グランプリシリーズカナダ大会、出場する選手たちは既に現地入り。日本時間今夜 19時 22時から公式練習が始まります。<10/24 13:20 誤記修正>
時間にちょっと余裕があったので、スケカナのライブ視聴に必要な情報&私なりの見どころ&ジェイソン・ブラウン選手のフリーを見るための心構えをまとめてみました。
たぶんスケカナは無料でライブ配信視聴できるのではと思っているのですが…。(ここ数年はできてます)
⇒⇒10/26 8時30分追記 完全ライブではなく「無料でディレイ配信視聴できます」が正しいようですので、記事本文にもその旨追記しておきました
どこで見る? ~今年もカナダのライブ配信が無料視聴可能?~
グランプリシリーズ前半戦は生放送ありませんし、そもそも首都圏以外はメーテレを除き地上波放送なし。
ライブ視聴したい場合、テレビ朝日の配信を購入する(特典映像見たい人&会場音声のみを好む人におすすめ)か、VPNサービスを使ってISU公式等の海外配信で見るか(多数の試合を経済的に観たい人におすすめ)の2択です。
しかし、スケカナは例年カナダのスケート連盟がジオブロック(国ごとの視聴制限)なしで試合映像を配信してくれます。今年も配信があれば、インターネットを見られる環境さえあったら日本国内からも無料でライブ視聴できるはずです。
しかし配信予定は現時点では掲示されておらず…今年も見られるかどうかは現時点でははっきりしていません。公式練習も配信してくれたこともあったんだけど、今年はどうかな…?
⇒10/26 8時30分追記 ライブ配信ではなく、ライブ配信終了後即アップしてくれているようです。ナマ視聴はできないけど、ディレイ視聴が可能のようです。過去に見た時もディレイ視聴だったかもしれません。曖昧な記憶で申し訳ありません。
⇒15時追記 ライブ配信で見たい場合、スケートカナダ(カナダスケート連盟)のファンメンバーとして登録すればライブストリーミング視聴可能です(私モントリオールワールドの時に既に登録してたので登録不要でしたw)
Skate Canada PatinageCanada (カナダ連盟の公式Daily Motionチャネル)
カナダの連盟が主催する試合は上記チャンネルでジオブロックなしで配信、英語版と仏語版の2種が提供されています。
2023年スケカナ男子シングルの実況解説はISU公式配信でもおなじみのテッド・バートンさんと元カナダ代表のケヴィン・レイノルズさんでした。ケヴィンが渋い声で理知的な解説をしてくれました。今年はパトリック・チャンさんが登場かも?(他カテゴリ解説にもカナダの懐かしの人気スケーターが出てきます)
2014年以降のGPS「スケートカナダ」や「オータムクラシック」の配信映像を今も全編視聴できます!
(詳しくは下記記事参照)
どのカテゴリがライブで見やすい時間帯?
カテゴリ別開催スケジュール
ペア&女子SPは見やすい時間帯ですが、私9時から近くのジムの予約うっかり入れちゃったので女子最終滑走はナマ視聴できなさそう…。女子・男子のフリーはライブで見るかも?
