ミュージカル「SIX」公演を見て、プリンスアイスワールド東京公演をより楽しもう

「SIX」上演中のデジタルサイネージが出ているEXシアター六本木正面入り口

1月18~19日に行われたプリンスアイスワールド長崎公演は全公演ソールドアウトで盛況のうちに終了したようです。

プリンスアイスワールドの2024-25公演「A New Progress Broadway Rocks!」の公演はいよいよ2月21-24日の東京公演を残すのみ。私も行く予定にしています。

その前にやっておきたいことが一つありました。それは、ショーの最初の方に出てくる有名ミュージカル・「SIX」の来日公演を観に行くこと!

「Broadway Rocks」で出てくるミュージカル曲のセットリスト&元のミュージカルの映像コンテンツ情報をまとめた記事はこちら

私はこの記事を書く際に初めて「SIX」が来日公演することを知りました。

その時は「東京公演しかないのか~」と嘆いていたのですが…実はその後、この来日公演期間中に東京で大学時代の専攻のプチ同窓会がちょうど開催されることになりまして。「せっかくだから東京まで行っちゃうか!と1泊2日で同窓会ついでに東京まで観に行って来た次第。

「アイスショーに絡んでいるミュージカル」の話題ということで、今日は「SIX」来日公演(~1/26@EXシアター六本木)の鑑賞記録&「SIX」日本キャスト公演の情報をまとめています。
日本キャスト公演は東京だけでなく、名古屋&大阪でも上演されるんですよ!

2月21~24日のプリンスアイスワールド東京公演を見る人、横浜・鹿児島・長崎公演を見た人にもおすすめです。

ちなみに日本キャスト版には「氷艶 2024 ー十字星のキセキー」の蠍座の演技が印象的だったエリアンナさんも入っています!

ミュージカル「SIX」公式サイト

目次

ミュージカル「SIX」とは

「SIX」はイングランドの歴史を「ネタ」にした楽しいミュージカルです。

暴君として知られる16世紀のイングランド国王ヘンリー8世は生涯で6人もの妻を娶りました。その6人の王妃たちが現代に蘇ってガールズバンドを結成。「一番不幸だった王妃」をリードボーカルにするため、自分たちの人生を高らかに歌い上げて競い合うーというお話。

その突拍子もない設定の根底には、「これまでないがしろにされがちだった女性たちの歴史を女性視点で見直そう」という現代的な考えがあります。

こちらは今回の来日公演初演のニュース映像。舞台の雰囲気が良くわかると思います。

この作品はもとはイギリス・ケンブリッジ大学の学生たちが作ったミュージカル。その評判が徐々に広がり、ロンドンウェストエンドやブロードウェイの舞台に進出。ついには世界に知られるロングランのヒットミュージカルになりました。

イギリスの歴史を学ぶ者は、6人もいるヘンリー8世の王妃を「離婚(Divorced)、打首(Beheaded)、死別(Died)、離婚(Divorced)、打首(Beheaded)、生存(Survived)」と暗記するそうで。日本人が「鳴くよウグイス平安京」みたいに語呂をよくして暗記しようって感じですかね(苦笑)。

確かに6人の王妃たちを一言で表すなら「離婚、打首、死別、生存」の4単語で完結します。でも実際には彼女たち一人一人にそれぞれのドラマがあったわけで。歌の中では複雑な背景&心情がポップ&クールな曲調で語られます。

歌の中で語られるストーリーは歴史史料を参考にしているようです。言わば歴史マニアが歴史を王妃側の目線で解釈したものを娯楽音楽にして再構成した「“歴史リミックス”ミュージカル」といえましょう。

日本版で作るなら…

織田信長・豊臣秀吉・徳川家康らの正室&側室が勢ぞろいしてガールズバンドを結成!…ですかね~いい例が他に思いつかない。

「私歴史ではこう言われてんだけどさ~、うちの殿もたいがい酷くね?ホント戦国大名ってクソだよね!」と嘆きあって、「できるもんなら私は本当は〇〇したかったんだ~さぁ皆踊るよ!」って明るくファンキーに熱唱する感じでしょうか(苦笑)

PIW公演で使われている「EX WIVES」

プリンスアイスワールド2024-25公演に使われている「SIX」の曲は、ミュージカル冒頭で歌われるこのミュージカルの代表的なチューン「EX WIVES(元・妻たち)」です。昨春の横浜公演の時は「離婚、打首、死別、離婚、打首…」が連呼される曲に驚いた観客がかなりいました(苦笑)。

ローチケが日本キャスト版の「EX WIVES」と「SIX」の2曲をまとめた公式宣伝動画をyoutubeに挙げていますが、冒頭のフレーズ以外全て日本語です。これ観てると日本版も観たくなりますね。

※この記事の最終項目で紹介している事前広報番組では、この歌がフルで紹介されていて日本語の歌詞字幕が表示されています。字幕付きで見たい場合はそちらがおすすめです。
(ただし事前広報番組の配信は1/26まで)

六本木でいざ「SIX」来日公演を鑑賞!

