ミラノ五輪フィギュア ペア展望|りくりゅう・ゆなすみとライバル勢、日程・放送情報

青空にたなびく五輪旗と白いフィギュアスケート靴写真が左右に配置されている画像

ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(ミラノ五輪)フィギュアスケート競技個人戦はアイスダンス・男子シングルが終了。今後はペア、続いて女子シングルが実施されます。

本記事では、ペアと女子シングルの日程・放送や配信の予定を整理。ペアの注目選手や見どころ、メダル争い情報をまとめています。

目次

今後のフィギュアスケート関連スケジュール

ペア・女子シングル等、今後のミラノ五輪フィギュアスケート関連のスケジュールは下記の通りです。

日程実施予定時刻(日本時間)カテゴリ(種別)
2/16
(月)
03:45~06:54 ペアSP
2/17
(火)
04:00~06:53 ペアフリー
06:53~07:15 ペア表彰式
2/18
(水)
02:45~06:59 女子SP
2/20
(金)
03:00~06:57 女子フリー
06:57~07:10 女子表彰式
2/22
(日)
04:00~06:30 エキシビション
2025/12/22 ISU発表公式スケジュールに基づき作成 都合によりスケジュールが変更になる場合があります

ペア&女子シングル テレビ放送&配信予定

個人戦のペア・女子シングルは、どちらも地上波テレビで生放送されます。
ペアSPはフジテレビ系列とNHK BS、女子シングルSPはTBS系列とNHK BSで生放送の予定です。

フリーはペア・女子シングルともにNHK総合⇒NHK Eテレでのリレー生放送となります。
表彰式はEテレでそのまま継続放送してくれればいいのですが、サブチャンネルでの放送となる可能性がありますので、録画保存したい場合は要注意です。

今後のペア・女子シングルの競技の放送や配信の予定詳細、配信リンクは下記の表にまとめました。
エキシビションと閉会式の情報も入れています。

日程競技内容放送&配信予定
2/16
(月)
【個人戦】
ペアSP
03:45~06:54
【生放送】
▼フジテレビ
03:00~07:10
▼NHK BS
03:40~06:50

【録画放送】
▼NHK BSP4K
08:00~10:35(録)
【ライブ配信】
TVer:フジテレビ版(3:00~)
TVer(3:40~)
2/17
(火)
【個人戦】
ペアフリー
04:00~06:53
表彰式
07:04~07:11

【生放送】
▼NHK 総合
03:55~06:00
▼NHK Eテレ
06:00~06:50

【録画放送】
▼NHK BSP4K
08:00~10:40
【ライブ配信】
NHK ONE(3:55~)
※日本語実況
2/18
(水)
【個人戦】
女子SP
02:45~06:59
【生放送】
▼TBS
02:45ごろ~08:00
※前日22時より放送中の五輪中継枠内にて、女子SP開始時に放送競技切り替え予定
▼NHK BS
02:40~06:55

【録画放送】
▼NHK BSP4K
08:00~11:40
▼BS-TBS
12:00~15:55
【ライブ配信】 
TVer:TBS放送版(前夜22:00-)
TVer(2:40-)
2/19
(木)
実施なし
2/20
(金)
【個人戦】
女子フリー
03:00~06:57
表彰式
07:03~

【生放送】
▼NHK 総合
02:55~06:00
▼NHK Eテレ
06:00~6:55
(表彰式延長の可能性あり)

【録画放送】
▼NHK BSP4K
08:00~11:45
【ライブ配信】
NHK ONE(02:55~)
2/21
(土)
実施なし
2/22
(日)
04:00~06:30
エキシビション
【生放送】
▼テレビ東京
03:30~07:00
▼NHK BS
03:55~06:30

【録画放送】
▼BSテレビ東京
ハイライト
10:00~12:00
▼NHKBSP4K
13:00~15:30
【ライブ配信】
TVer:テレビ東京系列放送版(3:30~)
TVer(3:55 ~)
2/23
(月)
04:30~
閉会式
【生放送】
▼NHK総合
03:55~06:00頃
※終了時間は現不明
【ライブ配信】
NHK ONE
(配信予定情報は現時点では未公開)

