宇野昌磨選手現役時代に一度は行ってみたかったイタリアのチャレンジャーシリーズ(CS)大会・「ロンバルディア杯2025」。今年は出場メンバーがあまりにも豪華なので「ナマで見たい!」という人も大勢いるかと思います。
男女シングルは直近のワールド金メダリストのイリヤ・マリニン選手とアリサ・リウ選手が揃って出場していますし、日本からは鍵山優真選手、佐藤駿選手、三浦佳生選手、松生理乃選手、住吉りをん選手、中井亜美選手と6名が出場しています。
もう競技2日目が始まろうとしているタイミングではありますが、今年私は「有料配信」と「VPN利用でイタリアの放送局の配信」との、二つのライブストリーミング(ライスト)両方を視聴。
せっかくなので今回はその違いも含めて「今からでもロンバルディア杯をライブ視聴する方法」をまとめてみました。最後には昨日の競技の感想も少し書き残しています。
ロンバルディア杯2025リザルト
※滑走順や採点表等を閲覧できます
今後の競技スケジュール(日本時間)
競技1日目は終了していますので、2日目以降のスケジュールのみ日本時間で記載します。
9月13日(土)
19:40~21:46 アイスダンスRD
22:20~25:35(01:35) 女子フリー
9月14日(日)
19:10~20:17 ペアフリー
20:40~23:20 男子フリー
23:40~26:22(02:22) アイスダンスFD
ロンバルディア杯をライブ視聴する方法は?
テレビではCSで1か月後の放送予定
「ロンバルディア杯2025」は、CSテレ朝チャンネル2で後日放送されます。

ただ、放送予定日は10月11日(土)午後4:00~と、約1か月後なんですよね。全演技ではなく、日本人選手と一部の海外著名選手のみの放送でしょうし。
好きな選手の演技を録画保存するには助かりますが、「GPSが始まろうという時期にCS大会を観るのもな…」と思うのが正直な気持ちです。もちろん全く放送されないよりはずっといいのですけど。
ライブで視聴する方法は大きく二つ
もう二日目の競技が始まっているのでこれから視聴しようという人は少ないかもしれません。でもせっかく今回私は2パターンで視聴できたたので、その違いをまずはざっくり記録しておきます。
日本から見るには大きく2パターンの視聴方法があります。
- 大会の有料ライブストリーミング(配信)を購入する(クレジットカード必要)
- イタリア公共放送「RAI」の放送配信を視聴する(イタリアのVPNが必要)
※VPNについては後述の関連記事別途
有料ライブストリーミング(ライスト/配信)
料金は1日約1800円~全日4400円程度
有料配信は、日本円が弱いこともあってなかなかお高いです。
- オールイベントパス早期早割:9/8まで 料金 25.99ドル(約3,800円)
- オールイベントパス通常料金:9/9以降 料金 29.99ドル(約4,400円)
- 1日パス:11.99ドル(約1,800円)
私は9月早々に一番安い早期早割で購入しました。
購入の手順
購入はこちらのサイト(ice-stars.tv)からできます。
購入には事前のメンバー登録が必要ですが、スマホやPCで日本語翻訳をかければさほど難しくはありません。

私は支払いはクレジットカードで行いました
購入後は登録したメールにアクセス先のURLが届いて、あとはそこをクリックすればOKです
※オールイベントパスは「BUY ACCESS」から購入しますが、1日パスは見たい日の画面をクリックすれば購入できるもようです
イタリア公共放送「RAI(ライ)」の配信をVPNで視聴
前提条件は、イタリアのVPNが使えること
「VPNサービスを普段利用していて、イタリアVPNを選択できる方」ですと、追加料金ゼロでロンバルディア杯のライブストリーミングを視聴できます。
※VPNについて詳しくはこちらの記事をご参照ください

