兵庫県の尼崎スポーツの森にて10月10日(土)から12(月・祝)まで競技が行われた近畿フィギュアスケート選手権(近畿選手権)。最終日だけ現地観戦してきました!
1~2日目の近畿選手権と、同日程で開催されていた中部選手権については、FOD(フジテレビオンデマンド)プレミアムにて配信をつまみ食い視聴。
この連休は、その他にもCS大会デニス・テン メモリアルやら、友人と一緒に観た「刀剣乱舞 – ICE BLADE-」録画やら、「しょまりん」関連の情報が色々出てきたりと、書き残しておきたい話題が山積みでした。
ひとまず今回は、近畿・中部の2つのブロック大会を振り返ります。
2026近畿選手権リザルト
2026中部選手権リザルト
フジスケ「全日本への道 2026」
※各選手のプログラムや振付師などの情報が載っている資料が見られてとても便利です!
近畿選手権 シニア男子SP<配信視聴>
ブロック大会の話題は、私が好きな男子シングルを中心に、現地観戦ならではの話題を交えてまとめていきます。
近畿選手権シニア男子SPの日は、午前に所用があることから現地観戦は断念。午後から友人を招いて先日CS日テレプラスで放送されていた「刀剣乱舞 -ICE BLADE-」を一緒に視聴することにしたのですが、その前に観たのは近畿選手権男子SPでした。
昼前に試合は終了済みでしたが、敢えて情報は入れずに疑似ナマ視聴を楽しみました。男子SPでは、今季のルール絡みで印象に残った二人だけを取り上げます。
朝賀俊太朗選手の「テトリス」|まさかの後半フリップ-ループ!
一番印象的だったのは、朝賀俊太朗選手の「テトリス」。彼の茶目っ気のあるキャラが存分に生かされたユニークでカッコいい振り付けが多く、シーズン序盤からかなり気に入ったプログラムです。
「Ice Brave -A TURNING SEASON-」東京公演と同日に行われていた滋賀のサマーカップの配信で観て以来、私はこれを全日本でナマで見る日を楽しみにしています。
この記事の合間で少し触れています

プログラム自体も楽しめましたが、後半のトリプルフリップ-トリプルループのコンビネーションジャンプを見事に降りたことには本当にビックリ!
回転不足の判定もなく、0.88の加点までついていました!

私、2シーズンほど前から朝賀選手に注目していますが、セカンドループ跳べる選手だったなんて聞いてませんよ!ってビックリ
前半に入れる予定だったコンビネーションが単独のトリプルトゥループになってしまったが故のリカバリーでした。
SPではトリプルトゥループを2回繰り返すことはできません。後半のトリプルジャンプにはダブルトゥループを付けてリカバリーをしてくるものと思っていたら、まさかのトリプルループ!
ちなみに今季のフリーでは、回転数にかかわらず同じ種類のジャンプは3回までという新規定が導入されました。4回転がトゥループやサルコウのみの選手にとっては、セカンドジャンプに別の種類のジャンプを使えることが重要になってきています。
中田璃士選手が木下グループ杯フリーでリカバリーで決めた4回転トゥループが、新たなジャンプの回数制限に引っかかってしまい、まるまる無効になってしまったのは記憶に新しいです。

それもあって、朝賀選手もセカンドループを練習していたのかな?と思いました。
でも、キス&クライでは“(全員通過が確定している)近畿大会だからやってみた、決まって自分でも驚いた”的なことを言っています。本田武史コーチも「フリップ-ループ初めて見た!」と驚いていたぐらい。
そして、試合後のインタビューを聞く限りでは、少なくとも曲かけでは一度もやったことがなかったらしいです。漫画みたいな展開ですね(笑)。
🐯近畿選手権2026🐯 ❄️シニア男子SP❄️ 4位 #朝賀俊太朗 選手 SPから4T投入を目指すも、 本番では惜しくも3Tに。 「2Tをつけるくらいならループをやってみよう」と、曲かけでは一度も跳んだことのない3F+3Loを成功させ本人もびっくり😳 新プログラム🎶Tetrisの独特な振り付けで会場を盛り上げました! 全日本での成功を目指し明日のFSでも 4Tに挑みます✊ 🗣️しっかり調整して、挑戦した意味のある演技にしたい #figureskating #FOD #フジスケ #全日本への道 📸 #友野一希 先輩からもらった TOMONOバッグ
— 【公式】フジテレビスケート (@online_on_ice) October 11, 2026
所属の関西大学のスポーツメディア「カンスポ」にはもう少し詳しい談話が載っていました。こちらには「練習でもやったことのない…」って書いてあります。そんな思い付きで跳べちゃったの凄すぎるw
久々の近畿大会出場、吉岡希選手|「コンビネーション2回」だとどうなるの?
大阪出身の吉岡希選手が久々に近畿選手権に出ていたのも感慨深かったです。法政大学に進学したのでシニアの試合はずっと東京選手権でしたから、彼が近畿選手権シニアにいることに若干の違和感が(笑)。
彼は冒頭の4回転コンビネーションがダブルに抜けてしまったのですが、とっさにセカンドでシングルトゥループをつけてしまいました。
友人と二人、「なぜ(セカンドジャンプを)付けたんだ~」と嘆いたのですが、後半にトリプルルッツ-トリプルトゥループを鮮やかに着氷。
…あれ?本人シングルトゥループ付けちゃったの気づいてない?
「SPではコンビネーションジャンプは1回だけの決まりなのに、2回跳んじゃったら、どういう採点になるんだっけ?」と、二人とも混乱。
シニア男子SPではコンビネーションに3回転ジャンプが1本は必要です。最初に跳んだダブルトゥループ-シングルトゥループはその規定を満たしません。
採点表を見ると、セカンドジャンプの得点は無効となり、最初のダブルトゥループの基礎点だけが残っています。

