THE ICE(ザ・アイス)2024 愛知&東京公演 現地遠征終了直後の感想

「The Ice」のカラフルなロゴが映し出された会場内巨大モニター

THE ICE(ザ・アイス)2024、7月27日昼公演はライブ配信視聴しましたが、その後27日夜公演&28日昼&夜公演全部現地で観て翌日に帰阪しました。

昨夜は千秋楽の余韻に浸っていた中、パリ五輪女子柔道阿部詩さんの2回戦敗退の報に触れ、試合映像を宿泊先で見たらなんだか引きずってしまいまして。(怪我からの復活で内心応援していたのもあるし、あれだけ号泣する姿&その後の観客からのUTAコールを見るとね…)

本当は帰宅日のうちに感想メモ書きぐらいをさーっと書くつもりだったんですが、気持ち的に無理でした。観客の方たちがSNSにあげてくれている写真や動画も見たいけれど、パリ五輪の情報も見たいのでどちらも中途半端にしか追えていません。

なんてたって演技動画は2公演分、フィナーレ動画は全7公演分。そのうえ今回初の試みである一眼カメラ席の方が撮影した、ファンのニーズをくみ取った美麗写真の数々まで共有されて…もう全然情報収集が追いつきません!

おまけに北京五輪団体メダル授与式の日時も確定したし!

パリのチャンピオンズパークで8月7日午後5時だそうです!
日本時間は8月8日24時

THE ICE2024個々のパフォーマンスの感想を語り始めると、書きたいことが多すぎて収拾がつかなくなりそうなので、今日のところは「ららアリーナ東京ベイ」の感想、THE ICE2024の感想概要、今後演技の感想を掘り下げる際にこぼれ落ちちゃいそうな細かいエピソードをまとめます。

目次

会場の新施設「ららアリーナ東京ベイ」について

「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ) 」、かなり気に入りました!

2階席スタンド最上段でも、リンクは思ったより近く見えます。傾斜がやや急だからかな?

9月の「ワンピース・オン・アイス」はこの会場で開催されます。先行予約チケットの席番号が判明し、座席選択できるチケットが買えるようになったら好みの席位置のスタンド上段席を追加で買おうと思ってるんですが、2階席なら結構上の方の席でもいいかも?って思いましたね。

さすがに今回はもともと4階席を使う予定はなかったようで実際に4階席ゾーンに入ることはできませんでしたが、他のアリーナの4階席に比べれば近そうには見えました。

アリーナ席スタンド席共に前の人の頭は気になりませんでした。ロングサイドに座った時に左隣の人が前のめり系だったので、左側が見づらかったぐらいかな。まぁこれは施設のせいではなく、座席運の当たりはずれの範疇ですね。

近くに商業施設や飲食店が多くて時間もつぶしやすいし、駅からは案内板出まくってる上にまっすぐ歩けばいいだけだから迷いようがないし。

写真展が行われていたサブアリーナはスモールメダル授与式とかに使えそうだし、MFリンク近いからサブリンクに使えそうだし、幕張辺りにホテルそこそこあるし、「世界選手権とか全日本選手権とかここでやるのもあり?」とか色々妄想が膨らんでしまいました。

⇒後日思い出したけれど、ここは千葉ジェッツのホームアリーナなんだから、Bリーグシーズンの10月~5月はバスケットボール優先だろうからフィギュアの試合で1~2週間も借りるのはさすがに無理かな…(8/1追記)

「ららアリーナ東京ベイ」については「ワンピース・オン・アイス」開催前に会場の様子など詳しくまとめられたらいいなと思っています。パリ五輪見てる間に記憶が薄れちゃいそうだけど(苦笑)。

ところでTHE ICEの大阪公演が今年無かった理由について、リハーサルの日にMCの蒲田さんが「例年の大阪会場が今年は改装中だったので使えなかった」ということを話していましたが、結局ショー本番では一言も触れずじまいでした。なので大阪で開催しなかった理由は公式には明らかにはされていないことになります。

