フィンランド大会 放送予定&配信情報と見どころ/鍵山優真・千葉百音・住吉りをん・ゆなすみペアらが挑むGPS最終戦

2025GPSフィンランド大会の大会ロゴ画像

2025年フィギュアスケートのグランプリシリーズ(GPシリーズ)最終戦は、フィンランドのヘルシンキで、今日11/21(金)21時(日本時間)から競技が始まります。

今回は、GPS第6戦フィンランド大会(旧フィンランディア杯2025/フィンランディアトロフィー2025/フィン杯)の競技時間・放送予定・配信情報、そして私なりの見どころを、全カテゴリ(男子シングル・女子シングル・ペア・アイスダンス)についてまとめました。

今大会で名古屋グランプリファイナル(GPF)の出場メンバーが確定しますので、その情報も整理しています。

見どころだけご覧になりたい方は、目次の「見どころ」の項目をクリックすれば飛ばせます。

2025GPSフィンランド大会リザルト
※出場者リスト・スケジュール・採点結果などの一覧です 

なお、11/23(日)~24(月・祝)には全日本ジュニア選手権の競技が行われます。

2025全日本ジュニアフィギュアスケート選手権リザルト
※出場者リスト・スケジュール・採点結果などの一覧です 

フジテレビの全日本ジュニアページ
※放送・配信予定・出場者情報等詳細が記載

全日本ジュニアに関しては、競技のスケジュール情報のみを本記事のスケジュール項目に記載しています。

目次

スケジュール(日本時間で記載)

フィンランド大会

競技は日本時間11/21(金)の21時スタート。時差は現地と+7時間です。

ペアと男子は日本時間の19時半~24時の間に行われるので、とてもライブ視聴しやすい時間帯です。
女子は深夜2時頃まで粘れば見られますが、アイスダンスは2時台から4時前後と、ライブ視聴には気合が要りますね。

日程開始予定時刻(日本時間)カテゴリ
11/21
(金)
21:00~22:04 ペアSP
22:30~23:59 男子SP
11/22
(土)
00:30~01:53 女子SP
02:20~03:38 アイスダンスRD
19:30~20:46 ペアフリー
21:15~23:02 男子FS男子フリー
男子・ペア表彰式
11/23
(日)
00:30~02:17 女子フリー
02:40~4:11 アイスダンスFD

女子・アイスダンス表彰式 
※エキシビションなし
女子フリーは予定より1名減のため時刻が若干変更予定 その他も都合で変更がある場合があります

全日本ジュニア選手権

全日本ジュニアの競技スケジュールも参考までに載せておきます。

幸いフィンランド大会とは全くかぶりません。22(土)18:30~19:00 に開会式・滑走順抽選がありますが、それすら奇跡的にかぶっていません。
(シニアの全日本選手権とは異なり、全日本ジュニアの開会式・滑走順抽選の配信は予定されていませんが)

日程開始予定時刻カテゴリ
11/23
(日)
12:10~15:50 男子SP
16:05~19:45女子SP
11/24
(月/祝)
12:30~15:50男子フリー
16:10~19:45女子フリー
男子・女子表彰式

今大会、中田璃士(りお)選手は2連覇、島田麻央選手は5連覇(!)がかかっています。

フジテレビでは月曜深夜にダイジェストの放送がありますが、全国ネットではありません。(大阪は放送なし)BSフジ182chでは女子フリー後半のみ生放送(18:00~19:55)があります。

全競技を視聴するにはFOD(フジテレビオンデマンド)の契約(月額976円~)が必要です。
詳しくはフジテレビの全日本ジュニアページをご参照ください。

放送予定&解説者&配信情報

放送予定

第6戦フィンランド大会は、テレビ地上波放送が予定されています(いずれも録画)。
今回は日曜午後放送分(男女フリー)が全国ネット放送です!

ペアは放送予定なしですが、「ゆなすみが表彰台にもし乗れたらさすがに演技流してくれるよね?」と期待はしています。どうなるでしょう?