滑走順(スタートリスト)

記事公開時点ではペアSP滑走順が確定済み。下記にペアと女子SPの滑走リンクを追加しています。

ペアSPスタートリスト
(顔写真入り オリンピック公式サイト(日本)版)

女子SPスタートリスト 
※記事公開時点では滑走順抽選前のため、未表示ですが近日中に公開されます 

※上記ページ下部に演技予定時刻(現地時刻)も記載した「スタートリスト」PDFリンクが掲載されています
 下記のISU版リザルトページにも同じPDFが Time Schedule(PDF) 欄から見られます

スケジュール、滑走順、順位、採点表等へのリンクが網羅されたページは下記のリンクからどうぞ。

ミラノ五輪2026フィギュアスケート競技リザルト(ISU版)

史上初めて「ペア」に日本選手2組が出場

今回の五輪では、史上初めて日本から2組ペアが出場します。

金メダル最有力候補ペア「りくりゅう」

日本の視聴者にもっとも期待されているのは、「りくりゅう」ペアこと三浦璃来/木原龍一組でしょう。

SP・フリー共に今季最高記録を持つ現世界王者

結成3シーズン目で臨んだ北京五輪では、日本初のペア入賞となる7位。

成長のスピードはめざましく、2023年・2025年の世界フィギュアスケート選手権(ワールド)で2度金メダルを獲得しています。過去4年間のワールドで3位以下になったことがない、金メダル候補筆頭のペアです。

団体戦SPのダイジェスト映像です

二人の注目ポイント

現地で彼らを見るとものすごくよくわかるのですが、とにかくスピードが速い。そして、リフトでの移動速度と移動距離が凄い。

そして、同調性が凄まじい。スピンの一挙一動をあんなにピッタリ合わせられる組はそうそういません。

ジャンプの安定度が課題でしたが、今季のスロージャンプは安定度を増しています。二人揃って跳ぶサイド・バイ・サイドジャンプで回転不足をとられがちなのは唯一の弱点。団体戦フリーでも三連続ジャンプで軽微な回転不足「q」がつきました。でもこれは、まだフリーの得点を伸ばせる余裕があるということです。

三浦選手の脱臼アクシデントを超えて

年末の全日本選手権ではショートプログラム(SP)の6分間練習中に三浦璃来選手が肩を脱臼、フリーを棄権するというアクシデントがありました。

その後の経過が心配されていましたが、ミラノ五輪団体戦では絶好調でフリーのパーソナルベスト(PB)スコアを8点近くも更新。現地公式練習では、引き続き好調だと報告されています。

期待し過ぎはよくないと言い聞かせていますが、やはり期待は高まります

ぜひメダルを手にしてほしい二人です

急成長中の若手ペア「ゆなすみ」

もう一組の日本ペアは「ゆなすみ」こと長岡柚奈(ゆな)/森口澄士(すみただ)組です。北京五輪の「りくりゅう」と同様に、結成3シーズン目で五輪を迎えます。

「りくりゅう」二人は結成前のペア経験歴が長いですが、この二人は北京五輪当時の「りくりゅう」よりは経験が浅いです。なのに信じられないぐらい猛スピードで成長していて、先月の四大陸選手権では銅メダルを獲得。五輪で入賞が期待されるレベルにまで成長しています。

森口澄士選手のペア競技歴は5年目ですが、ペアに専念し始めたのは長岡柚奈選手と組み始めてから。長岡柚奈選手がペアを組んだのは森口澄士選手が初めてで、ペア経験は3年目です。

二人の注目ポイント

彼らの強みも「りくりゅう」同様、スピードの速さと、リフトでの移動速度&移動距離リフトのスピード&安定感は全組中トップの評価を受けることもあり、日本のスケオタの間で広まった「森口運送」なるニックネームは今や海外のフィギュアスケートファンにも広まってきています(笑)