でも例年THE ICEで使っていたAsueプール(50mプールがある方)は確かに去年11月から改修工事中ではあるので、情報としては合ってるのかな…?
Asue大阪プール – Asue OSAKA POOL – – 八幡屋公園 - 八幡屋スポーツパークセンターのトップページ

改修工事は来年5月までの予定です。他に大阪開催を取りやめた理由があったのだとしたら、もうこのままかもしれませんが…THE ICE大阪公演は復活してほしいなぁ。

でも東京公演で「今回初めてTHE ICEを見に来た人!」と尋ねられた時、結構な割合の観客が挙手していたので、首都圏で初めてやったことには意義はあったんだろうなと思いましたけどね。全日本みたいに男性客や若い人が多めだったのが印象的でした。

THE ICE2024を観終えて

THE ICEは例年もっと数多く公演が見られたので、「ようやくみんなの息が合ってきてこれからって感じなのにもう終わりなのか~」という残念感がひときわ強いです。地方もう1か所ぐらいあったらなぁ。どのコラボプロも日を重ねるに従い進化していった感があったのでもう少し見ていたかったですね。


鼓童さんとのコラボに感じた「可能性」

特に鼓童さんと宇野昌磨さんのコラボプロは、通常のプログラムに比べて「現地ではないと伝わりにくい凄み」が大きかったように思います。だからこれっきりで終わってしまうのは本当にもったいないと思いました。

放送用映像だけでなく観客撮影映像がたくさん残ったのはありがたいことだけど、「いや本物の凄みはあんなもんじゃないんですよ!」って、うざい主張をついしたくなってしまう(苦笑)。

鼓童さんのメンバー複数名がおっしゃっていたように、物凄く和太鼓&和楽器とフィギュアスケートは親和性が高い気がしました。

https://twitter.com/YukiHirata/status/1817190651290923211

生演奏ならではの演奏者と滑走者のつながりのようなものが観客の立場からも感じられたのが熱かったです。私は過去に鼓童さんの演奏をナマで体験したことがあったので、「面白い化学反応が起きそう」という予感はしていましたが、想像以上でしたね。

また新たな試みをやって、そこで今回の「巡」をまた見たいななんて夢を抱いてしまいました。帰ってから「巡」と「結(フィナーレの曲)」がずっと頭に鳴り響いてますw

と思ったら、鼓童さんのメンバーもそうおっしゃってくれているじゃないですか!

この方の他にも「THE ICEロス」とポストしてくださっている鼓童メンバーさんが!

私のように鼓童さんの演奏が耳について離れない人向けに、公式アカウントでYoutubeやApple Music、Spotifyなどで聴ける曲目リストをあげてくださっていますので是非。演奏は大太鼓/兆/屋台囃子/Stride/巡/結の6曲。うち4曲を詳しく紹介してくださっています。

和太鼓は生演奏が一番ですけどね!振動と音圧が伝わるミュージックプレイヤーが一般家電にあればいいのに。

「地味」なキャスティングへの変更は如何に出たか

私は昔からの男子シングル好きなので今年のTHE ICEの方針変更自体には抵抗が少なかったのですが(それでも関西のフィギュアスケートファンとしては坂本三原コンビは観たかったけど)、この「地味」なメンバーで果たしてどれだけショーが盛り上がるのか当初若干の不安がありました。

何しろ去年の出演スケーター陣がこれまでになく豪華でしたからね。あのメンバーからネイサン・チェン、ジェイソン・ブラウン、かなだい組、りくりゅう組、坂本花織、三原舞依、友野一希、キーガン・メッシング等、日本のフィギュアスケートライトファンにも知名度&人気の高いメンバーがごっそり抜けてるんですもん。

宣伝ヴィジュアルメインに使われている宇野昌磨&チャ・ジュンファン&イリヤ・マリニンの3名以外は、男子シングルやカップル競技が好きなスケオタ層には超嬉しいキャスティングでも、ライトファン層にはなじみの薄そうな人たちが多い。なのに首都圏の大きな箱で週末に4回も開催するって…マジ?

