ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(ミラノ五輪)・フィギュアスケート競技の団体予選は、開会式に先立つ2/6(金)の17:55(日本時間)から始まります。
本記事では前半でフィギュアスケート団体戦の日程や放送予定、基本ルールを整理し、後半ではファン目線でのメダル争い予想や見どころをまとめました。
フィギュアスケート競技のスケジュール
ミラノ五輪のフィギュアスケート競技の実施スケジュールは下記のとおりです。
前半が団体戦、後半が個人戦となります。
| 日程 | 開始予定時刻(日本時間) | カテゴリ(種目) |
|---|---|---|
| 2/6 (金) | 17:55~19:13 | 団体戦予選 アイスダンスRD |
| 19:35~21:13 | 団体戦予選 ペアSP | |
| 21:35~22:54 | 団体戦予選 女子SP | |
| 2/8 (日) | 03:45~05:04 | 団体戦予選 男子SP |
| 06:05~06:51 | 団体戦決勝 アイスダンスFD | |
| 2/9 (月) | 03:30~04:24 | 団体戦決勝 ペアフリー |
| 04:45~05:32 | 団体戦決勝 女子フリー | |
| 05:55~06:42 | 団体戦決勝 男子フリー | |
| 06:42~07:00 | 団体戦表彰式 | |
| 2/10 (火) | 03:20~06:53 | 個人戦 アイスダンスRD |
| 2/11 (水) | 02:30~06:44 | 個人戦 男子SP |
| 2/12 (木) | 03:30~06:51 | 個人戦 アイスダンスFD |
| 06:51~07:05 | アイスダンス表彰式 | |
| 2/14 (土) | 03:00~06:57 | 個人戦 男子フリー |
| 06:57~07:10 | 男子表彰式 | |
| 2/16 (月) | 03:45~06:54 | 個人戦 ペアSP |
| 2/17 (火) | 04:00~06:53 | 個人戦 ペアフリー |
| 06:53~07:15 | ペア表彰式 | |
| 2/18 (水) | 02:45~06:59 | 個人戦 女子SP |
| 2/20 (金) | 03:00~06:57 | 個人戦 女子フリー |
| 06:57~07:10 | 女子表彰式 | |
| 2/22 (日) | 04:00~06:30 | エキシビション |
団体戦&開会式のテレビ放送&配信予定
団体戦のテレビ放送については、2/6と2/8はテレビ朝日系列&NHK BS、2/10はNHK Eテレです。2/10は選挙速報の影響(字幕テロップなど)がありそうなのが残念。
全日程ともTVerとNHK ONEでライブ配信ありです。
| 日程 | 競技内容 | 放送&配信予定 |
|---|---|---|
| 2/6 (金) | 【団体戦初日】 <予選> アイスダンスRD 17:55~19:13 ペアSP 19:35~21:13 女子SP 21:35~22:54 | 【生放送】 ▼テレビ朝日系列 17:25~23:25 ▼NHK BS 17:50~22:50 (22:00~22:45は102chサブチャンネル) 【録画放送】 ▼BSテレ朝 ハイライト 2/7 13:00〜15:00 ▼NHK BSP4K 2/7 13:00~16:30 ▼テレビ朝日系列 開幕スペシャル 2/7 20:35〜21:54 |
| 【ライブ配信】 TVerテレビ朝日放送版(17:25~) TVer配信版(17:50~) NHK ONE | ||
| 2/7 (土) | 【開会式】 04:00~ | 【生放送】 ▼NHK総合/Eテレ 03:55~06:30 【録画放送】 ▼日テレ系列 開会式ハイライト 08:25~10:25 ▼BS日テレ 15:00〜17:00 ▼NHK総合 17:00~18:45 ※サブチャンネル放送の時間帯あり |
| 【ライブ配信】 NHK ONE | ||
| 2/8 (日) | 【団体戦2日目】 <予選> 男子SP 03:45~05:04 ⇒予選通過5か国が確定 <決勝> アイスダンスFD 06:05~06:51 | 【生放送】 ▼テレビ朝日系列 03:30~07:25 ▼NHK BS 03:40~06:50 【録画放送】 ▼NHK BSP4K 13:00~15:00 |
| 【ライブ配信】 TVerテレビ朝日版(3:30~) TVer(3:40~) NHK ONE | ||
| 2/9 (月) | 【団体戦3日目】 <決勝> ペアフリー 03:30~04:24 女子フリー 04:45~05:32 男子フリー 05:55~06:42 表彰式 06:50~07:00ごろ | 【生放送】 ▼NHK Eテレ 03:25~06:40 【録画放送】 ▼NHK BSP4K 08:00~10:35 |
| 【ライブ配信】 NHK ONE |
五輪での団体戦のルール
この項目では、団体戦のルールに詳しくない方向けにルールと形式を説明していきます。
五輪の団体戦とは
フィギュアスケート団体戦は、「国別対抗の総力戦」です。五輪仕様のフィギュアスケート団体戦は、4年に1度、オリンピックでのみ実施されます。
※2年に1回、ISU(国際スケート連盟)主催の「国別対抗戦」というイベントが実施されていますが、五輪の団体戦とはルールが異なります
10か国が出場、うち5か国で決勝を戦う
4カテゴリに個人戦出場枠を持つのは6か国
出場するのは、世界ランキング総計などをもとに選出された10か国です。ランキングポイントの順に並べると以下のようになります。
1.アメリカ ※
2.日本
3.イタリア ※
4.カナダ ※
5.ジョージア※
6.フランス ※
7.イギリス
8.韓国
9.中国 ※
10.ポーランド
※印は4カテゴリ全てで個人戦出場枠を持つ国
日本はアイスダンス、イギリスは男子シングル、韓国はペア、ポーランドはアイスダンスにおいて、五輪の個人戦に出場できる選手がいません。
ただし韓国をのぞく3か国には五輪出場に必要な最低水準記録を満たす選手がいるため、団体戦のみに出場が許されます。
出場資格を満たせるペア選手がいない韓国は、3カテゴリのポイントのみで競います。選手の欠場が原因で全カテゴリ出場しない国が出てしまった場合も同様です。
決勝に進めない国も、勝負を左右する
団体戦予選は10か国で競い、決勝進出する5か国を決定します。
上記ランキング総計の6位と7位、9位と10位にはかなりの実力差があります。そのため予選通過の可能性があるのは、上位6か国に絞られると予想します。7位以下のチームが決勝に進むには、上位チームに相当な波乱が重なる必要がありそうです。

