9月5日(金)から7日(日)にかけ、大阪・関空アイスアリーナで日本初のCS(チャレンジャーズシリーズ)大会「木下グループ杯2025」が開催されます。
関空アイスアリーナでISU(国際スケート連盟)公式試合が行われるのは、2023年9月JGPS(ジュニアグランプリシリーズ)大阪大会以来です。
会場規模も小さくて利用する機会のある人は少ないかもしれませんが、ここは例年フィギュアスケート競技の全日本合宿公開が行われる場所でもあります。
これを機会に会場情報(交通アクセスの注意点・周囲の売店やコインロッカー情報・会場内の寒さ等)をまとめてみました。

「週末に台風が大阪に上陸するかも?」という情報が気がかりですが、現時点(9/4 14時半)では試合は予定通り開催されると公式HPに記載されています
これについては最新の気象情報を待つしかありません
9/5深夜 キッチンカー情報や今回の会場内の寒さについて、今大会初日の現地情報を追記
9/6午前 「寒さ&寒暖差でスマホのバッテリー減るの早い」情報を追記
関空アイスアリーナへのアクセス
「関空アイスアリーナ」とは
関空アイスアリーナは、名前の通り「関空」=「関西国際空港」の対岸の埋め立て地・「りんくうタウン」に作られたリンクです。
開業は2019年、一般利用もできる国際規格リンクです。固定席500席、仮設で約1000席を設営可能で、合計で約1500人が収容できます。
現在ナショナルトレーニングセンターに指定されていて、合宿見学に行ったこともあるフィギュアスケートファンもおられるかと。
交通アクセス&トイレ情報
最寄り駅はJR&南海電鉄の「りんくうタウン」駅。
二つの電鉄が同じ駅に乗り入れており、プラットフォームや改札口を共有しています。
改札口を出て右側の1番出口に進みましょう。向かって右手に駅前のりんくうタワービル内のホテル入口が見えてきます。

このホテルを背にして歩いていけばすぐに「関空アイスアリーナ」の建物が見えてきますので、そうそう迷うことはないと思います。
Googleマップでは駅から徒歩11分と表示されますが、手前の『りんくうアイスパーク』を通ってショートカットできるため、実際は徒歩6~7分ほどで到着できます。

関空アイスアリーナ前には公園の公衆トイレがあります。
今回各カテゴリ間の休憩は30分程度空いていますし場内のトイレに多少行列ができたところで観戦に支障はなさそうですが、こちらのトイレを使うのも手です。施設が新しいので比較的清潔です。

ただ、今回は台風で大雨の可能性もあるので、その場合は気長に場内トイレに並ぶ必要がありそうですね。
JR「関空/紀州路快速」では、乗る車両に要注意!
JRを利用する場合、多くの方が「関空快速」に乗車されるかと思います。
ただし、この列車は「関空快速」と「紀州路快速」を連結して運行する「関空/紀州路快速」として走ることがあります。(「関空快速」単独で走る場合もあります)
注意すべきポイントは、「関空/紀州路快速」後方4両は「りんくうタウン駅」に停車しないことです。
1~4両目:関空快速 ⇒「りんくうタウン駅」に停車
5~8両目:紀州路快速⇒和歌山方面行き。「りんくうタウン駅」には停車しない
つまり、手前の「日根野駅」で前後が切り離され、行き先が分かれる仕組みです。
- 車内アナウンスやモニター表示での確認をお忘れなく
- 4両目と5両目の間は連結器があり行き来できませんが、切り離しを行う「日根野駅」では約2分停車するため、その間に前方車両へ移動可能です

地元民でも「どっちが関空行きだったっけ?」と不安になることがあります
大きなスーツケースを持っていれば周囲の乗客が親切に教えてくれたりしますが、そうでなければ自分で注意する必要があります
「りんくうタウン」駅&周辺の情報
コインロッカーは夜遅くまで使える「改札を出る前の利用」がおすすめ
関空アイスアリーナ内へのキャリーバッグやスーツケース等の大荷物の持ち込みは許可されていません。移動の道中で荷物を預けられない場合、りんくうタウン駅周辺のコインロッカーを利用する方もおられるでしょう。
りんくうタウン駅は国内外の観光客が多く集まることから、コインロッカーや手荷物預かり所が多数あります。
しかし、駅周辺のロッカーや手荷物預かり所の利用時間は短いところが多いんです!コインロッカーなのに利用時間が19~20時までだったりします。
その点、りんくうタウン駅構内のロッカーだと、始発~終電の時刻まで利用が可能なので安心です。りんくうタウン駅周辺でコインロッカーを利用したいのであれば、改札を出てしまう前に預けることをおすすめします。(改札外のコインロッカーを利用する場合は、利用時間表示の事前確認を)

