モントリオール滞在記<2>競技1日目(ペアSP&女子シングルSP)

2024ワールド会場のベルセンター外観

2024世界フィギュアスート選手権の競技がついに始まりました!さすがに会場にいる時間が超長いのでゆっくり感想を記録している時間は取れそうもありません。とりあえず思いつくとこを書き残しましたので、色々間違いやら抜けやらあるかもしれません。

後日文章見やすく修正したり書き足したり、新たに投稿するなりしようかと思います。

目次

会場の雰囲気

2024ワールド会場のベルセンター外観
会場のベル・センターはホッケーで有名なリンク



チケット、1週間前までショートサイドがかなり売れ残っていて寂しい会場にならないかと思ってたんだけど各カテゴリ最終グループでは観客かなり埋まって壮観でした。

ペア前半グループの段階ではさすがにまだ観客の入り少なめだったけど、声援の大きいことといったら!満員なのかと思うぐらいの声量でした。どの国の選手にも声援送ってくれて、単に大きいだけじゃなくて暖かさを感じるんですよね。

しかしカナダペアが6分間に出てきたときはびっくりしましたよ。地鳴りのような声援でした。この人数でそんんな音量出るのか!?と思うぐらい(苦笑)。日本人だとプレッシャーになりそうな大声援だけど、初日のカナダ人選手たちはいい感じでエネルギーに変えられていたような印象でした。

各カテゴリ、最終グループに入る頃にはショートサイドもいっぱいになってきて、競技初日の平日ど真ん中だというのに(現地は水曜ですよ!)割とぎっしり感出てきてよかったなと思いました。ワールドだから大観衆の声援に包まれて演技してほしいしね。

2024ワールドペア最終グループ選手紹介時の会場内遠景

ペア ~りくりゅうへの一斉スタオベ&ドヤるディアナさん~

りくりゅうのSPはよかった~デススパイラルのエントリーも変わってるとは聞いてたけど、観たのは初めてでうぉっとなりました!観客席からもどよめき上がってましたよ。

私の席からはジャンプよく見えなかったのもあって「これはいい点が出るぞ~」と思ってたし点出てアレ?ってなりました。3Tにqついちゃったんですね。

私の真後ろにスケオタ女性2名(おそらくアメリカ人)が座っており、演技の合間にスケオタっぽいトークが聞こえてくるのでつい耳に入ってしまうのですが、その二人も「これは77点行くわね」と言ってたぐらいだったので、私の周囲の人はそう思ってた人多かったかも。

りくりゅうはカナダ拠点でカナダのスケートファンには愛されてるけれど、なにせ今回の金メダル候補がディアナさんたちカナダペアだから観客の反応どうなるんだろう?と思ってたけれど、あの演技だったので演技終了後一斉スタオベでした。周囲が立つから合わせてパラパラ立つ、という感じではなくて「うおおおお!」って感じで一気に立ち上がる。私の周辺ではそれまでほとんど誰もスタオベしてなかっただけに何だか嬉しくなってしまいました。

その後リンクインしたディアナさん達への声援は地響きするような感じですごかったあの中であの演技できる彼女たちスゴイ。フィニッシュ後ドヤってたディアナさんがかっこよくて可愛かった。進化を続けるディアナさん達には、フリーもまとめてメダルを絶対手にしてほしいなと思います。

女子シングル ~あららの連続と嬉しい復活~

<写真追加してる時間がとれないので、文章だけアップして後日追加します>

女子前半は時差ぼけのせいで眠気との闘いでした。モントリオール来てからずっと早朝4時ぐらいに目が覚めちゃってるんですよ。一応ベッドで二度寝を試みたりゴロゴロしながらスマホ見たりしてるけど。夕方手前ぐらいが一番眠くて、そこを乗り越えるとまた覚醒してくるんですが、ちょうどその時間帯に女子シングル前半見るのは私にはキツイ。後半はさすがに眠気が去りましたが。

アンバー・グレン選手は全米女王なのにランキング低いので真ん中のグループで登場。サブリンクで見た時と同様、「私アンバーの滑り好きだわ」と再確認しました。何よりアンバーのワイルドなつなぎの黒の衣装、現地で見るとめっちゃキラキラがスゴイ。カッコいい。そんなこんなでアンバーかなり応援してたのに最後の3Loでまさかの転倒で会場に残念な「あぁぁ」が広がりました。私もその声を出してた一人。

