NHK杯フィギュア 放送予定&配信情報と見どころ/鍵山優真&樋口新葉&ゆなすみが初戦、佐藤駿&坂本花織選手はファイナルへ挑戦

NHK杯会場の大阪東和薬品RACTABドーム

2025年フィギュアスケートのグランプリシリーズ(GPシリーズ)第4戦は、日本開催。

GPS日本大会ことNHK杯フィギュアは、大阪の東和薬品RACTABドーム(ラクタブドーム)にて、11月7日(金)から競技が始まります。

今回は、NHK杯の競技時間・放送予定・配信情報、そして私なりの見どころを、全カテゴリ(男子シングル・女子シングル・ペア・アイスダンス)についてまとめました。

明日から現地観戦なので、楽しみです

2025NHK杯リザルト 

なお、現地観戦される方向けの会場情報などは、こちらをご覧ください

下記記事で「見どころ」だけご覧になりたい場合は、目次で見たい項目をクリックすれば飛ばせます。

目次

スケジュール

競技スタート11月7日(金)の昼12:35からです。日本開催なので、日本からは見やすい時間帯です。

日程開始予定時刻(日本時間)カテゴリ
11/7(金)12:35~13:54アイスダンスRD
14:35~15:41ペアSP
16:15~17:45 男子SP
19:00~20:30 女子SP
11/8(土)12:00~13:33 アイスダンスFD
14:00~15:18 ペアフリー
ペア・アイスダンス表彰式
16:35~18:25 男子フリー
男子表彰式
19:30~21:20 女子フリー
女子表彰式
11/9(日)13:05~15:30エキシビション

放送予定&解説者&配信情報

放送予定

NHKでは全種目を総合テレビやNHKBS、BSP4Kで生中継します。
(BSP4Kの放送予定はエキシビション以外もあります。詳細はNHK番組表でご確認ください)

日程放送予定時刻放送波カテゴリ
11/7(金)12:30~(14:00)   BSアイスダンスRD
14:35~16:05 Eテレ ペアSP
16:05~(17:10 ) Eテレ男子SP
※国会中継延伸の場合、17:10以降もEテレで放送継続
17:05~17:57総合男子SP
19:00~19:30 BS女子SP
19:30~(20:45)  総合 女子SP
11/8(土)12:00~(13:50)  BSアイスダンスFD
13:50~(15:50) 総合 ペアフリー
15:50~16:30 総合 アイスダンス ハイライト
16:30~18:45  総合 男子シングル フリー
19:30~(21:45)  総合 女子シングル フリー
11/9(日)13:05~15:30 総合・BSP4K エキシビション
11/23(日)13:50~14:50 総合 総集編
放送予定は11/6版 都合により変更される場合があります (国会中継に伴う11/6の予定変更は反映済み)

また、NHK ONEでも地上波で放送された番組について同時・見逃し配信があります。

NHK公式サイトが全放送波の放送予定を掲載していて、放送予定の変更があれば随時反映しています。

NHKのフィギュアスケート放送予定一覧
※一覧の左上にてお住いの放送局を設定すると、地域ごとの最新の放送予定を確認できます

上記一覧には、NHK ONEのオンライン視聴用リンクも掲載されており、配信視聴には便利です。必要に応じてご活用ください。

※アクセスには日本のVPNとNHK ONE利用開始の初期登録が必要です

解説&実況担当者

EPG情報によると、解説&実況担当者は下記の通り。全放送波同じ担当者で現地から解説するもようです。

NHK杯解説&実況担当者
<アイスダンス>
【解説】宮本賢二 【実況】佐竹祐人
<ペア>

【解説】高橋成美 【実況】見浪哲史
<男子>

【解説】本田武史 【実況】小宮山晃義
<女子>

【解説】荒川静香 【実況】三輪洋雄
<エキシビション>

【解説】本郷理華 田中刑事【ゲスト】宮原知子【アナウンサー】小宮山晃義

外国のライブストリーミング視聴

VPNを利用すれば、ISU(国際スケート連盟)公式YouTubeチャンネルでのライブ配信も視聴できます。

ISU公式YouTubeチャンネルでのライブ配信(英語実況)
(無料・日本からはVPNが必要)

