6/26(金)から28(日)にかけ、新横浜スケートセンターで開催された「Dreams on Ice 2026(ドリーム・オン・アイス)」。今年も日本のトップ選手たちの新シーズン用のプログラムのお披露目が行われました。
私は土曜公演のライブ配信を視聴したので、今回は、「Dreams on Ice 2026」で披露された新プロ情報を、シニアの選手中心にまとめました。
Dreams on Ice 2026(ドリーム・オン・アイス)滑走順
ショーでの実際の滑走順はこちらの通りです。
滑走順を公開しました⛸
— [公式]Dreams on Ice 2026 (@Dreams_onice) June 23, 2026
選手たちが今シーズンにかける想いとともに、
新プログラムをぜひお楽しみください。
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「Dreams on Ice 2026(ドリーム・オン・アイス)」今後の放送予定
記事公開時点では、CS日テレプラスとBS日テレで、それぞれ放送が予定されています。
【CS日テレプラス】
6/28(日)16:30~19:30 (VTR放送)
【BS日テレ】
7/26(日)15:30~16:25(ダイジェスト放送)
※放送日時は変更される場合があります。最新情報は各放送局の番組表をご確認ください。
男子シングル選手が披露した新プログラム
各カテゴリ別に、披露された新プロの曲名と振付師をわかる範囲で記載しました。
並びは各カテゴリ内での滑走順、( )内は演奏者・ミュージシャン名です。
男子シングル新プログラム一覧
男子シングル(敬称略)
蛯原大弥
FS「マトリックス」より
西野太翔
SP「Rhapsody in Blue」
中田璃士
SP「Alive (ft. Pangea & DEGO)」(R3HAB/Vini Vici)
振付:シェイ=リーン・ボーン・トゥロック
友野一希
「It’s A Beautiful Day」(Queen)
振付:シェイ=リーン・ボーン・トゥロック
山本草太
SP「Tombeau de Vivaldi (Spearfisher Remix)」 (Cicely Parnas / Spearfisher)
振付:村元哉中
三浦佳生
SP ある恋の物語 (Pérez Prado)/Gopher Mambo (Leandro Da Silva)
振付:シェイ=リーン・ボーン・トゥロック
佐藤駿
SP「愛しみのチャルダッシュ」 (古澤巌)
振付:宮本賢二
男子新SPの全体的な印象
シニア男子勢の来季SPがどれもこれもアップテンポな曲ぞろいなことには驚きました。
(友野一希選手のSPは昨季の「That’s It (I’m Crazy)」を継続予定)

全日本男子SP最終2グループはノリノリの曲がかなり揃いそう?(こうなってくると、三宅星南選手の「アンチェインド・メロディー」が逆に目立つかも?)
個人的に大阪開催の全日本は荒れることが多いイメージなので、今年はアップテンポな曲の数々で楽しく盛り上がれるような試合になってほしいですね
中田璃士選手の挑戦
中田璃士選手の「Alive」は宇野昌磨選手の「Great Spirit」みたいなアップテンポでカッコいい曲をやりたいとシェイ=リーン・ボーンさんにリクエストした結果との報道が先日ありました。

しかし、最初の印象は「これは『グレスピ』というより鍵山優真選手の『Believer』っぽい」でした。まぁ「Believer」も鍵山優真選手がシェイ=リーン・ボーンさんに「『グレスピ』みたいな曲をやりたい」と言って決まったプログラムだから似てて当然なんですが。ただ、ステップのあたりで入った電子ビート音は「Great Spirit」を思わせる雰囲気が確かに強かったですね。
彼は6分間練習中にループやフリップなどの4回転ジャンプに挑んでいたようなので、配信でもちゃんと見たかったですね。

6分間練習の半分くらいは選手の新プロに関するインタビューでして…地上波放送ならともかく、CS放送を見る層は6分間練習を楽しみにしている人が大半だと思うので、これはちょっと残念でした
新プロに関するコメントは知りたいけど、インタビューはショー開始前か整氷休憩中に流してもらえたほうが嬉しいです
友野一希選手 × Queen
今回私が個人的に一番楽しみにしていたのは、「友野一希選手のフリーの曲名が何か」です。
5月のQuadruple Axelによる「温泉同好会」配信では、振り付け時にシェイ=リーン・ボーンさんと撮影した写真がヒントとして公開されていました。右こぶしを二人で頭上に高くつきあげるバックショットで、友野一希選手の左手にはマイクスタンド。

