今日、やっと全米フィギュアスケート選手権の録画を見終わったので、全欧(ユーロ)の前半が終わるまでに書き上げようと思っていたのにそれどころではなくなってしまいました。
この記事で言及されている「元フィギュアスケート世界王者の夫妻」とは1994年ワールド(佐藤有香さんが優勝した幕張ワールド)でのペア金メダリスト、エフゲニア・シシコワ(シシュコワ)/ワジム・ナウモフ組。現在はふたりともコーチ業です。
上記毎日新聞記事では「息子も搭乗していた可能性がある」と書かれていますが、息子であるマキシム・ナウモフ選手は一足先に別便で戻ってきているーとの情報が関係者複数から出されています。(マキシム・ナウモフ選手は先日の全米フィギュアスケート選手権で男子シングル4位となり、四大陸選手権派遣が決定しています)
記事内で言及されている「息子」とはマキシム・ナウモフ選手のご兄弟の可能性があります。
私が調べた範囲で言えるのは「飛行機の出発地ウィチタで開催されていた全米フィギュアスケート選手権の関係者」というよりも、「全米フィギュアスケート選手権後に行われていた全米ジュブナイル(ノービス&ジュニア?)のトレーニングキャンプの参加者&関係者」が搭乗していた模様。
日本でいうと野辺山合宿的なイベントに参加するような優秀な選手たちやその家族、指導していたコーチらが犠牲になっている可能性があります。
思い出してしまうのは1961年のサベナ航空548便墜落事故。
世界フィギュアスケート選手権会場に移動していた米国選手団が搭乗していた飛行機が墜落した事故です。別行動していたペアの選手以外、ワールドに行く予定だった米国フィギュアスケート関係者全員が命を落としました。
私が生まれる前のことなので当時のことは全くわかりませんが、この年のワールドは中止となり、その後米国のフィギュアスケート関係者は一斉移動するのを取りやめたーということを何度か耳にしたことがあります。
(21:50追記:スポーツ選手が犠牲になる飛行機事故が発生すると話題に取り上げられることがあり、私も知った次第。「もし今の日本なり米国なりのワールド出場選手団がコーチもろともこんなことになったら…」と思うと当時の関係者たちの衝撃がリアルな痛ましさをもって感じられます)
現時点では情報が錯綜しているので確定情報はわずかです。こういう情報が誤報であってほしい…厳しい状況でありますが、搭乗者たちが救出されることを祈ります。
確定情報が出たら追記するかもしれません。
とりあえず、今日明日は全米フィギュアの感想どころではありません…
追記情報
<1/30 22:00 追記>
マキシム・ナウモフ選手所属のSkating Club of BostonのInstagramアカウントのストーリーで、20時間前にペアのスペンサー・アキラ・ハウ選手と二人でリンクサイドで戯れている映像が出ています。それが彼が搭乗していない一番クリアな証拠です。
投稿後24時間で消える「ストーリー」への掲載動画ですので画像は貼りませんが、確認したい方はあと3~4時間は見られると思います。
<1/30 22:30 追記>
アイスダンスの「マクスピ」のアントン・スピリドノフ選手がマキシム・ナウモフ選手と一緒の便で帰ってきたとロシアメディアの取材に応えていたのですが、デイリーメールでも報道されていました。(最初のロシアメディアの報道は記事が今見られなくなっていたので最初の投稿時には紹介しませんでした)
先日の全米選手権での写真など近影掲載が多くて辛い記事です。