かなりの数が設置されているので、どこかは空いている可能性は高いかと思います。海外旅行客の利用が多いため小・中サイズのロッカーが少ないですが、利用できないよりはベターかと思います。
近くの飲食店やコンビニ情報
駅構内(改札口外)と、駅前のスターゲイトホテルロビー内にコンビニエンスストア(ローソン)があります。(周辺には他のコンビニエンスストアもあります)
駅構内に飲食店街もありますし、周辺のホテルや商業施設内にも飲食店は多数あります。JGPS大阪大会の時は観客の多くは食料を持ち込んで、整氷休憩中に自席や会場入り口前の広場で食べている人が多かったです。
大会ホームページのFAQには「会場の外で軽食の販売を行う予定」と記載されており、今回はキッチンカーなどが来る可能性があります。
<9/5追記>
キッチンカー2台来ていました!
競技初日はベビーカステラと鶏から揚げのお店でした。(2&3日目は違う車が来るかもしれません)

※遠征客におすすめの「大阪らしい軽食」情報はこちらの記事の後半に記載しています

場内の寒さ
「新横」より寒かったJGPS大会
2023年9月に関空アイスアリーナで開催されたJGPS大阪大会は、私が過去に体験した中でもっとも寒かったです。
「寒い」と評判の新横浜スケートセンターの比ではなかったです。当時SNSでは「12月の真駒内スケート場(真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)より寒い」という書き込みまで見かけました。
当時私は夏服の上に綿厚手のパーカー、ウルトラライトダウンを着て綿ストールを巻き、ひざ掛けも使用していました。でも、第2グループが始まる頃には凍えて持参したカイロを総動員する羽目に。
私は今回もカイロや、首回り用の防寒具、レッグウォーマーは持参予定です。冬物のダウンを持って行くか、冬物薄手ニット&ウルトラライトダウンの合わせ技で行くかでまだ悩み中ですが、多分後者でしょうか。
「今回はJGPS大会のときほど場内の空調を冷やさないかも?」という噂も見かけましたが、寒さに震えながらの観戦は本当につらいので私は入念な装備をしていくつもりです。

最初は涼しくて快適に感じるのですが、1時間程度経つと芯から冷えて来るんですよ…今回はどうなるでしょう?
台風の影響でもし大雨になれば、靴下の替えや足元を拭くタオルもあった方がよいかもしれません。濡れた足元のままあの空間にいたら、冷え切ること間違いなしです。
現地で衣料品を購入するなら
JGPS大阪大会の時は競技の途中で退出し、上着を購入して帰ってきた方を見かけました。
万一、現地に来てから「寒すぎる!」となった場合は、近くの24時間営業大型ディスカウントストア・メガセンタートライアルりんくうタウン店(24時間営業)で購入する手はあります。ここは食料品や薬、衣料品まで幅広く取り扱っています。
時間の余裕がある場合は、りんくうプレミアム・アウトレットまで足を延ばせば多数の衣料品店があり、品ぞろえは豊富です。ただしかなり距離がありますので、整氷時間中に購入を済ませるのは困難です。
<9/5夜追記>
「木下グループ杯2025」では、会場内アリーナ席入口手前にてJSF(日本スケート連盟)グッズが販売されていて、JSFロゴ入り紺色Tシャツやトレーナー類が購入できました。
お値段まではチェックしてないですが、場内で衣類購入は可能です。
<9/5追記>今年の会場内の寒さレポ どのように底冷えを防いだか
今回もやっぱり寒かった
「今回はJGPS大会のときほど場内の空調を冷やさないかも?」という噂を見かけたーと上記に書いていたのですが…
そんなことは全然ありませんでした。
関空アイスアリーナは、やっぱり寒かった!寒暖差えぐすぎ(笑)
この写真、リンク入口のガラス扉なんですけど…わかります?
中と外の外気温が違いすぎて結露びっしり!
眼鏡をつけている方は、出入りの度に眼鏡が曇って困っておられました。

