動画」、「オリンピックの舞台裏ばなし」などはある意味鉄板ネタでした。
となると、この投稿の元ネタであるゲームが4/8にリリースされたばかりで、注目度が非常に高い時期だったことはかなり大きいのかもしれません。
今回「トリプルアクセル」に失敗していたマスカーニャは2020年代から登場した比較的新しいキャラのようですが、それでも6つのゲームが出ています。

「マスカーニャが肝心な場面でトリプルアクセルを外すところ」を目撃した体験がある人が、私が想像するよりずっとたくさん世の中にいたのかもしれません
<公開当日夜に追記>
さらに付け加えるなら、ミラノ五輪でフィギュアスケート競技が話題になったことで、これまで以上にフィギュアスケートの話題に関心度が高まっていた方が多かったという理由もあるかもしれません。
「元ネタ」のゲームは「ポケモンチャンピオンズ」
私がこの投稿に気づいたのは、昌磨さんの投稿の約2時間後。
確かこの時点で既に約2万件のいいねがついていました。
私は元ネタがポケモンの何のゲームかさっぱりわからなかったので、ツボが完全には理解しきれずじまい。でもこの反応速度からいって相当話題になりそうだとの予感がしたので、とりあえずリポストだけしました。
その後まもなく、ゲーム系メディアの投稿で、あの画像が「ポケモンチャンピオンズ」というゲームの一場面だったことを知りました。
宇野昌磨さんが『ポケモンチャンピオンズ』プレイ風景を投稿。連続技「トリプルアクセル」を失敗したポケモンに「もういい かわれ! 俺がやる」https://t.co/mucFSaD0m5
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) April 10, 2026
フィギュアスケートの3回転半ジャンプのような効果を持つ“こおりタイプ”の技。本当に跳べる「チャンピオン」しか出せない説得力 pic.twitter.com/QdHFecywP1
「トリプルアクセル」はどんな技?
ゲーム系メディア「電ファミニコゲーマー」の記事で私はようやく、キャラクターのマスカーニャが出す「トリプルアクセル」という技の意味を知りました。

「トリプルアクセル」は『ポケットモンスター ソード・シールド』のDLCで初登場した“こおりタイプ”の技。3回連続で攻撃を行うほか、技が当たる度に威力が上がっていく。
最大威力(3回の合計)は実質120に達する強力な連続技である一方、攻撃ごとに命中率90%の判定が行われるため、必ずしも3回すべてが成功するとは限らない。※上記の電ファミニコゲーマーの記事より引用
一つの技ではなく、3つの連続技の呼称なのですね。フィギュアスケートファンにとっては、トリプルアクセルという1本の強力技というより、「3連続ジャンプ」と言われた方がしっくりきます。
(それも後半の威力が高いということは、3つ目に4回転サルコウを入れるミハイル・シャイドロフ選手の連続ジャンプみたいな感じ?)
そして、その技一つ一つの精度が90%ということですから、このゲーム内の「トリプルアクセル」の成功率(完遂率)は90%の3乗、つまり79%です。

「あぁそれなら昌磨さんの現役時代(シニア)でのトリプルアクセル成功率の方が高いわ!」ってなりました(笑)
着氷乱れでGOE(出来栄え点)がマイナスになってしまったレベルを失敗に含めたとしても79%よりは高いんじゃないでしょうか?
下記のWeb記事でも、マスカーニャの「トリプルアクセル」の確度は高くはないと書かれています。ゲーマーにとっては歯がゆさを感じる技なのでしょうか?

「もういい かわれ 俺がやる!」というフレーズの出どころ
ちなみに「もういい かわれ 俺がやる!」というフレーズは、どうやら特定作品の引用ではなさそうです。
「ピンチの場面でエースが出てくる」バトル系作品ではおなじみの“あるある台詞”かなと思います。レス欄には、コミックやアニメに出て来るよく似た台詞のシーンが引用されていました。
特に注目すべき「ブックマーク率の高さ」
今回の投稿で特筆すべきは「ブックマーク率の高さ」です。
昨夜の時点で、ブックマーク件数が2万件を超えていたのには本当に驚きました。現在(4/11の23時時点)は約3.5万件です。
気になって昌磨さんの過去の投稿から、10万いいね以上または1000万回以上のインプレッションがあったものをさかのぼって調べてみたんですが…
ブックマークが1万件を超えた投稿は氷上を走るシーンを切り抜いた動画への返信リポスト投稿の一つだけでした。(下記投稿の現時点でのブックマーク数は1.3万)
初心者相手にプロが本気出す最悪の構図 https://t.co/NQGQc2uQMZ
— 宇野昌磨 (@shoutube1217) April 29, 2025
話題を呼んだSwitch2関連投稿や、小平奈緒さんやウルフ・アロンさんも反応した五輪の銀メダル写真投稿、ミラノ五輪での鍵山優真選手とのやりとり投稿、いずれもブックマークは1万に届いてません。
なぜブックマークが多いのか?
ブックマーク率が高くなるのは、動画や写真などがついていて繰り返し見たい場合が多いと思われます。
しかし、ラッコのメイちゃんに対抗した高速スピン動画投稿は21万いいねながら、ブックマークは7千件台。24万いいねがついたアザラシのイラスト投稿もブックマークは5千弱です。