「ふたりの世代的に言って、これはロッド・スチュワートではなくQueenのフレディー・マーキュリー?」と予想。
「やってそうでやっていない感じ」というようなことも言っていたので、過去にも使われてきたQueenの超有名曲ではなさそうだと感じました。
そして、先日のフィギュアスケートLifeによる「山本草太・友野一希・島田高志郎オンライントーク」では、「前半は綺麗系で、後半は超ハード」という情報が新たに加わったので、何曲か予想を立てておりました。そのうちの1曲が「It’s a Beautiful Day」でした!
メドレー構成になるかも?と7~8曲ほど候補を思い浮かべていたので、当たる確率は高かったんですけどね(笑)。Queen後期の曲じゃないかと思っていたのが当たって嬉しい。Queen後期の曲ではないかと思っていたので、当たって嬉しかったです。正確にはフレディ・マーキュリー没後、追悼の意味も込めてリリースされた曲です。
配信時に彼は「(新フリーは)しんどくて、しんどい」とやたら「しんどい」を連発していたんですが、理由がわかりました。ステップはかなりハードそうだし、ジャンプも新ルール対応でトリプルアクセル~トリプルサルコウのあとにダブルアクセルをつけていました。確かにこれはしんどそう(苦笑)。
シーズン終盤にどう仕上がっていくか楽しみです!
山本草太選手の新境地
「滑走屋~第二巻~」で一皮むけたように感じていた山本草太選手。

来季用の新SPは選曲が高橋大輔さん、振付が村元哉中さんと聞いて「滑走屋のあのプロの路線来るのかな?」と期待していました。
そしたら、登場のときからこれまでとはかなり違う雰囲気でした。ワイルド系の衣装に、目元に派手なメイクまでしている!(金曜日に撮影された下記の写真はメイクしていません。メイク一つでここまで印象が変わるんですね)
技の間の「つなぎ」がシンプルなイメージがあったのに、今回のプログラムはその印象がありません。随分攻めてきた感じなので、こちらも今後がすごく楽しみです。
三浦佳生選手の「マンボ」
アップダウンが激しすぎる五輪シーズンを送った三浦佳生選手。
来季は「とにかく楽しむ」を目指した結果、「マンボ」をSPに選択。(フリーは「ジキルとハイド」で、再びミュージカル路線)
前半は高橋大輔さんの現役時代のSPと同じ音源っぽく聞こえましたが、どうしても脳内で高橋大輔さんがステップを踏んでしまうので、後半は別曲に変わってちょっとホッとしました。
彼の魅力である、高速でダイナミックな幅のあるジャンプを華麗に下りていました。シーズン初めなのにジャンプの調子がすごく良さそう。踊る系は得意な選手なので、試合でもこうやって楽しく弾けてくれるといいですね。
佐藤駿選手の「チャルダッシュ」
最後に登場した佐藤駿選手のSP使用曲は、クラシックの名曲「愛しみのチャルダッシュ」。最近は使うスケーターが減りましたが、まだまだ定番曲。(昨季はソフィア・サモデルキナ選手のSPが印象的でした)
エキシビションの「千本桜」で早いテンポの曲は体験済みですが、SPでは「挑戦」と言えるかもしれません。ステップのあたりがかなり凝っていて、このまま滑り込んでいったら面白いプロになりそうだなとワクワクさせられましたね。
衣装はまだ仕上がっていないようですが、できれば派手な色合いも使ったエスニックな感じの、一味違う路線を見てみたいです!
アイスダンス選手が披露した新プログラム
アイスダンスは2組が出場、どちらもRD(リズムダンス)を披露しました。新シーズンのリズムダンス課題は「ゴールデンワルツ」です。
アイスダンス新プログラム一覧
アイスダンス(敬称略)
いくこう(櫛田育良/島田高志郎組)
RD「And The Waltz Goes On/Libertango」
振付:キャシー・リード
うたまさ(吉田唄菜/森田真沙也組)
RD「死の舞踏/Carnival Chant Bateria」
振付:キャシー・リード
「ゴールデンワルツ」+「?」
現在のルールでは、「ゴールデンワルツ」のパターンステップを入れるものの、異なるテンポの曲を組み合わせることになっています。なのでRDはまるで「ワルツと何を組み合わせるか選手権」かのよう。
ちなみに今わかっている範囲だと、「ジンコレ」ことエミリア・ジンガス/ヴァディム・コレスニク組(米国)はフラメンコを合わせてきてるらしいです。他のカップルがどういう選曲をするのかは例年以上に楽しめそうに思います。
「いくこう」が合わせて来たのは、「タンゴ」。衣装は正統派なイメージで攻めてきました。
やっぱりゴールデンワルツのパターンステップは難しいみたいですね。まだ手こずってる感を感じましたが、リフトは昨季よりさらにこなれてきた印象を受けました。
「うたまさ」は「死の舞踏」×「サンバ」という個性溢れる組み合わせ。パターンステップやホールドでの滑りには「うたまさ」にキャリアの長さを感じました。
衣装は本番用ではないらしいのですが、メイクは今後もこれで行ってほしい迫力。
青木祐奈選手もパールをあしらったメイクをしていましたが、メイク技術が発達してきて肌に直接色々載せても絶対に落ちない(=演技中に落ちて減点になる心配がない)と自信が持てる状況になってきているのでしょうか?汗ばんでも落ちないようにするには、どうやって肌に貼り付けているのかがちょっと気になります(笑)。
女子シングル選手が披露した新プログラム
こちらが、女子シングル選手が披露した新プログラム一覧です。
女子シングル新プログラム一覧
女子シングル(敬称略)
岡田芽衣
SP「Hernando’s Hideaway / Milonga de Mis Amores」
振付:村元哉中
岡万佑子
SP「ドン・キホーテ」より
振付:村元哉中
島田麻央
SP「Between Two Worlds」 (Mili)
振付:村元哉中
青木祐奈
FS「Pageant/Desert」(「シルク・ドゥ・ソレイユ O(オー)」より)
振付:シェイ=リーン・ボーン・トゥロック
千葉百音
SP「Skyfall」(「007 スカイフォール」より)
振付:ジェフリー・バトル
中井亜美
SP「ポル・ウナ・カベサ」 (Sumi Jo)
振付:シン・イェジ
島田麻央選手の独自路線
島田麻央選手の選曲は、「窓から見える」を思い出させるちょっと不思議な曲調。
※「窓から見える」は世界ジュニアでの演技で初めて彼女の強い個性を感じて感心した曲でした