開始予定時刻(日本時間) | カテゴリ |
---|---|
10/26(土)06:00~07:04 | ペアSP |
10/26(土)07:25~08:54 | 女子SP |
10/27(日)01:15~02:33 | アイスダンスRD |
10/27(日)02:55~04:24 | 男子SP |
10/27(日)05:35~06:51 | ペアFS |
10/27(日)07:10~08:57 | 女子FS |
10/28(月)00:00~01:47 | 男子FS |
10/28(月)02:10~03:41 | アイスダンスFD |
今年はエキシビション開催なし
以前記事でも書いた通り、今年のスケートカナダはエキシビションが開催されません。
男子シングルの私の見どころ
スケカナの出場者にはスケアメのケヴィン・エイモズ選手のような「0か100か」のようなスケーターはいないので、比較的落ち着いて観られそう。出力不安定気味な選手はいますが良くも悪くも出力範囲が想像の域を超えなさそうと言いますか…そこを超えてきてくれたらそれはそれで嬉しいですが。
表彰台争い
現世界王者のイリヤ・マリニン選手の優勝は固いでしょう。
Malinin triumphs; Aymoz shineshttps://t.co/XVYcXljVrR#FigureSkating #SkateAmerica #GPFigure
— Golden Skate (@goldenskate) October 21, 2024
📷 Sam Hodde | ISU pic.twitter.com/yXl8GZKWFY
スケアメからの連戦ということもあって、彼の演技がスケアメと同等程度の仕上がりならば佐藤駿選手&山本草太選手にも勝機はありそう。でもマリニン選手は高得点出せそうなライバル選手が多いこの大会では更に対策してくるでしょうからどんなに悪くとも2位以上にはまとめてあっさりとファイナル進出決めそうです。
チャ・ジュンファン選手も候補の一角。昨季悩まされ続けた怪我はまだ引きずってはいるようですが、スロースターターの彼にしては例年より仕上がりよさげ?なので、去年のスケカナほど厳しい出来にはならないのではと期待。彼のフリーでは表彰台争いとか関係なしに、宇野昌磨選手とはまた違う魅力の「ジュンファン風ロコ」を見るのを楽しみにしています。
フリー「ロコ」の衣装はあのままで是非ワールドまで行ってほしい…あのヒラヒラ断捨離されたら結構ショックかも(苦笑)
もしこの4人に大きなミスが複数出れば、4回転こそないが他が素晴らしいジェイソン・ブラウン選手が優勝かっさらうって可能性もゼロではありません。さすがにそんな自爆大会は勘弁してほしいですが(苦笑)、シーズン序盤で神演技勢揃いになるとも思い難いので、表彰台の一角に食い込んでくる可能性はあるかも。
日本男子同士の今季代表争い
私はスケカナの順位そのものよりも、佐藤駿選手と山本草太選手のどちらに軍配が上がるかに関心があるかもしれません。どちらかがマリニン選手を上回るor肉薄する活躍を見せれば、代表争いで一歩リードと言えるでしょう。
二人ともスケアメの三浦佳生選手の順位&スコアは上回りたいだろうから、そのあたりの意欲が吉と出るか凶と出るか?
山本草太選手はもし4回転フリップを入れてきたらどうなるか、佐藤駿選手のジャンプ判定がどこまで厳しく見られるかどうか等、読めない部分も多いです。
山本草太選手の2戦目フィンランド大会は、三浦佳生選手と佐藤駿選手の2戦目に比べると激戦区。1戦目が3位だと2戦目で2位を確保したとしても、ハイスコアを出しておかないと厳しくなりそうなので、構成のレベルアップに挑戦してほしいようなしてほしくないような微妙な気分です。
(10/26追記 報道によると山本選手は4F投入は見送るようです)
「カナダ男子の代表の譲り合い」が今年も見られるのか否か
ここ数年、キーガン・メッシングさん以外は「壮絶な代表の譲り合い」を繰り広げてきたカナダ男子。今回出場するスティーブン・ゴゴレフ選手もロマン・サドフスキー選手も実力は高いのに出力が超絶不安定。というかSPフリーを揃えたのを見た記憶がない…。
