「Ice Brave(アイスブレイブ/アイス・ブレイブ)」愛知公演が終了して5日が経過しました。明日はもう福岡公演が始まります。
宇野昌磨さんは遅くとも昨日には福岡入りして会場で滑っているはずですが、X(Twitter)アカウントのプロフィール変更したりゲーム関連の投稿したりと相変わらずの様子。福岡公演の準備順調なんだなと安心しています。
愛知公演終了当初は、高揚感が落ち着いたら各プログラムの感想をじっくり書き残そうーと思っていたのですが、私はどうやら落ち着かないまま福岡公演を迎えそうです。
なので今回は「Ice Brave」福岡&新潟公演に初参戦する方に対して演目ネタバレがない範囲で、「Ice Brave」愛知公演がどんな雰囲気だったのか&今後の公演を見るにあたって抑えておきたい見どころと準備ポイントをまとめました。

前半は愛知公演会場での写真を結構多めに掲載してます。
最後の2項目だけは「演目のうっすらネタバレ」を含みますが、事前にネタバレ注意報を出しますので回避可能です。
<6/21修正追記>
「会場内の展示&記念品情報」の福岡&新潟公演でもミズノさんの展示があるかのように書いていた点を修正&福岡公演の昌磨さん色紙展示情報を追記
福岡&新潟 1公演ずつチケット取り直しました
「Ice Brave」愛知公演話の前に、私がここ数日でやった「チケットの取り直し」について少しだけ。
実は私、福岡公演チケットは3公演とも東側でして…。「オーヴィジョンアイスアリーナ福岡」のスタンド席はリンクに近くとても見やすいので、東側にしかないスタンド席を2公演で第一希望にしたのが最大の原因なんですけどね。

アリーナS席はショートサイド席数が断然多いからどっちかのショートサイドになるだろうと踏んでいたんです
まさかスタンド席と同じ方向の東側アリーナ席が当たるとは…(苦笑)
そして、新潟公演2公演目(2列目)と千秋楽(最前列)は席位置がほぼ同じ。(席番号1つしか違わないw)
複数公演観るのに視界ほぼ同じ…ってのも物足りないじゃないですか?席番号が判明した時は、「違うブロックでの席を取り直してリセールに出すべき?」と悩んだんですが、2列目という良席を手放すのももったいなく思われて、踏み切れずにいました。
しかし愛知公演でどの方角が私好みなのかが判明。ようやく踏ん切りがついたので、福岡と新潟それぞれ1公演ずつ別ブロックのチケットを取り直しました。たとえ前方の良席であっても、ほぼ同じ位置から見るよりは、後方でも好みのブロックから見る方がいいなと私は思えたので。
チケット確保後に元のチケットをリセールに出したらあっという間に売れました。はやっ!w
ちなみに、ショーは全方角に気を配った振り付けがされていましたので、どの方角から見ても十分楽しめると思います!
私のように複数回観る場合は、「こっちの角度から見たなら、次はあっちから」「どうせならあのブロック前でやる〇〇が見たい!」という好み&欲が出て来るだけです
愛知公演会場周辺の展示や販売
前置きが長くなりましたが、ここからが「Ice Brave」愛知公演の記録(演目のネタバレなし)です。
会場に入るまで

モリコロパークアイススケート場は、最寄り駅から会場まで愛・地球博公園内を10分弱歩く必要があります。
7~8月開催のアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」だと道中暑過ぎて結構な苦行なんですが、この2日間とも過ごしやすい気温だったのは助かりました。初日は雨に見舞われましたが幸い大雨とはならずでよかったです。
UNO1カフェの出店
初日が雨だったので「UNO1カフェの看板犬・エマちゃんは来ないかな?」と思っていたら、お目にかかれて嬉しかったです。二日目には店主である昌磨さんの弟・樹さんやトロちゃんもお見掛けしました。
宇野家の愛犬たちに会えるのは愛知公演の特権です。(福岡公演は出店あり、新潟公演は事情により出店なしですが予約販売による記念品通販あり)
エマちゃんトロちゃんの撮影をしたいファン多数のため、UNO1カフェグッズを予約されている方優先での撮影待ち行列ができていました。知らない人たちに囲まれても愛想のいいエマちゃんトロちゃんは本当接客業のプロ!(笑)

