スターズオンアイス2024、横浜公演最終日の公演が本日4/7(日)午後にCS放送TBS 1チャンネルにて生放送されました。
関西在住の私は大阪公演に行こうかどうか悩んだんですが、モントリオールから帰ってまもないこと&ほとんどのスケーターは先日エキシビションで観たばかりなこと&今後開催予定のアイスショーの優先順位の方が高いことから見送りました。
でも今日このタイミングで大阪公演だったら…きっとチケット買っちゃってただろうなぁ。なのでCS生放送があって本当によかったです。
CSでのアイスショー生放送は会場前のざわざわ感&製氷中の休憩タイムがリアルで感じられるので、臨場感があって大好きです。今日も早めに昼食を終えてリアルタイムでアイスショーを楽しみたかったのですが、娘の部活からの帰宅が思ったより遅くてナマ視聴できず。
ショー中盤のあたりでようやく時間ができたので、まずは前半トリの宇野昌磨選手の「ボレロ」と坂本花織選手&友野一希選手の関西コンビのスペシャルトークコーナーを堪能してから、ショーの最初から追っかけ再生をするーという「ちょっと邪道?」な観方をしてしまいました(笑)
セットリスト
まずは本日の公演のセットリストをば。
<前半>
- SOIレギュラーのオープニング 「Handclap」
- 吉田陽菜 「Dark Horse」
- 友野一希(エンジン三浦佳生) 「Jazz Machine」
- 宮原知子「ロミオとジュリエット」
- チャ・ジュンファン「仮面舞踏会」
- 上薗恋奈 「The King’sAffirmation / Scream & Shout」
- 三浦佳生 「Myra」
- パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ「青い影」
- イザボー・レヴィト「サルヴァトーレ」
- 宇野昌磨「ボレロ」
<坂本花織&友野一希スペシャルトークショー> 誕生日のかおちゃんに花束贈呈~
<後半> - 日本人スケーター全員のグループナンバー 「ケセラセラ」
- ルナ・ヘンドリックス「Unicorn」
- キーガン・メッシング「No Good」
- 千葉百音「ラベンダーの咲く庭で」
- SOIレギュラーのグループナンバー「I Ain’t Worried」
- 島田麻央「Americano」
- ディアナ・ステラート=デュデク&マキシム・デシャン「All I Ask」
- イリヤ・マリニン「マラゲーニャ」
- マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ「Once I Was Loved」
- 坂本花織「Poison」
- SOIレギュラーのエンディングナンバー「Oh What a Feeling」
- スケーター全員による「Stayin’ Alive」
気ままな感想おぼえ書き
以下、印象に残ったところだけざくっと感想を記録してます。男子シングルスケーターの感想多めなのはご容赦ください(笑)
オープニング 「Handclap」
いや~手持ちの衣装だけでよくこんだけトーンが合いましたね!
Stars On Iceの日本公演って、北米と違って衣装が毎度やっつけ状態なのが少々不満なんですが、各自の衣装持ち寄りでここまで統一感があると、それはそれで感心できて楽しいです。雰囲気があっていてキレイだな~と素直に思ったので、決して皮肉ではありません。
友野一希(エンジン三浦佳生) 「Jazz Machine」
MCの蒲田さん(ですよね?)がスペシャルトークショーの最中に「今日はランボルギーニで事故が…」みたいなことを言ってたもんだから、「佳生くんがスピード出し過ぎて滑り過ぎて二人のどちらかが壁にでも激突したんだろうか」と不安に思いながら見たら、普通に完璧な「ジャズマシーン」でした。全然事故ってなくて、ただただカッコよかった(笑)。
エンジンふかして走り出す手前、椅子を支えて片手を上げてウェ~イとリズムを取りながら回るところがかなり好き。スケーターによってリズムの取り方が微妙に違ってるのを観察するのが今季とても楽しかったので、佳生君バージョンが視聴出来て非常に嬉しかったです。
結局エンジン役は舞依ちゃん⇒高志郎くん⇒草太くん⇒草太くん&昌磨くんWエンジン⇒佳生くんだったかな?抜けてるスケーターさんいたらごめんなさい。みんな違ってみんなイイ!