ただし、決勝に進めないチームの選手が予選でどの位置に入って来るかが、メダル争いの行方を左右しうるのが面白いところです
メダル争いの予想については後述します
競うのは各演技の点数合計ではなく、「順位点」合計
男女シングル、ペア、アイスダンスの4つのカテゴリに、それぞれ各国1人(1組)が出場。演技の順位に応じたポイントを積み重ねていきます。
ポイント差が大きくつく予選
団体戦では1位=10ポイント、2位=9ポイント、3位=8ポイント…というように、順位が1つ下がるごとに1点ずつ減っていく方式が採用されています。
そのため、10か国が出場する予選の方が、5か国で競う決勝に比べてポイント差がつきやすいです。
予選の総合ポイント上位の5か国だけが、決勝に進出します。
決勝は5か国、予選&決勝のポイント総計で順位を決定
決勝のフリーでもポイント配分の考え方は同じで、各カテゴリごとの順位に応じて1位=10ポイント、2位=9ポイント…と加算されます。
予選と決勝のポイントをすべて合計し、その最終合計で団体戦の順位が決定します。
少数が突出した高得点を取るより、多くのカテゴリで上位に入るのが鍵
団体戦は「全員が上位に入らずとも勝てる」のがポイントです。
あるカテゴリで上位を逃したとしても、他のカテゴリ複数で上位を占めれば有利になります。
「突出した高得点を取れるカテゴリが1~2つだけあること」より、「一定以上の実力を持ち、安定した演技ができる選手が3つ以上のカテゴリで揃っていること」が強みになります。