シニアに移行し、ようやくSPでもトリプルアクセルを入れられるようになりましたが、着氷はクリーンにはいかず。まぁまだ序盤ですからね。シニアの国際試合で彼女が見られるシーズンがようやくやってきます!
青木祐奈選手の貫禄あるフリー「O(オー)」
青木祐奈選手は、新フリープログラムを滑りました。「シルク・ドゥ・ソレイユ O(オー)」といえば鈴木明子さんのプログラムが有名ですが、それとはまた異なる印象を受けました。
まだ6月下旬なのに、セカンドのループジャンプ着氷が若干乱れたくらいでプログラムをまとめてきたあたりは、もうベテランの貫禄ですね。
新ルールで跳べるようになった、ダブルアクセル-トリプルフリップ-ダブルアクセルの連続ジャンプも早速入れていましたね!オイラーを挟んだトリプルフリップは大好物なので(私が宇野昌磨選手を好きになった理由の一つでもあります)、新ルール下でこのジャンプを跳ぶ選手が更に増えそうで嬉しいです。
千葉百音選手の「007」
メディアが金曜日に撮影した写真を眺めていて一番驚いたのは、千葉百音選手でした。
これまでの彼女の衣装やメイクは可憐系のイメージが強かったので、イメージがガラッと変わった感じ。
レッグホルスターをイメージした柄が太腿にほどこされているのはクールですね。

「闘う女の演技」路線、「クールで強い女性」のイメージが今後ここからどれだけ上がっていくか期待しています。
中井亜美選手の「ポル・ウナ・カベサ」
中井亜美選手が選んだのは、浅田真央選手が過去にエキシビションで滑ったことのある「ポル・ウナ・カベサ」。報道によると、子どもの頃からこの曲で滑りたいと思っていたとのこと。

タンゴの曲調ですが、キュートな魅力が入り混じった、彼女らしい雰囲気の演技になっていました。
ミラノ五輪で注目されたこともあり、彼女目当てで初めてスケートリンクに足を運んだファンの方もいたもよう。そのうち何人かがSNSで「スケートリンクってこんなに寒いのか」と驚いていたのが、ちょっと微笑ましかったです。
その他の演技
上記の分類からは漏れてしまいましたが、シンクロナイズドスケーティングの神宮アイスメッセンジャーズはFS「Twister」、坂本花織さんはエキシビションプログラム「A Million Dreams」を披露していました。…「Dreams on Ice」だからこの選曲だったんでしょうか?
フィナーレでは若手男子が互いの衣装を交換して登場。本人たちも楽しそうで、会場のお客さんたちも盛り上がっていました。
オフシーズンらしくないオフシーズンが終わる
しかし、あと数日で新シーズンが始まるんですね…。なんだかここ数年、アイスショーやら宇野昌磨さんのゲームのイベントやらで「オフシーズン」という感覚が無くなってきているのをひしひしと感じます。私は昔はオフシーズンは本当に「フィギュアスケートから離れて他の趣味を楽しむ期間」だったんですけどね。
記事公開日の6/28夜もシャドウバースのイベント配信「宇野昌磨(本物)ガチバトル」があります。
まぁ、楽しみが増えているのは嬉しいことです(笑)。





