「サマーカップ2025」競技最終日の8/12(月)、宇野昌磨さんが「スマブラ(大乱闘!スマッシュブラザーズ)」仲間との「マイクラ(マインクラフト/Minecraft)」ゲーム配信に参加しました。
「マイクラ」が上手な方のゲーム動画を見るのは好きな私。「マイクラ」は、プレイヤーの人格がめちゃくちゃはっきりと出るので、本人に関心があれば誰でも配信を楽しめますからね。なので、「サマーカップ」観戦後に配信アーカイブ視聴を楽しもうと思ってましたが…

帰宅後「マイクラ」だけで6時間以上やってたのを知ってビックリ(笑)
さすがにそんな長時間動画を一気見する程のゲーム好きではないので、毎日ちょっとずつ視聴し続け、昨日ようやく見終わりました。
育児や介護、仕事などを抱えている人だとこんな長時間配信を全部見るのは困難でしょう。私も会社勤めしてた頃は、昌磨さんのゲーム配信は私が好きなゲームのまとめ動画をたま~にチェックするぐらいでしたし。
でも、当時の私は「どんな内容だったのかな~?」と配信内容が気になっていましたので、
今回は「マイクラ配信」での面白かったポイントを昌磨さんファン目線でまとめてみました。
※ゲーム中のどこで誰が何をやらかして死んだ等、配信動画を今後視聴する際に致命的?になりそうなネタバレは避けたつもりですが、ゲーム進行の概要や会話内容の一部はネタバレしておりますので予めご了承ください。
「マインクラフト」とは
仮想空間での生活体験
「マインクラフト」は、ブロックで創造された仮想空間での生活を体験できるゲームです。
こちらが2011年、最初にリリースされたPC版の公式PRムービー。
プログラミングの基礎知識を学ぶのにも向いているので教育現場でも使われています。「マイクラ」達人のプレイだと、「ゲームの仮想空間上でこんなすごい装置も作れるの?」って驚愕することも。
楽しみ方は千差万別
のんびりクリエイティブライフを楽しむか、ハラハラする冒険を楽しむか。「マイクラ」は設定次第で、好みの楽しみ方を選べます。
未知の世界を探検するもよし、ゾンビやモンスターと闘うのもよし、家や畑づくり、壮大な街づくりなどにいそしむもよし、様々なマシーンや構造物を設計して楽しむのもよし。

百万人いたら、百万種類の楽しみ方ができるーという点は、ニンテンドーの「どうぶつの森」シリーズに似ているかな?と思います
仮想空間内でどんなライフスタイルを選択するかによりプレイヤーの性格がはっきり映し出されるので、他人が楽しんでいる様子を見るだけでも結構楽しめます。「いかにもこの人らしい」行動が見られたり、逆に意外な一面を見られたり。
「マイクラ」についてもう少し詳しく知りたい方には、こちらが素人向けにゲーム内容を紹介した記事の中では比較的わかりやすいかと思います。
「驚きの6時間超え配信」の概要
配信の形態
「マイクラ」は携帯、PC、プレイステーション、Switch等、様々な端末で楽しめます。今回、ぱせりまんさんとkeptさんはPCから、昌磨さんはSwitchからの参加でした。

私は素人なもんで、違う種類の端末からでも同じワールドに参加できるって今回初めて知りました!
keptさんの配信チャンネルではkeptさん視点、ぱせりまんさんの配信チャンネルではぱせりまんさん視点でゲーム画面を見られます。
昌磨さん自身は配信していないので、表情を見ることはできません。しかし彼の操作するゲームキャラは両者の配信にしばしば登場しますし、3人の楽し気な会話はずっと聞こえます。
<ご注意>
上記の配信動画リンクは配信日から2か月経過すると視聴できなくなりますので、ご覧になりたい方はお早めに
ちなみにkeptさん側の配信は途中でPC再起動する必要があったため前半と後半に分かれてます
後半はこちら
ゲーム内の状況の把握には、複数画面での視聴がベター
私はPCで2画面開いてタイミングを合わせた上で同時再生してたいたんですけど、面白いハプニングがあったりすると巻き戻して両方のゲーム画面を確認したくなるんですよね。
しかし、そのためには、都度再生を止めて巻き戻して確認して、その後また再生タイミングを合わせて…ってやらないといけない。

