現役引退発表から1年 宇野昌磨さん 新時代開始1年おめでとうございます

トヨタイムズ引退記者会見で花束をもらった宇野昌磨選手
引退発表の5日後に行われた記者会見

2025年5月9日。この日は宇野昌磨さんが自身のインスタグラムで現役引退を発表してから1年です。

このメッセージからもう一年。はや一年。

引退後はむしろ現役時代よりも露出が増えたし、もう寂しさやせつなさを感じることはそんなにはありません。今は「1年経ったのか」と言う感慨が大きいかな?

ただ、ふとしたタイミングで今も感情の波が沸き起こります。

ここ数日、この1年で自分の心境がどう変化してきたのかを自分でも確認したくなり、過去に感情の波が沸き起こった時に書いたものを読み返していました。

せっかくなので、この1年の昌磨さんの動きと共に、私の感情の流れも振り返ってみます

目次

引退発表当時、自分が受けた衝撃を振り返る

最初の発表

引退情報が流れたときは「ついに来てしまった」という気持ちでした。

とはいえ、「いつ発表が来るか」と怯えていた連休明け直後には何も動きがなく、前日にyoutubeの「宇野昌磨アップロードチャンネル(この名称をもはや懐かしく感じる)」に久しぶりの投稿があったので、油断してたタイミングでしたけれどね(苦笑)。

引退会見の前日あたりが一番煮詰まってた気がします。引退を率直に悲しむ気持ちが一番溢れてるのは下記の投稿かも。

「私があと10年早く生まれてれば」「彼があと10年遅く生まれてれば」ってこのとき書いていましたが、今もなお「もっと現地で彼の試合を応援したかった」という悲しさ&悔しさはあります

今彼がジュニアだったら国内ブロック大会はもちろん、ジュニアグランプリシリーズの海外大会でも遠征するのにな…。

明るい引退会見

トヨタイムズスポーツさんによる引退会見は、旅立ちを明るく祝う空気感が溢れてましたね。ユーモアあふれるやりとりも多くて、物凄く宇野昌磨さんらしい会見でした。

現役時代のメディアの彼の扱いには納得のいかないことが多々あったけれど、トヨタイムズスポーツさん発信であれば信頼できるようになりました。「Ice Brave」のプロモーションについても信頼と期待を寄せています。

その後の報道

引退関連報道について当初はかなり心配していましたが、概ね素晴らしいものが多かったのもよかったです。ま、酷いのもありましたけどね。(「News Zeroのリスペクトに欠ける扱い、一生忘れん…」と未だに思う私の恨みがましさは昌磨さんとは正反対w)

引退関連の国内外の報道や反応、引退関連番組や本の情報、私自身のその後の感情の揺れ動きを記述した記事は「宇野昌磨引退」のタグでまとめてあります。

引退後の昌磨さんの1年を振り返る

SAとしての最後の仕事や北京五輪団体メダル授与式

「ゴロゴロダラダラしたい」と本人も言っていたので、引退後の生活はゆっくり過ごしてほしいとは思っていました。でもゴロゴロダラダラ期間、あまりにも短かったですよね(苦笑)。

シンボルアスリートとして最後の仕事となったスカイツリーでのイベント、なんだかもう懐かしい。

パリで行われた北京五輪団体メダルの授与セレモニーには参加できなかったけど、他のメンバーたちはスイスのアイスショーのため参加できない昌磨さんのことを気遣ってくれました。

JOCで彼だけのために授与セレモニーまでやって頂けたのはありがたかったな。

NHK杯エキシビションでは、みんな北京五輪で演技した時の衣装を着て団体銀メダルお披露目イベントまでやってくれたし。

北京五輪団体銀メダルをこの時期にもらえたことは、引退後の寂しさを紛らわせ、気持ちの整理をつけるステップにできました。

テレビやWEBメディアの楽しい番組出演

バラエティ系のテレビ出演は「日曜日の初耳学」「ネプリーグSP」「ホンマでっか!?TV!」「ぽかぽか」「酒のツマミになる話」「ナゾトレ」など色々ありましたけど、私が一番素直に楽しかったのは「ぐるナイ」のゴチですね。あのダンス挑戦企画良かった!

