昨年6月から全国8か所で公演してきた「Ice Brave(アイスブレイブ)」の集大成となる「Ice Brave(アイスブレイブ)新横浜Special Edition」がついに終了しました。
開催決定発表からこのショーを追ってきた宇野昌磨さんファンの一人としては、大千秋楽を終えた感想&鑑賞記を一刻も早くあげるべきなのでしょう。
しかし、強く心に残ったこと、書き残しておきたいことが余りにも多すぎて、まだ感情が混乱した状態。
そこで今回は今の心境と昨日の千秋楽のエピソードを出演者のトーク内容を中心にまとめました。
今週末にアーカイブ配信もありますので、前半の項目ではネタバレになりそうなトーク内容詳細は伏せております。最後の項目のみ「ネタバレあり」。演技&トークで「やっぱり『宇野昌磨』だなと思わせられた部分について、熱く語っています。
大千秋楽の感想第一弾をすぐに上げるつもりが…
「感情の嵐」にやられた千秋楽翌日
千秋楽は本当に強烈な体験でした。照明が落とされ、会場に沢山の赤いライトが見えたあの瞬間から、「ショーマコール」からの最後の最後の挨拶まで、強く心に残る瞬間の連続でした。
鑑賞直後はまだ、同じ公演を見ていた友人と「あの時のあの表情が凄かった」「トークタイムのあの話がよかった」などと興奮しながら話すことができていました。
しかし、帰宅の道中から今朝にかけて千秋楽をご覧になった方々の感想をSNSなどで追いかけていたら…

心に強く残ったことが多すぎて、感情処理能力のキャパが完全にオーバー!
「私、今はこれ以上Ice Braveの情報を追うの無理」となってしまいまして…こんな風になったのは初めてです
なので国民スポーツ大会の結果などを調べたり、事務作業をしたりで、一時的に逃避。
そして、時々思い出したように「Ice Brave」関連の情報をネットで追いかけては、また関係のないことを始める。そんな繰り返しでした。
「余韻クラッシャーのはずのゲーム配信」で逆に落ち着く
感動を与えてくれた立役者である宇野昌磨さんは、案の定大千秋楽の翌日に「ストリートファイター6」のゲーム配信を実施。
でも、これまで「もうちょっと余韻ちょうだいよ~(笑)」と思っていた「ショー翌日のゲーム配信」は、「Ice Braveの鮮明な記憶からちょっと離れたいが、完全には離れたくない」という今の私の複雑な心境にピッタリでした(苦笑)。
これでちょっと気持ちが落ち着いたので、彼の楽しそうな声を聞きつつ、大千秋楽翌日の今の感情を率直に書き残してみました。
※ここから先は、ほぼ私個人の感情と記憶の記録になります。
千秋楽の記憶がまだ新しい今、書き残しておきたいこと
観客・スタッフ・スケーター達を包んだ、会場の一体感。スケーター達の気迫の演技、MCタイムでスケーター達が真摯に伝えた話。
そして昌磨さんたちからの観客に対する優しく嬉しい言葉の数々。(「今日会場に来れていなくても、僕たちを応援してくれてるひとたちは皆仲間です」とお礼を言ってくれていました)
それぞれを思い出そうとすると、あれもこれも書き残しておきたいという記憶ばかりで、何をどうまとめればいいのかわからなくなります。演技内容について語り出すと間違いなく収拾がつかなくなるので、今日はトーク内容について感銘を受けたことだけを書いていきます。
アーカイブ配信で初めて千秋楽をご覧になる方もいらっしゃるでしょうし、次の項目ではトークの詳細はネタバレしない概要のみの記述にしています。
※アーカイブ配信は、2/8(金)午前0時~2/10(日)午後9時半まで。料金は4400円。
期間中は何度でも視聴可能です。詳しくは下記をご覧ください。

気づけば長かった、スケーター達のトークの時間
予想されていたことではありましたが、千秋楽ではトークタイムがかなり長くなりました。
30分ぐらいは押すだろうなとは予想していたけれど、会場を出て時計を見たら14時を過ぎていました。開演は11時半過ぎ。ということは、90分予定がひょっとして1時間近くオーバーしていたんでしょうか?