つまりゲーム内容をちゃんと把握しようと思うと、意外と手間と時間がかかるんです
面白いと思えない人は、すぐに脱落すると思います(苦笑)
ライブ視聴だったら再生タイミングを合わせ直す必要はなくなるんですけどね~
ワイヤレスイヤフォンつけて会話を聴きながら家事をしつつ、何か気になる事態が起きたときだけ画面確認するーぐらいのスタンスで気軽に見るのが一番いいかもしれません。
「ハードコア」モードは、本当に超ハード
「マイクラ」は初期設定で敵の出現度=クリアの難易度も変えられます。
今回は格闘ゲームプレイヤー同士のパーティーだということもあり、「ハードコアモード」で「マイクラ」界のラスボス的なモンスター・エンダードラゴンを倒すのが旅の目的として設定されていました。
「ハードコアモード」は敵の出現率も高いから戦闘機会も多いし、各キャラの「ライフ」は1キャラに1つだけで「セーブ」が効きません。パーティーの誰か一人でも死ねばゲームは即終了です。
つまり、3人のうちの誰かが背後から敵に襲われたり、崖から転落したりしたらそこでジ・エンド。仮想空間で何時間も作業を続けて強い剣や防具を作って、ドラゴン征伐にあと一歩まで行っていたとしても、全てゼロからやり直しです。

私ならそんな心臓に悪いモード、絶対選びませんw
敵が出てこない?「ピースフルモード」一択です
メンバーは全員「初心者」
参加者3人は「マイクラ」をやり込んだことのない「初心者」と称しています。
昌磨さんは過去にインスタグラムに「マイクラ」で作ったお城画像をアップしてますが、ゲーマー界隈ではこの程度やったくらいでは「初心者」扱いになるらしいです(苦笑)。
※埋め込みが表示されない場合はリロードまたはこちらから
「お城の作り方解説動画」を見ながら携帯で少しずつ作ったらしいんですけどね。個人的には城の中でパンダを飼ってるのがツボです(笑)。
(私、てっきりこれは敵が出てこない「ピースフルモード」で作ったものと思ってたんですが、今回の配信内の会話によると敵がそこそこ出て来るモードで作ってた模様)
ぱせりまんさんと昌磨さんはちょっとやったことはある程度。ただ、今回昌磨さんはSwitchでの参加で、コントローラーでの操作方法がまだよくわからない状態だったので、ゲーム知識はそこそこあるものの「初心者」っぽさはありました。
「本当に初心者」なkeptさん相手に他の二人がちょこちょこ説明を入れてくれるので、詳しくない者にあとっつきやすかったです。

と言ってもkeptさんはプロゲーマーなので、理解&操作慣れがとんでもなく早いんですけどねw
YouTubeの「マイクラ動画」とのギャップ
YouTubeで昌磨さんが一人で「マイクラ」をやった時との違いは激しかったです。
こちらの動画を見ておけば、「ギャップ萌え」ができるかも?しれません。初心者向けの解説も入ってますし、16分半は6時間超よりはるかに短い(笑)。
YouTube動画の時はスタッフさんも「マイクラ」のことあまりご存じでないし、視聴者も「マイクラ」初見が想定されるとあってか、昌磨さんは家畜を狩るときに毎回「スマン」と言っていました。
しかし、今回の配信は仲のいい友達同士で組んでるし配信視聴者もゲームに詳しい人達なので、完全に悪ガキ状態。
普段遅刻常習?で自由人な印象のあるぱせりまんさんが「マイクラ」空間ではやたらと律儀で「村人の家からモノを失敬するのは…」みたいなスタンスなのに、昌磨さんは「村人の家から色んなものを調達していく血も涙もない盗賊」と化しているのが笑えます(笑)。
「マイクラ」プレイスタイルから伝わる、プレイヤーの「キャラ」
プレイスタイルから見えて来る「個性」
「スマブラ」や「スト6(ストリートファイター6)」などのプレイからも、プレイヤーのキャラは見えます。ただし、それが見えるのはある程度そのゲームに詳しい人限定です。
「マイクラ」だと、ゲーム知識が無くてもプレイヤーのキャラがよく見えるのが、「ゲームの素人向き」と言えましょう。
過去のゲーム配信動画でも、昌磨さんは自由気ままに仲間から離れた単独行動をして、普通想定されないような変わった攻略法を取っていました。(「ヒューマンフォールフラット」の動画はそういうところが炸裂して楽しかった)

