GPS日本大会ことNHK杯が開幕しました。今日はBS&地上波で全てリアルタイムテレビ観戦しておりました。
NHKは6分間練習の時に大抵ニュースに入るorインタビューを入れてきて練習映像が途切れてしまうんですよね。「ISU配信もつないでおくべきだった」と視聴し始めてから後悔。途中からISU配信もPCでつなぎながら視聴しました。
明日のTV観戦に備えて今日の流れ&感想をばざっくり記録しておきます。NHKの暫定得点表示が見づらいことへの愚痴も合わせて。
グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)リザルト
アイスダンスRD&ペアSP
アイスダンス あずしん&うたまさのNHK杯初出場!
あずしん&うたまさがついにNHK杯初出場です。
しかしあずしんこと田中梓沙&西山真瑚組はあずさ選手のシーズン初めに受傷した肋骨の日々が完治しておらず、公式練習初日はコルセットつけたままで出場もあやぶまれる状態。幸い出場してくれたので演技を見ることができたのはありがたかったです。(無理はしないでほしいけど)
うたまさこと吉田唄菜/森田真沙也組は相変わらずのスピード感あふれる演技!あずしん同様減点1食らったのは惜しかったけど、FD次第では順位上げられそうです。
#フィギュアスケート グランプリシリーズ第4戦 #NHK杯 が開幕しました。最初の種目 #アイスダンス のリズムダンス(RD)には、日本から吉田唄菜、森田真沙也組(左)と、田中梓沙、西山真瑚組が出場しています。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) November 8, 2024
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グリーン/パーソンズ組に復活の兆しが見えたのも嬉しかったですが、チョック/ベイツ組はこの中ではレベルが違っておりました。11曲メドレーーという無茶な編曲を強引に聞かせてしまう二人のダンス力エグいw
ペアSP 祝・ゆなすみのワールドミニマムスコア獲得!
私ゆなすみこと長岡柚奈/森口澄士組かなり応援してまして。
以前大阪全日本男子シングルで見た森口澄士選手の滑りがものすごく好みだったのと、去年のNHK杯で見たゆなすみの演技がまだ組み始めたばかりのペアだというのに将来性を感じさせる気持ちのいい伸びる滑りだったので。これはペアの技術を習得していけば滑りが魅力の凄いペアになるんじゃないかと。
そしたらもう今年はリフトが凄く進化しててビックリですよ!リフトしながらグイグイ伸びていく滑り気持ちいい!これで将来トリプルツイスト入るようになったらますます楽しみ。
#フィギュアスケート グランプリシリーズ第4戦 #NHK杯 。ペアSPでは最初に長岡柚奈、森口澄士組が登場しました。
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) November 8, 2024
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昨年は国際大会では毎回SPでジャンプミスがでてしまい、出場に必要なSPのミニマムスコア(最低限必要とされる技術点)がクリアできず、ワールド出場がかないませんでした。それが今季からはミニマムスコアはSPとフリーの合計点でよくなったんですよね(別の試合のスコアの組み合わせOK)。
「昨季もSP+フリー合計スコアでOKにしてくれてたらクリアできてたのに!」と思いましたが、今季のペアのワールドミニマムスコアは昨季よりなんと合計で13点も引き上げられました。なので私はゆなすみはNHK杯フリーが終わるまでは今季のミニマムスコアはクリア出来ないだろうと思っていました。
しかし今回のSP演技の得点、TESが32.87もあるじゃないですか!「これはひょっとして行けたんじゃないか?」と次のペアの演技終了後のリプレイ中に昨季のフリーの最高TES調べました。
昨季の最高TESはチャレンジカップで55.19、二つを足し算すると…88.07 88.06。おおおお今年のワールドミニマムスコア88点を0.6点上回ってる!!!
(11/9修正 電卓で計算したのになぜか数字間違えてたので修正しました 何故だw)
まさかSPの時点でミニマムクリアできるなんて思ってなかったよー!!!