同じ国の選手やコーチがリンクサイドで声援を送り、普段は個人競技のフィギュアスケートがチームスポーツに変わる瞬間を楽しめるのも、団体戦ならではの魅力です
メダル争いはアメリカ・日本・イタリア・ジョージアの4か国?
金メダル最有力候補はアメリカ ~総合力は随一~
3カテゴリにメダル候補選手を擁し、残る1カテゴリ(ペア)も入賞圏内の選手が揃っているアメリカが、団体戦金メダルの最有力です。
アイスダンスで確実に上位が取れる強み
何より、順位の波乱が起きにくいアイスダンスに世界選手権三連覇中のマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組がいるのは大きいです。
アメリカの弱点は男子2枠目とペア?
アメリカの弱点は男子の2枠目とペアと言われています。
男子シングルの二番手・三番手選手は調子が不安定なため、ポイントを稼げないリスクがあります。
ただ、一番手であるイリヤ・マリニン選手はSPには出場し、SP1位=10ポイントを確実に抑えにくるでしょう。ずば抜けた得点力がある彼でも万一ミスが出たら鍵山優真選手に負けて2位になる可能性はありますが、彼が3位以下になるのは想像しづらいです。

また、決勝にマリニン選手以外の男子選手が出場して万一最下位になり、佐藤駿選手が1位をとったとしても、日米間には4ポイントしか差がつきません。アイスダンス予選で生まれるだろう日米のポイント差は5~8ぐらいと予想されるので、それを埋めるにはやや厳しいです。
弱点と言われているアメリカのペアも、私が出場を予想しているエリー・カム/ダニエル・オシェイ組はジャンプ以外で高得点を揃えて来るため、ジャンプミスが出ても大きく下位に沈むことは考えにくいです。
もし彼らに珍しくジャンプミスが出なければいつもより上位に食い込み、アメリカ楽勝ムードになる可能性もありえます。
そして、アメリカに追い風となりそうなのが、カナダの一番手ペア、ディアナ・ステラート=デデュク/マキシム・デシャン組の団体戦欠場です。(個人戦に何とか怪我の回復が間に合うよう願います…)

彼らはアメリカペアより上位が確実視されていた組。これでアメリカペアの順位が一つあがる可能性が高まりました。
銀メダル予想が多い日本 ~安定度は随一~
日本はアメリカと同様3カテゴリにメダル候補の選手が揃っています。しかし、個人戦出場枠を持っていないアイスダンスは弱点ではあるので、銀メダル候補とみる向きが多いです。
選手の安定度は世界トップクラス
ただ、選手全員の安定度に関しては、10か国の中ではトップではないかと思います。
「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一組や鍵山優真選手、佐藤駿選手、坂本花織選手は、調子が上がり切らない試合も過去にはありましたが、全員「演技の最低ライン」が高いです。「うたまさ」こと吉田唄菜/森田真沙也組も極端に点数を落とすことはありません。
「実力はあるが試合でどうなるか全く読めない選手」がいることが多い他国を思うと、各カテゴリの予想順位が極端に落ちることを想定しづらいーというのは実はかなりの強みです。