やはりその性格は「マイクラ」でも同じ。真っ先に突進して単独行動多めなもんだから、keptさんの画面にもぱせりまんさんの画面にも昌磨さん操作キャラが出てこない瞬間が度々発生。
突如ピンチに陥り「あーやばい死ぬ死ぬ!(汗)」って大騒ぎする声がいきなり聞こえて来たりします。
「マイクラ」配信で見えた5つの「昌磨さんらしさ」
「彼らしいな」と思ったのはこんなところでしょうか。挙げ始めればきりがないので5つだけ。
- 未知の空間を先陣切ってどんどん一人先に行ってしまう、「根拠のないパイオニア精神」
本人も配信内で「アメリカに行った時も英語わかんないくせに一番前でどんどん先を行っちゃうタイプ」と説明していました(笑)
- 強い敵に挑みがたるのに誰よりも先に防具を揃えて身につける、「好戦的な慎重派」
未開地&敵に立ち向かう勇気はあるけど、事前に必要な準備は極力済ませておきたいタイプ
「実は怖がり」と自称する部分が透けていました
- 設定した目標に必要だと思われることだけをハイスピードでこなしたがる、「超・効率重視派」
無駄な寄り道を好んではやりたがらない、一度決めた目標に必要なことは一気にガーッとやっていくあたり、短時間に4回転ジャンプ一気にやっていく6分間練習を見る想いでしたw
- 勝手な行動が多いわりに要所要所では仲間を気遣う、「不思議な立ち位置」
一応「〇〇を探してきます!」と報告してから単独行動に出るものの、経過報告をマメにするタイプではないのでいきなりピンチに陥ったりするが、その一方で大量の戦果品をみんなに急に配りだしたりする
面倒見がいいのか悪いのかグループ内の立ち位置がよくわからないタイプ
- 初心者に「これしちゃダメ」と注意するとき、選ぶ言葉が超ポジティブ
昌磨さんがkeptさんに「畑の上でジャンプすると作物が育ちにくくなるんですよ、これ豆知識です」的な言い回しでkeptさんに伝える一幕がありまして
keptさんが「それ畑で飛び跳ねんな!って俺のこと叱ってるんだよね。そういう優しい伝え方いいよな~」ってなことを言って感心されてました
配信の魅力<1>過去の経験が育てた?昌磨さんの「レジリエンス」
努力が無に帰した時の立ち直りの早さ
最も感心したのは、長時間の努力が全て0になった時の昌磨さんの気持ちの切り替えの早さです。
「ここまで順調に来てるから、これがリセットになったら立ち直れないかも」的な弱音をゲーム中に吐いたりはするものの、いざ本当に「はい終了~~!」って全てが無に帰すると…
「終わったことを悔いても仕方がない。次頑張ろう!」と言う気持ちに素早く切り替えるんですよ。