これできっとボストンワールドではゆなすみの演技が観られるはず!
その前に全日本や四大陸等の大会に出てどんどん成長する姿を見せてほしいです。
ペアSP りくりゅう首位発進!
りくりゅうこと三浦璃来/木原龍一組はSBSジャンプに着氷乱れがあったことと、レベルを複数取り逃してしまったことでスケートアメリカに比べると点が伸びきらずでしたが、それでも1位。オシェイさん達も良かったので、二組ともファイナル進めるかな?今季のりくりゅうのプロはSPもフリーも凄く好みなので、今後が凄く楽しみです。
#フィギュアスケート グランプリシリーズ第4戦 #NHK杯 。ペアSPに三浦璃来、木原龍一組が登場し、71.90点で首位に立ちました。
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しかし地上波でツイストのレベル認定要件をスロー映像を駆使してじっくり解説して貰える日が来ようとは…何だか凄く感慨を覚えました。いろんなペアの先駆者たちが少しずつ切り開いてきた日本のペア競技界。今年の全日本はペアの表彰台が3つとも使われる日が来るんだな~と今から既にワクワクしています。
男子SP/女子SP どちらも日本人選手が1・2・3!
男子SP イタリア勢VS日本勢のゆくえ
男子はイタリア勢二人を楽しみにしていたのですが…ダニエル・グラッスル選手は期待ほどの演技ではなくて拍子抜け。
でもマッテオ・リッツオ選手が冒頭4回転ループに挑んできたのはしびれました。手術明けの回復過程だしSPは手堅くトリプルまでにしてくるかも?って思ってたので。完全に戻し切れているところまでは行っていませんが、随所でやはりリッツオ選手!っていううまさを感じられました。
ということで、SPは日本人男子が1~3位を占めることに。
Japan dominates the Men’s Short Program! 🇯🇵 Leading the way is Yuma Kagiyama, whose stunning performance has set the standard high at NHK Trophy! Right behind him, Kao Miura captivated the crowd with his power and precision, securing second place. Tatsuya Tsuboi delivered an… pic.twitter.com/VzmPqxNxpq
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 8, 2024
壷井達也選手は、去年のNHK杯はさんざんだったけれど今年のアランフェスはがっちり決めてきてSP3位。フリー頑張れば来季GPS枠確保できるかも?
鍵山優真選手はミスる不安を全然感じさせない確実さ。エッジ深くて気持ちよすぎます。逆回転スピンなんて凄いことやってんのに加点渋い…。本人もインタビューで言ってましたがまだ点を伸ばせる余地ありますね。貫禄のSP1位。
三浦佳生選手は太ももの肉離れ後遺症が良くないとの話でしたが、彼はどこかに不安を抱えている方がスピードやエネルギーとかを制御しやすくなるのかなと言う気がしました。練習良くなかったそうですが、なんだかんだ言ってジャンプだけでなくスピンをレベル4で揃えてきたのが100点超えには大きかったですね!
鍵山選手も当然のごとくスピンステップオールレベル4揃えてるし、スピンステップ本当大事。
Yuma Kagiyama JPN 105.70 SB
— Golden Skate (@goldenskate) November 8, 2024
Kao Miura JPN 102.26 PB
Tatsuya Tsuboi JPN 85.02 PB
Yuma: Today's performance from beginning to the end went just as practice. When I came to the venue I was in top form. I have been able to train well. The ice is quite different from what I used… pic.twitter.com/RqQGqxpk8X
壷井選手がプレカンにいるのがすごく感慨深いです。日本人男子だけのプレカンって2022モンペリエワールドSP以来?
女子SP この試合は回転不足に負けない!
