ミラノ五輪代表枠の最終選考となるミラノ五輪最終予選会が北京で始まりました。今日も11時から男子フリーが始まります。
試合の流れの振り返りをじっくり書き残す時間の余裕はないので、今回は目まぐるしかった昨日1日の流れを時系列でざっくりと振り返っていきます。
何せ昨日9/19(金)は
- 東京選手権情報チェック
- ミラノ五輪代表最終予選会のCS&配信視聴
- 宇野昌磨さん「スト6」マスター昇格挑戦配信
- 中部選手権情報チェック
と目まぐるしかったですからね~実はこの合間に2回所用で外出してるしw
でも楽しい1日でした。
「東京選手権」のチェック中に知る波乱情報
朝イチに先日の投稿記事に宇野昌磨さんのX(Twitter)投稿の話題を追記した後、所用で外出。移動の合間に東京選手権の情報だけチェック致しました。
そしたら全日本選手権出場しそうな有望女子選手が朝8時の1番滑走でミスが相次ぎSP落ちしてしまったことを知りました。
有力選手にミスが出てまさかの敗退ってことは時々ありますが、東京選手権の時点でというのはちょっとショックですね。全日本への挑戦がもう終わってしまうなんて…
今日も合間にチェックしながらミラノ五輪最終予選会を視聴します。
ミラノ五輪最終予選会 実況解説ありのCS放送&ISU配信で追う
ミラノ五輪最終予選会が始まる直前に帰宅。案の定、ISU(国際スケート連盟)の公式実況はジオブロックされていて、日本からは普通に見られなくなっていました。
CSで見るかVPNを利用してISU公式配信で見るか迷っていたのですが、「せっかくだからTVの大画面で」とCSテレ朝チャンネル2を選択!
高橋成美さんのレアなアイスダンス解説
同チャンネルで生中継された先日のチャレンジャーシリーズ(CS)日本大会「木下グループ杯2025」のように会場音声のみの放送かと思っていたら、実況解説つきでした!(現地ではなく日本からの解説)
実況はTBSが全日本やワールドの放送権を持っていた時代に実況を担当していた某アナ(現在はフリー)、解説は高橋成美さん。「彼女がアイスダンスも解説するの?どんな感じになるんだろう?」と逆に好奇心が湧きましたね。
しかし、実況アナのトークが「ルール詳しくない地上波視聴者層」を対象にしているようで、まぁしゃべるしゃべる。それもお茶の間トークのような専門性のない内容が多く。
それでも最初は二人の「相手を探りながらしゃべってる感」の二人が面白かったんですけれどね。だんだん演技中のトークの多さが耐えがたくなってきて、アイスダンスRD途中からISU(国際スケート連盟)YouTube公式チャンネルのライブ配信に変更いたしました。

VPN契約しててよかったと思いました
やっぱり演技中はほぼ黙っている⇒終了後に演技内容の技術面表現面を怒涛のトーク
ーの方が心地よいです
ペアSPは再びCSで視聴しましたが、さすがにペア解説はトークを高橋成美さんが中心に回している感じになったので良かったです。色々ご意見が届いていると思うので、2日目の実況は改善されると期待。
シングル競技は佐野稔さん解説
シングル競技の実況解説コンビは交代。解説は佐野稔さんになりました。

あれ?佐野先生はコーチとして東京選手権会場に帯同してたはずですよね?
いや~めっちゃ働くなーって思いましたよ。
さすがに程よくお疲れな感じだったので、私としては心地よく思えるトーク量になっていました(苦笑)
ミラノ五輪最終予選 競技初日 ざっくり感想<1>
ここからは各カテゴリごとに、競技初日の印象をざっと振り返っていきます。
アイスダンスRD(リズムダンス)
驚いたのは、「ワンリウ」ことシーユエ・ワン / シンユゥ・リウ組の仕上がりが予想していたレベルではなかったこと。
この組はシンユゥ・リウ選手に色々あって事実上引退状態にはなっていましたが、2023年秋までは試合に出ていました。中国の他のアイスダンスカップルを差し置いて最終予選に出て来るからには、以前の実力をある程度保てているor戻せているんだろうーとばかり思っていました。
レベルは割としっかりとって来るイメージだったのに、「あれ?」という印象。点があまり出なかったのは滑走順が前の方だったせいだとは思えなかったです。RD67.59なら上位層のカップルたちは十分上回れそう?と思えました。結局ワンリウはRD6位。
もう一つ驚いたのは、「うたまさ」こと吉田唄菜/森田真沙也組の動きが先日の木下グループ杯2025の時に比べて格段に良くなっていたこと。