現地にいたときは夢中になり過ぎて時間を全く気にしていなかったので「こんなに時間が経っていたとは!」とビックリしました
スケーター人生の分岐点としての「Ice Brave」
ステファン・ランビエールさんは昌磨さんへの愛と、彼のプロデューサーとしての成長を語り倒していました。昌磨さんは、プロデューサー&今を生きる演技者としての視点での話でした。(昌磨さんの発言の詳細については、次の項目で別途語ります)
その二人以外のメンバーは、ほぼ全員がスケーターとしての自分の歴史を振り返った視点で話をしていました。
昌磨さんたちとの出会いで何がどのように変わったのか、このショーに出演することが彼らにとってどれほど大きな分岐点だったのか、その想いを語る言葉の数々は私の心を打ちました。

ただ、仲間同士の楽しいノリもあるので感動的な昔話が延々続くような流れではありません
ツッコミもガンガン入り、笑いと涙が混じった展開ですので、これから配信をご覧になるかたはお楽しみに
涙するスケーターたち&観客と、泣かない人たち
「あの人は泣くだろうな」と思っていたスケーターたちだけでなく、意外な人も涙を見せていました。観客の多くも涙していたようです。
しかし、泣かない出演者も観客もいます。私は後者。
目の前で他者が感情を爆発させているのに共感もするのですが、その一方で、誰がどのような反応をしているか俯瞰で観察もしてしまうタイプ。なので、私は「あのような場で涙を見せない人」への共感度合いが強いです。

ただ、伝えておきたいのは涙を流していないからといって感情が動いていないわけではないんですよ!
心は打たれていました
「宇野昌磨」らしさを感じた、千秋楽の演技&トーク
※ここから先は大千秋楽の内容ネタバレしていますのでご注意ください。
大千秋楽は、「やはりこの人は、『私が応援したいと思った宇野昌磨』だ」と思わせる瞬間がいくつもありました。
千秋楽の演技で「宇野昌磨」を感じた瞬間
演技では、「ブエノスアイレス午前零時/ロコへのバラード」のときに最もそれを強く感じました。
攻めまくった構成への驚き
彼のことだから、千秋楽のジャンプ構成は攻めて来るだろうと予想してはいました。だから、冒頭いきなりトリプルアクセルだったのは予想の範疇でした。

でも、その次に私の目の前で4回転トゥループ降りた時は変な声出ましたよ
マジか!と思いました
アイスダンスでは体力削りそうなリフトを複数やっていましたし、ナルコではトリプルアクセルを入れてましたし(さすがに一般には理解されづらいトリプルルッツへの挑戦ではなかったw)、6つものプログラムを滑りまくったあとのショー終盤の演技ですよ!
しかもアイスダンス用エッジで。(あまりにも彼が簡単に跳ぶからみんな忘れかけてるけど)

ショー全体を通じ、身体の動きはキレキレでありつつも緩急がすばらしく、ツイズル直後に静止するときの動きといったらとんでもなかったです。
なので私は思いました。「終盤の効果音に合わせて跳ぶジャンプ、まさかトリプルアクセル行かないよね?さすがにもう無茶はしないで…」と。ドキドキしながら見守っていたら、ダブルアクセル。