アリサ・リウ選手とブレイディ・テネル選手の演技も良かったのですが、日本女子3名がそれを上回りました。
何より私が一番今回嬉しく思ったのは青木祐奈選手です。
女子SPは晩ご飯時だったので家族もテレビ観戦に付き合わせていたのですが、3回転ルッツー3回転ループを見た旦那が「何コレ凄いジャンプだな」と驚いていたので、セカンドループの凄さについて語っておきました(苦笑)。私に付き合わされてよくフィギュアスケートの演技見てるわりにルッツループあまり見たこと無かった模様。
素晴らしい仕上がりのあと、キス&クライに彼女が座った時に去年のNHK杯の激辛採点のいや~~な想い出が蘇りました。あの時も「初のGPSでこんなにいい演技ができてよかった!」って観客一同喜んでたらまさかの50点台で会場がザワザワしたあの記憶。
幸い今回は男子&女子前半グループで激辛ではないことがわかっていたとはいえ、それでも不安で。70点近い点が出た時は本当に嬉しかったですね。去年の演技よりも更によくなってましたから、これぐらい出て当然なんですよ!「大体去年が他の大会に比べて余りにも低過ぎだったんだよー!!」って昨年の怒りが再燃しました。
あんな点数つけたせいで来季GPS枠の保証がなくなり、彼女が卒業後引退しちゃうかも…って当時本当に心配したんだから!
続ける決断をしてくれて本当に良かったです
千葉百音選手は随分体を絞ったように見えてちょっと心配になるほどでしたが、ドナ・サマーに合わせた演技は溌剌としていました。このプロ初見の時に感じた「優等生が無理して弾けてる感」が薄まってきている気がしました!彼女は底に秘めたパワーありそうだし、まだ行けそうな感じですよね。
坂本花織選手は貫禄の演技、という感じでした。
あのダブルアクセル、あんな難しい入り方してるのにダブルアクセルの基礎点自体少ないから5点にもならないのか~と気の毒になります。やっぱり現状ルールではトリプルアクセルは強い武器になるんだなと思いました。(加点は基礎点に比例するからどうしても加点幅も少なくなっちゃうんですよね…)
しかしトリプルアクセル持ちにも勝てるほどの点数をたたき出せています。SPはかなり完成形に近づいてきている感じですね!後はフリーが仕上がるのを楽しみにしています。
Japan shines in the Women's Short Program! 🇯🇵 Leading the way is Kaori Sakamoto with a flawless performance that captivated the crowd at NHK Trophy 2024! Right behind her, Mone Chiba showcased elegance and strength, securing second place, while Yuna Aoki delivered a stunning… pic.twitter.com/37tVCsUA4R
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) November 8, 2024
暫定得点表示が見づらすぎる…
NHK杯はBS&総合で全カテゴリを生放送してくれるのはとてもありがたいのですが…独自の得点表示本当にやめてほしいです。暫定GOEどころか技の要素名すら表示されないなんてあんまりです。
一般視聴者はわかんない情報はスルーしてくれるだろうから、何もフィギュアスケートファンに重要度の高い情報を削ってまで一般視聴者に合わせなくてもいいのに。
dボタンでデータ放送画面表示させたら情報は確認できるけど、肝心の演技画面小さくなっちゃうし、表示も演技観ながらだと見づらい。そもそも生放送じゃないとデータ放送画面表示できないし!(←コレが一番問題)
そして画面左上速報とデータ画面速報で緑黄赤の表示が違うことが多いこと多いこと。余りにも違うから気になってしょうがない。
「左上の方はエッジエラーの審議とかが反映されてるけどデータ放送は純粋に加点のプラマイだけで判断してるのか?」とか、二つの表示が異なる原因をしばらくは必死に推測してたけど、「こんなこと気にしてたら演技楽しめなくなっちゃう」と途中で原因追及は辞めました(苦笑)。
データ放送見られるのなんて生放送視聴できる限られた人だけなんだし、余計なことしないでいいからISUの表示そのまんま踏襲した表示してくれた方がよっぽど嬉しいと思いましたわ。
五輪の時もオリジナル表示またやってくるんだろうな…良くなればいいんだけど私今のISU配信方式に慣れちゃったのでアレでいいです。