ペアスピンなどでの「動きの同調性」は今後の課題ですが、基礎点が高いトリプルループジャンプを二人揃って跳べるのは強みです。

二人の歴史

「ゆなすみ」に興味を持たれた方用に、彼らの歴史を振り返る記事を別途作成しました。
関心のある方はこちらをどうぞ。

「りくりゅう」とメダル争いをするライバルたち

先日の団体戦の結果を見てもわかるとおり、今の「りくりゅう」は金メダル最有力候補です。

でも、アクロバティックな「大技」が多いペアはミスの有無で順位が上下することが多々あります。メダル争いに食い込んできそうなペアとしては、まず下記の3組。

ミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン組(ドイツ)

ライバルの筆頭は「ハゼボロ」ことミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン組でしょう。

「団体戦出場なし」の影響は?

メダル候補のペアで団体戦に出ていないのは彼らだけ(ドイツは団体戦出場できず)。
個人戦のみにピークを合わせてこれるという点で、アドバンテージがあります。

難易度の高い技を確実に決めてこられるのが強みのペアですが、今季は不安定に見える試合が多かった印象です。

それでも名古屋グランプリファイナル(GPF)のフリーでは「りくりゅう」を上回る得点を出していますので、持ち前の安定力を発揮できれば強いです。

サラ・コンティ/ニッコロ・マチー組(イタリア)

「コンマチ」ことサラ・コンティ/ニッコロ・マチー組は、名古屋GPFの銀メダリスト。優勝した「りくりゅう」との点差はわずか1.93でした。

彼らは、情感溢れる表現力が強み。スピード感などは「りくりゅう」と比較するとあと一歩及ばない感はあるのですが、現地で見ると理屈抜きに感情を持っていかれます。何か不思議なパワーを持っているペアです。

ベテランで試合経験も豊富、地元イタリアの選手ということもあって、ミラノ五輪の最大のライバルは彼らではないか?と私は思っていました。

年末の怪我の影響は?

しかしサラ・コンティ選手が年末の練習中に右ひざ靭帯を傷め、欧州選手権を欠場。今も痛みはるようで団体戦でも右膝にサポーターをつけたまま演技をしていました。

彼らは完全に回復しきっていない状況で、「りくりゅう」同様団体戦のSP・フリー両方を全力で滑りました。その疲労がどう影響しているかは懸念材料です。

アナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組(ジョージア)

「メテベル」ことアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組は、昨シーズンまではジュニアの試合にも出場していた若手です。日本人の目からすると、二人とも大人っぽく見えるのですが女性20歳、男性23歳の若手。

スピード感があり、高難度の技を確実に決めて来るのが強み。スロージャンプの失敗はめったにありません。

ただ若さゆえか、たまに思いもかけない大きなミスをすることがあります。今の実力的にはこのペアが一番「りくりゅう」に迫れるのでは?と感じています。

大舞台経験の少なさの影響は?

しかし、大舞台経験の少なさからいって、五輪で実力を発揮するのは簡単ではないのではとも思います。

彼らも団体戦でSP・フリーを全力で滑りました。ただ、若い彼らはベテラン勢に比べると疲労の心配が少ないです。

むしろ団体戦でプレッシャーを経験したことがいい方向に傾くかもしれません。

その他のメダル候補

他の候補としては下記の3組を上げておきます。

ディアナ・ステラート=デデュク/マキシム・デシャン組(カナダ)

2024ワールド金メダルの「ステデシ」ことディアナ・ステラート=デデュク/マキシム・デシャン組

ディアナ・ステラート選手は42歳で五輪初出場なので、メディアでも大きく取り上げられると思います。

ただ、今季は今一つ調子が上がっていません。そのうえミラノ出発直前の怪我が原因で団体戦を欠場しました。

SPに入れていたペアのバックフリップ技でミスが出てディアナ・ステラート選手が頭部を負傷したためです。

個人戦には間に合いましたが、頭部の怪我だとしばらく練習もできなかったと思われます。仕上がりにはかなり不安が残ります。

上記の記事によると、SPではバックフリップを外すそうです。もともとわずかな加点要素にしかならないですし、無理をする必要はありません。

以前公開した記事にも書きましたが、私は体力の限界に挑戦する試合や、技の習得過程でこうした事故は起きやすいのでバックフリップ技の解禁を快く思っていません。

ディアナ・ステラート選手は世界中の中高年女性に勇気を与える存在だと思うので、是非頑張ってほしいです。

マリア・パブロワ/アレクセイ・スヴィアチェンコ組(ハンガリー)

