名古屋GPF初日レポ/IGアリーナの寒さ・座席・飲食など2025グランプリファイナル実用情報

IGアリーナ窓に掲示された名古屋GPFのロゴ

12/4(木)より、フィギュアスケートの2025グランプリファイナル(GPF2025/2025GPF)が始まりました。

会場の愛知県名古屋市のIGアリーナは今年オープンしたばかり、フィギュアスケートの試合が開催されるのは初めてです。

今回は場内の寒さや飲食・トイレ等に関する情報や、整氷休憩中のイベントなど、これから会場に行かれる方に役立ちそうな実用情報を中心にまとめました

競技そのものに関しては、最後にざっくりとした感想のみまとめています。

2025名古屋GPFリザルト
※出場者リスト・スケジュール・採点結果などの一覧です 

放送予定&配信情報と見どころに関してはこちらをご覧ください

目次

道中の電車移動でまさかのトラブル

先日の「Ice Brave2」山梨公演時には移動中のトラブルが続きましたが、今回もトラブルに見舞われました。

今回は、近鉄名古屋線での人身事故でした。

移動日の12/4(木)朝は大寒波が来るらしいーとの情報でした。なので山間部の雪の影響を受けやすい新幹線ではなく近鉄での移動にしたのに、その近鉄でこんな目に遭うとは。

ホームに降り立ち、電車を待っている時に初めて人身事故が発生した区間が運航停止になっていることを知りました。私が乗る特急も「予定通り発車はするが、途中の駅で降りてもらったり、折り返し運転することになるかも」というアナウンス。

「いやもう私ホームまで来ちゃってるし…復旧が長引いたとしても試合に間に合うだろう」と思い、乗車。幸い私が乗っていた特急は15分遅れ程度で済み、スーツケースをホテルに預け、名古屋のレストランで昼食を食べてから会場に行けました。

やはり“早めの現地入り”は鉄則だと痛感

IGアリーナ到着から着席まで

そして着いたIGアリーナ!

競技初日はキッチンカーが4台

会場前にはキッチンカーが4台来ていて、座って食べられる共有テーブルがありました。

初日は荷物検査なしで、入場はスムーズ

競技開始30分ほど前の到着でしたが、私は並ばずに入れました荷物検査はありません。

公式サイト上には「会場外で購入した食べもの、ビン・缶の持ち込みは不可」との案内はありましたが、チョコやのど飴等の軽くつまめる程度の食料は持ち込んでおられる方は多かったです。

プレゼントボックス設置あり

当初は2025GPFのサイトのQ&Aにはプレゼントボックスの設置についての記載は無かったのですが、しっかり設けてありました。

詳しくは、公式サイトの「よくあるご質問」の最後の「その他」の項目に記載されています。
プレゼントを渡したい方はそちらを事前にご確認ください。

場内案内図はスマホに保存がおすすめ

不慣れな会場なうえ、ロビーが広いため各種売り場を探すのがちょっと手間でした。
(投げ込み用の花を売っているのはなぜか4階。1階のプレミアム席の人しか投げられないのになぜ?)

ロビー内のデジタルサイネージなどに場内案内図が表示されるのですが、見ている最中に大会ロゴに変わってしまいます。

場内案内図を写真を撮るなりして自分のスマホに保存する方がストレスが無くていいのでは?と思います。
(という私も昨日は撮っていないのですが)

場内の寒さ・椅子・トイレ環境など

場内は暖かめ

私は今回プレミアム席でアリーナ前方で氷に近い席だったのですが、他の会場に比べるとかなり暖かかったと感じました。私はダウンのコートは脱いだまま、カイロはもちろんのこと、持参したひざ掛けすら使用せずでした。

昨日は薄手のひざ掛けの他にウルトラライトダウンジャケット(寒かったらこちらをひざ掛けにするつもり)を持参していたのですが、今日は薄手のひざ掛けのみ持参するつもりでいます。

椅子はクッション張りの跳ね上げ式

今回、椅子は皮風のクッション張りだと聞いていたので敷物類は持参しませんでした。半日程度ではお尻は全く痛くならなかったですね。

跳ね上げ式なので、スタンディングオベーションすると座席の上に置いているものがずり落ちます。荷物類を持った状態でスタオベする必要があります

アリーナ前方席のカップホルダーは、電車や飛行機の手すりのように使用する時だけ下ろす仕組みになっていました。(上記写真はカップホルダーが上がっている状態)ダウンジャケットなどで厚着をした状態だと、ここに背の高いペットボトルを置いていたりすると少々邪魔には感じます。

前の座席との幅は少し狭めに感じました。座席下に荷物を収納するスペースは十分にあるのですが、座っている方がいらっしゃるとかなり避けてもらわないと通り抜けるのに難儀します。

トイレ行列は比較的スムーズ

行列の進み具合

試合ではいつものことですが、整氷時間中はトイレ前にはかなり長い行列ができます。しかし個室が多いトイレだと、思いの他進みが早い印象。行列の長さの割にさほど待たずにすみました。

