「モントリオール滞在記」は少しずつ継続投稿の予定です

「BLOOM ON ICE (ブルームオンアイス)2024」を配信で観てみた

BLOOM ON ICE 2024配信についての投稿用アイキャッチ画像

※4/20夜にメディアから写真が多数ポストされたので、曲名&衣装の参考にといくつかのポストを追加しました

目次

今年4回目の「若い」アイスショー

2021年に始まった「ブルームオンアイス」
その前年に創立された木下スケートアカデミーが、創立1周年を記念して開始した新しいアイスショーです。

会場は、木下アカデミーの練習生たちをはじめ、京都を拠点にするスケーターたちが普段の練習に使用している木下アカデミー京都アイスアリーナ(京都宇治アイスアリーナ)。このリンクは2019年12月に竣工した新しいスケートリンクで、国際規格。(サブリンクもある!)

2023-24シーズンは千葉百音選手が四大陸選手権金メダル、吉田陽菜選手がグランプリファイナル銅メダル、そして島田麻央選手はジュニアグランプリファイナル、全日本ジュニア、ユースオリンピックのタイトルを総なめ。

そこに”りくりゅう”こと三浦璃来&木原龍一組と、島田高志郎選手、村元哉中&高橋大輔組までゲストとして登場となると「練習生のお披露目会」という初期の印象が薄れ、「トップスケーターが多数集うアイスショー」の空気感がそなわってきました

ショー当日はJR宇治駅からシャトルバス(片道500円)が出ていて交通も便利。ついでに4月下旬のいい気候の宇治旅行もして帰れるから、遠征も楽しみやすそうです。

私も一度このリンクに行ってみたいとは思っていたんですが、今回は都合がつかず。やむなく自宅での配信視聴を選択しました。

まぁ関西住まいだから一般滑走の時間帯ならいつでも行けるんですけどね(苦笑)。

比較的お手頃?な価格帯

正直申しまして私はこのショーの料金を「常設リンク&一部ゲスト以外は地元スケーターなのにチケット代高くないか?」と思っていました

(1~2年目はもう少し料金安かったですけどね。1年目のリンクサイド席は2列とも10000円、2年目は各列ごと12,000円と10,000円でした)

2023年以降のチケット代は下記の通り。

チケット代
リンクサイド席
1列目 18,000円(税込)
2列目 14,000円(税込)

立見席
立見席A (北&南側)  6,000円(税込)
立見席B (西側、ガラスパネル越し) 3,000円(税込)

出演スケーターたちが年々国際大会で成果を上げ、全員の実力が底上げされてきていることを考えると値上がりはやむなしかもしれません。じゅうぶん「お得価格」と感じる人も多そうです。

もともとリンクサイドに一般用の客席が設けられていない会場なので入れられる観客人数自体限られていますし、そこに十分なお客さんが実際にいらっしゃっているのだから妥当価格なのでしょう。

それにアイスショー最前列価格が高騰している中で、この値段で好きなスケーターを近距離で観られるショーは少ないですからね。好きなスケーターがいる方にはお得感は強いかも。

立見席やリピーターチケットをうまく使えば複数公演見るコストも抑えられそうです。枚数限定ですが、今日の昼公演の観客向けに夕方公演のリンクサイド席のリピーターチケット(2千円引き)も出ていました。

後は何より、木下スケートアカデミー自体を「応援する」という意味合いも強いかもしれません。ショーでどれだけ利益が出ているかはわからないけど、「〇〇選手が所属しているアカデミー発展のために使ってもらえるならチケット複数枚買います!」という熱いファンもいるかなと。

「このお金がブライアン・ボイタノ先生などの招へいに使われている」などと思えば高くはないのかも(笑)。


配信チケットは1回で2500円と「映画代+交通費」ぐらいの価格なので比較的出しやすいお値段かと思います。

配信
1回    2,500円(税込)
4回セット 8,000円(税込) 
※システム利用料、決済手数料等別途あり


以前の配信価格は2200円だったのでこちらも値上がりしてますが、セット価格が設けられたので全公演見ようという熱い人にはお得になっています。トークショーとか毎回たぶん話す内容違うのでセットで買う人いそうですね。