その他、「ライブ配信をしているかも?」な世界の放送局一覧はこちら

アイコンをクリックすれば各放送局のサイトに飛びますので、必要に応じてライブ配信情報をチェックしてみてください。なお、視聴には原則その国のVPN経由が必要だと思われます。

ISU公式配信を視聴する場合は逆にこの一覧を参考にして「NHK杯を放送していない国」のVPNに設定してください。(放送している国のVPNでは配信視聴できないようの「ジオブロック(地域ごとの視聴制限)」がかけられているため)

※無料VPN利用ははリスクもありますので自己責任でお願いします。

私の見どころ<男子シングル>

ここからは、各カテゴリごとの私の注目ポイントを綴っていきます。

日本男子勢

鍵山優真選手

今回がGPS初戦となる鍵山優真選手は、優勝がほぼ確実視されています。

フリーの「トゥーランドット」8月のサマーカップで見せてもらいましたが、NHK杯で使うのはボーカルが追加された新しい音源になる予定。どう変わっているのか楽しみです。

各紙の報道によると、SPへの4回転フリップ投入はGPFからを考えているとのこと。今回のSPの4回転はトゥループ&サルコウ構成で臨むようです。

フリーの構成についてはインタビューでは触れられていなかったので、どうなるのか気になります。

佐藤駿選手

GPS第2戦中国大会で優勝した佐藤駿選手は、グランプリファイナル(GPF)を賭けての出場になります。

中国大会の活躍についてはこちら

残念ながら6月に受傷した骨挫傷からの完全な回復はまだのようですが、よい演技が観られればと思います。

インタビューでは「昨年思わぬ乱調になってしまった全日本選手権と同じ会場だが…」と何度も聞かれていたみたいで、少々気の毒でした。でも、あの時の記憶は塗り替えてほしいですね。

実力をある程度出せれば表彰台は固いと思うので、スッキリとファイナル進出を決めるところを見たいです。

垣内珀琉(はる)選手


3人目の日本男子は、兵庫県西宮市が拠点の若手・垣内珀琉(はる)選手。ジュニアからシニアに移行した初めてのシーズンで、NHK杯出場というチャンスを掴みました。

しかし、先月の近畿選手権の4日前、4回転ルッツの練習で転倒して捻挫。近畿選手権でジャンプを全部抜いての演技となりました。

捻挫から1カ月あまり。報道によると何と10/13まで松葉づえをつきながら生活していて、練習再開は30日だったとのこと。

来季の試合につなげるためにも、ここでは一定の点数を出しておきたいところ。少しでもいい演技を出来ることを祈っています。

海外の表彰台候補選手は?

ルーカス・ブリッチギー選手(スイス)

順当にいけば鍵山・佐藤両選手で1・2位を占めそうです。それ以外で表彰台に乗りそうな選手の筆頭は、ルーカス・ブリッチギー選手でしょう。

私、彼の今季のプロはSPもフリーも好み路線なんですよね。仕上がればすごくいいプロになると思うので、今回どこまで仕上がっているのか見るのを楽しみにしています。

チャ・ジュンファン選手(韓国)

チャ・ジュンファン選手も、もちろん表彰台候補です。

ですが木下グループ杯では好調なスタートを切ったものの、その後靴の調整でトラブルが相次いでいて実力を発揮できていません。

第2戦中国杯でも変えたばかりの靴が再度壊れて…という状態でした。あれから2週間、靴の調整はうまくいっているでしょうか?

五輪シーズンで再演プログラムが多い中、彼はSPフリーともに新プロを見せてくれるのは嬉しい限りです。

(と言いつつ内心で“フリーは昨季の「ロコ」を再演してくれないか”と思っている自分もいます)

木下グループ杯で今季フリー初披露時の演技構成&衣装について書いた記事はこちら

マッテオ・リッツオ選手(イタリア)

マッテオ・リッツオ選手は、「頑張ってほしい選手」の筆頭です。

昨シーズンは足の手術でほぼ全休、リハビリの末今季から競技復帰しました。ただ、復帰後の4回転ジャンプは以前の調子を完全には取り戻せていません。

でも彼の滑りやステップはイタリア男子で一番だと個人的に思っているので、私は彼の演技をミラノ五輪で見たいんです…

そのためにはGPS1戦目のNHK杯から一定の成績を残し、ライバル選手(ダニエル・グラッスル選手とニコライ・メモラ選手)と終盤まで競いたいところ。ジャンプがはまれば表彰台も狙える選手です。

