ボストン滞在記<番外編3>通し券が宇野昌磨さんのいるフジ or NBCの放送席が常に見える「神席」だった話

TDガーデンに設けられたフジテレビ放送席に座って試合を見る宇野昌磨さんの横顔

今日は、ボストン世界フィギュアスケート選手権開催中書くのを我慢していたことを書き残します。

実は私の通し券席は、左手前方にはフジテレビ放送席、右手前方にはNBC放送席がある場所にありました。

そこは、リンク上の演技を観る際にフジ or NBCの放送席の様子も同時に見える、私にとっては凄い「神席」だったんです!

もう、これがわかった時の爆上がり感凄かったです。一時は世界中に「凄い席なの!」と叫んで回りたいくらいの気持ちに(笑)。

しかしそんな条件の席はごく限られているので、X(Twitter)などで叫ぼうものなら会場観客に対して名乗りを上げているようなもの(苦笑)。でも、今なら言えます。「神様こんな素晴らしい席をありがとう!」と。

宇野昌磨選手が初出場したシニアワールドの会場・ボストンTDガーデンで再び開催された今年の世界フィギュア。「長年熱心に応援し続けた選手の演技をこの会場で直接見たい」という夢は叶わなかったけれど、彼と近い目線で男子シングル競技を鑑賞することができました。

今回は、現場写真も交えつつ「神席」だと判明した時の高揚感を中心にまとめています。
※写真の無断転載はご遠慮ください

目次

座席を確認した当初は、ガッカリ気分

実は私、当初はこの席にガッカリしていました。

ボストンワールドの通し券座席は、販売開始時に「このクラスの席のこの辺の位置で」と希望するエリアを指定して割り当てを待つーという少々ユニークなスタイルで決められました。しかし、私が割り当てられた席は、希望していた条件内では最も後方&リンクから遠い位置私の希望が叶ったと言えるのは、「できれば通路側に近い席にしてほしい」ということだけ

TDガーデン正面入り口、情報に世界フィギュアスケート選手権のデジタルサイネージが青く光っている
TDガーデン正面入口

会場入り後、席番号を頼りに自席を探しましたが、なかなか見つかりません。係員に尋ねたところ、私の席のブロックへの出入り口は複数あるにも関わらず、私の席にはそのうち1つの出入り口からしか辿りつけないことが判明。8席×4列が並ぶ狭いエリアの最前列端の席でした。

しかも私の座席、確かに通路の横ではあるんだけど、席の横にアクリル壁が設置されていまして…。「通路側座席」ではあるのに、すぐ横の通路に出入りができないんですよ!

右横のアクリル壁さえ無ければ、ここから通路に出られるのに!!(通路と段差があるため、転落の危険はありますが)

「確かに物理的には通路の横だけど、通路に出られないんだったらこんなの “aisle seat(通路側座席)” じゃないよ~結局私の希望は何一つ通ってないじゃんかー!」とガックリ。

私は整氷タイムごとに会場ロビーを散策するのが好きなのに、休憩の都度「すみません」と言いながら7名もの人をかき分けて出ないといけません。

まぁ周囲の観客はみんな通し券だったから最後の方は全員顔見知りになって、私が通路に現れただけで席を立ってくれるようになりましたけど…(苦笑)

女子SP途中で知った衝撃の事実

座席位置は、幸いモントリオールワールドの時のようにジャッジ席が邪魔になることもなく、演技はとても見やすかったです。選手の表情も充分見えますしね。

見え方の不満は、キス&クライ&暫定1位席が真横過ぎて見づらかったぐらいかな?

なので座席への不満も忘れ女子SP前半を楽しんでいたところ、近くの放送席に何やら人の気配が。

私の数メートル左手にある放送席に座ってるの…あれ、ひょっとして?

おお、荒川静香さんだ!(姿勢&横顔が常に綺麗でした~)

「放送席らしきスペースにアジア系の人が出入りしてるから、ここがフジの放送席だったらいいのにな~」と少し気にはなっていましたが…ここ、本当にフジテレビの放送席だったの!?

いやちょっと待て!?

となると、明日の男子SPの時には、ここに宇野昌磨さんが座るかもしれないってこと…?

女子と違って男子のメイン解説は本田武史さんで、宇野昌磨さんはゲスト的立ち位置だからアナウンサーを含めて3人並ぶことになるはず。一番奥がアナウンサー席だから、きっとアナ⇒本田さん⇒昌磨さんの順で、昌磨さんが一番手前の席に座るのでは!?

ええええええええ!

こんな近くに宇野昌磨さんが座られたら、私リンクの演技を集中して観られなくなっちゃうかも!?

嬉しいのか困るのか、自分でもよくわかんない!!!