大会名日付時間種目放送局
第6戦 フィンランド大会
開催地:ヘルシンキ
11/22(土)午後1時30分~男女ショートテレビ朝日(関東地区)
11/23(日)午後1時55分~男女フリーテレビ朝日系列

お住まいの地域での放送の有無は、各地のテレビ朝日系列局の番組表でご確認ください。

なお、12/15(月)~19(金)に有料CS放送にて全カテゴリの放送があります。
放送予定はCSテレ朝チャンネル2番組表でご確認ください。

解説&実況担当者

EPG情報によると地上波放送の解説&実況担当者は下記の通り。5戦目に続き男子は町田樹さんが登場です。日本のスタジオからの解説かと思われます。

フィンランド大会 テレビ朝日解説&実況担当者
<男子>【解説】町田樹  【実況】大西洋平
<女子>【解説】荒川静香 【実況】清水俊輔

配信予定

テレビ朝日は「全競技ライブ配信(例年は会場音声のみ)」を有料販売しています。

「GPS/GPF全大会セット」6,200円(全ての特典映像視聴可能)、「GPS/GPF個別大会」(GPS各大会1,500円、GPF全日程3,000円)です。

テレビ朝日配信購入案内ページ
ISU公式YouTubeチャンネルでのライブ配信(無料・日本からはVPNが必要)

私は、ISU公式YouTubeチャンネルでのライブ配信(英語実況つき)を海外VPN経由で視聴の予定です。

カナダ放送局のCBCなどは無料ライブ配信をしています。ただしいずれも放送局のある国のVPNが必要だと思われます。多くはISU公式配信映像をそのままor会場音声のみかもしれません。

ライブ配信をしているかもしれない世界の放送局一覧はこちら。アイコンをクリックすれば各放送局のサイトに飛びますので、必要に応じてライブ配信情報をチェックしてみてください。

私の見どころ<男子シングル>

ここからは、各カテゴリごとの私なりの見どころを整理していきます。

2025GPSフィンランド大会出場者一覧はこちら

鍵山優真選手 VS アダム・シャオ・イム・ファ選手(フランス)

優勝候補は鍵山優真選手とアダム・シャオ・イム・ファ選手(フランス)のふたりでしょう。

鍵山優真選手は初戦1位、アダム・シャオ・イム・ファ選手は初戦2位でGPF進出がかかっています鍵山優真選手は6位以内、アダム・シャオ・イム・ファ選手は4位以内で確定です。ジェイソン・ブラウン選手の成績によってはそれ以下の順位でも進出可能。ジェイソン・ブラウン選手自身は2位以上で進出確定です。

なので、この二人のGPF進出はほぼ当確といえるでしょう。逃すとしたら、とんでもない大荒れの時のみです。

幸い二人とも公式練習の調子は良いようです。鍵山優真選手は今回もフリーはサルコウとトゥループのみの4回転3本構成で臨みます。本人は300点台を目指すと公言しています。

上質な滑りとジャンプの完成度の高さで勝負する鍵山選手と、アクロバティックな動きと高難度4回転をより多く投入するアダム・シャオ・イム・ファ選手の闘い。

目立つミスがなかったときの鍵山優真選手にはどこまでの点がつくのか、アダム・シャオ・イム・ファ選手はどこまで点を伸ばせるか。ジャッジがそれぞれをどう評価するのかも注目です。

名古屋勢(鍵山・山本・松生選手)の公式練習動画をメ~テレさんがYouTubeに公開していました。

他の表彰台候補は?

優勝候補の二人以外で表彰台に乗れそうなメンバーは多数います。

ジェイソン・ブラウン選手(米国)

筆頭はファイナル進出の可能性を残すジェイソン・ブラウン選手(米国)。実際問題、鍵山優真選手とアダム・シャオ・イム・ファ選手のどちらかを上回らないといけないので進出は難しいでしょうが、表彰台に乗って来る可能性は大。ただ、スケアメでは調子はまだ上がり切っていない様子でしたし、連戦ですのでそこまでの結果は出せないかもしれません。

山本草太選手

山本草太選手は、腰痛の様子を見ながらも「やりたい練習は積めてきた」と語っています。

ただ、事前にぜんそくの症状が出て、今回も薬を持っての試合出場という不安材料はあります。

本人的には全日本選手権をターゲットにしたうえで今大会に臨むようですが、落とした構成でクリーンな滑りができれば思いのほか高得点が出る可能性はあるかもしれません。

カナダ勢(ロマン・サドフスキー選手&スティーブン・ゴゴレフ選手)

カナダ勢二人も表彰台候補です。ロマン・サドフスキー選手とスティーブン・ゴゴレフ選手とスケカナに続いて直接対決します。この二人の争いはミラノ五輪代表争いの観点からも注目です。

どちらも今季序盤は好調で「今季のカナダ男子はちょっと違う?」と思わせていたのですが、スケカナではどちらもミスが複数出てしまい、共に236点台で終わりました。順位はロマン・サドフスキー選手が上でしたが、二人の得点はわずか0.25点だったので、ほぼ引き分けといえるでしょう。ー今回はどちらに軍配があがるでしょうか?

