<1/13追記>米国フィギュア2026代表発表まとめ|ミラノ五輪・ワールド・四大陸・世界ジュニア派遣を見て

青空の下たなびく3つの米国国旗

米国のミラノ・コルティナ冬季オリンピック2026(ミラノ五輪)フィギュアスケート競技代表、および世界フィギュアスケート選手権2026(プラハワールド)、四大陸選手権、世界ジュニア選手権の派遣選手が発表されました。

ミラノ五輪に関しては予想通りの選出でしたが、四大陸や世界ジュニアでは少し驚きもありました。今回は、米国の代表発表情報を整理していきます。

ちなみに、カナダナショナルのアイスダンス&女子も決着がついていて、あとは代表発表を残すのみとなっています。女子は特に熱い戦いでしたが、それはまた改めて。

<1/13追記>
四大陸選手権代表男子の変更情報を追記
(ジェイソン・ブラウン選手がエントリー一覧から外れて補欠のリアム・カペイキス選手が入りました)

目次

米国の派遣選手一覧と寸評

第25回オリンピック冬季競技⼤会(2026/ミラノ・コルティナ)

開催期間(開催地):2026/2/6 〜 2026/2/22 (イタリア ミラノ・コルティナダンペッツォ)

以下、米国スケート連盟発表に基づく、米国のミラノ五輪派遣選手名一覧です。
各カテゴリと人名(敬称略)の並びは、連盟の発表資料に基づきます。※選考順ではなく姓のアルファベット順です

選考が注目されていた男子シングルは、全米表彰台通りの選出です。
ペアの2枠目は、エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組。スロージャンプの体勢に入る前に転倒するハプニングでSP8位スタートとなり、そこから五輪代表にたどり着いた展開は劇的でした。

<女子>
アンバー・グレン
イザボー・レヴィト
アリサ・リウ


補欠
1.ブレイディ・テネル
2.サラ・エバーハード
3.スター・アンドリュース

<男子>
イリヤ・マリニン
マキシム・ナウモフ
アンドリュー・トルガシェフ


補欠 
1.ジェイソン・ブラウン
2.樋渡知樹
3.ジェイコブ・サンチェス

<ペア>
エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組
エリー・カム/ダニエル・オシェイ組


補欠
1.オードリー・シン/バラージ・ナギー組
2.バレンティーナ・プラザ/マクシミリアーノ・フェルナンデス組
3.チェルシー・リュウ/ライアン・ベダード組

<アイスダンス>
クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ組
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組
エミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組


補欠
1.キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組
2.エミリー・ブラッティ/イアン・サマービル組
3.ウーナ・ブラウン/ゲージ・ブラウン組

ISU 世界フィギュアスケート選⼿権⼤会 2026

開催期間(開催地):2026/3/24 〜 2026/3/29 (チェコ プラハ)

女子とアイスダンスは正代表・補欠ともに五輪と同一です。
男子はマキシム・ナウモフ選手の代わりにジェイソン・ブラウン選手が入りました。

ペアは、五輪出場に必要な国籍条件を満たさなかった全米1&3位のアリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組とケイティ・マクビース/ダニエル・パークマン組が出場します。五輪・ワールド共に出場するのはエリー・カム/ダニエル・オシェイ組のみです。

<女子>
アンバー・グレン
イザボー・レヴィト
アリサ・リウ


補欠
1.ブレイディ・テネル
2.サラ・エバーハード
3.スター・アンドリュース

<男子>
ジェイソン・ブラウン
イリヤ・マリニン
アンドリュー・トルガシェフ


補欠 
1.マキシム・ナウモフ
2.樋渡知樹
3.ジェイコブ・サンチェス

<ペア>
アリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組
エリー・カム/ダニエル・オシェイ組
ケイティ・マクビース/ダニエル・パークマン組


補欠
1.オードリー・シン/バラージ・ナギー組
2.エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組
3.バレンティーナ・プラザ/マクシミリアーノ・フェルナンデス組

<アイスダンス>
クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ組
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組
エミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組


補欠
1.キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組
2.エミリー・ブラッティ/イアン・サマービル組
3.ウーナ・ブラウン/ゲージ・ブラウン組

ISU 四⼤陸フィギュアスケート選⼿権⼤会 2026

開催期間(開催地):2026/1/21 〜 2026/1/25 (中国 北京)

四大陸選手権は五輪日程と接近しており、時差調整が大変になる北米の五輪代表選手は派遣されない可能性が高いと見ていました。男子の樋渡知樹選手をはじめとする、あと一歩で五輪代表を逃したメンバーでほぼ構成されています。

しかし、アイスダンスのエミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組が四大陸代表に名を連ねていたのには驚きました

これはエミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組はミラノ五輪団体戦には出場せず、マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組がRDとFD両方を滑るという判断なのかもしれません。

<女子>
スター・アンドリュース
サラ・エバーハード
ブレイディ・テネル


補欠
1.エリス・リン=グレイシー
2.ジョセフィン・リー
3.ケイティ・シェン

<男子>
ジェイソン・ブラウン
樋渡知樹
ジェイコブ・サンチェス


補欠
1.リアム・カペイキス
2.ジミー・マー
3.ダニエル・マルティノフ

<ペア>
アリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組
ケイティ・マクビース/ダニエル・パークマン組
オードリー・シン/バラージ・ナギー組