全日本MOIでこのプロが見られなかったのはかなり寂しかったけど、SOIで見納め?になって嬉しかったです。何ならもう生涯定番のエキシプロにしてもらってもいいですよって本気で思います。
チャ・ジュンファン「仮面舞踏会」
ジュンファンは今季SPの仮面舞踏会!
滑り&所作が美しいジュンファンは、ショーバージョンの構成でも見ごたえあります。
ただ唯一の不満は…衣装!「ジュンファンの今季SPは仮面舞踏会」と知った時、世界中のスケオタが舞踏会チックな豪華衣装に身を包んだジュンファンを想像して「うおお~」となったはずなのに、衣装は結局いつものジュンファン仕様であった哀しみといったら…(苦笑)。いやあれもゴージャスで彼に似合ってる衣装だと思いますけども。
競技はいつもの通風口つき衣装で構わないから、せめてアイスショーではゴッテゴテの王子様風衣装を用意して強引に着せてくれー!!!と思いました。一度でいいからゴッテゴテの豪華絢爛衣装で仮面舞踏会を滑るジュンファンが見たいです。よこしまな願望ですみません(笑)。
上薗恋奈 「The King’s Affirmation / Scream & Shout」
「美穂子先生、またこんな曲を13歳に振りつけちゃって!」と思いました。後半の曲は少女らしさ全開なところはありましたけど、前半は中学生女子の曲じゃない(笑)。つい1年ちょっと前はランドセル背負ってたかもしれない子には見えなくてホンマ末恐ろしい。怪我無く健やかに成長してほしいです。
三浦佳生 「Myra」
この年齢でセルフコレオとは驚き。自分が滑りやすい振り付け&自分らしさが出る振り付けをもう自覚しているということですね。リショーさんの振り付けよりこっちの方が私は好きです(苦笑)。これから色んな振付師による色んな三浦佳生選手を見てみたいなぁ。
パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ「青い影」
プログレッシブロックの元祖であるプロコル・ハルムの名曲「青い影」に舞踏会風衣装?というのに当初違和感を抱きましたが、「青い影」がヒットしたのは1967年、私もこの時代をリアルタイムでは知りようがありません。当時を知る人には意外としっくりくる衣装なのかも?と思いつつ、結局パイポーの滑りのうまさで強引に納得させられてしまいました。
宇野昌磨 ボレロ
あまりのご馳走過ぎて拝んでしまうレベルでした(笑)。
前半4Tも後半4Tも入りました!
特に後半4Tは2022モンペリエワールドの時、コリオシークエンスから後半4回転フリップの助走に入った時に「ああ、お願いだからどうか決まりますように」と願った時の胸がきゅっとなる記憶が一瞬蘇りました。
ショー用に難度落とした構成とはいえ、あんな暗い照明の狭いリンクで後半4Tって競技で4回転フリップ決めるのぐらい難しいと思います!
スピンのパートを飛ばして編集してあるので、昨日の公演で1日2回ボレロが出来たのも納得。おかげで比較的余力のある状態でラストステップを存分に見せてもらえました。進化したステップ~エンディングの流れが本当に最高!クリムキンイーグルの時の左手の腕の上げ方から指の開き方まで全てが計算され尽くしていて美しい!ステップ~エンディングだけで私おかわり何杯もいけます!!
私は宇野昌磨選手のスピンも大好きなのでスピンも見たかったっつっちゃー見たかったですが、取捨選択するなら余力のあるステップを堪能する方を選びますね。Stars on Ice 2021公演の時のボレロでは後半でスタミナ持たなくてスピンでへたっちゃって崩れてしまっていたのを思い出します。今の宇野選手が4分間まるごとやるとどうなったんだろう?って好奇心はちょいと残りました(笑)。
私、2021のショーでスピン崩れちゃったときの本人の恥ずかしそうな照れ笑いの表情が好きで当時何度も見返してしまいました(苦笑)。そんなところを繰り返し視聴されてると知ったらご本人にはめちゃくちゃ嫌がられそうですけど…すみませんw
いつも私たちが何気なく見ているスピンだけど、それだけ体力を消耗するプログラムでスピンまで美しく完璧に魅せることの難しさを教えてくれてると思うんですよね。
あ~「2024版ボレロ」を現地で見られた人はこのエネルギーを存分に浴びられたわけで、本当に羨ましい。私もきっとまたいつかどこかでナマで観られる機会が来ると期待します。
日本人スケーター全員のグループナンバー 「ケセラセラ」
This Is 北米!な雰囲気の振り付け。みんな笑顔で楽しそうな幸福感あふれるナンバーでしたね!