現地往復の時間が取られないのはありがたかったですけど、やっぱナマで観られるのにこしたことはありません。来年は予定が合うといいな。

配信で観て印象に残ったプログラムあれこれ

以下、配信で観て印象に残ったことを挙げていきます。

※演出とか曲名等のネタバレが含まれますので、あらかじめご了承ください。


オープニング & かなだい+男女シングルスケーターによるグループナンバー

このショーではオープニング&フィナーレ以外にグループナンバーが多めに用意されていました。同じ拠点で練習しているメンバーならではですね。

オープニング終了直後はいきなり、かなだい+島田麻央選手+吉田陽菜選手+千葉百音選手+中村俊介選手+櫛田育良選手によるグループナンバー。

下記の公開リハーサル動画でオープニングと最初のグループナンバーがちらっと見られます。

途中で中村俊介選手とかなだい?とで島田麻央選手をリフトするところがあるんですけど、かっこよかったです。どの位練習すればあんなにキレイにできるのでしょうね。

このグループナンバーのフィニッシュポーズでは、高橋大輔さんが島田麻央選手を右肩に載せます。普段あんなに年齢不詳で若々しく見える大輔さんですが、麻央選手の持ち上げ方&下ろし方に「親戚のおじさんが姪っ子を大切に可愛がってる感」を感じてしまって、ちょっぴり微笑ましかったです(笑)。

ラストポーズは美しかったです!

カップル競技3組によるグループナンバーは最高!

ペアのゆなすみ(長岡 柚奈&森口 澄士組)、さえルカ(清水 咲衣&本田ルーカス剛史組)とアイスダンスのうたまさ(吉田 唄菜&森田 真沙也組)によるグループナンバーが今回観た中でもっとも印象深かったです!

男子3人が出てきて事前収録した彼らの声が流れてきていきなり小芝居から始まるんですよ。もう最高(笑)。

そこから「ワイルドなハードロックで滑りたい男子3人」VS「おしゃれな曲に乗って滑りたい女子3人」の対決という演出になりまして、曲調が次々に入れ替わる楽しい演出。こういうストーリー性がある演出は誰が手掛けたんでしょうね?

演じてる彼ら自身が楽しそうでこっちも楽しくなるプログラムでした。こちらの記事からいくつかリハーサルの写真見られるんですけど、このナンバーの写真はないんですよね~紹介したいのにできず残念。

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高橋大輔が「全員注目!」と太鼓判、「ブルーム・オン・アイス」が本日スタート! | WFS-Web ワールド・フ... 4月20、21日に開催される「木下グループpresentsブルーム・オン・アイス2024」。19日、会場となる京都・宇治の木下アカデミー京都アイスアリーナでは、本番に先駆けて、前...
この記事投稿後に写真が報じられたので追加しました!

日本人のカップル競技の選手たちだけで、こんなレベルの高いグループナンバーができる時代が来たんだと思うと感無量。木下スケートアカデミーさんご支援ありがとうございますという気持ちになります。

トークショー(かなだい&りくりゅうへの質問タイム/プレゼントコーナー)

前半演技終了後は、トークタイム。氷上にはかなだいとりくりゅうの2組と、吉田唄菜選手と本田ルーカス剛史選手が出てきて、「先輩への公開質問タイム」となりました。4回とも同じ趣向でやるのかどうかは不明ですが。毎回質問する人は変わるんでしょうかね?

吉田唄菜選手からはかなだいに対して「今まで最も緊張した試合は?」で、本田ルーカス剛史選手からはりくりゅうに対して「今までで一番楽しかった試合は?」でした。

有料配信なので細かい内容の記述は避けますが、かなだいの回答は二人とも「コロラドスプリングスの四大陸選手権」で、りくりゅうの回答は二人とも「北京五輪」でした。どっちも意見が二人とも一致してるのが興味深かったです。

その後島田高志郎選手が出てきて、プレゼント抽選タイム。フレンズオンアイスでよくやってる、半券を引いて席番号で呼ぶスタイルですね。先日販売開始されたりくりゅうのフォトブック、公式グッズ詰め合わせがそれぞれ一つずつ、全員のサイン入りプログラムが二部がプレゼントとなっていました。