ユーロ表彰台経験者のベテラン勢も

マッテオ・リッツオ選手デニス・ヴァシリエフス選手など、ユーロ(欧州選手権)メダルを持つベテラン選手もいます。彼らも予定構成をまとめてくれば強いです。

GPSではニコライ・メモラ選手が苦戦しているので、マッテオ・リッツオ選手はミラノ五輪代表を目指すにはここで活躍しておきたいところです。

事情があってコーチ不在となったデニス・ヴァシリエフス選手ですが、大会前に一時シャンペリーに行ってはいたようです。ただ、軽い風邪をひいたり腰を傷めたりもしていたとのことなので、調子はまだ上がっていないかもしれません。

各国のミラノ五輪代表争いも見どころ

上記のカナダ勢やイタリア勢以外にも、国内でのミラノ五輪代表争いがこの試合にかかっている選手はいます。

ミハイル・セレフコ選手(エストニア)は代表枠1を兄のアレクサンドル・セレフコ選手と争っています。お兄さんはスケカナで銀メダルを獲得し、大きくリード。エストニアはどうもCS大会とGPS大会のスコア合計で代表を決めるらしいーいう噂を見かけました。この大会で2位以上をとるのはさすがに厳し過ぎますが、兄が出した257.21に迫る得点をマークしたいところでしょう。

米国のミラノ五輪代表3枠目候補の一人であるジミー・マー選手。昨季の四大陸選手権で銅メダルを獲得しましたが、今季国際大会ではまだ際立った成績は残せていません。チャンピオンシップ大会の代表を狙うならここでシーズンベストスコア(SB)を大きく更新しておきたいです。

個人的な楽しみのヴィルタネン先生

今大会も、地元フィンランドの現役医師のヴァルター・ヴィルタネン先生(38歳)の演技を見るのを楽しみにしています。

私はここ数年、彼のミニマムスコア(A級国際大会に出るために必要とされる最低技術点)への挑戦を楽しみにしていました。

しかし今季は更にワールドのミニマムスコアの値が上がり、ヴィルタネン先生が獲得するのはかなり絶望的に。今回は純粋に彼の演技だけを楽しみにすることにします。今季SPはちょっと変わった日本風の謎プロだし。

今年はフィンランド男子は彼一人だけの出場です。寂しい…地元北欧勢男子はアンドレアス・ノルデバック選手(スウェーデン)とふたりだけです。

私の見どころ<女子シングル>

今大会の女子シングルはとんでもない激戦区です。

これでNHK杯2位だったソフィア・サモデルキナ選手(カザフスタン)の出場が実現していたら更に激戦になっていました。ビザの発給が間に合わず出場が叶わなかったようなのですが、残念です。

優勝争い&GPF進出争いが掛かった選手が多数!

優勝候補の筆頭は初戦優勝のアンバー・グレン選手(米国)と千葉百音選手。そこに初戦3位の住吉りをん選手と、ルナ・ヘンドリックス選手(ベルギー)が加わります。この4名は全員GPF進出への可能性があります。

この4人のうち誰か一人は表彰台に乗れないんですよね…恐ろしいことに

初戦優勝のアンバー・グレン選手と千葉百音選手は4位以上でGPF確定このふたりが1&2位なら渡辺倫果選手のGPFが確定します。

住吉りをん選手とルナ・ヘンドリックス選手は優勝で確定2位ならスコア勝負ですが、その場合1戦目で住吉りをん選手が216.06点を出しているので有利です。住吉りをん選手はフリーのジャンプ構成を少し変えて、今回は4回転トゥループをファーストジャンプに持って来るようです。

もう一人、GPF進出の可能性を残す選手ではブレイディー・テネル選手(米国)もいます。初戦4位のためGPS進出には優勝必須なので、このメンバーの中では少々厳しいです。

ただし、表彰台に乗る実力はありますので、彼女がGPF出場争いの台風の目になる可能性はあります。

その他の注目選手

松生理乃選手は、報道によると今大会までに体調を崩して練習できない日が続いたとのこと。調子は万全ではなさそうですが、あの美しい滑りを期待。全日本までに調子を合わせてくれたら菜と思います。

マデリーン・スキーザス選手(カナダ)は初戦で大崩れしてしまい結果を残せずでした。カナダ女子も代表争いが熾烈になっているので、ここは本来の実力を発揮してほしいです。

私の見どころ<ペア>

優勝候補「ハゼボロ」はGPF進出はほぼ当確?