私たちはこの場合、後半のトリプルルッツ-トリプルトゥループが2回目のコンビネーションと判定されるのかどうかがよくわからなかったのですが、「2回目」扱いになっていました。
回転不足の判定もなく着氷していたので通常ならば10点以上稼げるところが、トリプルトゥループが無効となって単独トリプルルッツ扱いになったうえGOEマイナス5を食らい、トリプルルッツ基礎点の半分の2.95しか残りませんでした。
前述の中田璃士選手の木下グループ杯フリーのケースがあったので「トゥループジャンプを3回跳んだのは大丈夫なの?」とジャンプの回数制限も気になったのですが、あの新規定はフリーのみの適用。今回のSPとは別の話でした。

ルールややこしすぎる…
現地観戦した最終日|初めて訪れた尼崎スポーツの森のリンク
3日目の10月12日(月・祝)は近畿選手権会場で直接観戦しました。
もともと尼崎スポーツの森のアイススケートリンクには一度行ってみたかったんです。
時々国内大会やアイスショーが行われる場所ですが、都市部に近い会場ながら、徒歩圏内に鉄道駅がありません。
1時間に1~2本あるかないかのバスを利用しないといけないため、地味に行きづらい場所だったこともあり、一度も行く機会がありませんでした。

場内は結構寒いとの評判を見かけたので、冬物ひざ掛けとウルトラライトダウンジャケット、ストールを持参しました。
でもそこまで強烈な寒さではなかったので、ダウンは出さずに済みました。ずっと場内で観戦を続けているとダウン無しでは冷えそうでしたが、整氷時などにこまめに外に出ていれば大丈夫。
椅子は背もたれなしの木製横長ベンチスタイルでしたので、お尻に敷くものの持参はした方がいいですね。勿論持って行っていたので事なきを得ました。
また、会場に自販機程度ならありますが、食品を気軽に買い出しできるような店は見かけなかったので、長時間観戦するなら、事前に食べ物を用意しておく必要がありそうです。
ブロック大会は会場によっては相当早くから並ばないと座れないことも多いですが、ここはスタンド席の座席数が約2000あります。今回の大会では座席にこだわりがなければ、遅れて行っても十分座れる状況でした。
近畿選手権最終日|シニア男子FSを中心に振り返る
ノービスB女子から観戦し始め、シニア男子も第1グループから見ました。地元関西の選手は名前を憶えている選手が結構いるので、観ていて楽しいです。
第2グループは国際大会出場経験がある選手が多くて、応援も盛り上がっていました。
フリー新衣装初披露の友野一希選手|本人は満足いかずの演技ながらも優勝
第1グループの最終滑走者の演技あたりから、リンク脇に第2グループの選手たちが出て来ていました。
演技が終わって間もなく、友野一希選手がジャージを脱いだら、「Queen」のフレディー・マーキュリーをイメージしたであろう白のド派手な衣装が現れてビックリ!
6分間練習にリンクインするときに、上のジャージを脱いでいたのは友野一希選手だけだったので、まぁ目立つ目立つ。
お披露目された新衣装に気づいた観客からは大きな歓声が上がっていました。

