宇野昌磨選手引退発表から15日、会見から10日が経ちました。
これまで2回にわたり国内外の引退報道記事と会見動画をまとめてきましたが、今回はそれ以降に拾った情報です。
前半はアダム・リッポンさん&アシュリー・ワグナーさんのポッドキャストで触れていた「好きなSHOMAプロ」話、後半が国内外の報道記事&会見動画のまとめ(追加版)です。
アダム・リッポン&アシュリー・ワグナー&サラ・ヒューズのpodcast
アダム・リッポンさんとアシュリー・ワグナーさんによるポッドキャスト「The Runghrough」。
海外スケオタの間でよく話題になるので、聞いたことがあるコンテンツです。会話にはソルトレイク五輪金メダリストのサラ・ヒューズさんとは同姓同名の別人フィギュアスケーターのサラ・ヒューズさんも参加しています。(ややこしい)
といってもわざわざ音声まで実際聞きに行くことはたま~にしかないんですけどね(苦笑)。今回、昌磨さんの引退についてたっぷり語っているということだったので聞いてみました。
※上記はSpotifyの画面の埋め込みですが、ログインせずとも画面上で聞くことができます。
なお、こちらからも聞くことができます。
冒頭で「どこでどのようにSHOMAの引退を知ったか?」というトークをした後、しばらく別の話題になります。再び昌磨さんの話をし始めるのは16分40秒あたりからです。
(以下、アダム、アシュリー、サラと敬称を略します)
「演技前にオレオとコーラ」は2010年のエピソードだった
以前、アダムが「SHOMAがバックヤードでオレオクッキーとコーラを持ってたから、てっきり演技終わったんだと思ってた。そしたら出番がこれからだって言うじゃないか!『出番前にそんなもん食えるのかよ!とんでもない子が現れたなw』と衝撃を受けた」ってエピソードを紹介してたんですが、今回またその話を披露していました。(どんだけ印象深かったんだw)
リッポンさんは以前オレオ話をした時、自虐的に「それから僕は彼に一度も勝てたことがなかったよw」って言ってたので、私はてっきり昌磨さんがシニア2年目の2016GPSスケートアメリカの時だったのかなと思ってました。でも、今回改めて聞くと、2010年の「THE ICE(ザ・アイス)」だったようです。
あ~私が昔テレビで観たことあるショーだ!
エフゲニー・プルシェンコさんと昌磨くんとで楽屋裏で一緒にゲームしてた時!
「高い高い」されてたのはこの時だったっけ?これより前?
…この時代は録画あまり録ってないので記憶が曖昧です…
確か荒川静香さんとのトーク番組でも「昌磨くんが出番前におやつ食べてたら、プルシェンコに『今はそんなもの食べる時じゃない』って怒られてたよね~でも結局食べてたけどw」みたいな話をされていた記憶がぼんやりあります(うろ覚え)。
この頃の昌磨くんはショーの出番前にはいつもおやつを食べていたのかもしれませんな(笑)。
以下、ポッドキャスト内で話されていた話の一部をざっくりと記録しておきます。
「 」内は通訳資格もない私の適当な意訳なので、ニュアンスを正確に訳せているかは怪しいです。そのまんま全部転載して紹介はご勘弁ください。
正確な内容を把握したい場合はポッドキャスト音声で直接確認願います。ブラックユーモア等誤解を招きそうな部分は省き、要旨のみかいつまんで記載しております。
引退の報に3人が受けた衝撃
3人とも「五輪まであと2年」の段階での引退はかなりの衝撃だったと語っています。「この前のワールドでSP1位取ってんのに!?」って。
でも、「これだけの成果を成し遂げてきているのだから高いモチベーションが保てないのは理解できる」とも言っていました。
このあたりは他に訳しておられる方もいらっしゃったので省略します。
3人のお気に入りSHOMAプログラム
ポッドキャスト中盤で「SHOMAのお気に入りプログラムは何か?」という話題に。
アダム&サラの二人が真っ先に挙げたのは2015 Japan Openのトゥーランドット。
「あれは鮮烈なシニアデビューだった。あれが最初に好きになったプロ。何度も何度も見返したわ!SHOMAが引退するって聞いたその日に見返したぐらい」と熱く語っていたのはサラ。
ちなみに同じ大会に出ていたはずのアシュリーはこのプロについての会話に参加していませんでした。どうも覚えてない?っぽい感じ(はぐらかしてて詳細不明)。
先日にざっと聞いた時は「アダムはあのJapan Openに出てなかったのに、なぜJOの緑トゥーランに言及していたのか?」という疑問を抱いたのですが、聞き直してみたらちゃんと理由を言ってました。
「サラが何度も何度もJOのSHOMAの話するもんだから、ぼくの記憶にすっかり刻まれちゃったよ~w」だそうで(苦笑)。
その後「SHOMAはトゥーランドットを平昌五輪シーズンで再度やったよね」という話になり、なぜかアダムは「アナハイムの四大陸選手権で青トゥーランを見た!」と言い出します。サラに「アナハイムでトゥーランやったっけ?」と即疑問を呈されてました(苦笑)。
「そうですよアナハイムではトゥーランやってませんよ、フリーは『月光』でしたよ!」って教えてあげたかったです。(アダムが前年に一緒に出ていた平昌五輪と混同してるのかも?)