最近色んな人達のスケート体験動画供給多すぎて記憶が薄れてきてたけど、「すぽると!」での千鳥さんへのスケート指導も楽しかったな~。

引退振り返り番組は「KENJIの部屋」「NumberTV」でのトークも勿論よかったけれど、私的には「THE ICE 2024(後日BS放送あり)「何を言ってるのかわからない」が最強だった気がします。

トークイベントとアイスショーの連打

引退後初のトークイベントはコラントッテさん開催でした。中田璃士選手の「(僕のことを)忘れんトッテ」はもう1年前なのか~。

その直後にはららアリーナ東京BAY(LaLa arena TOKYO-BAY)のオープンイベントでふなっしーさん達と共演。トークイベントはその後も「ワンピース・オン・アイス」初演時の映像の上映会や、ミズノさん&Numberでの開催がありました。

宇野昌磨さんの引退発表後からの2月までのアイスショー出演、数えてみたら39公演ありましたよ。(たぶん合ってると思うけど、数え間違えてたらごめんなさい)

現役時代もアイスショー出演多い方でしたが、去年はシャンペリーのアイスショー&ワンピース・オン・アイスもあったぶん、ひときわ多かったような。

引退以降のアイスショーを一気に振り返る

アイスショーは7月に「プリンスアイスワールド(PIW)」鹿児島公演で引退後初のプロ「Spectre」、続いて「THE ICE(ザ・アイス)」でチャ・ジュンファン選手とのトゥーランドットコラボに太鼓芸能集団・鼓童さん生演奏での「巡」を披露。

鼓童コラボ衣装でスポットライトに当たりながらポーズを取る宇野昌磨さん
鼓童さん生演奏での「巡」は本当一期一会のプロでした トゥーランコラボも含めて本当によかったな

8月はスイス・シャンペリーでのアイスショー「魔法使いの弟子」にてハリー・ポッタープロ他を演じ、「Friends on Ice(フレンズ・オン・アイス)」では「Spectre」のほかステファン・ランビエールさんとの「Fall On Me」を披露。

肩を組みながら笑顔で観客に挨拶をするステファンランビエールと宇野昌磨
台風襲来で予定より滞在日数が増え、「Fall on Me」は5回も観たのにまだ観たい(「Ice Brave」ではやらなさそう…)

9月は「ワンピース・オン・アイス」の再演は楽しかったなぁ。円盤化決定の朗報もあったし。

氷で後ろ姿でステップを踏む麦わらの一味6人
ショーも良かったけど、会場近くでの写真展示イベントも盛況で楽しかった~

その他、年明けに「プリンスアイスワールド(PIW)」長崎公演&東京公演にて現役最後のSP「エブエブ(月の光)」を披露。私も初めてPIWで前方席に座り。(何一つ声はかけられてないですが)

低い姿勢でお辞儀をしつつ視線を観客に送る宇野昌磨さん、右側に観客にお手振りする田中刑事さん
PIW公演で東京まで初遠征 腰痛の原因になりはしないかと心配になるぐらい腰が低い昌磨さん

とどめに「BISF25」こと謎ショー出演で「HUNTER×HUNTER」のOP使用曲「表裏一体」(byゆず)まで見せてもらえて。いや、本当のとどめは「ステージ上のオタ芸パフォーマンス」だったかも(笑)

謎ショー終了直後の出演者一同による記念写真
福岡まで遠征して本当に良かったと思った公演でした 時をまき戻すことができるなら一泊して全通したい

フジテレビ フィギュアスケート番組スペシャルアンバサダー就任

フジテレビのフィギュアスケート中継のスペシャルアンバサダー就任の報にはちょっと驚きましたね。適任だと思うけど、本人がこういう仕事にはあまり興味ないのかなと思ってたので。