「いや君が殺されちゃったからでしょう、切り替え早すぎだw」って思う時もありましたが(苦笑)
ぱせりまんさんも昌磨さんの切り替えの早さに感心して「僕はくよくよ引きずっちゃうタイプだから見習いたい」みたいな発言もしていました。
私なんてただの傍観者なくせに「ええ、また一からやり直しなん…?」ってガックリ来たくらいなので、素直に彼の「切り替えの早さ」には感心しました。
思い出される北京五輪シーズンでの怪我
「長きの努力が一瞬でリセットされたことへの絶望感」を短時間で受け入れて、気持ちを切り替えていく様子を見て、私は北京五輪シーズンの全日本選手権前のできごとを思い出しました。
フリーで4回転4種5本構成というハードな挑戦に取り組んだこのシーズン、ハードな練習を経てかなり仕上がっていたも関わらず、全日本選手権の直前に右足首を怪我してしまい。

当時は他選手のコーチ陣にまで「あんなにいい状態だったのに大事な試合の直前に怪我をしてしまうなんて、昌磨のメンタルは大丈夫だろうか」と心配されていたのに、当の本人は「今さら言っても仕方ない」と淡々と状況を受け止めていました。(当時音声サービスのNow Voiceで本人がそう語っていた記憶)
積み重ねてきたものが「リセット」されるという経験はゲームでもフィギュアスケートでも起こりうること。
昌磨さんはそういう体験を積み重ねることによって、今のような「レジリエンス」(困難や逆境に直面した際に、そこから立ち直り、適応していく力を指す心理学用語)を会得して行ったんだろうなぁーと、にぎやかな配信の合間にしみじみと考えてしまいました。
配信の魅力<2>「仲のいい人同士の煽り合い」の楽しさ
最も楽しかったのは、「全てがおじゃん」になった瞬間のみんなのリアクションです。
6時間余りの間に3人それぞれに、「自分がやらかしたせいで、それまでの3人の努力の結晶を全部パーにする瞬間」があります。

この時のみんなのリアクションが本当楽しいんですよ~
全員ゲーマーとしての自分に自信があるもんだから、やられた時のショックで全員一時黙り込んじゃうんですよね。視聴者の多くは「そこでおまえが死ぬかー!?」って大受けしてたりするんですが。
もはや3人はゲーム上では好き勝手なことを言いあえる人間関係になっているので、他のメンバーが「おい何とか言えよ!謝れよ~!!!」って煽って来るんですが、本当にみんなすぐに謝らない(笑)。
ガキの喧嘩かよwって感じです。
とはいえみんな基本は大人なのでハラハラするような事態に発展することはありません。本人が傷ついたプライドと闘い、謝るに至るまでの心の過程を楽しむ感じ(笑)。

5年前に「ケプトの定時退社」に初めて出演した際にお気に入りのスマブラの試合を聞かれた際だったかな?
昌磨さんは「仲のいい人同士の煽り合いを見るのが好き」と言う主旨の発言をしていましたが、私も今や同じ心境です(笑)
keptさんとぱせりまんさんの二人もさすがにトップレベルのゲーマーとあって、どんなにへこんでも、またゼロからの努力を再開できるところはさすがだなと思いましたね。
次回の挑戦は?
ここまで読んできた方には推察できると思いますが、6時間余りかけて挑戦したものの、結局のところ「エンダードラゴン討伐」はできずに終わりました。(その後、昌磨さんはkeptさんとスマブラおまかせ対決やってて「タフだな…」って思いました)
普段私が見る「マイクラ」動画は、壮大な建築物やクイズ早押しボタンみたいな変わった装置を作る様子のダイジェストなどが主だったので、「マイクラってこんなハードな闘いモードあるんだ」というのは新鮮な驚きでしたね。
配信視聴終わった時は、何だか今年観に行った映画「マインクラフト/ザ・ムービー」で流れてた「溶岩チキンソング」が聴きたくなってYouTubeで探しちゃいましたよ。この映画を観ていたおかげで、敵キャラ基礎情報が最低限頭に入っててよかったです。
配信は、またいつか3人で再び「エンドラ討伐」に挑戦してくれそうだったので、次回に期待♪

順調にトレーニング中らしい「スト6」挑戦も気になりますが、私は「マイクラ」の行方も気になります
凄く面白い配信だったので、どこかでダイジェスト動画出してくれないかな~?