サラは2019GPSフランス大会のフリー「Dancing on my own」についても熱く語り始めます。「転倒をあれだけ繰り返したことは昌磨にとっては悲しいことだったけど、あれはとても美しく清らか(Beautiful&pure)だった」と。
アダムもそれに同意し、「SHOMAはあんなに転倒しても演じ続け、哀しみがどんどん増して行って…あれは“美しくも悲惨”だったね(Beautifully Terreible)…」ーと語りあってました。
サラは「でも私がもしあれだけミスした演技をしたことがあって、誰かに“それでも綺麗だった~”とか語られてたとしたら、私のたうち回っちゃうわ~」って言ってたっぽいのは昌磨さんへの遠慮?を感じて微笑ましかったです。
アシュリーが好きなプログラムとして挙げたのは、今季のフリー「Timelapse/Spiegel im Spiegel」。あんなに音が少ない曲で滑るのはとにかくすごいと感じ入っていた様子。理由は語ってなかったですが、(平昌五輪シーズンSPの)「冬(四季)」も好きだと言っていました。
アダム&アシュリーのポッドキャストでは昨秋のNHK杯の直後、“ジャッジは「q」取り過ぎ”って話をしています。その際に「あの静謐な曲で滑ることの凄さ」を熱く語りあっていました。その時の回は下記で聴けます。
さいごに
ポッドキャスト終盤では、昌磨さん引退に雑音を発している一部の困ったファンについても言及。「一人のスケーターだけを見て、フィギュアスケートというスポーツ自体を愛してない人たちの行動ね」と一同でバッサリ切り捨ててました。
海外スケオタの集う掲示板もざっくりチェックして回っていますが、場所によっては…なコメントもちょいちょい混じります。今傷心の昌磨ファンは見ない方がいいかもしれません。私は結構落ち込んだので海外掲示板漁りは小休止中です。
傷心の今は、1000の絶賛コメントがあったとしても2~3個の悪意ある書き込みに傷つきますね。慣れてたはずなのに。
国内外の引退報道記事まとめ(追加版)
宇野昌磨選手引退関連の国内外の記事、私が記録しておきたいものについては以下の記事でまとめ済みですが、その後把握できたものを追記しておきます。
海外記事は今回も英語版のみ。機械翻訳かければ精度高い日本語翻訳で読めるかと思います。
海外の記事
Inside Skatingの記事
フィギュアスケート専門メディアの「Inside Skating」が、数々の写真と共にワールドSPを振り返った記事。最後の方の昌磨さん写真振り返りに添えられた文章がとてもいいです。
<6/7追記>上記記事が日本でも紹介されていたので追加しておきます。
これは引退後の記事ではないのですが…NHK杯後の記事です。今読み直すとグッときます。
ISU公式サイトの記事
引退発表後すぐにISUのサイトに出ていたようなのですが、全然気づいていませんでした。
昌磨さんの競技歴を懐かしい写真と共に丁寧に振り返ってくれています。そして最後に何故か宇野昌磨アップロードチャンネルの「デイリールーティン」動画のリンクがw。
その他の英文記事
シンプルな記事ですが、記録用に。
AP通信
ロイター
Japan’s two-time world champion Uno announces retirement
国内の記事
ステファンコーチとの関係性に焦点をあてた記事
AERAの特集記事WEB版
引退会見(編集版)
前回投稿したまとめ記事では、敢えてノーカット版のみを掲載したのですが、後日公開されたフジテレビSPORTSの編集版のみ、特別に追加しておきます。
全日本の映像を要所要所でインサートしてくれているのがとてもありがたいです。
これから出て来るものもあると思うので、記録しておきたいものがある程度たまったら、またまとめたいなと思っています