※2024/9/9 追記あり
いや~昨夜CS日テレプラスで放送された「THE ICE 2024」には驚かされました。
昨日の放送時間は愛知公演をたっぷり放送予定の9月22日版とは異なり、1時間のみ。しかも「インタビュー映像などを含めたオリジナル編集の日テレプラス特別版」とのこと。私は「後日ショー全体を録画できるのなら、初回放送版はインタビュー映像やコラボプロ準備の様子がたっぷり含まれてるといいな」と期待していました。
しかし、放送された内容には驚愕しましたよ!
これもう事実上の「宇野昌磨引退記念特集番組」でしょ!?
有料のCS放送なので番組内容詳細までは書けないですが、宇野昌磨ファンには「神番組」の域でしたので、面白かったところの断片を書き残しておきます。
昨日はyoutubeメンバーシップ動画で試合前のヘアセットについての笑えるエピソード&発言も見られたし、盛りだくさんの幸せな一日でしたわ。本当昌磨さんは「ナチュラル」です。
宇野昌磨ファンが喜ぶ過去映像満載
番組内では、中京テレビ保存と思われる過去映像が次々と流されます。
ファンにとってはもはや見慣れた服装の小学生の昌磨さん映像(名古屋の大須スケートリンクで撮影したもの)が何バージョンも出て来るのですが、「『見慣れたあのシーン』ではない未見のやりとりが」ちょこちょこ出て来るんですよ!(中京テレビでは過去放送されたことがあるシーンなのかもしれませんが、私は初見)
五輪メダル獲得時や引退会見時のニュース特集などでは幼少期の昌磨さん映像が度々使われましたが、使うシーンって大体決まってるんですよね。ファンならば「ハイハイ、あのやりとりね」って次に何を昌磨さんが喋るかまで把握できてしまっています。なので今回放送された幼少期昌磨さんの映像がどれほど新鮮だったか!もうこの時点でテンションMAXですよ。
そして浅田真央さんと出ていた頃のTHE ICEの映像もふんだんに出て来る!
昌磨さんが小学生時代、第1回THE ICEで演技した際の映像もちょっと長めに見られたし、昌磨さん高校生18歳時の浅田姉妹とのトークコーナーまで!私この頃はアイスショーに興味全然無かったからこれまた初見!
名古屋の関係者インタビューが秀逸!
スケートし始めたばかりの頃の昌磨さんを覚えている大須スケートリンクスタッフさん達が当時のエピソードを色々話してくださいました。子ども向けスケート教室でまだ教えてない技(T字ストップですかね?)を「僕それできるよ」と言って見せてくれた話は初耳でした。
<※2024/9/9追記 改めて聞き直したらスタッフさん「二の字ストップ」っておっしゃってたのでT字じゃなくて二の字が正解でした>
昌磨さんは「初めて大須スケートリンクに行った時に転んでしまって、顔面を氷に打ち付けて泣いて帰った」って話を度々しています。
でも初日はともかく、「やっぱり最初からやたらうまい幼児だったんじゃん!」って思いました(笑)
しかも後半には樋口美穂子先生のインタビューまで!
トリプルアクセル習得に苦しんでいた時代を振り返った表現がめちゃくちゃ面白かったです(苦笑)。二人の関係性がよくわかるというかなんというか。直接彼を知らないファンでもあれだけ心配していたんだもの、彼の努力を日々見ているコーチはどれだけ心配だったことでしょう。
CS放送でもいい、Blu-Rayでもいい、中京テレビさんは昌磨さん取材映像素材を関係者インタビューとセットにして出してくれないだろうか。何なら映像素材そのままでもいい。熱心なファンは間違いなく購入するでしょう、私は買います(笑)。
宇野昌磨節炸裂のインタビュー最高w
そして大須スケートリンクで撮影した宇野昌磨さん本人のインタビューが最高でした。
なんというか・・・昌磨さんらし過ぎて。
ロッカーの話
子ども時代に大須スケートリンクのロッカーにふざけて入ってたってエピソードは初出かと思います。最初は「あ~うちの息子も小柄だったからよく我が家の掃除機入れる棚に入って遊んでたわw」なんて思ってたけど、昌磨さんが案内して見せてくれたロッカーのサイズには驚愕。そこにどうやって入ったんだ…w
お母さまが当時その光景を写真に残してないだろうかと一瞬期待しちゃったけど…
そういうおふざけって普通親の目を盗んでやりますよね(苦笑)
「何を言っているかわからない」の破壊力
そして番組中最も爆笑したのは昌磨さんの「何言ってるかわからない」発言(苦笑)。
ここはもう話題になりまくってるから流れを書いちゃいましょう。それは愛知会場で録ったファンのインタビュー集を昌磨さんに見せるというくだりでした。
ファンが口を揃えて褒めるのは音楽表現の素晴らしさ。「昌磨さんは音に合わせて滑っている感じではなくて、昌磨くんが音を出しているかのような滑り」「音を体現化している」「踊っているんじゃなくて、昌磨さんの体から音楽が流れて来る」などなど。
ファンの方も「昌磨さんファンはみんなそう言っています」と主張していたし、かくいう私もそういうことをここに書いたことがあります。
しかし、そのインタビュー集を見せられた昌磨さんが大真面目な顔をして言うのが…
「悪いふうに受け取ってほしくないんですけど…何を言っているかわからないです、皆さんが」
私、もう爆笑でした
昌磨さんはどうやら「ぼくは普通に音楽に合わせた振付通りに滑っているつもりなのに、何でみんなそんなこと言うんだろう?」と純粋に疑問に思っている様子。「自分はその時その時の気持ちを乗せつつ普通に振付やってるだけ、体から音楽を発するような何か特別なことをしたつもりはないのに皆何を言ってるんだろう…?」という感じなんでしょうか?