もうここからはテンション爆上がりでプチパニック状態(笑)。

整氷時間帯中、昌磨さんファンの友人たちに「こんな至近距離にフジの放送席があるのよ!どうしよう!!!」ってLINE連打しまくりでした(苦笑)。

フジ放送席とリンクを同時に観られる神配置

ちなみに、何も考えずに演技を見ている時の私の視界はこんな感じ。選手が反対側のショートサイドに行くと少し遠く感じますが、選手が手前あたりに来れば表情も確認できます。

手前の小さいモニターは、目の前にあった配信or放送関係者席のもの このスタッフが無駄に立ち歩くので少々邪魔でした

しかし、フジテレビ放送席の位置を意識して広く見ようとすると…

左側の視界にフジテレビ放送席をとらえつつ、リンクでの演技もほぼ同時に見られるという…誠にありがたい席だったのです。
(この写真は男子シングルの時のものなので、よ~く見ると宇野昌磨さんが左手放送席手前に座っておられます)

私にとってなんて都合の良い配置!

昨年末の全日本選手権では、双眼鏡を使えば対岸の解説者席に座る昌磨さんの姿を見ることはできました。でも演技見ながら放送席を見るなんてことは到底無理。

この世には、私にとってこんなに都合のいい席が存在するのね!」と感動。

おかげで、宇野昌磨さんが選手たちが高難度ジャンプに成功すると解説陣ともども「うんうん」とうなずいたり、転倒すると「あ~」と残念そうにのけぞったりする姿を視野に入れつつ、選手たちの演技を見ることができました。

「自分が長年応援し続けてきた人と一緒に同じ試合をナマ観戦してるかのような錯覚」を味わえるなんて、幸せ過ぎる!

肉眼だとこの写真よりもう少し近くに見える感じ

何とも贅沢な時間でした。男子SPの日は、公式練習や6分間練習で滑る彼の姿を見られなかったことの寂しさがすっ飛んでしまったぐらい

逆サイドにはNBC放送席が!

とはいえ、選手がキス&クライ側のショートサイドを滑っているときは、フジテレビ放送席は視界には入りません。

しかし、キス&クライ側のショートサイドに目を移すと…

そこにはアメリカNBCの放送席があり、解説を務める往年の名選手ジョニー・ウィアーさん&タラ・リピンスキーさんが視界に入ってくるのです!

肉眼ではここまではっきり姿は見えないけど、斜め後方から肉眼で見るだけでも彼らのリアクションは何となくわかりました

この二人は衣装に気合が入ってて、毎日彼らのファッションチェックするのも楽しみでした。

アイスダンスの時はガブリエラ・パパダキスさん、ペアの時はブランドン・フレイジャーさんの姿も。アダム・リッポンさんも競技前日の公式練習からいらしてましたしね。

華やかなフジ&NBC放送席とセットで演技が楽しめる「神席」には本当に感謝です。この席のおかげで毎日超楽しかった(笑)。

気兼ねなしに見られる点でも「神席」

ちなみに、ここで私の「通路に出られない通路側席」というデメリットがメリットに転じます。

私が左手のフジ放送席にカメラを向けても、私の右側には誰もいないので私が覗いている画面は誰にも見えません。本当はフジ放送席を見ていても、角度的にはリンクを撮っているように見える(苦笑)。

なので演技の合間には周囲の目を気にすることなくデジカメを双眼鏡代わりにして、放送席をちょくちょく覗いていました。

ズームするとこんな感じ。

「暫定採点の表示はこうして画面で見てるのね」と確認できた

自分用の記念撮影の頻度は程ほどに抑えたつもりなのですが、その割には似たような横顔写真が何枚もありました(苦笑)。ずっと同じ場所にいるんだから似たような写真しか撮りようがないのに、本当アホですね。

フジテレビ関係者の方が放送席で男子解説陣を記念撮影されている時は、勝手ながら横から便乗撮影させてもらいました。(この時ばかりは周囲のお客さんも結構撮ってました)

残念ながら真ん中の本田武史さんの顔は位置的に撮れず

こちらが、その時の公式写真です。熱気?でレンズ曇っちゃっててソフトフォーカスかかり過ぎ状態になっていますね。

「神席」ゾーンはごく限られた区域

私は整氷休憩中に放送席周辺ブロックをうろついて、放送席が周囲からどう見えるのか確認してみました。

放送席の前方だと、立ち上がって真後ろを振り向かない限り姿は見えません。数列前の席だと、立って振り返っても構造上見えない。むしろ離れたブロックから双眼鏡を使った方がよく見えそう。

後方だと、後ろ姿は見えるけれどかなりの距離感。放送席の左側の席だと、他社の放送席の人たちの陰に隠れてしまってよく見えない。

つまり、放送席の昌磨さんの姿を肉眼で捉えられる区域はごくごく限られていました。

ちなみに「私の座っている列の、放送席に最も近い席だとどんな眺めなのかな?」と、整氷中に見え方を確認してみた時の写真がこちら。

ここだと、放送席のアクリルパネルが演技を見る時に視界に入っちゃって、ちょっぴり邪魔なんですよ。私この席だったら、肝心の演技見る時にパネルが鬱陶しくてストレスためる羽目になってたかも…?