「パブスビ」ことマリア・パブロワ/アレクセイ・スヴィアチェンコ組は、今季名古屋GPFでは5位、欧州選手権では3位です。

彼らが持てる力を発揮したうえでメダル候補の4組にミスが出ると、彼らが表彰台に食い込む可能性も十分ありそうです。

ちなみに彼らは「ゆなすみ」と同門。ミラノ五輪直前は一緒にトレーニングをしてきた仲間です。おそらく互いに応援しあう姿が見られるんじゃないかと思います。ちなみにメダル候補の「ハゼボロ」も同門で、名古屋GPFのときは暫定首位席(リーダーズチェア)から「パブスビ」を熱烈応援していました(笑)

その時のエピソード詳細はこちら

スイ・ウェンジン/ハン・ツォン組(中国)

北京五輪で金メダル獲得後、引退状態だった「スイハン」ことスイ・ウェンジン/ハン・ツォン組は、ミラノ五輪シーズンに電撃復帰しました。

大好きなペアでしたが、本人たちが望んでの復帰には見えなかったため、彼らをどう応援したものか悩ましいシーズンでした。

そのうえ、スイ・ウェンジン選手は股関節と足の怪我が深刻な状況で先月の四大陸選手権とミラノ五輪団体戦SPに出場。その演技は痛々しさを感じさせました。

ただ、彼らはメンタルの強さが凄まじい大ベテラン。思いもかけないパワーを発揮する可能性はあるとは思います。

それでも無理をしてほしくないので、このミラノ五輪の彼らをどういう気持ちで見守ったらいいものか…
私自身は今も悩んでいます

その他の注目選手たち

エリー・カム/ダニエル・オシェイ組(米国)

その他、私が注目する選手の筆頭は、アメリカの「エリダニ」ことエリー・カム/ダニエル・オシェイ組

苦手だったスロージャンプを団体戦フリーでは両方決め、団体戦のアメリカ金メダルの立役者となった組です。

彼らの団体戦での活躍の詳細はこちら

団体戦でSP・フリー両方を滑った疲労に対する不安も大きいですが、フリーでの好演技で得た自信がいいブーストになるかも?という期待は程ほどにあります。

エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組(米国)

同じくアメリカの「チャンハウ」ことエミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組は、全米選手権のSPでの大ミスからの大逆転で五輪代表をつかみ取りました。

劇的だった全米選手権ペアの闘い詳細についてはこちら

スペンサー・アキラ・ハウ選手は日本人の血を引いています。(父親が米国人で母親が日本人)実はジュニア時代には日本の女子選手とペアを組んで試合に出ていたこともあります。

リア・ペレイラ/トレント・ミショー組(カナダ)

団体戦でアメリカの「エリダニ」と熾烈な順位争いを繰り広げた「リアトレ」ことリア・ペレイラ/トレント・ミショー組。彼らも団体戦のSP・フリー連戦組です。

疲労は心配されますが、団体戦フリーでPBを10点以上も更新していたので勢いに乗って来るかもしれません。

ペアSPは(月)、フリーは(火)の早朝!

ミラノ五輪ペア競技開幕まで、あとわずかとなりました。

その後開催される女子シングルの見どころについては、余力があれば別記事でまとめられたらと思っていますが、ペアで嬉しい展開が続いたらまとめきれないかも…。

でも、女子シングルの見どころや注目選手情報については各メディアがたっぷり書いてくれると思います。

現役世界王者を擁する国だというのに、ペアの見どころ紹介は日本人選手と「スイハン」に偏りがちなのが、少々不満な私。
今回の五輪で「りくりゅう」と「ゆなすみ」が大活躍して、「ペア」競技にもっと国内メディア&世間の注目が集まるといいなと期待しています。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村



青空にたなびく五輪旗と白いフィギュアスケート靴写真が左右に配置されている画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次