優勝候補の筆頭は「ハゼボロ」ことミネルヴァ・ファビアン・ハーゼ/ニキータ・ボロディン組(ドイツ)でしょう。余程大崩れしない限り優勝と言っていいと思います。

ペアのGPF出場者は、りくりゅうメテベル、コンマチステデシの計4組が確定済み。ハゼボロが決まれば、5つの席が埋まります。

GPF残り1つの枠争いは?

ゆなすみにもGPF出場の可能性はあり

残り1つの枠を獲得できる可能性が残されているのは、5組
なんとその中に「ゆなすみ」こと長岡柚奈/森口澄士(すみただ)組が入っています!

ただ、可能性があるといっても、彼らは優勝しないと進出はできないので、GPF進出は限りなく夢に近いです(苦笑)。

それでも、GPF進出候補一覧に名前が載っているというだけで感慨を覚えます

一歩リードの「パブスピ」に「エリダニ」が届くか?

現状では3位ー2位でGPSを終えている「パブスピ」ことマリア・パブロワ/アレクセイ・スヴィアチェンコ組(ハンガリー)が圧倒的に優勢です。

彼らを上回って残り1枠に滑り込める可能性が現実的にあるのは、今大会出場の「エリダニ」ことエリー・カム/ダニエル・オシェイ組(米国)くらいでしょう。優勝で確定、2位だと「パブスピ」とのスコア勝負です。それ以外で決まる可能性は薄いと思います。

ゆなすみ初の表彰台なるか?

SBは出場組中2位

ゆなすみは今大会出場者の中2番目のSBを持つ、堂々たる表彰台候補!今季初戦の木下トロフィー並の演技ができれば表彰台の可能性は十分あります。

五輪代表枠確定&NHK杯を経て、メディアの取り上げ方もずいぶんと大きくなりました。

フィギュアスケート専門記者のジャッキー・ウォンさんの予想では2位!

おぉ~そんな時代が来たか!とまたもや感慨を覚えます。

ここ2年ぐらい、私はゆなすみに対して何度感慨を覚えたことでしょうw

公式練習も好調

現地公式練習も好調のようです。現地で撮影された写真がどれもいい空気感を感じさせるもので、それも納得。

NHK杯はヒョードル・クリモフコーチが帯同でしたが、今回はドミトリー・サビンコーチ。普段は日本拠点のため練習を直接は見てもらえていないので、試合前は直接指導を受けるチャンス。かなり楽しそうに過ごしているのが見てとれて、こちらも楽しいです。

(クリモフさんのところに先日赤ちゃんが生まれてスケアメの先輩ペアには帯同できずだったと聞いたので、奥様のお産前によくぞ遠い日本に来てくれたもんだと驚きました)

表彰台争いのライバルは多し

表彰台確実のように書いてしまったかもしれませんが、ライバルは多数います。ハゼボロ以外の組は実力が近いので、ミスの有無次第でどこの組が表彰台に乗ってもおかしくありません

実力者の「エリダニ」はもちろん、昨年全米で優勝した「エフィミト」ことアリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組(米国)もいます。「リアトレ」ことリア・ペレイラ/トレント・ミショー組(カナダ)やミラノ五輪代表最終予選で優勝した中国の若手・「ジャンファン」ことジャン・ジアシュアン/ファン・イーハン組も可能性がありそうです。

私の見どころ<アイスダンス>

「フルシゼ」VS「パイポー」

優勝争いはフランス大会優勝の「フルシゼ」ことロランス・フルニエ・ボードリー/ギヨーム・シゼロン組(フランス)と、カナダ大会優勝の「パイポー」ことパイパー・ギレス/ポール・ポワリエ組の二組になるでしょう。

初戦の様子を見るとフルシゼ優勢でしょう。彼らはフランス大会ではRDで転倒をとられるミスがあり結構な失点をしているので、今回どこまで得点を伸ばせるのかは注目です。

パイポーは他のミラノ五輪金メダル候補選手(フルシゼやチョクベイなど)にどこまで迫れるでしょうか。

実は私スケカナのアイスダンスのアーカイブ視聴できていないので、パイポーの今季GPSの演技は初めて観ることになります。

スケカナは西日本選手権とIce Brave2京都公演と重なっててんてこまいでしたから…アイスダンス視聴は後回しにしてたら観るタイミングを失いました…。

3位争いは?

