全米フィギュアスケート選手権のプチ感想と、欧州フィギュアスケート選手権(ユーロ/欧州選手権)の情報を一記事にまとめてアップしようーと思ってたのですが…謎ショー(BIS F25)情報まだ集めたりしてるので時間が足りずw。
今回全米を振り返るのは諦め、「ユーロのスケジュールや放送&配信予定」&「私なりの試合の見どころ」のみまとめました。
2025欧州フィギュアスケート選手権リザルト
そもそも私、全米女子フリーの最終グループもまだ見られてないし(苦笑)。
岡山で開催中の国民スポーツ大会(旧・国体)も情報追うのが精いっぱいで、配信は佐藤駿選手のSPを見ただけです
ユーロが終われば国民スポーツ大会のアーカイブで気になる選手の演技動画&表彰式チェックしようかと。
私国体の表彰式のゆるいノリ大好きなんですけど、今回フィギュアスケート競技は一般観客なしでの実施だといつもみたいな雰囲気じゃないかもしれませんね。大会期間中ならアーカイブ見られますよね!?と信じてます。
ちなみに国民スポーツ大会の配信はこちら ※無料視聴可能
冬季国民スポーツ大会フィギュアスケート競技配信ページ(一覧)
スケジュール:1/29(水)20時開始
既に各カテゴリの公式練習は始まっています。
日本時間の1/29(水)20時よりペアSPが開始します。
ペアSP・アイスダンスRD&FDは日本でも見やすい時間帯です。でもシングル競技フリーの後半グループは軒並み午前3~5時近く。(追記:書き忘れてましたが男子SPは見やすい時間帯です)
ライブ視聴には、なかなかきつい時間帯ですね
日程 | 予定時刻(日本時間) | カテゴリ |
---|---|---|
1/29(水)~翌朝 | 20:00~22:56 | ペアSP |
00:00~04:27 | 女子SP | |
1/30(木)~翌朝 | 20:10~24:56 | 男子SP |
02:00~04:50 | ペアフリー ペア表彰式 | |
1/31(金)~翌朝 | 19:30~23:50 | アイスダンスRD |
01:00~04:52 | 女子フリー 女子表彰式 | |
2/1(土)~翌朝 | 20:00~23:20 | アイスダンスFD アイスダンス表彰式 |
01:00~04:52 | 男子フリー 男子表彰式 | |
2/2(日) | 23:00~25:00 | エキシビション |
放送&配信の予定
CS放送
私はスカパー!で録画視聴する予定です。
下記がJSPORTS4チャンネルでの放送予定です。
生放送は男女シングルのみ、ペア・アイスダンスは後日の放送です。
日程 | 予定時刻(日本時間) | カテゴリ |
---|---|---|
1/29(水)深夜 | 00:00~06:00 | 女子SP |
1/30(木) | 14:00~20:00 | 女子SP(当日録画) |
20:00~25:30 | 男子SP | |
1/31(金) | 12:30~18:00 | 男子SP(当日録画) |
2/1(土) | 01:00~06:00 | 女子フリー 女子表彰式 |
2/2(日) | 01:00~06:00 | 男子フリー 男子表彰式 |
2/4(火) | 16:00~21:00 | 女子フリー(録画) |
2/5(水) | 16:00~21:00 | 男子フリー(録画) |
2/17(月) | 16:30~19:30 | ペア(録画) |
2/18(火) | 16:30~19:30 | アイスダンス(録画) |
2/19(水) | 16:30~19:00 | エキシビション(録画) |
2/26(水) | 09:30~12:30 | ペア(再) |
2/27(木) | 09:30~12:30 | アイスダンス(再) |
2/28(金) | 10:00~12:30 | エキシビション(再) |
配信
ISU(国際スケート連盟)の公式配信がありますが、日本からは視聴不可です。
Skating ISU (ISU 公式YouTubeチャンネル ライブ配信ページ)
VPNサービスを用いて海外(欧州フィギュアスケート選手権/ユーロを放送していない国)のサーバー経由にすれば視聴できます。
ユーロのペア&アイスダンスのJSPORTSでの初回放送は2/17~19と結構遅いので、私はISU公式配信アーカイブで好きな組の演技を見るつもりでいます。
去年のRDみたいに音楽の著作権問題?でアーカイブが残らないーなんてことがないといいのですが…
ルナ・ヘンドリックス選手の棄権(足首手術のためシーズン終了)