ただ、これは木曜日で観客数が少なめだったことが大きかったと思います。土曜日のチケットは完売しているのでもう少し時間はかかるでしょう。でも、整氷休憩開始直後に移動したとしても次の6分間練習に間に合わなくなることはそうそう無さそうです。

トイレの空き状況電子掲示

ちなみに、トイレ個室ゾーンの手前あたりに「空いているトイレがどこか」を示す電子掲示画面があります。(女子トイレのみらしいです)

しかし、ここで「空」の表示が得ているのに実際は空いてないことが多くて、あまり当てになりませんでした。「奥は空いてるのかな?」と思わせるのには役立っていましたが。表示に多少のタイムラグがあるのかもしれません。

そのため、観客同志で「あっちの奥空いてますよ!」などと声をかけあって使用していました。

場内での飲食に関して

飲食品購入

IGアリーナのアプリを入れて事前に設定しておけば、スマホから時間指定して食品受け取りができます。ちなみに場内Wi-Fi利用にもIGアリーナのアプリが必要です。会場に行かれる方でWi-Fiを利用したい方は事前にインストール&設定を済ませておくとよいかと思います。

下記のページで、名古屋GPF開催中に営業している店舗情報(主要メニューや営業時間等)が確認できます

この店舗情報に掲載されているのに、注文画面にアクセスできない店舗が一部ありました。予約枠が埋まったからなのかもしれません。受け取り時間を事前指定できるため、会場に到着したら早めに予約しておくと安心かと思います。お値段は割高ですが、イベント施設内の飲食店ならこんなものでしょう。

昨日見た限りでは、モバイルオーダーの受け取り窓口に長い列はできていませんでした。モバイルオーダー自体を利用している方は少なめだった印象ですね。タッチパネル式の注文端末には長蛇の列ができていました。それでも昨日に関しては時間内に購入できないということはなさそうに見えました。

なお、競技中でなければ座席での飲食OK
です。

ロビー内での椅子&テーブルは少なめ

最近作られた大型アリーナにしてはロビー内の椅子&テーブルが少なめかな?との印象を受けました。窓際に座り込んでいる人や、立ったまま飲食している人たちが多かったです。

フィギュアスケート観戦は競技中に飲食ができないため、飲食時間が集中します。スタンディングテーブルがもう少しあると助かるのになと思いました。

座席での飲食は禁止されていないのですが、いったん席まで戻ってゴミをまた捨てに戻ったり、食後にトイレに行ったりしていると時間を食うんですよね。

だから立ったままでも食べちゃう人が多いのかなと思います。私は窓際に座り込んで食べていました。

会場ナビゲーター&公式アンバサダーによるトーク

整氷休憩中は、公式アンバサダーの楽しいトーク

整氷休憩中~6分間練習開始前は、大会公式アンバサダーの田中刑事さん、小松原美里さん、横井ゆは菜さんらによるトークが行われます。キス&クライ横のステージに立って話している様子が場内のモニターに提示されます。

「今季のこのカテゴリの選手たちの衣装はここに注目!」とか「キス&クライのリアクション選手権」みたいなスケオタには受けそうな企画もありました。「キス&クライのリアクション」では、「横井ゆは菜さんが田中刑事さんを相棒にして熱演されていました。観客席でもカメラの前で熱演している方がいました。

まぁでもこれを見ていたらトイレにも飲食品を買いにも行けないので、ずっと見ているわけにもいかないのですが(苦笑)

大会ナビゲーターからは事前の選手紹介も

6分間練習が近づいてくると、DJの方と会場ナビゲーターの本田武史さん、村元哉中(かな)さんが登場し、これから登場する選手たちの紹介をしてくれます。

場内モニターには、選手たちの画像などが映し出されます。
自分の好きなカテゴリの場合は、早めに席に戻ってきて紹介を聞くのもよいかもしれません。

演技後の選手インタビューも一部あり

最近のフィギュアスケート国際試合の流行なのか、「演技直後の選手のキス&クライに元選手のナビゲーターが出向き、インタビューする」という演出を今大会も行っていました。

ただこのインタビューが結構「謎」でして。

村元哉中さんが英語でインタビューした際に、咄嗟に日本語訳を入れたことはあったのですが、ほとんどは質問しっぱなしで通訳なし

配信で流れているなら意味もあるでしょうが、流れていなかった模様。だとすると、場内にいる外国人観客へのサービスにしかなっていないような…?
(そういえばボストンワールドでも、日本女子選手の回答は日本語のままで通訳されずだった記憶)

英語ならまだ大体わかるけど、ハングルで質問しておいてハングルで回答され、ほぼ通訳ゼロだったのにはずっこけそうになりました(苦笑)。

私の語学力では「イルボン(日本)」と「ハムニダ/スムニダ(です、ます)」しかわかりませんw

インタビューが始まっちゃうと場内モニターのリプレイがインタビュー映像に変わってしまうのがちょっと不満でした。あのジャンプの回転どうだった?って気になってるのに見られないんですもん。