グッズ販売
グッズ販売の行列がそこそこあったのは初日午前だけ。事前オンライン販売があったこと&場内にも複数の販売コーナーが設けられていたことから、スムーズに購入できました。
福岡公演グッズ販売情報
福岡公演のグッズ販売スペースになると思われる会場ロビーは少々狭いですが、愛知公演の様子からいって大行列にはならずにすむかも?
下記の公式サイト案内によると、午前9時~終演後しばらくの時間帯はチケット持っていなくても購入可能だそうです。
ただし、トートバッグやTシャツ類などの人気商品は愛知でも早めに売り切れていましたので「絶対欲しい!」と言う方はお早めに。2025/6/20現在、オンラインではもうペンライト、ハンドタオル、パンフレットしか販売していません。それ以外の品を購入できるのは現地のみです。

コラントッテさんのブース
愛知公演初日のコラントッテさんブース前では、宇野昌磨選手現役時代のトレーナーをしておられたデミさんがチラシを配っておられました。お声がけして写真まで撮らせてもらっちゃいました(笑)。九州地元だから福岡公演もいらっしゃるかな?
コラントッテさんの商品は、磁気ネックレスだけではなくレスノのリカバリーウェアもおいてありました。購入金額に応じてスケーター達のアクリルスタンド(4種から選択可)がもらえます。

新発売ネックレスの予約注文者は別のグッズ(缶バッジ2種とブロマイド2種)がもらえます。しかし何ぶんお高いシロモノですので、店員さんがお客さんに3種類あるネックレスを見せておられました。実際に手にとって確かめることが可能です。
初演時、近くの席でご覧になっておられたコラントッテの小松社長は公演終了後の昌磨さんと記念撮影。昌磨さんは汗だくでお疲れって感じですね(笑)。
\すごい❗️ Ice Brave ⛸️/#コラントッテ Presents#宇野昌磨 さんアイスショー#アイスブレイブ に行ってきました❗️
— コラントッテ【公式】 (@Colan_Totte) June 14, 2025
感動で涙が出ました😭
こんな素敵なアイスショーをみせてくれたスケーターやスタッフの皆さんありがとうございます👏👏
ブースにも沢山のご来場頂きありがとうございます‼️ pic.twitter.com/GOvDi8GVHI
会場内の展示&記念品情報
愛知公演ではリンク内にもグッズの販売や企業ブースがありました。
入口のフラワースタンド

入口通路両サイドには関係各所からのフラワースタンドがずらり。




ミズノさんの展示
リンク入口のあたりには宇野昌磨さんが新たにアンバサダーになったMIZUNOスリープのクッションと枕が展示されていました。実際に触って感触を確かめることができます。
そして、その中央には昌磨さんのサイン色紙が無防備にそのまんま置かれていました。観客を信頼し過ぎですぜ(笑)。
でもおかげで、昌磨さんによるキャッチフレーズの文字をしげしげと眺めて撮影することができました。

聞いた話によると、こちらの立て看板は愛知公演のみの展示?とのことです。

<6/21追記>
上記で福岡&新潟の会場にミズノさんの展示があるかも?みたいなことを書いてしまいましたが、ミズノさんは愛知公演の協賛だったことをすっかり失念しておりました。(開催発表の時「ミズノさんは愛知一転集中なのねと思ってたのに忘却の彼方でした)
福岡&新潟公演では、ミズノの展示コーナーが無いので枕やクッション、「睡眠はスポーツだ」の色紙展示はありません。
ーしかし福岡公演ではトヨタイムズスポーツさんのコーナーに「アプリで見てね」ってかわいい文字のサイン色紙がありました!
午前公演前、係の人が「ついさっき書いてもらったばかりのホヤホヤです!」とおっしゃってましたw
(写真はまた後日。きっとどなたかがSNSに上げておられると思います)
トヨタイムズスポーツさんによる「Ice Brave限定画像」配布
トヨタの展示販売はさすがになかったのですが(車を置くわけにはw)、会場ではトヨタイムズスポーツさんが日替わりの「限定画像」を配布していました。
正確に言うと、「各公演ごとの限定画像をダウンロードできるQRコードが書かれたビラ」を配布しています。
全公演違う画像です。今後福岡&新潟公演を複数回行かれる方で限定画像が欲しい場合は、毎公演ごとにビラを貰うのをお忘れなきように。
画像を入手するにはトヨタイムズスポーツ公式アプリをインストール。そのアプリの「チェックイン」という機能からQRコードをスキャンする必要があります。

愛知の3公演はいずれも髪を染めた後の宇野昌磨さんの画像でした。
福岡・新潟公演も全部宇野昌磨さんの画像なのか、他の出演者の画像も入るのかはダウンロードしてみないことにはわかりません。
ダウンロードできる期間は長くないようなので、ビラをもらったら早めのダウンロードがおすすめです。
場内の座席レイアウト
チケット販売開始時、“「北11列」席が存在するらしい”というのがファンの間ではちょっとした話題になっていました。この会場で近年アイスショーを行う場合、南側ショートサイドに座席を多く設置し、北側には余り席を設けないイメージだったもので。
確かに北側にも南側にも氷上席が多く作られていました。その分リンクが見切れるスタンド北側は販売対象外とされていましたが、リンクに近いアリーナ席が多いのはありがたいです。