寒さ対策万全な観客多し
2023年JGPS大会の時は薄着の人をそこそこ見かけましたが、今回は見かけず。皆さん結構な重装備で、冬物上着(ダウンやボアなど)の方は多かったです。
あれから2年、「関空アイスアリーナは寒い」と言う情報がかなり共有されていたようです。
<参考用>今回の私の装備一覧
ちなみに私の今回の装備を参考までに記録しておきます。
- 屋外での服装
タンクトップ下着+割と厚手の半袖綿Tシャツ+綿ストール+七分丈パンツ
ショートストッキング+スニーカー
- 場内で追加した衣料品
冷房よけ長袖薄手カーディガン+薄手のカシミヤカーディガン+ウルトラライトダウンショートコート
そこそこ厚手の短靴下+レッグウォーマー
- 椅子回り
プチプチシート&ブランケット、ダウンのひざ掛け
(いざとなれば羽織れるブランケットを座布団代わりに)
- 使い捨てカイロ
カイロ(貼らないタイプ)1個+足裏用カイロ(1セット)
持って行った装備は何をどこまで使ったか?

足裏用カイロ以外全部使いました(苦笑)
最初入った時はね~外が本当に蒸し暑いから「おぉ~空調効いてるぅ~」って気持ちいいんですよ。なかなか持ってきたものを着こもうという気にはなれません。それでも早めに着こんでおかないと、第2グループに入る頃には芯から冷え込んでくるとということを前回の観戦で経験済み。
試合開始前は全然必要そうに思えなかったけれど、靴下を重ね履きしたうえにレッグウォーマーもつけて足首を保護。上着は段階的に1枚ずつ重ね着していき、第1グループ終わるころには完全装備に。
前回観戦時より手厚い装備にしたことが幸いし、寒さに震えることもなく観戦できていたのですが、それでも整氷休憩時は外に暖を取りに行きたくなりました。
30度を超える残暑の屋外でダウンコート姿の人たちがたむろしているのはシュールな光景です。
カイロはあるにこしたことがないです!
昼~夕方にかけてはカイロの必要性は全く感じなかったのですが、夜になってからは手が冷えてきて、男子第2グループの途中から手を温めるためにカイロを出しました。

帰る時は「外はこんな蒸し風呂のような暑さなのに、私はなんで鞄に熱いカイロを入れてるんだろう…」という不思議な気持ちになりましたよ
駅やホテルまで途中外出される方は、カイロを貼る場所に注意した方がよいかもしれません。
私は休憩中に駅前まで暖を取りに散歩したのですが、背中にカイロを貼り付けたまま外を歩いている人を複数見かけました。途中外出する場合はさすがに皆冬物上着は脱いで行くんですけど、カイロ貼ったままなことをつい忘れちゃうようです。
会場近辺なら同志ばっかりだから恥ずかしさはあんまり無いですけどね
<9/6午前追記>寒さと寒暖差によるスマホのバッテリー減&結露防止に注意
寒さのせいか、スマホのバッテリーが減るスピードが予想以上に速かったのにはビックリ。会場内の電波状況あまりよろしくなくて、スマホあまり使ってなかったのに。(電波状況はキャリアによって差があると思いますが)
日曜は容量の多いモバイルバッテリーを持参することにします。
寒暖差もスマホに非常に悪いようで。寒いリンク内でスマホを使わない時、リンクから外に出る時はスマホは鞄やポケットにしまっておいた方がよさそうです。
さいごに
関空アイスアリーナ関連情報、もうちょっと早くまとめて公開したかったのですが、「Friends on Ice」の現地レポート作成&宇野昌磨さんの「スト6」対戦会情報収集にかまけてすっかり遅れてしまいました。

木下グループ杯2025の放送&配信情報や試合の見どころについては明日午前中までに別途作成して公開する予定です