後半もグループナンバーあり

後半の冒頭は前半のグループナンバーに出ていなかった男女シングルスケーターを中心にしたグループナンバー。グループナンバーが多いのは嬉しいですね。

メンバー構成的には島田高志郎選手がセンターを取ることが多くて、高志郎くんファンにはたまらないナンバーかと。若いメンバーを引っ張っている感じでした。本当島田高志郎選手はスケーティングがよくて、ポージングが決まるのでこういうグループナンバーではすごく映えます。

曲は、奇しくもうたまさがエキシで使用しているのと同じ(椅子使ってやるプロね)。この後にうたまさが出てきて同じ曲を滑ってくれました~

来季プロを見せてくれる選手たちも!

スケーター達の中には、まだ4月だというのに早々に来季プロを披露してくれた選手もいました。

ジュニアの高橋星南選手は来季のフリー。もはや課題曲と言ってもいい?ヴィバルディの「四季」の「冬」

島田高志郎選手は来季SPの「Can’t Take My Eyes Off You」を演じてくれました。「Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」というと、あっかるーいバージョンを想像する人が多いと思いますが、使用しているのはショーン・メンデスさんによるムード溢れるスローバージョンです。


あと新プロなのかどうかは不明なのですが、ゆなすみのエキシプロ?らしきものを私は今回初めて見ました。ライラルイス(フィアギブ)のロッキープロを思い出させる、「筋トレしてる男女二人の愉快なプロ」です。

冒頭で氷上に寝っ転がる森口澄士選手が長岡柚奈選手をバーベルのごとく何度も持ち上げる、なかなか衝撃的なアクションでプログラムがスタートします。スロージャンプもかこよかった~コミカル&パワフルでとても楽しいプロでした。長岡柚奈選手はパンツスタイルがめちゃくちゃ似合うなと感心しましたね!

あと、中村俊介選手の衣装がやったらキラッキラなのも印象に残りました。「現地で見るとキラッキラに光り輝く衣装」はよくありますが、配信であそこまでキラッキラに光り輝いてるのは珍しい。黒ベースの上下で上半身にキラキラパーツがいっぱいついてるんですが、ものすごくいろんな色に光るんですよ。「色鮮やかな電飾灯をつけてるのか!?」と思うぐらいキラッキラでした!演技もキラリと光ってましたよ~。

この写真だと全くキラキラしていない…めちゃめちゃキラキラだったのに!

エンディングは「WAになっておどろう」

オオトリはかなだいの「Birds/MAKEBA」で大盛り上がり!



そして、全員登場してのフィナーレ!

製氷前のトークタイムで島田高志郎選手が、エンディングの曲の振り付けを観客の皆さんに教えていました。私このショーは初見なので知らなかったのですが、THE ICE同様「最後の曲はみなさんもご一緒に!」って演出があるのですね。私がちょっとイヤなやつw いや、やってしまえば楽しいんですけど、踊り覚えるの早い方じゃないので無駄な精神的プレッシャーが(苦笑)。

ショーは終始観客席とスケーター達との距離感が近い、暖かな雰囲気のまま終わりました。

最後の周回だけ撮影OKタイムになって「よかったらSNSに投稿を」と呼び掛けてましたが、あのスピードでの周回で上手に撮れる人はかなりの腕だと思われます。明日の公演はもうちょっとゆっくり滑ってあげるとよろしいのでは?と思いました(笑)。

おススメかどうか?

日本のカップル競技選手応援してる人には超・超お勧めです。りくりゅうは怪我のため演技こそしませんが、龍一くんがペア競技の選手紹介を実直にアナウンスしてくれたり、トークタイムや最後の周回では登場します。何よりカップル競技3組のグループナンバーがめちゃくちゃ楽しい!

夕方公演からは振り付け即興バトルなども開催されてさらに盛り上がってるようですし、好きな選手がいるのなら配信は十分お手頃価格だと思いました。

なお当日券も今日は出ていたようですので、近隣の方で都合がつく場合は事前に主催者に確認したうえで出向くのもアリかなと思います!

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