「ホッ」としたのもつかの間でした
昌磨さんはそのままトリプルトゥループ跳びにいくじゃないですか!
土曜の夕方公演もそのコンビネーションジャンプを入れてくれて観客大喜びではありました。「いや、今回はトリプルアクセル&4回転トゥループの後だよ⁉ なのに今回もそこでコンビネーションに行こうとするんか~!」と思ったら、転倒。
思わぬ展開を見せた、今の「宇野昌磨」
ここまで誰一人ジャンプで転倒していなかったので、私はこのとき「ああ、勿体ない」と一瞬思いました。でも、その後が凄かったんです。彼は立ち上がりつつ情熱的なポーズを取り、それを目の前で目撃した北側の観客のどよめきといったら!
私の位置からはそのポーズも表情もはっきりとは見えなかったけれど、観客の凄まじい反応から、「ただの転倒に終わらず、何か凄みのある演技に繋がったこと」だけは把握できました。
あのジャンプで安全策をとることなく最後まで攻めきったところが、まさに宇野昌磨。
転倒した後の動きで魅せることで、通常なら「残念」扱いに終わる転倒すらドラマチックな演出に変えてしまう進化を見せたところも、まさに宇野昌磨。

アーカイブ配信で「ロコ」の映像を観るのを楽しみにしています
千秋楽のトークで「宇野昌磨」を感じた瞬間
私は、昌磨さんの話で二つ、心に残ったことがありました。
「公私混同」がいい作品を生み出す助けになることもある
一つは、「公私混同」の効能について。これについては、彼の言葉を直接よく聞いてほしいので多くは語らずにおきます。
私も同じようなことを仕事で実感したことがあります。もちろん、人間関係がよくなくてもいい仕事ができることはありますし、逆に距離感が近くなりすぎた結果、楽しい気持ち=仕事の成果と勘違いしてしまって、いい結果に繋がらないこともあります。
でも、大きなプロジェクトで本当にいい人間関係を築けたとき、チーム内の感情が物凄くいい方向で仕事に反映されるときもあるんです。彼らはまさにそれを体感したんだろうなと思います。

彼らの表情の輝きには眩しさを覚えました
日々の努力で大事なのは、最高値ではなく最低値を更新すること
最も私の心に響いたのは、「『最低値』を更新するよう努力することが大事」という話でした。
彼は最初に、“皆さんの多くが、「努力を重ねたけれど、結局うまくいかなかった」ーという体験をしたことがあると思う”というところから語り始めました。
努力を重ねれば重ねるほど、自分の「最高値」を出したいという期待が高まってしまう。僕もそうなって、悔しい想いをしたことがあると。
そして、そんな悔しい想いを重ねた結果、「日々の努力の中で大事なのは、自己の最高値を更新することではなく、最低値を上げることである」という結論にたどり着いた。
「たとえ理想通りにできなかったとしても、ここまでは絶対に発揮できるという最低ライン」のレベルを上げることが大事。そう思って練習を積み重ねてきたことが、試合にも、「Ice Brave」にも生きたんだというような内容でした。
※心に響きすぎて詳細部分の記憶には自信がありません。正確な発言&ニュアンスは配信でご確認願います
この話を聞いている最中、私の脳内では初ワールドのキス&クライでポロポロ涙をこぼしていた少年の姿から、ワールド初優勝のフリーで連続ジャンプ後半がシングルになったときに笑顔を見せた青年の姿までが一気に再生されました。
そして、メダルや五輪代表に手が届かなかった選手たちのことや、その他いろんなことで努力した結果が結果に結びつかなかった過去の自分や周囲の人たちのことも思い出されました。
努力を重ねるほど、それに見合う結果を求めてしまって苦しくなる体験をしたことがある人たち。その多くに、響く言葉だったのではないでしょうか?
相変わらず「真理」をシンプルな言葉で表現できるのが、「宇野昌磨」だなと思いました。

なんだか褒めすぎて教祖を崇めてるみたいになっちゃいましたかね(苦笑)
もちろんこんな真面目トークをしていたのはごく一部で、自虐ジョークや楽しいふざけ合いとかもたくさんありました。ただ、自分の中に響いたことだけは早めに書き残しておきたくて。
今思いつくことを書きなぐるだけのつもりが、長くなりました。色んな気持ちを整理して文章化できるようになるのは、配信映像を見たあとかもしれません。
でもそうこうしてる間にミラノ五輪フィギュアスケート競技の団体戦が始まっちゃうんですよね…。
私はいつになったら五輪に昌磨さんがいない感傷に浸れるのでしょうか(苦笑)。