あのジャケットのデザインは、黄色のイメージが強いんですが、
フレディーが亡くなった後にリリースされたこの曲であれば、白を選択したのは凄く納得がいきます
私が彼の今季フリーをナマで見るのはこれが初めて。
あいにく冒頭の4回転サルコウが抜けて、次に予定していた4回転トゥループー3回転トゥループのコンビネーションも、ファーストジャンプで転倒となり、技術点は伸びませんでした。
6分間練習では綺麗な4-3を決めていたんですけどね…。後半の大きな得点源であるトリプルアクセルからのジャンプシークエンスで着氷が乱れたのも少々痛かったです。オイラーの後のサルコウを3回転にせず、2回転に抑えたことで、失点は最小限にとどめた感はありましたが。

でも、後半のステップのスピードと躍動感は友野一希選手ならではの魅力がふんだんに溢れていて、最高でした。
スピン・ステップともにレベル4を揃えているので、グランプリシリーズ(GPS)大会に向けて状態を仕上げつつあることはわかります。
あとはジャンプが上手くハマれば…なのですが、練習での状態が上手く再現できないようす。引き上げて来たときもずっと納得のいかない表情を浮かべていました。
彼のGPS初戦は第2戦のスケートカナダ。それまでに調整がうまくいきますように。
朝賀俊太朗選手|5転倒でも最後までへこたれない「トゥーランドット」
友野一希選手とは、また違った意味で強烈な印象を残したのが、朝賀俊太朗選手です。
宮原知子さん振付の昨季フリー「トゥーランドット」を今季も継続しているのですが…ジャンプで5転倒という壮絶な演技となりました。
6分間練習では転倒はあったものの、トリプルアクセルートリプルトゥループなどを綺麗に着氷していたので、まさかの大崩れでした。
着氷できたジャンプは一つだけでしたが、これほどボロボロな演技なのに他は結構魅せるんですよ!

最後にリンクを横切っていく雄大なイナバウアーなんて、
「何度求愛しても氷の姫君は拒まれたけど、俺は次のチャンスまであきらめないぞ~!」
という宣言のように思えて、謎の感動を覚えたくらい
「何度も転倒したトゥーランドット」というと、2018ミラノワールドで銀メダルを獲得した宇野昌磨さんのフリーを思い出す人は多いかもしれません。
足を怪我していた中での強行出場だったため、予定していた4回転4本のうち前半の3本で全て激しく転倒。しかし、4本目の4回転トゥループは成功してセカンドジャンプをつけ、結局後半に予定されていた3つのコンビネーションジャンプを全て着氷しました。
その演技のことは過去にこちらで語っています

前半のジャンプで激しい転倒をしてしまうと、その後のジャンプでは回転が抜けがちになる選手が多い印象があります。
しかし、2018ミラノワールドFSの宇野昌磨選手も昨日の朝賀俊太朗選手も、最後までジャンプのときに体を締めて回り、氷に激しく打ちつけられていました。
転倒が続けば失点は多くなり、技術点がほとんど稼げません。しかし、「難攻不落の姫君にはねつけられながらも求愛し続けるカラフ王子」の世界観は保たれていたと思います。
姫君に何度も全力で求愛するものの毎回こっぴどく跳ねのけられ、身も心もボロボロになりながらも最後まであきらめなかった朝賀選手の2026近畿選手権版トゥーランドット。

これは多分、私の記憶に長く残る演技になったと思います
私は全日本選手権で絶対に彼の演技を見たいので、西日本選手権では姫君の心を揺れ動かすくらいのところまではいってほしいです!
垣内珀琉(はる)選手と朝賀俊太朗選手の昨季の怪我を思う
垣内珀琉(はる)選手は、6分間練習のときにジャンプを跳んでいる姿を一度も見かけませんでした。
「去年みたいにまた足を痛めたの?いやSPではちゃんとジャンプ跳んでたよね?」と少し不安になりました。
このとき私は、昨季の近畿選手権を配信で見ていたときに彼がSPで一つもジャンプを跳ばなかったのを思い出しました。演技後に、直前の捻挫のためにジャンプを控えたと知りましたが、何の情報もないまま演技を見始めたので当時はとても驚きました。
当時の垣内選手と朝賀選手の怪我の情報の詳細はこちら