ここの一言に至るまでの流れが感動的な作りだっただけに、あの一言の破壊力は凄かったです(笑)。
彼の音楽のリズムの取り方、感情の乗せ方には独特の天性があるんですよね。この個性が癖になる人には本当たまらんのですけど、当の本人は全く無自覚だということがわかって面白かったです。
普通褒めちぎったファン相手に「何言ってるかわかんない」なんて言ったら炎上しかねません。でも、宇野昌磨ファンは見渡す限りみな爆笑&大喜び(笑)。
私も「いや~こういう予想外の返しが来るから、ますますこの人のファン止められんわ、新発見多くて面白すぎるw」と思いましたわ(笑)。
コラボプロを作る過程もたっぷり
この番組は「THE ICE 2024」ですから、当然舞台裏の紹介や出演者インタビューもありました。紹介された舞台裏は、チャ・ジュンファン選手とのコラボ「トゥーランドット」と太鼓芸能集団・鼓童さん×宇野昌磨さんコラボの二つ。
「トゥーランドット」ではシングルスケーター同士が振りのタイミングを合わせる難しさを紹介していました。
「なるほどあの部分はそういうやり方でシンクロできるようにしたのね!」という工夫もわかって、物凄く興味深かったです。私たちは完成した演技しか見せてもらえていないけれど(リハーサル見学の時点ではもう完成形になってましたから)、あそこに至るまでは色々大変だったんだなぁと。
鼓童さんとのソロコラボも、「生演奏と演技をどう合わせて行くか」を相談しつつ進めて行く初回音合わせの様子を見せてもらえました。
振り付けは佐藤有香さん主体だったのか昌磨さん主体だったのかは結局よくわからないままでしたが。「コアなファンしか見ないCS放送なんだからもっとたっぷり見せてよ~~~!」って思いましたね。
引退記念風構成にするのなら、先に教えて
上記の部分をたっぷり放送してくれたので、番組内で放送された愛知公演の演技映像はオープニング(Adoさん「唱」部分)とトゥーランドットと鼓童×昌磨さんコラボとフィナーレしかないという潔さでした。
THE ICE 2024の愛知公演は9月22日にCS日テレプラスにてたっぷり放送されるようなので、演技以外の部分をこれぐらいたっぷりやってくれたのは私はありがたかったです。でもTHE ICE2024に出演していた他スケーターのファンはなかなかショー映像が流れなくて戸惑ったかもしれませんね。
今年は日テレプラスのX(Twitter)アカウントでも、THE ICE 2024の公式ホームページでも放送予定のお知らせ無しでしたし。会場で貰ったフライヤー見ながら「放送あるよね?」とちょびと心配になりました。ちゃんとEPGには表示されてたから落ち着いてましたけど。
今まで「宇野昌磨特集」との看板を掲げておきながら「誰の特集やねん!」と突っ込みたくなるタイトル詐欺的企画は過去何度も体験してきましたが…
今回は「別のものが主題のはずなのに何故か自分の推しがたっぷり取り上げられている」という「真逆の立場」を初めて経験したかも?
宇野昌磨ファンとしては「神番組」でしかなかったので「タイトル詐欺だ!」という怒りはさすがに湧いてきません。
でも、さすがに「宇野昌磨さん引退を記念し、地元リンク訪問や懐かしの過去映像などもたっぷりお届け」ぐらいの情報が事前にあれば…とつい思ってしまいます。「そんな内容だったのならCS加入したのに!」って人複数見かけました。もったいないっす。
私もHDDに残したままの版とBlu-ray保存版を分けたいので是非再放送をお願いしようと思います。鼓童さんのソロプロ後半、実際観た演技の記憶と比べるとだいぶ音がずれてるような気がしたんですけど、もしずれてたのなら修整してほしいですしね。