「今週末はNHK杯!」と楽しむ気持ちで見どころ投稿記事を書いたのは昨日のこと。
しかしゆうべ深夜、夢で昨年のNHK杯の嫌な記憶が蘇ってきて目が覚めてしまいました。そのせいで「鍵山優真選手が優勝したら中継やニュースでは『NHK杯2連覇』って言われるんだろうな~」と思うとじわじわブルーになってきちゃいまして。
精一杯演技をしただけの鍵山選手には何一つ非はありません。私がモヤモヤするのは納得いかない判定をした技術審判に対してです。あのフリーの判定には今も納得できていません。「宇野昌磨」のwikipediaを見るたび、最後のNHK杯順位が「2」になってるのが目に入る度に未だにモヤモヤがよぎります。
過ぎたことをネチネチ言い続けるのも往生際が悪いので、あの時幸運にもラクタブドームでナマで見ることができた、あの静かな迫力に満ちた演技の記憶だけを美しいまま、大切に心のうちにとどめておきたいと思っています。
なのに意図せず蘇ってしまったブルーな感情。このまま「NHK杯フィギュア」を視聴するのはイヤなので、今日は気分転換を図ってみました。効果があったのは、今日届いたミズノさんのスペシャルフォトブック&昔の試合動画をまるまる振り返ることでした。
いつもように演技動画だけ見返すより、試合まるごと見返すとだいぶ気持ちが変わりました
宇野昌磨×ミズノ スペシャルフォトブック 到着!
引退記念にとミズノさんが予約限定販売を行った「宇野昌磨×ミズノ スペシャルフォトブック」。大阪倉庫からの発送だったせいか、私のところには10時早々に到着しました。
宇野昌磨×ミズノ スペシャルフォトブック届きました。アスリートっぽさが全面に出てるミズノさんの写真大好きなのでカタログだけじゃなくいつかまとめて欲しいと思っていたので本望。懐しい写真から最近のものまで、現役時代を振り返るのには最高!実はこれが人生初めて購入した写真集だったりしますw
— けろわん (@kero_one1) November 7, 2024
そうなんです。私、これが人生で初めて購入した写真集。
なにぶん半世紀余り生きてるので、過去に熱中したミュージシャンや俳優などは何名もいます。出演作品のDVDやビデオ等は買いあさるんですが、写真集やポスター、カレンダー類には興味が薄くて。独占インタビューのある雑誌等ですら紙版をあまり買わないぐらいなので、誰かの写真集を買いたいと思ったことが本当に過去に一度もなかったのです。
なので私はアイスショーのフォトブックも注文したことないし、エンスカイさんのカレンダーも頼んだことがありません。写真セレクトページは覗きに行きますけど、ちらっと見られれば満足。
「アーモンドピーク買うと宇野昌磨ブロマイドがついてくる!」ってキャンペーンも完全スルーしてました。(その後知人からお裾分け頂きましたが、引き出しにしまったままですw)
でも「名言」が記載されてる2018日めくり卓上カレンダー「EVERYDAY SHOMA」だけは今思えば買っておくんだったな~と後でちょっと後悔しましたね。
あれならサイズ控えめだし日めくりだからずっと使えるしね。
⇒この記事投稿する前に着になってちょっと調べたら、エンスカイさんが昔懐かしい「EVERYDAY SHOMA」をAmazonで中古品販売してたのを発見! 先程ポチっちゃいましたよ(笑)
…ちょっと話がそれました(苦笑)
そんな私がミズノさんのフォトブックを買った理由は2つ。
- ミズノさんの宇野昌磨さん写真がとにかく好き
- 引退記念の品を買いたかった
宇野昌磨さんはいろんな媒体で宣伝写真撮られてますが、私が一番好きなのはミズノさんのカタログ用写真なんです。アイドル風とか美男風も似合う方ですが、私はスポーティな服装でアスリートっぽい闘う目をした表情が多いのが好みでして。リンク上の写真が多いのも嬉しい。
もしミズノさんがB5~A4サイズぐらいの写真つき月刊カレンダー出してくれてたら私も買ってたかもしれません。…しかしミズノさんは、宇野昌磨さんファンから「毎年のコラボグッズでカレンダーや写真集を出してほしい」という要望があっても、「うちはスポーツ用品店なので」と長年固辞してこられた。
そのミズノさんが引退記念にフォトブック出してくれるっていうんですよ?
もう買うしかないじゃないですか!