日本は全カテゴリでミスの少ない好演技ができれば、アメリカ勢のミス待ちにはなりますが金メダルを獲れる可能性はあります。
しかし、日本選手にミスが複数重なると、表彰台すら危うくなるリスクもあります。
今回のミラノ五輪は過去一番、上位4か国の実力が伯仲しているからです。
表彰台を争うライバル国<1>イタリア ~地元パワーを発揮か~
過去の五輪団体戦は、選手層が厚いロシア・米国・カナダの3か国の中の争いでした。
しかし2022北京五輪ではペアが強くなった日本が、シングルの選手層が薄くなったカナダを退けてメダルを掴みました。
その後ロシアが五輪に出られなくなったことで、ミラノ五輪はこれまで団体戦メダルに縁のなかった国にも表彰台の可能性が出てきました。
「地元開催」パワー
中でもイタリアはかなり団体戦に力を入れて来るのでは?と見られています。
イタリアは全カテゴリにメダル・または入賞を狙える選手が揃っています。
地元開催ということもあり、選手が通常以上の実力を発揮することもありえます。
名古屋グランプリファイナル(GPF)で「りくりゅう」に迫る銀メダルを獲得したペアのサラ・コンティ/ニッコロ・マチー組が、怪我で先月の欧州選手権(ユーロ)を欠場。今も回復過程にいることから団体戦は2番手に任せて個人戦に集中する可能性も考えられていました。
しかし、団体戦は予選・決勝とも彼らが出ると宣言しているようです。
となると、男子シングルもダニエル・グラッスル選手(名古屋GPF4位)を連投させて本気でメダルを獲りに来るかもしれません。(彼は調子の波が大きいのでベテランのマッテオ・リッツオ選手を投入するかもしれませんが…)
アイスダンスのシャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ組(ユーロ2位)も、個人戦でのメダル獲得が確実とは言い難いため、団体戦に全力を注いでくるかもしれません。
女子シングルのララ・ナキ・グットマン選手は先月のユーロでは3位です。日米選手に食い込むことは難しいかもしれませんが、その次の位置に着けられる実力はあります。
表彰台を争うライバル国<2>ジョージア ~団体戦に全力投入か~
ジョージアもメダル獲得の可能性が高い国です。
イタリア同様、全カテゴリにメダル・または入賞が狙える選手が揃っています。
「個人戦より団体戦重視」の兆候
しかもジョージアの選手たちは個人戦でのメダル獲得を確実視されていないことから、団体戦に全力でピークを合わせて来る可能性が高いです。欧州選手権のインタビュー時には、ジョージア選手たちは五輪では団体戦重視で戦うような発言をしています。
ペアのアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組は先月のユーロで優勝しましたし、個人戦メダルにかなり近いと思っているので、団体戦重視の戦略は少々気の毒には思います。

しかし、どのみちジョージアは1カテゴリに1人(1組)ずつしか選手がいないため、フルに予選と決勝を戦うハードスケジュールは避けられません。
男子シングルのニカ・エガーゼ選手(ユーロ優勝)、女子シングルのアナスタシヤ・グバノワ選手(ユーロ5位)は調子の波は大きめですが、ポテンシャルは高いです。ピークを団体戦に合わせて来ると上位に食い込んでくる可能性があります。アイスダンスのダイアナ・デイビス/グレブ・スモルキン組が上位に入るのは厳しいでしょうが、中盤の順位は確実に取れます。
個人戦と団体戦、どちらにピークを持って行くかは団体戦出場選手にとっては大きな課題です。双方で好演技を揃えられる選手はごく限られているため、団体戦重視に振り切ることはなかなか難しい。その点で、団体戦重視のスタンスを明確にしているジョージア勢が団体戦で活躍する可能性はあるかと思います。
団体戦をより深く楽しむための観戦ポイント
各国の選手起用の読みあい
各国の出場選手は2カテゴリに限り予選と決勝で交代可能ですが、出場予定選手の情報は原則として競技前日まで公表されません。
選手を複数擁する国は、「誰をどちらに出すか」が戦略の鍵となります。
選手層が厚い国が「交代枠」をどう使ってくるか
出場選手の読みあいは、大事な駆け引きです。
男子シングル・アイスダンスは団体戦から間もない日程で個人戦の試合があります。なので、個人戦でメダルを狙えそうな選手は連投は避けたい。
日本男子はおそらく鍵山優真選手と佐藤駿選手がSP、フリーで交代出場するでしょう。北京五輪のときもそうでしたが、どちらも上位を狙える選手が揃っているからこそ迷わず二人を起用できるという、贅沢な立場です。

しかし、北京五輪のロシアは選手層が厚いにもかかわらず、エース級を予選・決勝双方に出して「交代枠」を一つも使いませんでした。
強豪国にこれをやられると、ライバル国もメダルを狙いに行くならエースをフル稼働させなくてはならなくなるのが悩みどころです。
日本は「交代枠」をどう使う?
日本は三浦璃来選手が年末の全日本で肩を脱臼したことから、決勝のペアに長岡柚奈/森口澄士組を投入して女子シングルを坂本花織選手一人で通すのでは?と予想する向きがありました。

現地入りしている選手情報を見る限り、女子シングルは坂本選手一人だけという可能性が高そうです。しかしながら、三浦璃来/木原龍一組は予選・決勝双方に出場する方向だと報道されています。