木下グループ杯会場では、「吉田唄菜選手に怪我があるのかな?」と思ったぐらいでしたからね。ミラノ五輪最終予選会までは期間が短いので、最高潮の状態では挑めないだろうーと私はちょっぴり悲観視していました。
下記の投稿では「上位にミスが出て彼らがパーソナルベスト(PB)を更新することができれば可能性はある」って書いていましたけど、まさにその展開が実現したという感じ。

※この大会のスコアはミニマムスコアは認められるけどPBは認められない?ようなので、上記投稿のPB「更新」という表現は「PBを超える」に修正しておきました
うたまさRD4位と好スタートを切れましたが、8位までは5ポイントしか差がないのでFD勝負です。日曜日のFDもドキドキしそうです。
ペアSP
「ゆなすみ」はSP4位スタート
「ゆなすみ」こと長岡柚奈/森口澄士組はサイドバイサイドジャンプでの転倒があり、62.68でSP4位。1位とは約4点差です。

演技前の二人はちょっと緊張した表情に見えて心配しましたが、転倒への動揺は最低限に抑え、落ち着いてまとめられたように見えました。
彼らはリフト&ステップ&PCSで結構稼げるので、例えフリーでジャンプの転倒が複数出ても、枠獲得は果たせるんじゃないかと思っています。(失点幅が大きくなる3連続ジャンプのミスは避けたいですけどね…あそこで大きなミスが出てしまったら他のミスは最小限に抑えないといけなくなりそうです)
万一今回自力で枠が取れずともここで次点を取っておけば、カップル競技は繰り上がり出場が決まる可能性がかなりあります。「大丈夫!」と自分に言い聞かせながら見守ろうと思います。
北朝鮮&米国ペア以外は予想通りの展開
SP1~3位に入ったのは、先日の投稿でライバルになると予想していた中国、フランス、アルメニアのペアでした。

しかし、意外な結果になったのが北朝鮮と米国のペアです。
北朝鮮のRYOM Tae Ok/HAN Kum Chol組は、アジア大会で見たときのパワーが全然感じられず、別人のようでした。今年8月のアジアントロフィーでは点数があまり出ていなかったようですが、シーズン最序盤の試合ですし、気に留めていなかったのに。
怪我をしているのか、何らかの事情で余り練習が積めていないように見えました。緊張でミスが出たという感じには見えなかったので、フリーでの挽回は厳しそうです。
そして米国の「シンナギ」ことオードリー・シン/バラージ・ナギー組のデススパイラルのノーカンは衝撃でした。

ライトファンの私は女性の体勢に注目し過ぎてて、高橋成美さんが即「デススパイラル失敗!」とコメントした時に「?」となりました
ちゃんと両方の体勢を見ておかないといけませんね
その動揺を引きずったのかその後もレベルを取りこぼし、53.99。トップ3に約10点の差は結構なビハインドです。
彼らがフリーでPBを超えるような演技をして枠を獲得する可能性はありえますが、それが実現するということは上位4組のどこかが大きなミスをしたということでしょう。そういう可能性はあんまり考えたくないです…。
【脱線】宇野昌磨さん「スト6」マスター昇格への挑戦
さて、本来ならここで「女子シングル」の項目が来るはずなのですが…
時系列で振り返っているのでここで宇野昌磨さんのゲーム配信が入ってきます。興味のない人は次の項目まで飛ばしてください(笑)。
同時進行の「スト6」配信と「ペアSP」をどう視聴したか
ペアの時間帯と「マスター」昇格をかけた「スト6」ゲーム配信の時間帯が完全に重なってしまったのは私の悩みの種でした。昌磨さんのこの1カ月半の努力を見てきていると、「マスター昇格の瞬間」はできればライブで見守りたくなります。でも、ゆなすみの五輪出場がかかっているペアSPもリアルタイムで見たい。
配信が始まった時は整氷中の時間帯だったので幸い視聴できました。でも、マスター昇格を賭けた「ランクマッチ」はやらずでして。