まぁ色々企画チケットとか冒険してるから、それなりに闘い方考えて採算取れる見込みは立ててはいるんだろうけど…アイスショー昔も今も変わらず出まくってる昌磨さんの引退特需はTHE ICEだけに集中しないだろうし大丈夫かな?と正直思っていました。何か事前企画でもやって宣伝派手に打つつもりなのかな?と思ったのに端から見る限りあんまり宣伝してるようにも見えなかったし。

しかしふたを開けて見れば夜公演こそロングサイド片側で空席が目立ったものの、昼公演については客席もあらかた埋まり、「よくこのメンバー&この程度の宣伝でこれだけ人が入ったな」と思いましたよ。予算厳しいのかもしれないけど、素晴らしい内容のショーだったのでもうちょっと宣伝に手間をかけてほしかったという気持ちはぬぐい切れませんね。ひょっとして「出演者&観客に宣伝を極力委ねたらどうなるか」を実験してるのかとすら思っちゃいましたよ、マジで。

衣装展の企画は会場近辺の在住者への認知度向上にはなったんじゃないかと思います。

でもショーの最中にやってくれないと遠征ファンは見られないんですよね~てっきり併設写真展に少しは衣装展示してあるものと思い込んでしまっていたので、写真展に過去のショー衣装展示が一つもなくてちょっとガックリでした。

⇒<追記>改めてホームページ見たけど「衣装の展示」ってしっかり書いてますね…私衣装見たさにチケット買ってたので、そこはアンケートに書いておきます

今後まとめる感想で埋もれそうな「細かいエピソード」メモ

小道具片づけてたマリニン選手

ジャン=リュック・ベイカー(以下JLB)さんと宮原知子さんのエージェント小芝居プロの時に使った小道具(鳴くニワトリ人形&黒ジャケット)を愛知公演の時は次に演技するケヴィン・エイモズ選手が暗転している最中にひっそり片づけていたのですが、東京公演ではイリヤ・マリニン選手が片づけに来ていました。

暗闇で人知れず小道具はける役割を担う現世界王者、尊いw 

ゲーム企画の7番勝負では毎回小道具片づけてましたけど、あれはみんなから見えてますからね~ニワトリ片づけてるのマリニン選手だって気づいたのは、あの周辺の席の人か熱烈マリニン選手ファンぐらいじゃなかろうか?

目の前を通り過ぎたJLBさん

愛知の土曜夜の公演、東側最前列だったので「あぁあそこの席ならJLBが目の前を通るところが間近で見られるかも」と期待していました。

…なのにすっかりその瞬間が来るまでこの日が全編観客スマホ撮影OK公演だったことを忘れていたのです。目の前をエージェント風小芝居をしながら通り過ぎて行くJLBさん撮り損ねた~~~!あんな体験そうそうできるもんじゃなかったのに~。

愛知公演の時は最前列の前にちょっとした壁があったので応援グッズをたくさん持っておられる方は足元に結構鞄置いてあったんですよ。JLBさんがそこ通るって知らない人も多いからw 鞄を乗り越えながら進まないといけないので、なかなか大変そうでした(苦笑)。その大変そうなところがまた面白かったのに~あぁ勿体ないことをしました。

目の前で踊ってくれたパパダキスさん&チョックさん

千秋楽公演、フィナーレ用のダンスレッスンで通常より多めのスケーター達が出てきてくれました。

私がいたあたりに来てくれたのはアイスダンサーの女性お二人。ガブリエラ・パパダキスさんは観客に積極的にジェスチャー交えて話しかけて超陽気。噂には聞いてたけどあの美麗な演技からは想像もつかない豪快なお人柄がしのばれましたね。