引退記念の品が何か一つ欲しかった、というのもあります。「フィギュアスケート日本代表2024ファンンブック」は内容も充実していて十分引退記念品っぽかったけど、まるごと引退記念特集じゃなかったですしね。
とにかく私は引退記念グッズに飢えています。まだまだ欲しいw
スペシャルフォトブックは冒頭に昌磨さん本人から、最後にステファン・ランビエールさんとトレーナーの出水慎一さんからのメッセージがある以外は、潔くミズノさんの宣材写真で埋め尽くされています。
紙で大きめに引き伸ばされてるとまた印象は違いますね。昌磨さんのアップの写真ほぼ実物大ではなかろうか(笑)。
2019年の少年っぽさがまだ若干残ってる頃の写真から、2024年の新規撮影ぶんまでたっぷり56ページ。中には2022年、北京五輪前の応援企画フォトモザイクも掲載されています。そう、この時の募集で作られたモザイクアート。
#宇野昌磨 選手応援企画は明日まで‼️
— MIZUNO TOKYO (@Mizuno_Tokyo) December 20, 2021
ご応募お待ちしてます!
⛸皆さんのお写真は、1枚のモザイクアートとなり宇野選手へお届けされます❄️
@_MizunoTraining
▽応募サイトhttps://t.co/fcwoaYJc5G https://t.co/BQ0dY0h785 pic.twitter.com/D6ZZmcge51
私応援企画のとき、モザイクのもとになる「宇野昌磨選手を応援しているという気持ちを込めた写真」を送ろうかどうか迷ったんですよね~。でも当時仕事を言い訳に「撮るには時間も必要だし」と先送りにして。
現地観戦あまり行けなかった当時はバナータオル等の名前がわかるグッズは持ってなかったし、映せるようなものが自分以外に思い浮かばず。今思えば紙にメッセージでもプリントアウトしてそれを撮ればよかったんだろうけど、あれこれ考えてる間に締切が終わってしまいました。送っておけばいい思い出になっただろうな。
「ミラノ五輪で同様の企画があれば次こそ参加しよう」と思っていたのですが、次は来ませんでした…
引退記念の良い品が手に入って満足です
なんならこれから撮る写真も5年おきぐらいにフォトブックにしてもらいたいぐらい(笑)
宇野昌磨選手のスケカナを思い返す
先日までは「今季の昌磨さんはGPS初戦が遅れてるだけ」みたいな錯覚を覚えることができました。
昨季のGPS出場は4戦目と6戦目でしたし、今季1~3戦目出てなくても違和感はまだ少なかったです。でも4戦目、それもNHK杯のメンバーに含まれていないってのは「ああ引退したんだな」という実感が迫ってきます。
そんな悲しさから逃避するために、スケアメからちょくちょく宇野昌磨選手の昔のGPS演技映像を見返していました。「あ~18歳でこの演技か~とんでもないな」って思ったりね。
特にスケカナの時は公式映像がたっぷり見られるので「宇野昌磨さんのスケカナを振り返る」って記事を途中まで書きかけたんだけど、動画巡りの方にはまってしまい、アップできないままフランス大会が始まっちゃいました(苦笑)。
過去の想い出に浸って心の慰めにしたい方はどうぞお進みください。2年前の試合を再体験できます。三浦佳生選手も出てた試合なので佳生くんファンも楽しめるかも?
2017スケカナ & 2018スケカナ
一番懐かしかったのは最初のスケカナですね。平昌五輪シーズンの初々しい当時19歳の昌磨さん。
2017年GPSカナダ大会(スケカナ)リザルト
フリーの青トゥーランドットは冒頭に4回転ループを加点つきで決め、後の4回転(フリップ1本&トゥループ2本)と3A~3Fや3S+3Tなどのコンビは全部後半というなかなかえぐい構成w 2位に40点差をつけて優勝しております。
平昌五輪で銀メダルを取った後のGPS1戦目もスケカナでした。
2018年GPSカナダ大会(スケカナ)リザルト
SP「天国への階段」で大きなミスがありSP2位スタートとなった後、フリーで巻き返して優勝しています。フリー「月光」は四大陸選手権が一番仕上がりのいい演技でしたが、このスケカナ版の狂気めいた気迫には捨てがたい魅力があります。
この頃定番だったフリー後半の3A~3Fと3S+3Tコンビの固め打ちでミスこそ出ますが、そこまでの張りつめた空気感&転倒後のステップシークエンスの迫力が凄い。ステップの終わりで苦しそうなうめき声をマイクが拾ってるのが印象的な演技です。
2022年GPSカナダ大会(スケカナ)動画を楽しむ
2022スケカナは初の世界王者になった後のGPS大会。三浦佳生選手と一緒に出た試合で、記憶にまだ新しいのですが、フル動画を公式で見られるので見始めたらはまっちゃいました。キーガン・メッシング選手もデニス・ヴァシリエフス選手もいるしで私的に豪華メンバーなんですよね。
