フィギュアスケートの試合やアイスショーのチケット、どの座席がおすすめ?

緑色の観客席の列複数

初めてフィギュアスケートの試合やアイスショーに行く時って、どの座席を予約したらいいのか悩みますよね?
いったいどこが一番いい座席なのでしょうか?

どの席にも長所と短所があります。
どの席がいい席と感じるかは、「人それぞれ」です。

あなたが「いい席」だと思える位置はどこなのか?
このあと各座席のメリットデメリットを比較していきますので、参考にしてみてください。

目次

フィギュアスケート会場の「座席」区分の考え方

フィギュアスケート座席位置を区別する指標は大きく3つあります。

1)アリーナ席  or  スタンド席
2)ロングサイド or  ショートサイド
3)ジャッジ側 or  ジャッジの向かい側

アリーナ席 or  スタンド席

リンクのあるフロアに設営された席をアリーナ席と呼びます。

通常はリンクのすぐそばに設置された仮設席です。アイスショーなどではリンク上、リンクの外周部分に設置されることもあります。

スタンド席はリンクより上のフロアから出入りする、リンクを見下ろす席です。

会場によっては既存のスタンド席に追加して仮設スタンド席が設置されることもあります。スタンド席は通常「2階席」のみですが、大規模会場だと3階以上の席もあります。

下記の図面は、2023年世界フィギュアスケート選手権の簡易座席図です。会場のさいたまスーパーアリーナは2万名近くが収容できる大会場なので、なんと5階席まであります!

2023さいたまワールド座席表

座席表に書かれているピンク色の「Premium」がアリーナ席。

黄色のスタンドS席が200レベル(2階席)、橙色のスタンドA席が300レベル(3階席)、緑色のスタンドB席と紫色のスタンドC席が400レベル(4階席)、青のスタンドD席が500レベル(5階席)です

ロングサイド or  ショートサイド

リンクの長辺を「ロングサイド」、短辺を「ショートサイド」と呼びます。

ロングサイドとショートサイドに挟まれた、リンクの角部分周りにも座席がある場合、その区域は「三角州(地帯)」と呼ばれることもあります。

アイスショーの場合、ショートサイドの一方にスクリーンやセットなどを設けて、ショートサイド座席は片側にしか作らない場合も多いです。

ジャッジ側 or ジャッジの反対側

「ロングサイド」はジャッジと同じ目線で演技を見られる「ジャッジ側」と、「ジャッジの向かい側」に分かれます

選手の競技プログラムはジャッジ側を「表」として作られています。そのため、プログラム中の印象的なポーズや動きはジャッジ側に向けて行われます。

しかし日本ではスタンドは両サイドともひとまとめ&同価格で販売されるのが常です。座席ブロックを指定して購入できるケースはまずありません。どちら側になるのかは、「運任せ」になってしまいます。

ジャッジがどの位置に座るかは販売時の簡易座席表に記されていることが多いです。
キス&クライ(選手とコーチが得点表示を待つ席)の位置も記してくれている場合もあります。

2022大阪全日本ラクタブドーム座席表

上記は2022年大阪での全日本フィギュアスケート選手権の簡易座席表です。
「K/C」と書かれているのがキス&クライの設置場所です。

ホームページ等に記載されている座席表にジャッジ席の位置が記されていない場合は、「貴賓席」が設けられている側にジャッジ席が設けられることが多いです。
(通常ジャッジ席の後ろに来賓&関係者席が設けられるため)

キス&クライについては設置場所の予想はしづらいです。

各座席のメリット・デメリット比較

アリーナ席のメリット・デメリット

<メリット>
・スケーターが風を切り滑るのが間近で感じられて、迫力抜群
・スケーターの表情を肉眼で確認しやすい
・試合やショーによっては最前列指定でチケットを購入できる場合がある
・表彰式後の周回時ではメダルを獲った選手たちがすぐ近くを通る
・規制退場時は最初に退場できる場合が多い

<デメリット>
・お値段が高い
・通常パイプ椅子で、座り心地は良くない
・リンクに近いので冷え込む
・2列目以降だと前の人の頭が邪魔になるリスクがスタンド席より高め
・スケーターが近くを通る時は、ボードでさえぎられて足元が見えないことも
・ショーで複数スケーターが離れて滑るときは、複数のスケーターを同時に視野に入れるのが難しいことも


<メリット?デメリット?>
・テレビ放送が入る場合、演技映像の端々に自分が映り込みやすい(特にロングサイド)

スタンド席のメリット・デメリット

<メリット>
・アリーナのパイプ椅子よりは座り心地はマシ
・スタンド上段ならお財布に少しは優しい値段
・2階席前方なら選手の表情を肉眼で確認可能
・ショーの場合、大勢が同時に演技した時の並びや演出の全貌をつかみやすい
・スケーターのスケーティングやリンク使いがよくわかる

「俯瞰で見るとスケーティングの差がよくわかる」と、3階席以上を好まれるスケオタの方は意外といます

選手の表情などはテレビで確認することができますが、俯瞰で演技を見られるのは現地ならではの特権です
(人気選手の演技の俯瞰映像、毎回配信してくれるとよいのですが…)


<デメリット>
・2階席後方より上段になると、選手の表情は確認できない
・スタンド席の範囲があまりにも広大なため見え方に差が大きく、「バクチ感」がスゴイ

 <例>
*最前列席だと手すりが視界に入る場合がある
*ジャッジ側前方席でも、目の前にテレビカメラが何台もあり邪魔に感じることがある
*席によってはキス&クライが肉眼で見えない

ロングサイドとショートサイド、どっちがいい?

ロングサイドの中央部ですと、スケーターがどちらのサイドに行っても見やすいです。

ショートサイドは、反対側にスケーターが行ってしまうと「遠い」と感じます。でもあっという間に戻ってきてくれるのでストレスは少ないです。助走距離が必要な高難度ジャンプはショートサイドで跳ぶ場合が多いので、すぐ目の前でジャンプを見られるのはかなり魅力です。

アイスショーでは、ショートサイドの片側をつぶして演出映像用スクリーンや背景セットなどを設ける場合が多いです。そのため「アイスショーの演出全体を見るなら(セット等の反対側の)ショートサイド!」という方は多いです。群舞などはショートサイド方向に向かって進んでくる場合が多いのでワクワクできます。

ジャッジ側とジャッジの向かい側、それぞれのメリット&デメリット

試合の場合、プログラム中の印象的なポーズや動きはジャッジ側に向けて行われます。印象的な所作が多いアイスダンスではジャッジの向かい側だと寂しさを感じることも。

しかし、ジャッジの反対側はつまらないというわけではありません。テレビでは見ることのできない角度で演技を見られるので新鮮さがあります。また、ジャッジ側に比べテレビカメラの台数が少ないため反対側の方が見やすいと感じる人も多いです。

繰り返しになりますが、どこの席を好むのかは「人それぞれ」です。海外では自分で座席位置を指定して券を購入できる場合が多いのですが、ジャッジ側と反対側とで人気に大きな差はありません。

日本もせめてブロックごとに分けてチケット販売してくれると観客は自分の好みの位置を選べるんですけどね…

以上、ごく基本的な座席についての情報紹介でした
座席選びの参考になれば幸いです!

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