ミラノ五輪終了後にめっきり増えた印象がある、フィギュアスケーターのテレビ出演。
先週末の7/4(土)には、日本テレビの特番「THE MUSIC DAY 2026」に「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一組と坂本花織さん、高橋成美さんが出演しています。
今回は「THE MUSIC DAY」を見ながら改めて感じた、フィギュアスケーターのテレビ出演への期待と、「期待していた内容とのズレ」について書いてみます。
延長線上の話題として、記事の最後には最近の「Ice Brave -A TURNING SEASON-」関連SNSアカウントの投稿情報についてもまとめています。
「演技が好きなスケーター」と「テレビ番組で見たいスケーター」
うちの娘は私が好きなスケーターの名前の多くを把握しているので、「この番組に〇〇が出てるよ~」とよく教えてくれます。そんな娘とのやりとりで、私は初めて気づいたことがあります。
それは、私にとっては「演技が好きなフィギュアスケーター」と、「テレビ出演しているのを見たいスケーター」は別物なのだということです。
前者と後者、両方に当てはまる代表格は、宇野昌磨さんと「りくりゅう」です。
例えスケート演技抜きであっても、昌磨さんは、彼の観点や考え方・言葉の選択に独特の個性が感じられるので興味深く、「いろんな話題を聞いてみたい」と思わせてくれる人物。「りくりゅう」は、相性のよさが感じられる二人のやりとりが何とも微笑ましく楽しめる組み合わせ。
一方、高橋成美さんは現役時代応援はしていましたが、演技を何度も見返す選手ではありませんでした。(彼女がマーヴィン・トラン選手と銅メダルを取った2012ニースワールドは強烈に覚えていますけどね)それでも、ミラノ五輪以前から、私は彼女がテレビに出ていたら積極的に視聴していました。彼女の個性と知性に溢れた発言は私の予想を超えてくることが多くて面白いと感じるからです。

まぁさすがに最近は彼女の出演番組があまりに多すぎて、全部追いかけるのは諦めてしまってますけどね(苦笑)
他にも「テレビに出ていたら積極的に見るスケーター」はいますが、演技が好み路線かどうかは正直あまり関係がありません。その人のパーソナリティに私自身が関心が持っているか、そしてそれをテレビ番組で発揮させてもらえているかに左右されます。
フィギュアスケーター4名が出演した、日テレ「THE MUSIC DAY」
「りくりゅう」&坂本花織さんW出演も…
7/4(土)の13:30~22:54まで、10時間近くにわたって日本テレビ系列で放送された音楽特番「THE MUSIC DAY 2026」。私は「りくりゅう」と坂本花織さんが出ると聞いて楽しみにしていました。
あいにくライブ視聴はできなかったので録画で観るつもりだったんですが、娘が全編観たいと言い出したので、視聴できたのは昨日の夜遅く。
しかしスケーター出演部分については、私には少し物足りなさが残りました。
「りくりゅう」特集内に追加された情報への違和感
三浦璃来選手の忘れ難い曲として、緑黄色社会の「Shout Baby」(アニメ「僕のヒーローアカデミア」の主題歌だった曲)のエピソードが披露されたところに、緑黄色社会のメンバーたちがサプライズ登場。そして目の前でパフォーマンスされた見事な「Shout Baby」を前に、コロナ禍で先が見えず辛かったカナダでの日々を思い出しながら涙する三浦璃来さんの姿はとても感動的でした。
でも、二人のトークが期待していたより少なめで…「りくりゅう」らしい掛け合いが楽しめたのはミラノ五輪個人戦フリーの木原龍一選手の動き出しが早くて、三浦璃来選手が焦った話のところくらいでしょうか?
ミラノ五輪フリーの「グラディエーター」の途中に、「どうしてもアンドレア・ボチェッリさんのボーカルを入れたかった」という話が出て来たので、私はてっきりここからボチェッリさんや歌詞の話題になるのかと思っていたのですが、過去の五輪金メダリストたちのVTRになったことにちょっと肩透かしを食らった感じがしました。
※見逃した方はTVerで視聴できます。下記の動画の35:22あたりからが、「りくりゅう」出演コーナーです。
【TVer見逃し配信】THE MUSIC DAY 2026【PART6】18時50分頃〜19時40分頃
※本記事公開時点では、見逃し配信終了日は未定
トリノ五輪後「トゥーランドット」使用が敬遠された?
私が一番引っかかったのは、「(2006年)トリノ五輪で荒川静香がトゥーランドット完成形のような演技を披露したため、以来、他の選手は採点のハードルが上がるのではないかと敬遠する人も」というナレーションでした。
画面上には「採点のハードルが上がる」「敬遠」という文字テロップがかなり大きく表示されていたので、まるで「トゥーランドット」がしばらく使われなくなったかのような印象を受けました。