私の勝手な結論としましては、私の席の3~4席左隣から私の席までの5席ぐらいが、私の定義する「神席」です。同じブロックでも一列後ろだと後ろ姿しか見えませんし。

こうして思い返すと私、1万8千以上もあるTDガーデンの座席の中で、物凄い確率の席に当たったんだな~と思います。

ここで運をかなり使ってしまったので、コラントッテさんのトークショーは絶対にハズレるだろうなと思ってたら、やっぱり落選通知来てました(苦笑)。

至近距離のすれ違いにうろたえる

ちなみにフジテレビ放送席は、私のいるブロックに上がる階段のすぐ近くまで張り出しています。そのため、このブロックに座る客が会場ロビーに出入りするには、放送席横のアクリルパネル&階段の隙間をすり抜けないといけません。

右手に見えるのが私のいたブロックに上がる階段 100kg超級の体格だったら通り抜けが困難そうな狭い出入り口でした

「出入りする時に超至近距離ですれ違うことになるじゃないの!?」と、内心ドキドキ(苦笑)。背中合わせ状態ではありますが、PIW(プリンスアイスワールド)のミート&グリートより物理的距離は近いですからね。結局合計3回、平気な振りを装って彼の背後をすり抜けました(笑)。

男子フリー開始時にはこんなことも。

再入場手続きに時間がかかり、私が席への入り口に到着した時には米国国歌斉唱が始まっていました。起立中の観客の前を横切って着席するわけにはいかないので、私はこの通路に立ったまま国歌が終わるのを待っていたのですが…

私の真横を本当に袖が触れ合う距離で昌磨さんがすり抜けていって放送席に入っていったではないですか!

自分が傍を通る時もドキドキしますが、構えてない時に近くを通られるとうろたえますね。

こういうファンの過剰反応って端から見ると笑えるんでしょうけど、本人は奇声を上げる不審者にならないよう必死です(苦笑)

声は一度もかけずじまい

出入りする時に「昔から応援してます。Ice Braveチケット申し込みましたよ!」って声かけようか?と思ったこともありましたが、結局一度も話しかけずでした。

だって、声をかけたあとも私はすぐ近くの席にず~っといるわけですからね。「自分に注目する熱心なファンが近くにいるとわかったら居心地悪かろう…というか見ちゃう側の私が気まずいw」とか思っちゃって(苦笑)。ショーならともかく、解説は周囲にじろじろ見られるのが前提のお仕事じゃないし。

そもそも私、普段は「存在を認識されたくないタイプのファンです」と自称しているくせに…珍しく血迷いかけちゃいましたわ(苦笑)。

演技を見る時の視界に捉えて、一緒に観戦気分を味わえただけでもう大満足。横からジロジロと見てしまい、本当申し訳ありませぬ。

放送席付近のセキュリティ対策

ちなみに周囲の席の方たちは、彼が放送席に初めて着席した際は「あれショーマ?」「ショーマだよね」とちょっとザワザワはしました。

でも、放送席の真ん前の列に座ってた方たちが振り返って写真撮影をお願いしていたぐらいで、皆さん節度は保ってチラ見するぐらいでしたしね。他は整氷時間の合間に撮影しに来る人たちがちらほらいた程度かな。

ただし昌磨さんが解説に入った競技2日目からは、このブロックへの出入り口がこのように封鎖されました。

私の周囲の人たちはここを通らないことには自席に辿り着けないので、みんな気にせず通り抜けてましたけど。

初日~二日目ぐらいは放送席エリアにも自由に出入りできちゃう状態でした。放送席ゾーンを通り抜けようとした観客でもいたのか、途中から放送席周りに「立ち入り禁止」風のテープ一本だけ貼られるようになってました。

宇野昌磨さん越しに楽しんだ演技

ここまで「神席」に盛り上がった当時の心情を散々書き連ねてきましたが…私がここに来た一番の目的は「世界フィギュアスケート選手権観戦」です。昌磨さんの近くの席なのは嬉しいけれど、さすがに主役である選手たちが演技をしている時は競技に集中したい(苦笑)。

選手が演技開始前にリンクサイドでコーチと語り合っているときや、演技後にキス&クライに引き上げてからの様子を見たいときは、選手たちに集中していました。

でも、宇野昌磨さんの思い入れが強そう?な選手の時は別です。

シャンペリー仲間のデニス・ヴァシリエフス選手、自分の過去プロと同じ曲で滑る佐藤駿選手やチャ・ジュンファン選手ジェイソン・ブラウン選手その他の日本男子選手たちなどが滑る時は、彼のリアクションと演技の両方を極力同時に観ていました。

特にデニス・ヴァシリエフス選手のフリー演技時は最高に楽しい時間でしたね。

「左目で昌磨さんのリアクションを確認しつつ、右目で演技を追う」という状態が長く続いたせいで目が左右に分離しちゃいそうなぐらい疲れましたが、贅沢な時間でした。

彼がどんなリアクションをしていたかは、男子SP&フリーを改めて振り返る際に書いていくつもりです。

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