ということは、三浦璃来選手の体調や予選後のポイント数次第で長岡柚奈/森口澄士組投入はありうるかもしれませんが、今大会の日本は交代枠を1つしか使わない可能性が高いと思われます。

今回の団体戦はロシアの出場が無く、日本が金メダルを狙える絶好のチャンスではあります
それだけ金メダルを本気で狙いたいと思っているのでしょうね
マリニン選手の連投有無が各国のメダルの色を決める?
米国は女子シングルで交代枠を使う見込みです。(アリサ・リウ選手とアンバー・グレン選手の出場が濃厚)
となると、アメリカは男子シングルとアイスダンスのどちらかでエースの連投が必須です。
しかし、記者会見情報によるとアイスダンスで連投予定のもよう。となると、イリヤ・マリニン選手が交代するか否かはギリギリまで読めません。マリニン選手が連投するとなると、アメリカ金メダルの可能性がグッと上昇します。

メダル候補国以外の選手起用も注目
決勝進出の可能性が薄い国の選手起用も、メダル争いを左右する鍵になります。
団体戦決勝進出の可能性が低い国は、「個人戦に備えエース選手を温存する」という選択肢がとりやすいです。しかし、調整のために団体戦出場を希望するエース選手もいます。
韓国がチャ・ジュンファン選手(男子シングル)、フランスがロランス・フルニエ・ボードリー/ギヨーム・シゼロン組(アイスダンス)、イギリスがライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組(アイスダンス)を予選に出して来ると、かなりの可能性で上位に食い込んできます。
これらの国がエース選手を出すのか二番手選手を出すのかは、発表まで読み切れません。

また、「欠場」という選択をする国が出てきて皮算用が狂うこともありえます。(決勝進出の可能性が薄い中国は、怪我をしているペアのスイ・ウェンジン選手を温存するため、団体戦欠場を選択する可能性あり)
決勝に残るもう1か国がどこになるか
決勝に残るもう1か国がどこになるのかも、メダル争いに影響します。
国によって「強い選手がいるカテゴリ」が異なるため、どちらが決勝に残るかでメダル候補各国の優位性が変わってくるからです。
決勝に残る可能性が高い国は、メダル候補4か国以外ではフランスとカナダがあげられます。フランスはペアと女子シングルが弱点で、カナダはシングル競技が若干弱いです。
フランスが決勝に残った方が、試合としては面白くなりそうだと個人的には思っています。というのも、フランス男子シングルのケヴィン・エイモズ選手とアダム・シャオ・イム・ファ選手はどちらも調子の乱高下が激しいため、順位が全く読めません。

「読めない要素」が入って来たほうが、順位争いは面白くなります
日本の有利を願うなら、ペアの強いカナダに残ってもらった方がアメリカ勢を上回るのを期待できるかもしれません。(カナダはペアのエースが欠場しますが、二番手ペアがアメリカペアを上回れる可能性は十分あります)

選手たちの演技に「波乱」があるかどうか
そして何よりも、フィギュアスケートは「不確実な競技」です。高得点を稼げるジャンプは、どんなトップ選手であっても成功率は100%ではありません。「まさか」というミスが出ることも残念ながらありえます。過去の団体戦でも、驚く結果になった選手たちはいます。
「失敗」の期待はしたくないですが、上位チーム選手に「失敗」が出ることは、他チームにもとってはチャンスです。「何が起きるかわからない」というのは試合を楽しむ要素のひとつではあるので、神経質になり過ぎずに観戦のスリルを味わうのも良いかと思います。
知識がなくても、楽しめる競技
五輪は4年に1度ということもあり、気合が入ったりナーバスになったりする選手もいるかもしれません。ファンも同様です。
しかし、五輪はふだんフィギュアスケートを見ることがあまりない方も競技を視聴することが多い機会です。五輪をきっかけにフィギュアスケートを好きになった方は多いでしょう。

ここまでつらつらと団体戦の知識について書いてはきましたが、基本は「難しく考えすぎずに、とにかく演技を楽しむ」スタンスで視聴するのが一番よいと思います
選手たちの努力の成果を楽しみつつ、応援していただけると彼らも嬉しいのではないでしょうか?