この時私は…
2007-08シーズンに米国のキミー・マイズナー選手(トリノ五輪直後のワールド女子シングル優勝者)が「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を使っていたのに、「いったい何を言い出すの?」
という気持ちになりました
(このシーズンのジャパンオープンでも披露したはずなのに…)
「トゥーランドット」はフィギュアスケートで長年演じられてきた定番曲で、全カテゴリで見ると、ほぼ毎年誰かが競技プログラムに採用してきた印象があります。女子トップクラス選手に限っても、トリノ五輪から5年以内にキミー・マイズナー選手とアンジェラ・ワン選手が使っています。
(アンジェラ・ワン選手は2010年ジュニアグランプリシリーズSBC杯でも「トゥーランドット」を披露)
確かに当時日本では「トゥーランドット」といえば荒川静香さんのイメージになっていましたから、日本の女子選手はしばらくは使うのに勇気が要ったでしょう。なので「日本女子にとって」という注釈がついていれば、引っかからずに済んだかもしれません。(その後「トゥーランドット」を滑った日本女子選手は、私は2017-18シーズンの本田真凜選手以外すぐには思い出せませんし)
緑黄色社会さんとの交流シーンとパフォーマンスは素晴らしかったのに、無駄にモヤモヤしてしまったことだけは残念でした。
少し肩透かしだった坂本花織選手出演パート
続いて坂本花織選手が登場したのは、「ディズニー・オン・アイス」のキャストたちによる氷上パフォーマンスを背景に、ディズニーのミュージカルソング4曲を披露するパートです。
※見逃した方はTVerで視聴できます。下記の動画の27:34あたりからが、「ディズニー・オン・アイス」のコーナーです。
【TVer見逃し配信】THE MUSIC DAY 2026【PART7】19時40分頃〜20時50分頃
※本記事公開時点では、見逃し配信終了日は未定
坂本花織さんによる進行もパフォーマンスも楽しかったのですが、どこか物足りなさが残りました。
披露されたディズニーの曲は、「ディズニー・オン・アイス」の契約スケーターたちが滑るべきだったのだろうということは理解できます。でも、彼女がスケートリンクにいたらスケートファンの多くはつい滑るのを期待しちゃいますよね…。
坂本花織さんは、リンクにいるのにプレゼンターとして曲の紹介コメントを読んだだけで、彼女自身のエピソードトークなどはなし。ナビゲーターとはいえ、少しはスタジオの人たちと楽しいやりとりをするのかと思っていたのですが…期待していた出演内容とはずいぶんと違っていました。

正直申しまして「ケオリ・サカモトをリンクに呼んでおいて出番はこれだけなの?」と思ってしまいましたね
一方、高橋成美さんは、THE MUSIC DAY 2026【PART9】21時50分頃〜22時54分の4:47ごろからの「<歌おう!平成リバイバルソング 」に出演。こちらは特に引っかかることなく、最後まで楽しく視聴できました。
※リンクをクリックするとTVer見逃し配信が開きます。公開期限は記事公開時点では未定です
テレビ出演への期待値が変わってきた?
そう思うと、最近の宇野昌磨さんの出演番組は、アイスショーPRのためのごく短時間の出演時以外は、彼の個性を生かしてもらえる出演が増えた気がします。
昌磨さん引退直後の出演時に物議を醸した「news zero」のように、敬意に欠ける扱いが最近あった記憶はありません。