そしてマディソン・チョックさんは、振りを間違えましたw(一つ飛ばしちゃった)。気づいて照れるチョックさんがめちゃくちゃ可愛かったっす。

実は去年もフィナーレダンスの時に私チョックさんが目の前でダンス教えてくれて「あぁなんて美しい笑顔の人なの」と同性なのにメロメロwになってたんですよね。

今年もまた目の前で笑顔を拝めるとは嬉しい限り。

THE ICE恒例のフィナーレで強引に踊らされる演出、実はそんなに好きじゃない私。だって「G線上のアリア/メア・トルメンタ・プロぺラーテ」とか「巡(鼓童プロ)」を鑑賞した直後に「さ~フィナーレダンス、立ち上がってみなさんもご一緒に!」って言われても情緒がついていかないでしょ?(苦笑)

でも、スケーター達が目の前で振りを教えてくれるってサービス存続のためにはフィナーレダンスも受け入れます!(笑)

みんな周回で間近に来てはくれるけど、どうしても周回の時って1番好きなスケーターばかりを目で追ってしまって、目の前にいるスケーターをじっくり眺められる機会ないですからね。

千秋楽の最後の周回はカメラ向けるのもやめて全員の顔をしっかり見て手を振るようにしました。

暗闇の中舞台に登場する昌磨さん

東京公演楽日の朝、アーリーエントリーできる企画チケット購入した方から「楽日のオープニング振付がちょっと変えられてて、昌磨さんが鼓童さんのいる舞台上に出てきてからリンクに降りて一部振付に加わる」って情報が流れてきていました。

なのでその日のオープニングではそろそろか?と思われるあたりから暗い舞台を注視w そのおかげで暗闇の中歩いて舞台中央に出てきて準備する昌磨さん&舞台からリンクに飛び降りる昌磨さんの姿をしっかり確認することができました

そのせいでせっかくの群舞あんまり堪能できませんでしたが、他の回で十分堪能したのでよしとしましょう(苦笑)

ただ現地トータル5回(配信2回)観てるのに、扇子のリレーがいつどのようにされてるのかを最後まで確認しきれませんでした。いつも知らない間にエイモズ選手が持ってて。ジュンファン選手やギヨーム・シゼロンさんが貰うとこはしっかり確認できたんだけどな…後日の放送ではそのへんきちんと映ってるかな?(ひょっとしていったん下がった時に持つ人変えてるのかな)

エミリー・チャン(ペアのチャン・ハウ組)の衣装チェンジ

エミリー・チャン & スペンサー・アキラ・ハウ組の演技、下記の投稿で当初「愛知公演1プロ」って分類しちゃっててごめんなさい。(ニカ・エガーゼ選手も同じく。どっちも黒衣装だったので記憶が混同してました。曲調全然違うのに…)

私が「あ、そういや愛知公演で2プロやってたわ!」って気づいたのは、東京公演で彼らが演じる「Vincent – Starry Starry Night」を見た時でした。

そして東京公演で初めて、このプロの冒頭、白系の衣装だったエミリー・チャンの衣装がいつの間にかゴッホの「星月夜」を模したデザインに変わってたことに気づきまして(苦笑)。めっちゃ変わってるのに初見の時に気づかなかったフシアナです。

(どうでもいいけどアダム・シャオ・イム・ファ選手の今年のエキシプロもそうなんだけど、ゴッホをテーマにしたプロをやると途中で衣装をチェンジしなければいけないという決まりでもあるのだろうかw)

「次にもう1回このプロをやってくれたら、衣装チェンジの瞬間をこの目で確認するぞ!」と意気込んでいたのに東京公演で「ヴィンセント」をやってくれたのは私の記憶では1回だけでした、残念。

いやもう一つのプロも素敵だったので演技には大満足だったんですが、単に私の好奇心が~~~(苦笑)。後日放送されるのは「ヴィンセント」の方のプロだといいな…

…なんか他にもまだ細かいエピソード色々あったと思うんだけど、この辺で一旦終わりにしておきます~

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