彼がこの仕事を受けたのは、「何でもやってみよう」と思ったからなのか、ノブレスオブリージュ的な気持ちなのかはわかりません。

でも、記者会見の名司会っぷり&ボストンワールド「神席」を体験した今では、「この仕事受けてくれて本当にありがとう」ーと思います(笑)

Youtubeチャンネルのリニューアル& X(Twitter)ゲームアカウント新設

2月になって、youtubeの公式チャンネル「宇野昌磨アップロードチャンネル」を「Shotube宇野昌磨」にリニューアル。過去上げていたコンテンツの一部はメンバーシップに移し、スケートのみならず「楽しいこと」を取り上げる、バラエティ色豊かなチャンネル路線に舵を切りました

そして、同時期にX(Twitter)のゲームアカウントを開設

そのアカウントが先日「Switch2落選報告」⇒「and more/アンドモアメンバーのスケート体験動画切り抜きへのツッコミ」⇒「篝火(スマブラの国内最大級オフ大会)観戦時の著名ゲーマーとの記念写真投稿(ユニークなコメントつき)」でそれぞれ「万バズ」をしたのは記憶に新しいところでしょう。

昌磨さんは引退後はゲーム関連に力を入れていくだろうとは思っていたし、ゲーム界隈で再び注目を浴びることになるだろうと予想はしていました。

でも、最初の反響が出るのが思いのほか早かった&反響が及ぶ規模が大きかったです

私はスケートを見せてもらうのが一番楽しみなので、今後も昌磨さんには出来る限り長くショーなどで滑ってほしいと願っています。でも、彼が何かに熱心に打ち込む姿を見るのも好きなので、スケート以外の分野で活躍しているのを見るのもそれはそれで嬉しい

私が彼の引退で残念だったことの一つに「世間一般の人に彼の演技を見てもらえるチャンスがほとんどなくなってしまうこと」がありましたが、彼が色んな分野で活躍していけば、過去演技に興味持って見てくれる人も中には出て来るでしょうしね

ミラノ五輪シーズンはまた別の感傷に襲われそう

全日本やワールドなど感傷的な気持ちに襲われる機会は一通り過ぎ、「なんとか1年切り抜けたな」って感じです。

でも、来季は日本の五輪代表争い&ミラノ五輪が待っています。

「五輪報道で主軸として扱われる昌磨さんが見たかった」
「最後の五輪は大勢の観客がいる中で演技させてあげたかった」
ーと言う複雑な気持ちは、私の中に確実に出て来るだろうと思います。

満員のミラノ五輪会場で大歓声が上がる光景を見れば、昌磨さんだけでなく北京五輪を最後に引退した選手たちのことを思い出し、せつない気持ちに襲われるでしょう。

あの頃は五輪が無事開催できただけでもありがたい情勢だったとはいえ、大好きだった選手たち最後の五輪が無観客開催であったことは本当に悔しく残念です。

なので、あと1年は「宇野昌磨引退」タグをつけるような、感傷的な想いを時おり書き続けそうな気がします。

ミラノ五輪シーズン終了後は、応援していた選手たち多数の引退を受け、また違う感傷に襲われて「宇野昌磨引退」タグをつけることは減っていくでしょうね。

「宇野昌磨さんの新時代」への期待

「宇野昌磨さんの新時代」はまだ1年経過したばかり。

4回転フリップを初めて跳んだと聞いたとき、「ケプトの定時退社」に出演して話題を呼んだとき、「ワンピース」のルフィを演じると知ったとき以上の驚きを、またいつか味わせてくれるんじゃないかーと私は密かに期待しています(笑)。

彼がたとえ「ごく普通の幸せな人生」を歩む道を選んだとしても、それで彼が幸せであれば嬉しいですけどね(笑)

引退後、楽しそうな姿を見るたびに「新しい道に進めてよかったね」と思えて、喪失感が少しずつ塞がれてきています

現役終盤時に「ニノさん」に出演されてた時にアドバイスされてましたけど、本当、「笑顔は正義」だと思います!

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トヨタイムズ引退記者会見で花束をもらった宇野昌磨選手

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