もともと私は、宇野昌磨さんのメディア出演に関しては「テレビ番組よりYouTubeの対談企画(特にゲーム絡み)の方が面白い話や彼の魅力を引き出せる」と長らく感じていました。テレビ番組への期待値は凄く低かったんです。一時はフィギュアスケート関連番組のテレビ視聴を避けていた時期もあったくらいですし。
なのに最近は彼が地上波のテレビ番組に出ても失望させられることがほぼなかったため、「私のテレビ番組に対する期待値は、以前よりずいぶん上がっていたんだな」と今回実感しました。

もっとも「THE MUSIC DAY 2026」は私の期待値が高くなっていただけで、「news zero」のときとは違って十分楽しかったですけどね
地上波メディアにフィギュアスケーターが出ることはアピールにもつながるので、今後も色んなメディアで取り上げてもらえるといいなと思います
<おまけ>TBSフィギュアの「Ice Brave」PR投稿の進化?
テレビ番組ではないのですが、TBSフィギュアのSNSアカウント投稿も進化してきているよなぁ~とこのところ思っています。
こちらは、先週投稿された「お絵描きチャレンジ企画」。以前もやった企画ですが、続編ということもあってかちょっと厳しくなった?昌磨さんがお題にちょっぴり苦言を呈していて、更に一歩踏み出した感があります。
⋱あの企画が帰ってきました😼✨⋰#宇野昌磨 さん🧑🎨による
— TBSフィギュア (@TBS_figure) July 4, 2026
⏰30秒お絵かきチャレンジ🎨 第5弾‼️
新章でも宇野さんの名作爆誕🖼️💥
お題が悪いとご指摘いただきました…😖
謝罪いたします🙇🏻(TBSフィギュア🐻❄️一同)
答え合わせは明日の投稿で☑️
⋱ チケット好評販売中💘⋰https://t.co/lgv7mvaEaF… pic.twitter.com/SyCbhtl2f8
アイスショーPRのためのオーソドックスなカウントダウン投稿もいいですけれど、こうやって彼の個性が際立つスタイルの告知をしてくれるのはいいですね。今回もショー会場でこの絵が展示されるんでしょうか(笑)。
そして、こちらが解答編です。
⏰30秒お絵かきチャレンジ🎨
— TBSフィギュア (@TBS_figure) July 5, 2026
答え合わせのお時間です🗣️🎶
今回はまさかの3作品🧑🏻🎨‼️🌈
5回目となると皆さまの推理力もさすがです✨
結構正解の方が多いかも…?🤔💘#宇野昌磨 さんの良さを出せるよう
日々精進してまいります🙇🏼🐻❄️
⋱⭐️スタンド席8,000円〜販売中⭐️⋰https://t.co/lgv7mvaEaF… pic.twitter.com/TaxFnF4ZA8
3つの絵は、統一テーマが「夏」だろうとわかったので、私は3つとも当てることができました。お題の統一感が感じ取れなければ、「お神輿」の絵は「家丸ごとのお引越し?」と思っていたんじゃないかと思います(笑)。
しかし「ブタの蚊取り線香」と指定されているのに、蚊取り線香の立体表現に尽力するあまり「ブタ」というキーポイントをすっかり忘れるとは…。

さすがにあの絵で「ブタの蚊取り線香」と完全回答できた人がいたらエスパーですね(笑)
そして、最後は本当のおまけ。
「ロコ」衣装での写真、まだこんないい写真が残っていたの?って思いました。
練習写真も同じ日に撮影したものかなと思っていますが、グループナンバー練中とおぼしき写真、アチャーという表情の昌磨さん写真、鋭い表情の写真。連日の投稿を楽しみにしております。
「小休止」したはずのInstagramアカウント・チリツモで先日公開されたクリムキンイーグル応用リフト練習動画も良かったですね。毎日ちょこちょこどこかのアカウントから新規投稿があるのは、「Ice Brave開幕が近づいている感」があります。