アンドリュー・トルガシェフ選手 & ジミー・マー選手 の米国代表争い

ミラノ五輪代表争いが熾烈なアメリカ男子。3枠目候補のひとりがアンドリュー・トルガシェフ選手です。

誠実な滑りに好感を持っている選手ですが、2025ボストンワールドフリーの壮絶な自爆演技が記憶にまだ新しくて…

実力を発揮できれば表彰台に上がる力はあります。NHK杯ではあの記憶を消し去る演技を期待したいです。

そして、同じく米国五輪代表3枠目を狙うジミー・マー選手もこれが今季GPS初戦。樋渡知樹選手がGPSで結果を残したので、匹敵する成績を残したいところです。

ボーヤン・ジン選手(中国)は日本での最後の試合?

今大会は、4回転ルッツジャンパーのレジェンド・ボーヤン・ジン選手を日本で見られる貴重な機会でもあります。

私が最後に現地でナマで見た彼の演技は、2024モントリオールワールドのSP。公式練習では見事な演技をしていたのに本番でミスが相次ぎフリーに進めなかった悪夢のような記憶…。

彼は来季以降の進退は明らかにしていませんが、年齢的には今季引退でもおかしくありません。

ひょっとして日本で彼の試合を見られるのはこれが最後かもしれないので、彼の演技を噛み締めたいと思います。

私の見どころ<女子シングル>

日本女子

坂本花織選手

優勝候補筆頭は坂本花織選手。第1戦フランス大会では中井亜美選手に次ぐ2位となりましたが、今季の仕上がりは早いですし、万一多少のミスが出てしまったとしても優勝は固そうです。2位以上ならファイナルはほぼ決まりでしょうか?

木下グループ杯以来のナマのケオリをとても楽しみにしています!

樋口新葉選手

樋口新葉選手はGPS初戦です。

彼女は木下グループ杯のフリーで体調を崩しており、その後も怪我を理由に試合に出ていませんでした。現在足の甲に痛みがあるらしく、今回はジャンプ構成を少し落として臨むようです。

フリーの「ワンダーウーマン」を、今度はパワフルな状態で観たいです。

青木祐奈選手

先週末開催のカナダ大会(スケカナ)で6位だった青木祐奈選手。連戦なのがどう出るでしょうか?

私はスケカナの動画をまだ視聴できておらず、彼女の今季プログラムをまだちゃんと見られていません。(FOD契約再開したのが先月で、東京選手権動画も未見)

フリーの「ラ・ラ・ランド」、ナマで見られるのがとても楽しみです。

表彰台候補の海外選手たち

ルナ・ヘンドリックス選手(ベルギー)

坂本花織選手に食い下がれるとしたら、ルナ・ヘンドリックス選手でしょう。

彼女は右足首の手術で昨シーズンをほぼ全休。時間をかけてリハビリを行い、ジャンプを少しずつ戻して無事ベルギーの五輪代表枠二つ目も勝ち取りました。ミラノ五輪代表最終予選会では総合204.96点をマークする程の仕上がり。

ただ、ベルギー女子は五輪代表の争いが熾烈ではないため、一旦ピークを落としている可能性があります。

しかしルナ・ヘンドリクス選手は昨シーズンほぼ全休のためワールドランキングが落ちています。ここで表彰台に乗り、GPFに進出して少しでもポイントを稼いでおきたいかもしれません。となるとそこまでピークを落としていないかな?

下記は有料ですが、手術から復帰までのことが詳しく語られている良記事です

彼女が帰ってきてくれて、本当に嬉しい!

久しぶりにナマで見られる彼女の演技がとても楽しみです

その他

その他に表彰台の可能性がありそうな選手たちは何人もいます。筆頭はソフィア・サモデルキナ選手(カザフスタン)でしょうか?