私は一番安上がりにフィギュアスケート観戦を楽しめる手段はVPN利用だと思っています。セキュリティもしっかりしている大手有料VPNサービスでも月300~400円程度で使用できるので、主要国際大会は全て視聴できます。
視聴方法
※以下は、全て事前にイタリアのVPNに接続してから実施してください
ライブで視聴したいときは、RAI のLIVEチャンネルから放送/配信している媒体を探します。
初日はRAI SPORTSチャンネル⇒RAI2チャンネルで視聴できた?そうです。放送していそうなチャンネルを一通りクリックしてみればどこかのチャンネルで視聴できるかと思います。予定では全日程生放送/配信されるもようです。
アーカイブで視聴したいときは、「RAI」の放送配信サービスの総合サイト・「RAI PLAY」のフィギュアスケート専用ページから各カテゴリの競技動画にアクセスできます。
こちらでは、初回放送/配信から8日間にわたりアーカイブ視聴も可能です。
有料配信と「RAI」配信の違い
実況解説音声の有無
最大の違いは、実況解説音声の有無です。
「有料配信」は会場音声のみ、「RAI」の配信はイタリア語実況が入り、ライブ視聴時はCMもあります。
でも「RAI」配信は追加料金無料ですからやむをえないですし、演技の途中でぶった切られるようなことはありません。(追記訂正:ありませんって断言しちゃいましたが、私が遭遇したことがなかっただけで演技中にCM入ることはあるらしいです)
実況も演技中は割と静かです。終わった瞬間怒涛のようにしゃべりだしますけどね(笑)。
画質と再生画面の操作性
ネット上では「ロンバルディア杯の有料配信は画質が悪い」との声をよく見かけますが、私はそんなに悪いとは思えなかったです。
私がライブ視聴した時間帯がたまたま回線状況が良かったのかもしれませんが、画質音質は視聴者側の視聴環境に左右されている部分が大きいように思います。
ただ、「有料配信」の操作性は評判通りに今一つでしたね。
アーカイブ視聴する場合、丸一日の競技が一つのコンテンツにまとまっているため、自分が見たい部分を探し当てるのが結構面倒です。巻き戻し視聴や早送りの操作性も今ひとつ。(前後へのスキップは5秒単位)
「RAI」の配信をアーカイブで視聴する場合、各カテゴリごとに動画が分かれているので、観たいところを探し当てやすかったです。(前後へのスキップは10秒単位)
<追記>書きそびれていましたが、ライブ配信中はどちらも巻き戻し視聴不可です
有料配信は2023&2024年の演技動画も視聴可能になる「おまけ」あり
オールイベントパス購入者限定と推測されますが、2023年と24年のロンバルディア杯の演技動画も視聴可能になります。
過去の大会動画を見られたら嬉しいと思う人には、この値段でも十分に元が取れるかもしれません。
「RAI」で視聴できるのは今年の大会のみです。
男子&女子SPのざっくり感想
昨夜私は、男子SPはマッテオ・リッツオ選手の演技までをライブ視聴、女子SPはアーカイブで気になる選手の演技のみを視聴しました。日本時間深夜の演技になったアダム・シャオ・イム・ファ選手と三浦佳生選手の演技もアーカイブ視聴です。
じっくり振り返っていると次の競技開始に間に合わないので超ざっくりとメモ書きだけ残します!
1)鍵山優真選手が足に異変を感じて途中で演技中断したときは本当にビビりました!

「足をやっちゃった?」と心配して、もうリンクおりていいよ…早く診てもらって!とすら思っていたので、その後すぐにトリプルアクセル跳んで綺麗に下りたのには絶句
キス&クライで「足は大丈夫だよ」とジェスチャーしてくれたのでようやく一息つけましたが、心臓に悪すぎました。トラブルが起きたのがちょうど規定要素の合間だったので得点が95点あったことにビックリ!
直後のインタビューはこちらで読めます。(日本語翻訳かけてください)
Yuma KAGIYAMA 🇯🇵 95.44 – crazy effort skating until the end with a cramp mid skate:
— Golden Skate (@goldenskate) September 12, 2025
"It hadn't happened in a while, so in my head I kept worrying 'What can I do'. I had the option to stop the song and continue after I feel better but, 'cramps', even if they get better, I thought… pic.twitter.com/CnNgQ32xvQ
2)イリヤ・マリニン選手はそれは本衣装なのか?と悩みながら視聴。(本衣装が間に合わず練習着だったらしい)
4回転はフリップとルッツ。後半4回転ルッツ+3回転トゥループ前の不安感がないのが凄い。去年よりも所作は進化していて、「ジャンプだけ」とは言わせたくないと気持ちが見えました。
「欧州舞台の五輪でこのプログラムがどう評価されるかは未知数だな」とは思いましたが、五輪でしかフィギュアスケートを観ない層には「ラップで滑る金髪アメリカ人」として多大なインパクトを与えそうだなとも思いました。
3)アダム・シャオ・イム・ファ選手、プログラムはともかくその衣装は…
4)三浦佳生選手、ようやく4回転トゥループが試合で入って嬉しそうなインタビューでひとまずよかったです!
5)アリサ・リウ選手がセカンドループ投入!まだ回転厳し気だったけどこれから精度上げてきそう
(リンクイン時にひっかかってずっこけたところが超キュート!)
6)中井亜美選手の「道」、イタリアではやはり「道」は盛り上がるのね~

他も色々書いていくとキリが無くなって、ライブ配信に間に合わなくなるのでこのへんで。
ロンバルディア杯のカップル競技やジュニアグランプリシリーズ(JGPS)タイ大会を同時に追いかけるのは完全に諦めています
後日ゆっくり気になる選手のところを視聴するつもりです