次回の投稿記事は、「最近宇野昌磨さんが出演した3つの番組(「酒のツマミになる話」「フィギュアスケートTV!」「今夜はナゾトレ」)」についてまとめて振り返ろうーと思っていたのですが、「フィギュアスケートTV!」の話だけでちょっと長くなりましたので、単独で振り返ります。
追記:「滑走屋」はまだ撮れた動画や写真の整理が終わっておりません…スマホの調子悪くて今日はその対応に追われてました。
BS「フィギュアスケートTV!」が10年の歴史に幕
毎月1回、国内外のフィギュアスケート試合等をシニア・ジュニア問わず地方大会情報から放送してくれていた、BSフジの「フィギュアスケートTV!」が3月9日の放送で10年の歴史に幕を下ろしました。
近年の私にとって、この番組で紹介される試合情報は既にFODやISU公式配信で視聴済みな場合がほとんど。それでも試合時に撮影されたバックヤードの選手達の様子や、トップクラスの有名選手から若手まで選手たちを幅広く取材した映像を目当てに録画チェックしていました。
最終回には宇野昌磨さんによる佐藤駿選手インタビュー映像の放送あり
先日の放送では、「世界選手権出場選手たちの抱負インタビュー」コーナーで宇野昌磨さんが佐藤駿選手に取材する映像が唐突に出てきて、「録画しておいてよかった…」と思いました。
(EPG情報に「宇野昌磨」がある場合は自動録画されるよう設定してるんですけど、「お任せ録画」には引っかかってなかったので危なかったです)
⛸本日14:00〜
— BSフジスポーツ【BSフジ公式】 (@bsfuji_sports) March 9, 2025
『#フィギュアスケートTV!』
今回は…⁉👀
🍀全国中学校スケート大会
🍀四大陸選手権
🍀世界ジュニア選手権
ほか、代表選手のインタビューも✨
お楽しみに🙌https://t.co/b6WwUfRnSh#八木沼純子 #中村光宏 #今湊敬樹#figureskate #フジスケ #FSTV @online_on_ice pic.twitter.com/00BIiHs8R5
定番の質問のみでしたので「聞き手が昌磨さんである意味があったのか?」とはちょっと思いましたが、私を含め、出演を喜ぶファンはいるでしょう。
三浦佳生選手のところにも直接取材に出向いた形跡があるのに(二人の写真が昨年末に公開されていた)、対談動画は公開されてません。関東男子3人全員のもとに取材に行ったようなのに、ちゃんと放送したのは鍵山優真選手の取材だけですよね。それも全国放送じゃないし…
アンバサダーによる選手の取材&対談映像は、スケオタのFOD契約をつなぎとめるために4~8月あたりのフィギュア激闘録で出すつもりなんでしょうか…?
9月の会見時の女子スケーターの対談はyoutube公開されてるのに男子スケーター達との対談は「フィギュアスケートTV!」でちらっと放送しただけで公開されてないし。仕事してる様子なのに映像を目にする機会が少なすぎるのは正直残念ですね。
「フィギュアスケートTV!」終了に思ったこと
「フィギュアスケートTV!」の放送が無くなると一般の目に触れる機会が減るーと嘆く声も見かけました。
でも、そもそもこの番組って一般はどの位見てたんでしょう?
BSで月1回しか放送しない番組をチェックするのって、FOD配信を見るなり、フジテレビSPORTSのyoutubeチャンネルで演技動画とかをたまに見てるような、「ある程度熱心なファン層」なんじゃないかと私は思っていました。

私自身、放送開始からしばらくの間はこの番組の存在を把握していなかったです。
BSの番組表までいちいち見ないし、仕事&育児が忙しい時はGPSと全日本とワールドをTVなりWEBなりで視聴するだけ。当時はブロック大会などについては情報のみで映像まで追いかけてなかったですし。
以前は通年で放送されていたのが10~3月のオンシーズンだけの放送になり、ワールドの振り返りすらやってくれなくなった時期から、「今後は配信で儲ける方向に舵を切り、BSレギュラー番組は近いうちに終了するのではないか」と覚悟していました。
なので放送終了の案内も、残念な気持ちはありつつも「ついに来たか」という感じ。大きな驚きはなく受け止めました。
BSで月1回のレギュラー番組を放送する意味
フジテレビのスキャンダルの影響もあり、「フジテレビでのフィギュアスケートの放送自体が全くなくなるのでは?」という不安を感じている人も一部にいるようです。
おそらくミラノ五輪シーズンまでは複数年契約してるのではないか?と私は推測しているので、「五輪シーズン目前だし、少なくとも来季は地上波放送があるだろう」と踏んでいます。
何よりフィギュアスケートは宝塚歌劇などと同様、「金払いのいい熱心な顧客層」が現時点では一定数いるコンテンツです。

地上波放送から消えたとしても有料配信コンテンツとして当面の間は生き残るだろうーというのが私の予測(希望的観測?)です。
(そうでなければ各メディアがここまでフィギュアスケート関連の有料コンテンツを乱発しないかと)
なにより、フジテレビに放送権が移って以降、地方大会から配信・取材して映像データを残してきたフジテレビのノウハウと過去取材映像の蓄積は企業財産です。
それを有効活用しないビジネスマンはいないんじゃないかーとも思っています。
オリンピックでフィギュアスケートが全く注目されない競技にならない限り、新規ファン層開拓の機会はまだ残ると期待できますしね
趣味嗜好やメディアが多様化した現代では、トリノ~バンクーバー~ソチ五輪あたりまでの人気とまでは行かないでしょうけれど、「フィギュアスケートは放送以外のところで生き残れるコンテンツ」になりうると私は思っています。
アイスショーがこれだけ多数開催されてそれなりに収益を出している現状も考えると、地上波テレビを主軸に据えていたビジネスモデルからの変革を迫られているということかなって。
私が考える「フジテレビのフィギュアスケート班の最大の存在意義」は「全日本までの道」を丁寧に取材した情報をFODやyoutubeで発信してくれること。そこが守られるようには祈りたいと思います。

これについては今後どれだけ取材体制を残してもらえるのか、ちょっと不安はあります。
将来もし取材体制が縮小されたら、今後は日本スケート連盟なり選手たちなりが色々自己発信していく必要がありそうですね