イケボのゲスト解説者は往年の名スケーターのケヴィン・レイノルズさん。6分間練習からじっくり見られるのはいいですね。この大会も優勝しています。スケカナは過去出た3回とも優勝という、相性のいい大会?なんですよね。
2022スケカナ男子SP
後半グループの6分間練習は49:33~あたりから。
昌磨さんの演技「Gravity」は1:28:53からです。
(直前のキス&クライでキーガンが第2子のお披露目wしてるので何ならそこからどうぞw)
最後のトリプルアクセル謎軸で降りてきてるのをケヴィンに「猫みたいな軸補正力」と言われてましたw
ちなみに当時17歳の三浦佳生選手はシニアデビュー年とあって前半グループ37:22あたりからの演技です。(「ミケランジェロ70」)
最初の4回転サルコウー3回転トゥループが暫定表示で3-3に間違えられております。
2022スケカナ男子フリー
SP4-3のファーストジャンプでお手付きして4-1となり、2位スタートでフリーに臨みます。三浦選手は。シニアGPS2戦目の三浦佳生選手はグランプリファイナル出場がかかった状態で94点台を出しSP1位スタートでした。この時の6分間練習の途中で、三浦佳生選手の靴紐が切れるというアクシデントが起こります。
6分間練習は57:03あたりから開始です。1:01:57あたりで靴紐が切れてしまった三浦佳生選手がリンクサイドのコーチと相談してるところを昌磨さんが見ているように見えます。
三浦佳生選手は椅子に腰かけて靴紐を結び直してるところに選手紹介テロップを載せられるという滅多にない映像が見られます。そして紐をとりあえず結び直してリンクにもどり、残り30秒の間で2回転トゥループと4回転トゥループを跳んで練習終了するまでの流れまで。(ほとんど練習できなかったので視聴時に「ええええ大丈夫か!」となったのをよく覚えています)
この後バックヤードに引き上げてから、宇野昌磨さんが常に持ち歩いてる予備の靴紐とガムテープを渡したんですよね
結局三浦佳生選手がそのガムテープで応急補修してフリーに出ることになったのは、その後スケオタの間で有名な逸話となりました
昌磨さんの演技「G線上のアリア/メア・トルメンタ・プロぺラーテ」は1:36:58あたりから。GPS1戦目とあってGPFとかに比べるとちょっと物足りなさはあります。リンク狭いしな~。三浦佳生選手はその直後の滑走「美女と野獣」です。
昌磨さんがリンクを引き上げるときの背後にぬいぐるみがクリーンヒットして笑顔になるのがちょっとツボです
見返すまでこんなシーンあったこと忘れてましたw
ちなみに男子シングルの表彰式は2:02:45ごろから始まります。
宇野昌磨、三浦佳生、マッテオ・リッツオの3選手の表彰台です。個人的には母国での最後の国際大会だったキーガン・メッシング選手が僅差での4位だったのが残念でした。キーガンフリーで神演技(トリプルアクセル着氷乱れてるけど、あのこらえ方は加点上げていいレベルw)で会場大喝采の後にリッツオ選手がまたいい演技やったんですよねw
その後にペアの表彰式もあるので、りくりゅうも見られます。この年は昌磨さんもりくりゅうも全試合優勝ですごい勢いでした。たった2年前なのに何だかちょっと懐かしい。
2022スケカナ エキシビション
宇野昌磨さんは2:29:13~「Padam、padam」です。
各カテゴリ優勝者はプロ披露後に競技プロのダイジェストアンコールがありました。昌磨さんは「メア・トルメンタ・プロぺラーテ」のステップ披露してますが、暗くて狭い北米リンクでちょいとやりにくそうですw(スケカナの照明って本当東洋人から見ると暗すぎますよね)
ちなみにその直前はりくりゅうペア、さらにその前は渡辺倫果選手です。(この時のスケカナは3カテゴリで日本人が優勝でした)紀平梨花選手が9:50~三浦佳生選手は41:57~にそれぞれ登場しています。
エキシのゲスト解説者はナム・ニューエンさんです。
エキシビション滑走順リストはこちら
全員でのフィナーレは今季樋口新葉さんがフリーの後半に使用しているケイト・ブッシュの「Running up that hill」です。トリのパイパー/ポワリエ組二人の状態でエンディング曲が始まって、スケーター達が入ってきます。ケイトリン・ウィーバーさんの振付だそうです。
今年は無かったスケカナのエキシビション…来年はどうなるのでしょうか。
ここまで色々見返してたら、ブルーな気持ちも晴れてきました。明日はゆっくりNHK杯テレビ観戦楽しみたいと思います。