補欠
1.チェルシー・リュウ/ライアン・ベダード組
2.バレンティーナ・プラザ/マクシミリアーノ・フェルナンデス組
3.オリヴィア・フロレス/ルーク・ワン組

<アイスダンス>
ウーナ・ブラウン/ゲージ・ブラウン組
キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組
エミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組


補欠
1.エミリー・ブラッティ/イアン・サマービル組
2.カタリナ・ウルフコスティン/ドミトリー・ツァレフスキー組
3.エヴァ・ペイト/ローガン・バイ組

<1/13追記>
ジェイソン・ブラウン選手は欠場し、補欠1番手のリアム・カペイキス選手がエントリーしていました。四大陸選手権では、ジェイソン・ブラウン選手の演技は見られません

ISU 世界ジュニアフィギュアスケート選⼿権⼤会 2026

開催期間(開催地):2026/3/3 〜 2026/3/8 (エストニア タリン)

全米4位、シニア選手として四大陸出場が決定したジェイコブ・サンチェス選手は世界ジュニアにも派遣決定。彼は今季はジュニアの試合には全く出ていなかったので、2023世界ジュニアの三浦佳生選手のような「出戻り」出場となります。

世界ジュニアのタイトルを狙うソ・ミンギュ選手や中田璃士選手にとっては手ごわいライバルが増えました。

ジェイコブ・サンチェス選手は昨季のジュニアグランプリシリーズではファイナルを含め全て優勝していたのに、世界ジュニアでは4位と表彰台を逃しています。世界ジュニアのメダルを獲って、来季のワールドランキングを少しでも上げさせたいという意図があった可能性もあります。出場が有力視されていたパトリック・ブラックウェル選手は第一補欠です。

※カップル競技の補欠選手表記は省略しています

<女子>
ソフィー・ジョリーン・フォン・フェルテン
アンジェラ・シャオ


補欠
1.アニカ・チャオ
2.シェリー・チャン
3.エミリア・ネミロフスキー

<男子>
ルシウス・カザネツキ
ジェイコブ・サンチェス


補欠
1.パトリック・ブラックウェル
2.カレブ・ファリントン
3.ロレンゾ・エラーノ

<ペア>
オリヴィア・フロレス/ルーク・ワン組
レーガン・モス/ヤコブ・ガルバヴィ組

<アイスダンス>
ハナ・マリア・アボイアン/ダニエル・べセルキン組
ジェーン・カルフーン/マーク・ジェルティシェフ組
ジャスミン・ロバートソン/チェイス・ローナー組

派遣選手発表についての印象

五輪代表は、代表メンバーのみ参加のエキシビションで発表

今回の米国五輪派遣選手の発表は、エキシビションで行われました。NBCの放送に合わせて、五輪代表選手たちが一人/一組ずつリンクに現れて演技をする形式で、観客&視聴者はそこで初めて誰が代表に決定したのかを知るという劇的な発表方法です。

そのため、米国市民権が期限までに取得できず、五輪出場ができなかったペアのアリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組は優勝者なのにエキシビションに出場していません。(ペア3位のケイティ・マクビース/ダニエル・パークマン組も出場なし)

もともと今大会のエキシビションは大会ホームページには「Making the Team」という名称で告知されており、代表発表を兼ねるのだろうと思ってはいたのですが…まさか大会優勝者が出ないなんてと驚きました。

これについては米国内でも「全米のメダリストたちに対して敬意を欠いている」との意見が出ているようです。

私もこの発表形式には抵抗感を感じます

日本の「MOI(全日本選手権翌日に行われるメダリスト・オン・アイス)」ではワールド・四大陸・世界ジュニアの代表なども出場しますし、チャンピオンシップ大会の代表に選ばれていない全日本メダリストが出ることもあります

発表は事前に行われていて、観客は心の整理をある程度する時間もありますしね

NBCの放送に合わせているので、CMの間に不自然な間が度々入るのも微妙でした。私は五輪代表のみをここまで特別扱いすることに少々違和感を覚えます。あまりこの形式の発表は広がってほしくないですね。

五輪以外の派遣メンバーはプレスリリースで確認

放送ではワールド・四大陸・世界ジュニアの代表がわかりそうもなかったので、私は米国スケート連盟の公式サイトのプレスリリースで確認しました。

代表派遣メンバーに思うこと

ジェイソン・ブラウン選手は全米こそ8位でしたが、今季シーズンベストスコアは米国男子の中ではイリヤ・マリニン選手につぐ2番目です。私はワールドには安定性の高いジェイソン・ブラウン選手と樋渡知樹選手を入れて来るのではないかと思っていました。

ジェイソン・ブラウン選手はワールドも四大陸も枠取りの任務を任されることになりましたが、樋渡知樹選手は四大陸のみの出場となりました。おそらく彼は今季で引退では?と私は思っているので、ワールドに選出されなかったのはとても残念に思います。3年がかりでここまで上げてきていたのに。

一番残念なのが、アイスダンスのエミリー・ブラッティ/イアン・サマービル組です。全米6位のブラウン兄妹はシーズン前半の活躍もあって四大陸代表に入れましたが、全米5位の彼らはチャンピオンシップ大会派遣なし。友野一希選手が2024年のチャンピオンシップ大会派遣なしだったことを思い出しました。層の厚さが恨めしいです。

試合終了から一晩がたち、少しずつ私の気持ちも整理されていっています。

ただ、複雑な気持ちはまた訪れそうです。今でもカムデン・プルキネン選手が出場できていれば…と今も内心思っているくらいですし。

出場できなかった選手たちのぶんも、出場が決まったメンバーには心からの応援を送りたいと思います。

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