ベルギーのルナ・ヘンドリックス選手が足首の手術をするため今季終了(ユーロだけでなくワールドも棄権確定)との情報を知ったのは昨日1月28日。なんともショッキングなニュースでした。
※元ニュース記事はオランダ語なんですが、Google翻訳かけると「手術」が「処刑」に翻訳されるの怖すぎるので何とかしてほしい…
手術は2月中旬とのこと。当然ワールドも間に合わないし来シーズンも間に合うかどうかギリギリ。五輪シーズンのGPS大会も出れるかどうか…
「ルナヘンがいないミラノ五輪」なんて全く考えていなかったのでプチパニックです
ちなみに女子シングルではルナ・ヘンドリックス選手以外にも、スイスのリヴィア・カイザー選手、オーストリアのオルガ・ミクティナ選手も棄権。代替出場が間に合ったのは1名のみのため、2名少ない状態で試合となります。
2025欧州フィギュアスケート選手権(ユーロ)の見どころ
ワールド代表枠争い
ユーロの結果でワールド代表を決める国は数多いです。正直言って、私はメダル争いよりも代表枠争いの方が気になります。
エストニアの兄弟対決
私が最も気になるのはエストニアのセレフコ兄弟による代表争い。
昨年ユーロ2位と大躍進した兄のアレクサンドル・セレフコ選手はモントリオールワールドでも健闘しましたが、惜しくも11位。10位であればボストンワールドの代表枠は2つあったのですが、1つしか獲得できず。
そのためワールド代表1つの椅子をめぐり、今年も兄弟で争うことになります。
昨年のユーロでは、弟のミハイル・セレフコ選手がまさかのSP落ちという事態。銀メダルの兄と明暗くっきりと分かれてしまいました。
しかし今季は弟の方がいいスコアを出し続けています。GPS大会には出場できませんでしたが、ゴールデンスピン杯では245.06を出し、234.56点だった兄を抑えて優勝。そしてエストニアの国内選手権では兄に20点差をつけて260点台で優勝。
しかし、GPS大会ではパキッとした成績を残せなかった兄のアレクサンドル・セレフコ選手も公式練習ではいい感じの模様。どちらが勝つか全然読めないので、すごく楽しみです。
ちなみに昨シーズンで国内優勝したのは弟でしたが、ユーロで活躍した兄がワールド代表に選出されました。おそらくユーロでよりいい成績を残した方がワールドに派遣されると思います。
そしてワールドに派遣された方は、ミラノ五輪の枠取りの重責を担うという。どっちがワールド代表になってもいいけれど、「代表になった方は絶対にいい成績残して兄弟ふたり揃ってミラノ五輪に行ってー!!!」って思います。
Hometown boys Aleksandr and Mihhail Selevko are ready for #EuroFigure 2025! 🔥
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
They are excited for their home Europeans that takes place in the rink where they train and coach daily. Aleksandr shared that many of his students work here as volunteers and of course will be… pic.twitter.com/kymhkBM0xh
二人とも実力を発揮しやすい環境なので今の実力を発揮してほしいです。去年みたいに悲しげな姿は見たくないですね。
イタリアのベテラン&若手の対決
続いて興味深いワールド代表争いはイタリア勢です。
モントリオールワールドでは時期ワールド出場枠を「3」にすることができず(ニコライ・メモラ選手9位&ガブリエラ・フランジパーニ選手16位)。ワールド最終グループに入れる実力の選手が揃っているのに、ボストンワールドの出場枠は「2」しかありません…
今季好調のダニエル・グラッスル選手は代表選出固そうですが、残り1枠を賭けてマッテオ・リッツオ選手VSニコライ・メモラ選手というベテランVS若手の争いが繰り広げられます。
マッテオ・リッツオ選手は手術後は4回転ジャンプはループしか戻せていませんでしたが、4回転トゥループもプログラムに入れられるようになっているもようです。ニコライ・メモラ選手は今季若干不安定な演技が続いていますがどうなるか。
個人的には現役生活が残り少ないリッツオ選手が観たい気持ちが少し勝つかな…あ~でもどっちも出て欲しい!
マッテオ・リッツオ選手、フリーは新プロ(パヴァロッティの曲)で挑むそうです!