去年はジュニア&シニア両方で出場していたアレクサ・ラキッチ選手は去年のスケカナに続き連続出場です。昨季カナダ国内選手権では大崩れしまくる先輩たち尻目に2位に入りましたが、今回安定した演技ができるかどうか。
去年の大自爆大会のカナダナショナルの再現は勘弁してもらいたいです…
ロマン・サドフスキー選手は母国モントリオールワールドではいいSP見せてくれてビックリ(失礼)したんですよね。安定性に著しく欠けているところ以外はいい選手なので一度は国際大会でSPフリー両方揃えるところが見たいです。
ーというか、「強いカナダ男子」がまた見たい。
ジェイソン・ブラウン選手のフリーを見る「覚悟」について
五輪プレシーズンに入り、久々にGPSに出場するジェイソン・ブラウン選手にの演技には注目しています。
しかし私、今季序盤戦の彼のフリー演技は一度も見ていません
というか見る気になれなくて…でも今回はさすがに見る覚悟を決めないと
今季「ロコ」「ラヴェンダー」「月光」「トゥーランドット」「冬」など、宇野昌磨選手が使っていたのと同じ曲を使っているプログラムは多数あります。
でもそれらを見たところで、懐かしく思いこそすれ動揺はしません。昌磨さんの演技の想い出はそれぞれショーケースに入れて私の脳内想い出部屋に収納済みだから揺るがない。
でも今年の春にモントリオールワールドフリーで見たばかりの「Timelapse/鏡の中の鏡」はね…
あれは未だに繊細なガラス細工のような想い出として私の心の中に鎮座したままなんですよ。引退後の動揺がまだ落ち着いてない今うっかり触ると手が震えて壊れちゃいそうだから、落ち着いてショーケースに移し替えられる日をまだ待ってる状態なんですわ。
この曲をやってるのがジュニアの選手とかなら大した抵抗なく見られたと思います。「Great Spirits」をエフゲニー・プルシェンコ氏の息子のサーシャ君が今季やるって聞いても全然抵抗なかったのと同様、年若い選手なら昌磨さんの想い出に混じって来るパワーはまだなさそうだから。
でもジェイソン・ブラウン選手なら作品としてきっちり仕上げてインパクトのあるプログラムになるはず。まだまだ繊細なあの記憶に他の演技の記憶をまだMIXされたくないというか…「もうちょっと待ってよ~来季じゃダメだったの?ジェイソン!」って感じ(苦笑)。
ま、「鏡の中の鏡」使うだけで冒険なのに五輪シーズンにアレやれってのは酷ですよね…今から心の準備をしておきます(苦笑)。
女子シングルの見どころ
ワールド三連覇の現役世界女王・坂本花織選手が登場。今季は新しい構成を試しているのでフリーではミスが出るかもしれず、他選手にも勝機はあるかと思います。とはいえ優勝の最有力候補です。
表彰台に絡めそうなのは吉田陽菜選手、松生理乃選手、米国女子2人ですかね。
スケートカナダに出場の #坂本花織 #吉田陽菜 #松生理乃 #山本草太 #佐藤駿(写真左から)が現地に到着しました。
— figure365(@figure365) October 23, 2024
意気込みを問われた坂本は「頑張ります!」と笑顔で誓いました。https://t.co/0OnX18E5Iy
本来ならエリス・リン=グレイシー選手はスケアメからの連戦の疲れがなく、先日勝てなかったプレッシャーに打ち勝てれば、坂本選手に小ミス出たら勝てるポテンシャルはありそう。北京五輪時16歳だったアリサ・リウ選手は五輪後引退表明し、2年競技から遠ざかっていましたが今季電撃復帰。19歳の彼女が現時点でどこまで戻せてるのかを見るのも楽しみ。
他にスイスのキミー・レポンド選手も怪我が回復してたら可能性ありますよね。モントリオールワールドでナマで見る前は正直あまり興味持てない選手でしたが、ナマの滑りが意外と良かったので今季は注目してます。
エカテリーナ・クラコワ選手の「猫耳」プロがかわいいらしいのでそれを見るのも楽しみです(笑)
その他のみどころ カップル競技と東日本選手権
カップル競技にも気になる選手たちはいるのでチェックするつもりですが、同じぐらい気になるのは東日本選手権ですかね。
全日本シードを受けていないお気に入り選手達が全日本出場を決められるかが気になるので、スケカナの合間に情報チェックこまめにしようかと思っております。