キーガン・メッシング「No Good」
モントリオールのエキシビションで見たキーガンは本当に素晴らしかった!今日はちょっとお疲れ?でトリプルジャンプの抜けが続きましたが、キーガンはイーグル滑ってハイドロブレーディングやってくれるだけでも私は大満足です。
バックフリップはあってもなくてもOK!彼は今ショーでバックフリップやるスケーターの中で最も美しい伸身宙返りができる人だと思います!
ディアナ・ステラート=デュデク&マキシム・デシャン「All I Ask」
数年前に彼女たちがここまで王者の風格を漂わせて滑る日が来るとは想像していなかったです。いや~凄いわ~と思ってたらスロージャンプでめっちゃくちゃ痛そうな転倒。ディアナさん思いっきり胸~お腹あたりを氷に打ち付ける形で転倒してたので物凄く心配になりましたが、その後の演技で転倒があったことを忘れさせるのはさすがの一言。
イリヤ・マリニン「マラゲーニャ」
私、マリニン君のジャンプの才能は凄いと思っているけど、正直言って滑り&所作にはまだ惹かれるものがありません。しかし「マラゲーニャ」は彼の弱点をカバーしつつ良さを引き出している良プロだと思っています!スペイン舞踊習ったおかげか所作も以前よりぐっとよく見えるようになったなと。
ただ競技バージョンだとどうしてもジャンプに注力せざるを得ないため、彼の進化が見えにくくなります。その点エキシだと彼の進化を確認できていいですね。王者になったこの先、彼がどう進化していくのか楽しみです。
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ「Once I Was Loved」
え~何これ!チョックベイツこんなプロをやってくれてたの!?言ってよ~~~って感じでした(笑)。
これなら「ボレロ」同様、大阪公演行ってナマで観たかったかも。
布を使う演出はアイスショーでよくありますが、これは今まで見た中で一番エロスと優美さを感じましたわ。
坂本花織「Poison」
いや~坂本ちゃんは本当にパワフルで情念あふれる女性ボーカルソングが似合うわ~と堪能しました。
昔は「大味でショー向きじゃない」と言われることが多かった彼女も、今ではすっかりそんなイメージは無くなりましたね。
海外ファンの中には今季フリーの選曲に対して「また同じようなパワフルな女性ボーカル曲の曲か…同じパターンが続きすぎだ」と文句を言っている人をちょくちょく見かけましたが、「こういう系統がこんだけハマるんだからもういいじゃん!!」って今日は思いました(笑)。
やっぱり長年続けていくとどんどん円熟味が出て来るスケーターさんが多いですね。女子シングルスケーターの現役年齢の限界をどんどん押し上げて行ってほしいです!
ここには書ききれなかったけど他のスケーターさんたちも皆さんステキでした!
おまけ
放送の最後には坂本花織選手と宇野昌磨選手のインタビューと大阪公演の演技(どちらも別プロ)、イリヤ・マリニン選手の演技が追加で放送されました。カメラ入ってたんだったら他の選手の別プロも見たかったな~。
というか放送してもらっておいて文句言うのもなんなんですが、実況解説なしバージョンで全編観たかったです。
試合は実況解説つきを好む私ですが、アイスショーは不要派なんです。私はショーの演技にジャンプ名コールは要らない…地上波ならライトファン向けに情報を伝える必要があるけどCS見るなんてマニアばっかりでしょーが!って思ってしまう。
なのでCSーTBSに来月の再放送時(下記の通り5/18再放送決定済)に会場音声バージョン&他選手の別プロ映像(あるなら)の放送のお願いメールを出しておきました!
共感を覚える方は是非こちらにご意見を!
CS-TBS https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/pc/tbs-ch/7666/enquete.do