More new program news: Matteo Rizzo 🇮🇹 has a new Free Skate to “Miserere” by Zucchero ft. Luciano Pavarotti#EuroFigure #FigureSkating
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
優勝争い
男子シングル
フランスのアダム・シャオ・イム・ファ選手が連覇を狙いますが、怪我からの復調がどうかが読めません。今季はSP2種類滑ってましたが「SOS」(GPS中国大会で滑っていた、フード付き衣装じゃない方)で挑むらしいです。
Two time European Champion Adam Siao Him Fa 🇫🇷 chose his “SOS” SP for his comback and he seems to be highly competitive:
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
In his RT he landed 4T3T (after the 4T was completely off Axis – what a save!!), (4S< step, 3A #EuroFigure #FigureSkating pic.twitter.com/oSbl59DFMP
同じフランスのケヴィン・エイモズ選手、練習は好調?のようですがこれまた読めません。彼はユーロ優勝経験どころかユーロのメダルを持っていません。驚きですよね…ユーロ鬼門なんですよ。
彼が優勝したら私めちゃくちゃ嬉しいと思うけど、ワールド前に燃え尽きられても困るし、どこまで応援すべきかが悩ましいです(苦笑)。
表彰台には乗ってほしいけどどうなるかな…
Solid and strong practice by Kevin Aymoz 🇫🇷 RT: 4Tturn3T, 3A, 3Lz #EuroFigure #FigureSkating pic.twitter.com/tU3GpJmkcr
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
フランス勢を脇に、スイスのルーカス・ブリッチギー選手やイタリアのダニエル・グラッスル選手がしれっと初優勝をさらっていきそうな気もします。
去年ブリッチギー選手は「これ優勝行けるんじゃ?」って絶好のチャンスだったのに、最終滑走で珍しい大崩れ。今年はユーロでしっかりいい色のメダル獲ってほしいです。
ラトヴィアのデニス・ヴァシリエフス選手も今季4回転着氷率高めなので、「再びのユーロメダル行けるかも?」と期待を持っています。
髪が伸びたのか、久しぶりにちょんまげ姿になっています!
Welcome back @ Deniss Vasiljevs 🇱🇻 ponytail. It brought him luck here three years ago, will it do the same magic in Tallinn 2025? 😉#EuroFigure pic.twitter.com/w0Zha31sA4
— Golden Skate (@goldenskate) January 29, 2025
女子シングル
女子は2023年のユーロを制しているジョージアのアナスタシヤ・グバノワ選手以外なら誰が勝っても初優勝です。
今季好調なイタリアのララ・ナキ・グッドマン選手や、スイスのキミー・レポンド選手あたりが優勝候補でしょうか。
ララ・ナキ・グッドマン選手はユニバーシアードでの成績は振るわなかったのですが、どうもその直前に体調を崩していたようです。
Lara Naki Gutmann 🇮🇹 also comes back to Tallinn after three years:
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
Lara: “I’m feeling good. I have a lot of memories of three years ago in Tallinn. It’s really nice to be back here. I remember three years ago we had to do COVID tests every morning and everything was a bit more… pic.twitter.com/O3DZKr3a6Z
キミー・レポンド選手は「好みの滑りのタイプじゃない」とずっと思ってたのに、モントリオールワールドでナマで観たら意外とよかったので、ちょっと応援しています。現在体調上々ということなので楽しみ。
Kimmy Repond 🇨🇭 after her first practice in the main rink:
— Golden Skate (@goldenskate) January 28, 2025
Kimmy: “I feel very good and I’m happy to be back in Tallinn. I have great memories of my first Junior Worlds here three years ago, so it’s really nice to return. My preparation has generally been going well, but a few… pic.twitter.com/zy7JdTbYRS
他のメダル候補はアナスタシヤ・グバノワ選手、ベルギーのニーナ・ピンザローネ選手、エストニアのニーナ・ペトロキナ選手あたりでしょうか。欠場者が多くてちょっと寂しい感じは否めません。
ミニマムスコア挑戦
フィンランドのヴァルター・ヴィルタネン選手は、今季のフィンランド国内選手権で優勝(ライバルの若手マカール・スンツェフ選手は怪我で欠場)。しかし、ワールドのミニマムスコアをまだ獲得できていません。
SP&フリーの技術点の過去ベスト合計を2.52点上げれば届く計算なんですけど…その数点のために構成難度を上げるとミスが多くなり、過去のスコアすら超えられない状態が続いています。
私が現地で見たフィンランド大会でも、ミニマムスコアには全く及ばずでした。
フィンランド勢はどちらも今季のワールドミニマムスコアのクリアは厳しいかな…と思っていますが、「ひょっとして?」も少しだけ期待しておくことにします。
私は把握しきれてないですが、彼と同様、ワールドミニマムスコアのクリアがかかってる選手は他にもいそうです。
ユーロのカップル競技には注目選手多数出るんで結構楽しみにしてるんですが、ライブで見られそうもないので今回は見どころ記載割愛します。
色々考えてる間にペア競技始まっちゃいそうなんで…
ではでは。