3位争いに絡みそうな組としては、「ジンコレ」ことエミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組(米国)、「デビスモ」ことダイアナ・デイビス/グレブ・スモルキン組「スマディク」ことオリヴィア・スマート/ティム・ディーク組(スペイン)あたりでしょうか。

「タシュラーズ」兄妹ことナタリータシュレロワ/フィリップ・タシュラー組(チェコ)も可能性はあるかもしれません。

アイスダンスのGPF代表争いの行方

現在GPF出場が確定しているのは「チョクベイ」ことマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組(米国)、「フィアギブ/ライラルイス」ことライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組(英国)の二組今大会出場の「フルシゼ」と「パイポー」も初戦を優勝しているのでほぼ当確扱いで良いと思います。

2戦を終了済みの組の中でGPF進出の可能性を残しているのは、3位&2位をとった二組「アリサウ」ことアリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィチウス組(リトアニア)、「ラジョラガ」ことマージョリー・ラジョイ/ザカリー・ラガ組(カナダ)です。

フィンランド大会に出場する組のうち、「フルシゼ」「パイポー」以外でGPF出場の可能性があるのは「ジンコレ」「スマディク」「タシュラーズ兄妹」の3組もいるのですが、現実的な可能性があるのは初戦2位だった「ジンコレ」のみです。(スマディクとタシュラーズはこのメンバーの中で優勝する必要があるため)

優勝or2位だと出場確定ですが、それは厳し気。3位の場合、スコア勝負になりますが初戦の点は202.27。187.31以上出せば、「ラジョラガ」のスコア合計389.57を超えてファイナル進出を決められます。

米国の国内代表争いにも注目

今大会には米国から3組が出場

この大会のアイスダンスには、米国から3組が出場しています。「ジンコレ」とNHK杯に出場した「シブタニ兄妹」ことマイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組、スケアメから連戦の「ブラウン兄妹」ことウーナ・ブラウン/ゲージ・ブラウン組です。

アメリカのミラノ五輪代表の枠は3つあります。一つは「チョクベイ」ことマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組でまず確定。残る枠の候補筆頭は当初「カレポノ」ではあったのですが、彼らは国籍条件を満たしていませんでした。

「カレポノ」のクリスティーナ・カレイラ選手が今日米国籍取得を発表!

実は今朝(11/21)に飛び込んできた知らせなのですが、「カレポノ」は国籍条件を満たしたようです。

クリスティーナ・カレイラ選手が米国パスポートを笑顔で掲げた写真を投稿しています。

となると、米国のミラノ五輪代表に現在ワールドランキング国内2位の「カレポノ」が入る可能性は高くなってきました。米国の残りの代表枠2つは「カレポノ」、今季好調な「ジンコレ」、NHK杯3位に入った「グリパー」ことキャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組の三つ巴の争いになりそうです。

でも現在の米国は直近2年間の成績を重視する選考なので、今季復帰のシブタニ兄妹やランキング下位のブラウン兄妹が選出される可能性はまずなさそうですが、今大会で彼らがもし「ジンコレ」を上回るような成績を出したら、代表争いの勢力図も少しは変わるかもしれません。

「ジンコレ」が代表争いで優位を保てるのかどうかが、注目です

「トゥルヴェル」は欠場、地元フィンランド勢は「ピリハラ」のみ

「ピリハラ」こと折原裕香/ユホ・ピリネン組はNHK杯に続き2戦目です。

実は今回、「トゥルヴェル」ことユーリア・トゥルッキラ/マティアス・ヴェルスルイス組が怪我で欠場しています。

GPS1戦目を欠場した際、既に練習は再開していてフィンランド大会には間に合うようなコメントを出していたのですが結局間に合わず。国際大会はユーロ(欧州選手権)が今季初戦になりそうです。

地元フィンランド勢が一番活躍できるカテゴリがアイスダンスなので地元観客は残念に思っているかもしれません。そんな地元観客を「ピリハラ」で盛り上げてほしいです。

さいごに

ついにGPSも最終戦を迎えます。フィギュアスケートファンにとっては忙しいけど楽しい6週間がついに終了。

そして12月4日からはグランプリファイナルです!
名古屋でどの選手の演技を見られるのか、すべてはこの土日で決まります。

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