演技直後はみんなハァハァ言ってるし、オーソドックスな回答のみ返す選手がほとんど。個人的にはこの流行は早めに収まって頂きたいです。色々企画を試みてくださるのはいいのですが、私は演技直後はキス&クライでコーチとやりとりをしている姿の方を見たいです。

場内モニターに選手から観客へのメッセージ表示あり

「最近の国際大会演出の流行」らしきものといえば、場内モニターに表示される「選手から観客へのメッセージ」もあります。

ボストンワールドでは写真に関しては場内撮影可能だったので、好きな選手たちのメッセージは極力モニターを撮影。後で「誰がどういうメッセージを出していたか」をチェックできました。「観客へのメッセージ」は現地でしか見られないことが多いので、観戦記にもその情報を極力入れるようにしていました。

しかし、日本だと「競技中は撮影禁止」なので場内モニターを撮影できません。

メッセージ表示が出るのはごく短時間だし、リンク上の選手に注目しているとチェックしそびれてしまうこともしばしば。

そして何だかんだ選手数が多いので、誰が何を出していたかすっかり記憶から消えてしまう…

ボストンワールドの時も思ったけど、せっかく選手から聞いているんだから大会後どこかにメッセージ一覧をまとめてアップしてくれないもんですかね。まぁ中には「Hello、JAPAN!」みたいな超シンプルなのもあったけれど(苦笑)。

私が今すぐに思い出せるのは、鍵山優真選手の「最後の最後まで楽しんでね」のようなコメントでした。(でもちょっと記憶に自信ないです)

現地観戦される方で、大好きな選手がおられる方はモニターのチェックもお忘れなく!(おそらくSPもフリーも同じコメントです)

帰りの電車は比較的スムーズ

今大会では出口が1階には無く、2階スタンド上段まで上がらないと場外に出られません。

そのためアリーナ前方席だった私は、後ろの人たちが出るまでなかなか2階にたどり着けず。私は一番混むであろう「名城公園駅」利用の予定だったので、「これは地下鉄に乗るまでちょっと待たないといけないかもな」と覚悟を決めました。

しかし、駅についてみると名城公園駅は増便されており、車内混雑も思ったほどではなくてホッとしました。大阪のラクタブドームとは異なり、目的地によっては近くの「浄心駅」を利用することもできますし、そんなに焦って出なくても大丈夫かもしれません。

ちなみに規制退場ありだったらしいのですが、終了直後の指示アナウンスが無く、私は出口近くまで来て初めて規制退場情報を知りました。土曜は人数が多いでしょうから規制退場が徹底されるかと思います。

競技初日の超大雑把な感想

時間があまりないので、最後に超おおざっぱな感想だけ箇条書きで残しておきます。

ジュニアのペアを見ていると、「ペアスピンって本当はこんなに難しいんだな」って毎度思う

中田璃士(りお)選手の3-3のセカンドジャンプは軸が曲がったように見えてヒヤッとした。でもリプレイ映像を見たらそんなに曲がってなくて「アレ?」となった。角度の問題?

韓国ジュニアの双子姉妹には、見分けポイントは「ルッツが苦手かフリップが苦手かくらいしかない」という情報は知っていた。ナマで見て改めて、「入れ替わって出てこられても私は見分けられないな」と確信。ルッツ&フリップジャンプ抜きでも二人を見分けられる人は真のファンといえるのかもw

日本ジュニア女子勢は全員ジュニアと思えない貫禄あり過ぎ。金沢純禾選手は見る度「ジュニア1年目とは到底思えない」と思う。島田麻央選手の貫禄はとてつもなくて、周囲は「麻央様」呼びする人多数(笑)。

ペアはやはりメテベルとコンマチとりくりゅうが上位に。全組僅差なので何が起こるかわからないフリーが楽しみ。りくりゅうの「黒く塗れ」は何度ナマで見ても良き。

★男子はイリヤ・マリニン選手はやはりGPFで途方もないジャンプ構成に挑戦してきた。本番で4Aー3T決まるの見て見たかったけど、6分間練習でイーグルから入るのを見て(そして降りた!)、「ただでさえクソ難しい前人未踏のコンビネーションジャンプ前に何もそんな入り方しなくても…w」と思った。

佐藤駿選手の前に「4回転ルッツ転倒⇒コンボセカンドつけられず」が2連続で続いてしまい、かなりビビったが見事な4回転ルッツ決まってよかった

鍵山優真選手はようやくクリーンなSP!案の定クリーンな演技ができれば本人も弾けられるし得点も跳ね上がることが確認できた。この構成でこれだけ点が出るのを見ると、SPのジャンプ構成難度を上げるかどうかは悩みそう。(私としては入れた上でクリーンな演技が見たい)

★私の席は前方過ぎて演技と同時にモニターを見るのが難しく、レベル認定全く気にせずアイスダンスを鑑賞できてよかった。直近のGPS2大会で異常に厳しかったレベル認定は元に戻った模様。今季RDはイマイチ好きじゃないので、FDが楽しみ!

今日はジュニアの男女シングル&ペアフリーがあります!現地で見られるのを楽しみにしています。

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