そして、昨季の近畿選手権は、朝賀俊太朗選手も「左遠位脛腓靱帯損傷」の手術で欠場でした。
当時は凄く心配したのですが、結局ふたりとも無事全日本選手権への出場も果たしたので、薄情な私は6分間練習まで去年のことをすっかり忘れていました。
そして、帰宅後に下記のフジスケの投稿で垣内珀琉(はる)選手が6分間練習でジャンプを跳んでいなかった理由が判明しました。少し前の右足首の捻挫の影響だったようです。
本人は「不甲斐ない演技」とコメントしていますが、情感のこもった、品のある美しい演技だったと思います。ジャンプ構成は落としてもSP・フリーをまとめたので3位で表彰台に上がりました。
🐯近畿選手権2026🐯 ❄️シニア男子❄️ 🥉 #垣内珀琉 選手 右足首の捻挫をしてから、 3回転ジャンプを曲かけで1度も跳ばず ぶっつけ本番で挑んだFS❤️🔥 6つのジャンプを全て着氷させ 強化してきたステップではレベル4を獲得✨ ステファン・ランビエールコーチ振付の 新プロ🎶Climb Ev’ry Mountainは… 宝塚歌劇団で活躍した叔母が現役引退の際に歌った曲を選びました🎼 🗣️スケート愛を込めた"不屈の愛"を テーマに垣内珀琉のスケート人生 を伝えられるプログラムにしたい 次戦、5度目の全日本出場を懸けた 西日本選手権へ挑みます🍓 「今回は不甲斐ない演技を見せてしまったのでリベンジします✊」 #figureskating #FOD #フジスケ #全日本への道 📸「久々にFSを滑って疲れました」 のポーズ
— 【公式】フジテレビスケート (@online_on_ice) October 12, 2026
垣内珀琉(はる)選手・朝賀俊太朗選手ともに4回転ジャンプを戻しきれてはいないけれど、二人とも昨季の近畿選手権を思えば、1年でここまで来れているのはすごいことだと思います。焦りは禁物ですね。
その他印象的だった選手たちのあれこれ
今季、拠点を岡山に移した中村俊介選手
今季から木下から岡山に拠点を移した中村俊介選手。
気のせいかもしれませんが、無良崇人コーチの現役時代を思わせるような、力強い滑りに見えました。
今まで彼の演技を見るときは、どこかで「またジャンプの軸が暴れはしないだろうか」との不安がぬぐえなかった私。でも、今回は違いました。
後半のトリプルアクセルの回転が抜けてしまったときも「抜け1回くらいなら大丈夫でしょ!」と、最後まで「いつもの不安感」を感じることなく演技を堪能できました。今まで見てきた中で一番演技のパワーがストレートに迫って来た気がします。結果は2位。西日本、全日本でもこの調子で演技を見せてほしいです。
久々の近畿選手権出場だった吉岡希選手
吉岡希選手は、ネイサン・チェン選手を思わせるようなシンプル衣装。
「こういう路線の衣装が着たかったのか?」とも思ったのですが、スピン中にお腹がチラチラ見えていたので、単純に本番用衣装の準備が間に合っていないのかもしれません。
フリーは1位だったので、SPでコンビネーション2回扱いになったミスはもったいなかったですね。
シニア男子表彰式の準備中、観客が大勢表彰台のあるところに詰めかけましたが、その輪の外側にごく普通に吉岡希選手が混じっていました。その後、他の選手達も続々と出て来て、表彰式が始まる前あたりからは会場の入口あたりでずっと感想戦らしきものに励んでいました。

シニア女子は三宅咲綺選手がトリプルアクセルを決め優勝!
シニア女子は三宅咲綺選手がトリプルアクセルを決め、昨年に引き続き優勝しました。2位は岩崎陽菜選手、3位は清水咲衣選手。

去年、三宅咲綺選手と共に表彰台に上がった三原舞依選手と吉田陽菜選手が、二人とも今大会に出ていないのはちょっと寂しいですね…
三宅咲綺選手はフリーでクリーンなトリプルアクセルを決めていたので、「3月に負った骨盤骨折から無事回復したんだ良かった~」と思っていたのですが、9月に肺の病気を患い、入院していたとの報道をフリー終了後に見て驚きました。
下記の有料記事の情報ですが、有料部分は103文字しかなく、見出しに情報が出ています

トリプルアクセルこそ降りられていましたが、本人によるとまだ本調子には遠いとのこと。三宅咲綺選手のGPS初戦は第2戦目のスケートカナダなので、それまでにできるだけ戻せることを祈ります。
中部選手権もFODでチェック!
今年は中部選手権と近畿選手権の日程が丸かぶりという悩ましいスケジュールでした。なので、最終日の現地観戦以外はどちらもライブ視聴は諦めて、情報をあまり入れずFODプレミアムで配信を見るという手段を選択。
シニア女子と男子のざっとした感想と関連情報だけまとめます。
シニア女子:中京大学4年生トリオが表彰台に
中部ブロックのシニア女子は山下真瑚選手が合計190.73点で優勝。2位は横井きな結選手、3位は松生理乃選手と、中京大学4年生の同級生3人が表彰台に上がりました。
こうなると、同大学の同級生の河辺愛菜選手は今年東京ブロックからの出場のため、今大会に出ていないのがちょっと寂しく感じます。