過去の投稿と比較すると、明らかに今回の数値は突出しているといえます。
インプレゾンビとの関係
X(Twitter)ではこのところ、閲覧数を増やすことで収益を得ようとする「インプレゾンビ」が跋扈して問題となっています。いわゆる「万バズ」投稿には大量のインプレゾンビが寄ってきます。
そのため、昌磨さんのようにインフルエンサーとして注目されているアカウントのフォロワー数や投稿のインプレッション(表示回数)については、インプレゾンビが相当数混じって来ることは避けられません。
しかし、「ブックマークまでするインプレゾンビ」はそうそういないと考えられています。「拡散」を目的とするゾンビにとって、ブックマーク作業は収益に直結しにくい効率の悪い行動だからです。

ということは、これだけ多くの人が、純粋にこの投稿に受けて、「保存してまた見返したい」と思ったということだと素直に捉えてよさそうです
バズ拡大をアシストしたイラスト投稿
バズった理由の一つには、この投稿を受けた漫画家・牧瀬初雲さんが書いたイラストのパワーもあると思います。
「マスカーニャがSwitch2を操作して、昌磨さんがトリプルアクセルと言う技で敵を倒す図」をイラスト化し、昌磨さんの投稿を引用して下記をリポストされました。
ちなみにアップで書き込まれている昌磨さんが首に巻いているスカーフは、マスカーニャの大切なアイテムです。(マスカーニャから託された?)
イラスト内に書き込まれたこういう細かいポイントが非常に秀逸で、ポケモン好きには大受けだったようです。
また、フィギュアスケートファンから見てもジャンプの空中姿勢の描写が見事なのは、さすがプロの腕ですね。
<4/12追記>
余談ですが、本記事アイキャッチ画像生成時、AIに正しいジャンプ姿勢を再現させるのには苦労しました。昌磨さんのジャンプ時の空中姿勢はもっと綺麗なのに、私の指示ワードではこれが限界…少々違和感ありますがご容赦願います
関係者たちの楽しいリアクション
ここまで反響があると、ゲーム関係者をはじめとする関係者のリアクションもたくさん見られて楽しいです。
アイスショー「Ice Brave(アイスブレイブ)」で共演しているスケーターの櫛田一樹さんは、自分の過去のトリプルアクセル動画をつけて自虐ユーモアあふれる投稿をしていました。彼ならカッコいいトリプルアクセル動画いっぱいあるだろうに、笑える動画を探して投稿してくるあたりがお茶目です。いつの大会か調べてみたけどdeduction(減点)3.00 の試合は発見できずでした。
(調べるのに時間がかかってしまい、今日の日中にこの記事の投稿ならずでしたw)
弟の樹さんからは、こんな投稿も。
弟から見た宇野昌磨ポケモンの姿
— 自由に生きてる兄の弟 (@jumokuno0108) April 11, 2026
ポケモンチャンピオンズでのバトルでもギリギリ使えそうなラインで作った〜
ガチ勢な方その使い方ならこのキャラで良くねってあるのは理解してるのでやめてね、、、 pic.twitter.com/WHwwIUUBjp
マスカーニャについて調べたときに、「こうそくスピン」という技もあるらしいことは知っていたのですが、「クイックターン」と「アンコール」があるとは知りませんでした(笑)。「いじっぱり」とか「じしんかじょう」とか弟からの辛辣な特性表現が笑えます。
まとめ
今回の投稿は、「ポケモン」という強いコンテンツと、「トリプルアクセル」というフィギュアスケートの象徴的な技、そして“あるある台詞”が絶妙に重なったことで、多くの人の記憶や体験に刺さったものだったのかもしれません。
日々流れていくバズ投稿としてではなく、「何度も見返したくなる投稿」として受け取られていた点には、素直に驚きと喜びを感じました。

ただ、ポケモンのゲームをやっていない人間には、結局あの投稿がどうツボにはまったのか、完全には理解しきれないのが少々残念です
これだけのリアクションがあるということは、ゲームでマスカーニャを使っているか、対戦したことがある人にとっては本当にツボに入るのでしょうね