エリス・リン・グレイシー選手(米国)アンナ・ペゼッタ選手(イタリア)などの若手が思いのほか活躍するなんてこともありうるかもしれません。もちろん青木・樋口両選手にも可能性はあります。

個人的には、アンナ・ペゼッタ選手の、飛距離が物凄い3回転トゥループの連続ジャンプをナマで見るのを楽しみにしています。

一日はアリーナS席なんだけど、目の前で跳んでくれたら見ごたえありそう!

私の見どころ<ペア>

表彰台争いは?

「コンマチ」(イタリア)

優勝候補筆頭は「コンマチ」ことサラ・コンティ/ニッコロ・マチー組でしょうし、今季はいいプロを揃えてきていると思っているのでナマで見るのを凄く楽しみにしています。

「スイハン」(中国)

アサインが発表された夏は、北京五輪金メダリストの「スイハン」ことスイ・ウェンジン/ハン・ツォン組の復活演技が観られることを楽しみにしていました。

でも、第2戦中国大会での演技を観た今はちょっと微妙な気持ちですね。「少なくともハン・ツォン選手は復帰を望んでなかったんだろうな」といいう疑いが更に強くなりまして…大好きなペアだっただけに、今回は複雑な想いで拍手を送ることになりそうです。

先日の中国杯で彼らに抱いた複雑な心情はこちら

個人的には複数の関係者から指摘されたリバースラッソーリフトが、日本の大会ではどう判定されるのかが気になっています。グループ4リフト認定なのか、グループ5リフトに認定になるのかでかなりの得点差が出ます。

私のなまくらな知識でリフトを見たところで違いが良くわからないと思うので、高橋成美さんのわかりやすい解説に期待。

「エフィミト」と「チャンハウ」は米国内ペア代表争いも…

米国ペアはどちらも表彰台を狙える実力があります。

米国ペアのミラノ五輪代表枠は3。「エフィミト」ことアリサ・エフィモア/ミーシャ・ミトロファノフ組(国籍条件が今どうなっているかは不明ですが…)と、「チャンハウ」ことエミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組、「エリダニ」ことエリー・カム/ダニエル・オシェイ組との三つ巴の争いとなります。

「エリダニ」は先週のスケカナで銅メダルを取ったので、他の米国ペアもここで表彰台に乗っておきたいところでしょう。ペアは技の可否で大きく順位が入れ替わることもありますから、どちらも勝機はあります。

「パブスピ」(ハンガリー)はGPF進出の可能性あり

「パブスピ」ことマリアパブロワ 選手/アレクセイ・スビアチェンコ組(ハンガリー)も表彰台候補

フランス大会で銅メダルを取っているので、2位を取ればグランプリファイナル(GPF)もありえます。

「ゆなすみ」2025GPS初戦!

私がペアで一番楽しみにしているのは「ゆなすみ」こと長岡柚奈/森口澄士組の演技です。

木下グループ杯の演技は本当に素晴らしかった!あの時のような演技ができれば、彼らがGPS初の表彰台に上がることも夢ではありません。

しかし、彼らはシーズン序盤のミラノ五輪最終予選にピークを持って行っていたため、今はピークから少し落とした状態になっているかと思います。

彼らが今後合わせるべき照準は四大陸選手権とミラノ五輪だと思うので、今回はリラックスした気持ちで見守りたいと思います。

あのリフトを間近でまた見られるのが凄く楽しみです。

私の見どころ<アイスダンス>

今回のNHK杯は男女シングルもペアも優勝候補選手が抜け出している感があり、優勝争いという点では、正直言って面白味に欠けています

しかし、アイスダンスだけは別。全カテゴリの中でもっともハラハラドキドキものの優勝争いが繰り広げられそうです。

英「フィアギブ」 VS 伊「ギニャファブ」の優勝争い再び

「序列争い」の歴史

長年積み上げてきたスケーティング技術がものを言うアイスダンスでは、「暗黙の序列」が存在します。シーズンが変わるごとに少しずつ変化がありますが、一度ついた序列をひっくり返すのは簡単ではありません。

「フィアギブ」「ライラルイス」ことライラ・フィアー/ルイス・ギブソン組の評価は、以前は「ギニャファブ」「シャルマル」ことシャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ組を上回ることは稀でした。

しかし、昨季は勝ったり負けたりで、「どちらが優位とも白黒つけ難い拮抗状態」に突入。

この二組は今季GPS初戦フランス大会でいきなり激突。「フィアギブ」が2位、「ギニャファブ」が4位となりました。

このとき、ジャッジ間で「ギニャファブ」への採点がかなり割れたことから、フィギュアスケートファンの間ではちょっとした論争も起きました。

フランス大会での「フィアギブ」VS「ギニャファブ」について詳しくはこちら

「ギニャファブ」優位が初めて動いた=「フィアギブ」に上回られたのは、2023年に大阪で開かれた「NHK杯」。二組にとっては大阪NHK杯はまさに因縁の場です。

「序列争い」に重要な「GPF進出」は?