横井きな結選手の覚醒にはビックリでした。怪我に悩まされていたシーズンが続いていたので、これが本来の彼女の力なのかもしれません。彼女は今季が現役ラストシーズンだと明言しています。
山下真瑚選手は、フリーでは「ボレロ」に挑戦。横井きな結選手とは異なり、山下真瑚選手と松生理乃選手は来季以降の去就については明言していません。
でも、山下真瑚選手は「今季がラストになる可能性」はあるとのこと。現役中に一度は宇野昌磨選手が滑った曲をやってみたかったので「ボレロ」を選んだのだと、インタビューで答えていました。彼女が選んだのは、宇野昌磨さんが使ったアレンジ版「ボレロIV」ではなく、クラシック版「ボレロ」ですけどね。
有料記事ですが、関心のある方はどうぞ

今季の山下真瑚選手は、目標が明確に定まったような印象が伝わってきます。髪を短くしたからという理由だけではなく、キリっとした大人の女性に一気に成長したかのような雰囲気があるというか…。
「ボレロ」は単調で難しい曲ですが、曲の後半につれスピードを上げていくパワフルさは見事でした。今季終盤にはもっとすごいプログラムに成長していそうです。
大庭雅選手もいい演技で西日本選手権進出を決めています!
シニア男子:山本草太選手、今季初戦で新フリー「ロクサーヌ」を初披露
帰宅後、私が真っ先にチェックしたのは山本草太選手の演技でした。彼は今夏は腰の故障により、8月の滋賀サマーカップも9月の木下グループ杯も出場辞退となりました。
SPは「Dreams on Ice」で披露済みでしたが、宮本賢二さん振付の今季フリー「ロクサーヌのタンゴ」はこれが初披露。SPは乗り切れたものの、フリーを滑り切れるくらいまで回復しているのか?という心配もありました。

冒頭予定していたと思われるトリプルアクセルがダブルに抜け、続く4回転トゥループも転倒。

抜け→転倒の流れは、この日尼崎で見て来た友野一希選手のフリーと同じ流れ…!?
いやそこは揃えなくていいんだけども(苦笑)
…と思いながら観始めました
ジャンプはまだ本調子には遠い感じでしたが、それでも少し下げた難易度でまとめきり、スピン・ステップでは魅せまくりました。
彼はノーブルでシンプル系のプログラムが多い印象だったので、今までで一番濃厚なプロかも?と感じました。最後のフィニッシュポーズへの流れは痺れましたね~このプログラム、かなり好みです。
下記記事では「太もも裏の肉離れや腰痛の影響でこれが今季初戦」と書かれていたので、悩まされていたのは腰痛だけではなかったのかもしれません。

各紙の報道によると、氷上練習を再開したのは中部選手権のわずか2~3週間前とのことです。それでここまで戻せているというのは凄いですね。
9月下旬に、Deep Edge Plusで公開された有料インタビュー記事(インタビュー時期は8月中旬)では、腰の病名や病状について、また「ロクサーヌのタンゴ」について高橋大輔さんから受けたアドバイスについてじっくり語っていて読み応えがありました。今大会の記事も長文でしたので、関心のある方にはおすすめしておきます。

彼のGPS初戦は、よりによってGPS第1戦のフランス大会。あと2週間しかありません。
しかし、ジャンプ構成を上げきれない状態で臨むことが、逆にジャンプ以外の部分の素晴らしさを際立たせる機会になるかもしれません。
新しい山本草太選手をアピールする機会ととらえ、昨季のようにシーズン終盤に向けてじっくり無理することなく調整をしていければいいなと思います。
なお、シニア男子2位は三島舞明選手、3位は芳岡優希選手でした。ジャンプ特化型の芳岡優希選手と表現特化型の三原庸汰選手との表彰台争いは、ジャンプ特化型に軍配が上がりました。

4位の三原庸汰選手は技術点の基礎点にはちょっと厳しいところもあるのですが、なにぶん他が素晴らしいので西日本選手権での活躍を期待しています。
書き切れていないこともありますが、この連休は他にも記録しておきたい話題が山積みなので、近畿・中部の2つのブロック大会については、この辺でとどめておきます。
あとは全日本選手権代表を決める東西選手権を残すのみ。東日本選手権は10月29日(木)〜11月1日(日)、西日本選手権は11月5日(木)〜8日(日)です。