まぁもともとアンバー・グレン選手は不安定なのがデフォの選手だから「まさか」じゃないのかもしれませんが。前半とてもよく見えたので転倒は意外だったんですよね。もうフリーでは吹っ切っちゃってトリプルアクセル決めて神演技しておくれ!と思います。

アンバー・グレン選手の次のキミー・レポンド選手までラストジャンプ転倒しちゃうし。その後遺症かその後の数名はラストジャンプが怖くてたまらなかったです。

千葉百音選手は私が見た公式練習では好調そのものだったし、練習リポートの内容報告見る限りでは好調そのものだったり大舞台に強い印象がありました。そのせいでなので3Lzの抜けにはめちゃくちゃ驚きましたよ。私の席から見ると壁に近づきすぎたせい?って思ったんだけどリプレイ見るとそうでもないような。跳んでからの転倒ならともかく抜けでは点出ないだろうと思ったら意外と出てビックリ。四大陸女王だし、これでクリーンに決めてたらSB間違いなしだった郎に勿体ないと一瞬思いました。

私が勝手に「謎の信頼感」を持ってたけれど、高校生でワールド初出場ですもんね、練習でいくらよくても本番で発揮できないのは無理もない。フリーでは実力出し切れますように。

次の滑走がカナダのマデリーン・スキーザス選手だったんですが地鳴りのような観客の声援とんでもなかったです。滑走順マデリーン⇒百音ちゃんだったらかかってたプレッシャー倍増だったかも。マデリーンもあの声援の中頑張ったと思います。3-2であんな大絶叫声援スゴイ!と思いました。3-2に敢えてしたのか、3-2にしかできなかったのかはわからないけど、この会場の雰囲気では正解な気が。彼女もフリーがんばってほしいな。

吉田陽菜選手は2Aに抑えてきてよかった!と思ったら3-3がちょっと残念。でも初出場の中大きなミスなくまとめきれたのは凄いなと思いました。フリーの3A決まるといいな。

吉田陽菜選手のキスクラの様子



最終グループ最初の滑走で鮮烈だったのはイ・ヘイン選手。去年のワールド銀の時の演技を見て「あまり私好みの演技をする選手ではないけど、スキがなくて安定してるしこれは来年ワールド金メダル来るかも?」と予想していたのに今季の低迷にはビックリ。色々あってメンタル的に落ち着いてないようだったけれど最後の最後で戻してきましたね。今季全く調子が出ずに惨憺たる様子の演技を見続けてきたので、「復活」したかのような演技に何だか嬉しくなってスタオベしちゃいましたよ。好みのタイプの演技かどうかなんて関係ないですね。本来の実力を発揮できた演技はやっぱりうれしい。

実は坂本花織選手と同じぐらい金メダル取ってほしいと思っているルナ・ヘンドリックス選手も好演技でした。ジャッジ煽りが進化していたような気がするしジャッジに近い席だったので肉眼であの煽りを見るのを楽しみにしていたのですが、審判たちの2階席みたいなゾーンが邪魔で完全に死角に入っており、会場モニターで見る羽目になりました。せっかく現地に来てるのにー!(苦笑)。

背中の怪我もまだ完治していないようなのによくやり切った!という感じ。周囲の観客も一斉スタオベ。私ももちろん参加。回転&エッジコールどうかな~と心配でしたが、まぁまぁいい点が出ました。これで坂本花織選手の独走にはならず、金メダル争いが面白くなるぞ!と思いましたね。


続いて登場した坂本花織選手。彼女が演技前に極度の緊張を見せることはよくありますが、今回はいつもと違うタイプの緊張に見えてほんのり不安だったのですが、その予感が当たってしまいました。ルッツ着氷で乱れてビックリ。その時の笑顔を見てさらにビックリしたけれど、「これでパニックにならず笑えるところがさすがベテラン」と逆に落ち着きました。それだけにステップでバランスを崩しかけた時はめちゃくちゃ驚きましたよ。どうしたの!?って。

2~4位は団子状態なんでフリー勝負だけれど、まさか彼女がスモールメダルを逃すなんてビックリですよ。今後の調整においてプレスカンファランス出席しなくてすんだことはメリットもあるかもしれませんが、彼女がいるプレカンは楽しい雰囲気になるのでちょっと残念。

今季ずっと好調だったし本人三連覇をすごく意識していたから、「守る立場」に立たされていることが大変そうだなと思っていました。上位は全員フリー勝負。フリー最終グループでは前半の滑走になることが精神的にはメリットになるかもしれないですね。みんなフリーはいい演技を見たいです

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