五輪で活躍を目指すためには、五輪前の「暗黙の序列」が決まるGPFへの進出は逃したくありません。

前大会4位の「ギニャファブ」は今大会2位だと進出が厳しくなりますので、優勝したうえでGPFに駒を進めたいところでしょう。

前回2位の「フィアギブ」は表彰台に上がればほぼ進出可能ですが、「ギニャファブ」にとってはこの大会が正念場となります。

前日公式練習で「ギニャファブ」と「うたまさ」が衝突

しかし、試合前日11/6(木)の公式練習で、「ギニャファブ」のシャルレーヌ・ギニャール選手と「うたまさ」の吉田唄菜選手が衝突するという事態が起きました。

かかっていた曲は2組のどちらでもなく、互いに後ろ向きに滑りながら走っていたところでの衝突。

双方5分ほど応急処置を受けたあと、練習に戻ることはできたとのことですが、試合の演技に影響が残らないことを祈ります。

「うたまさ」の新たな挑戦も!

皮肉にも衝突について書かれた記事(上記リンク)で知ったのですが、「うたまさ」こと吉田唄菜/森田真沙也組は基礎点を上げるためにRDのリフト構成を変更するそうです。

「いくこう」こと櫛田育良/島田高志郎組が先日の「西日本選手権」で活躍を見せたところなので、先輩としてはここで更にリードを広げたいところでしょう。どんな演技になるのか期待しています。

平昌五輪銅メダリスト・シブタニ兄妹の7年ぶりの復帰

今大会で世界中から注目されているのが、なんと7年ぶりに競技復帰する「シブタニ兄妹」ことマイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組(米国)です。

平昌五輪で銅メダルを獲得、翌シーズンは休養してその後復帰する予定でしたが、マイア・シブタニ選手が腎臓がんに罹り、事実上引退状態になっていました

数年のブランクののちに競技復帰する選手は珍しくはありませんが、7年ものブランクを経た五輪メダリストの復帰は極めて稀なこと。

シーズン序盤のCS大会や米国内の小規模大会などにも一切出場しておらず、NHK杯が彼らの復帰演技初披露となります。一体彼らがどこまで演技できるのかが注目されます。

下記は読み応えのあるインタビュー記事でした。浅田真央さんとの関係、今季プロへの想いなどを語っています

私は彼らが活躍していた当時、「ノーブルな社交ダンスっぽさ」を残している彼らのアイスダンスが大好きでした。

平昌五輪シーズンの名古屋グランプリファイナルで彼らの演技を初めてナマで見ることができて、凄く嬉しかったのを思い出します。

あれはもう8年も前のこと。あれからルールも色々変わりました。

彼らがどれだけ現在のアイスダンスに適応できているのかは全くわかりません。一体ふたりはどんな演技を見せてくれるのでしょうか?

その他の表彰台候補は?

「シブタニ兄妹」の現在の実力が全く読めないので、銅メダル予想がかなり難しいです。

実績からいうと、「グリパー」ことキャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ組(米国)が候補筆頭かなと思いますが、彼らは先日の中国大会のRDで負傷しFDを棄権しました。あれから2週間、どこまで回復しているでしょうか?

個人的にもう一組の兄妹カップル「タシュラーズ」ことナタリー・タシュレロバ /フィリップ・タシュラー組(チェコ)にGPS初の表彰台に乗ってほしいですね。あと、「ピリハラ」こと折原裕香/ユホ・ピリネン組(フィンランド)の今季プロをちゃんとまだ観られていないので、物凄く楽しみにしています!

いよいよ明日ですね!
後は現地で試合を楽しむのみです

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