初めて来ました。EX THEATER 六本木!

「SIX」上演中のデジタルサイネージが出ているEXシアター六本木正面入り口

キャストは舞台上にいるバンド(全員女性)以外には6名しかいないのに、みんなパワフルな声で全員の声が重なった時の音圧凄かったです。

ちなみに来日公演は英語上演で、舞台の両脇に縦書きの日本語翻訳字幕が流れる仕様でした。(日本キャスト公演では聴覚障害のある方向けに手元で字幕を見られるポータブル字幕機の貸し出し&手話通訳がつく公演もあります)

私の席は前方で字幕が若干見づらい位置だったので字幕無視しようかと思ったんですが、想像以上に小難しい言葉が多くてすぐに断念(苦笑)。「修道服」とか「歴史修正主義」とか字幕出してくれないとさすがにわからんw。

当初「SIX」は春のNY旅行で観ようかと考えてたんですが、字幕付きの来日公演で見といて良かったと思いました。台詞の端々まで分かったほうがより面白い作品だと思います。

今どきのショーらしく、最後のカーテンコール部分(「SIX」の歌唱&ダンスあり)だけはスマホ撮影許可が出ます。観に行かれる場合はスマホの充電はしっかりして、取り出しやすいところにスマホを置いて鑑賞した方が最後に焦らなくてよいです。

アイスショーで「ここから撮影OKです!」って言われて慌ててスマホを取り出すあの感覚がミュージカルでも味わえるとは(苦笑)

日本キャスト公演は3月上旬まで!東京⇒名古屋⇒大阪で上演

日本キャスト版上演予定

私が観に行ったEXシアター六本木での来日版公演は1月26日までで終了です。

しかしその後日本キャスト公演が東京⇒名古屋⇒大阪の順での上演が予定されています。
東京の日本キャスト公演は1/31~2/21まで名古屋は御園座にて2/28~3/2、大阪は梅田芸術劇場・シアタードラマシティにて3/7~3/16上演です。

東京公演はプリンスアイスワールド東京公演の予習に、名古屋・大阪公演は復習?に使えそうですね。

下記の記事には日本人のキャストの声が多く掲載されていますので、関心のある方はどうぞ。

25分の事前広報番組が1/26(日)まで無料視聴可能!

どうも首都圏では、昨年12月に井上芳雄さんによる事前の広報番組が放送されていたらしく、TverやFODで無料で視聴できたようです。井上さんが日本キャストの一員の遥海さんとフィリピンの「SIX」公演を観に行っている様子&日本キャストの情報等が25分にまとめられています。

私、今頃になってこの動画の存在を知りました(苦笑)

視聴できるのは1/26(日)の23:59まで。どちらも無料でアカウント不要で視聴可能なので、歴史&ミュージカルに興味ある方にはおすすめです。

6名の王妃はそれぞれビョンセ、シーア、アリアナ・グランデなど、海外の著名女性ボーカリストをイメージしているので、女性シンガーファンにもおすすめですね。どのシンガーがイメージされているのかについても下記番組では紹介されています。

【Tver版】「SIX」の魅力を紹介!井上芳雄がレポート!
ミュージカル「SIX」を楽しむ6つのポイント!~6人の王妃たちの音楽バトル~(25分)

※2025/1/26(日)まで視聴可

【FOD版】「SIX」の魅力を紹介!井上芳雄がレポート!
ミュージカル「SIX」を楽しむ6つのポイント!~6人の王妃たちの音楽バトル~(25分)

※2025/1/26(日)まで視聴可

ミュージカルファンもフィギュアスケートファンも楽しめる公演

後半はすっかりフィギュアスケートの話からミュージカルの話にシフトしちゃいました(笑)。

「プリンスアイスワールド」2024-25公演は「SIX」だけでなく様々なミュージカル曲で滑っていますので、ミュージカルファンの方にも楽しめるんじゃないかと思います。特に「キンキーブーツ」2曲の後の「ディア・エヴァン・ハンセン」の「You’ll Be Found」の流れは秀逸でしたので、私もナマで観られるのを楽しみにしています。

「プリンスアイスワールド」東京公演公式ページ

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