すぐにランクマッチやって1勝をあげてくれればマスター昇格?だったようなのですが…
まぁ普通そんなすぐに配信のクライマックスを作らないよね(苦笑)。
そうこうしている間にペアの競技が再開したので、ゲーム配信は諦めて競技を視聴。PCの配信画面はつけっぱなしにしていたけれど、1~2回配信画面に目をやって「あ、負けてる…」って思った程度で結局は競技に集中していました(笑)。
ペア競技終了後も配信が続行中!?
ペアSPが終わった18時半ごろになっても、「スト6」配信は続行中でした。ゲームの画面を見ると「DIAMOND」の表示。マスターにはまだ上がっていない様子。
一度マスター昇格してまた落ちたって可能性は否定できないけど、たぶん一度昇格したらそこで配信切り上げてそうだし、今もランクマッチをやり続けてるってことはまだ昇格してない!?なかなかマスターに上がれない昌磨さんには気の毒ですが、私にとっては「ナマでランクアップの瞬間を見られるかも!?」という都合のいい状況です。
でも「あと1勝」がなかなか難しくてですね。「そろそろいつもなら配信を切り上げる時間だけど大丈夫なのか?」と思ってたら「もうすぐ練習に行かないと」との言葉が。「あ~マスター昇格は次回へのお預けか…と思い始めました。
練習前の「最後の1戦」でマスター昇格!
「これが最後の1戦」と決めて闘い始めた相手が思ったより強くてですね…「これはまずいかも」と思ったにもかかわらず、昌磨さんは時間ギリギリに「MASTER」「RANK UP」の文字を視聴者に見せてくれました。
X(Twitter)投稿で「夜は氷上で滑り散らかす予定があるためクリアできなかった場合は関係者に氷上より冷たい目で見られると思う」なんて書いてましたからね~ギリギリでランクアップできてよかった!

私は配信の最初と最後しか見てないのにも関わらず、「おおおお、おめでとう!!!」とちょっと胸熱
興奮&感動する視聴者をよそにあっさり練習にw
しかし昌磨さんは、「“おめでとう”に浸りたいところなんですけど、練習に行かないといけないので早々に配信終わらせていただきます」とあっさり配信終了w

でも、そこが宇野昌磨さんという感じで「らしかった」ですけどね
「食べなさ過ぎておなかすいた~」って言ってたけど、練習前に何か食べることはできたのでしょうか(苦笑)
早速ネット記事になっててYahoo!ニュースに転載されてました。

ミラノ五輪最終予選 競技初日 ざっくり感想<2>
女子SP
ゲーム配信に夢中になっていたので、女子第1グループは録画を時差再生。気になるアデリナ・ペテロシアン選手(ロシアから「中立アスリート」として出場)は、いかにも「ロシア」なマイケル・ジャクソン演技でした。

怪我をしているらしく、トリプルアクセルなどの高難度ジャンプは投入せず、トリプルルッツが詰まった着氷になりましたが68.72を出してSP1位。
※埋め込みが表示されない場合はリロードまたはこちら
ベラルーシから「中立アスリート」として出たヴィクトリア・サフォノワ選手(元ロシア)は以前より少し衰えた感のある演技で、57.71と7位。「あれ?」って感じでした。最近の演技見ていなかったとはいえ、ここまでとは。
枠を取るにはちょっと厳しいスタートで、「女子の実質残り枠は1」と思っていたけれど、残り枠は「2」に増えた感じで、サフォノワ選手は、その「2つの椅子」を争う群れに入った感じです。
アナスタシヤ・グバノワ選手とルナ・ヘンドリックス選手のSP衣装はただただ眼福でした。(上記に埋め込んだInstagramで衣装が見られます)
ルナ・ヘンドリックス選手は復帰戦としてはまずまずではないでしょうか。フリーのスタミナが戻せているかは心配ですが、この二人とペトロシアン選手は余裕で枠を持って行きそうです。
ーというかこの3人ともこの大会に出ているのがおかしいわけで、彼女たちと一緒に競わされる選手たちが少々気の毒です(苦笑)。
中部選手権
同日開催されていた中部選手権は、結局昨夜寝る前にちょっと噂を見かけただけで追いきれず。昨日のリザルトはこれからチェックします…
はしご視聴して全大会追ってる人を見かけると「凄いな~」と毎回感心します。私には無理だ。