四方に一定数の観客がいる方が、方角による当たりハズレが少なくなる印象もありますしね。(どうしても人数が少ないサイドにはあまりスケーターが来てくれないイメージが…)
観客席の寒さ
7~8月開催の「THE ICE(ザ・アイス)」の時には寒いと感じたことが一度もなかった会場ですが、この日の愛知県は涼しかったこともあり、少し冷えました。
ひざ掛け&座布団代わりの敷物は持って行って正解でした。私はライトダウンが必要に感じるほどは寒くなく、暖かめのカーディガンと長靴下の追加で大丈夫でした。
ただし福岡と新潟の会場はこれより寒いと予想しているので、ライトダウンを追加持参する予定です。
福岡の会場は観覧中に凄く指先が冷えた記憶があるのでカイロの出番あるかも?手袋はめてるとペンライト操作しにくそうだし、荷物に手袋を入れたものかは迷い中です。土日とも雨が降らなさそうなら、サンダルではなくウォーキングシューズで行くつもりです。
ショー本編の会場の空気感(プログラムのネタバレなし)
現地で感じた観客層
客層は昨夏のアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」に似ている印象。主要客層は応援グッズを持った中高年女性のフィギュアスケートファン。
年齢層は10~80代まで幅広い感じ。フィギュアスケートのアイスショーにしては男性グループや男女カップルが多め。そして海外からの観客もちょこちょこ見かけました。
海外在住の宇野昌磨さんファンも結構来日していますよね。愛知⇒福岡公演を転戦するのか、愛知公演後名古屋の「聖地巡り」をしてる方もいらっしゃいます。

アリーナ席前方席は歴戦のフィギュアスケートファンが大半を占めがちです
でも私は福岡公演は2公演がスタンド席なので、周囲の観客のリアクションをちょっと楽しみにしています
“謎ショー”こと「BISF 25」の時とか、初めてフィギュアスケートファンをご覧になる方の反応が超新鮮で楽しかったんですよね。「すごい!速い!」ってめっちゃ叫んでました(笑)。
“謎ショー”こと「BISF 25」鑑賞記はこちら

「BISF 25」は明日の福岡公演と同じ会場ですので、鑑賞記に載せている会場写真などは雰囲気を知る参考になるかもしれません。今回はリンクにステージはないですけどね。
宇野昌磨さん&本郷理華さん&本田真凜さん&櫛田一樹さんが出ていて、櫛田一樹さんが「Ice Brave」に出るきっかけとなったショーでもあるので、よろしければ鑑賞記もどうぞ。
いつものアイスショーとは違う楽しみ方
「Ice Brave」開催当初から、「ペンライトを持って大きな声を出してもいいショーです」と再三アピールされてきました。
その成果?か、スタンドもアリーナもペンライト持っている人多数。観客の声も通常のアイスショーよりずっと大きめでしたね。
私は演技中は息をのんで見てしまうタイプなので基本静かです。そんな私も今回は演技終了直後は発声に努め、当社比1.5倍ぐらいの出力で頑張りました(笑)。

ロックのライブみたいに「おまえらノッってるかー!」「Yeah~~~!」みたいなコール&レスポンスを昌磨さんがやったらどうしよう…キャラ変に対応しきれないかも…?
ーって実はちょびっとだけ不安に思ってた私(笑)。
ショー中はそんな系統のキャラに変身してましたが、MCタイムではいつもの昌磨さんに戻ります。安心しました(笑)
ペンライトはあった方が楽しい?
公式グッズのペンライト使用推奨ではありますが、予算の都合などで購入が難しい方は自前ペンライト持参でも許容されています。(昌磨さんもOKと発言されてました)
ペンライトを持ってないよりはあった方が楽しいかなと思います。会場では公式と持参ペンライトの2本使いの人も見ました(笑)。

ペンライトを使いこなせないからといって浮きません。「プリンスアイスワールド(PIW)」のアイスショーや音楽ライブなどで「ペンライト達人級」な方もおられますが、不慣れなおばちゃんファン多数です。
別にずーっと赤いライトつけっぱなしでもいいと思います。ただ、場内のライトがほぼ一面緑になるプログラムがあるので、緑に切り替える練習だけはしておいた方が安心かも?

このペンライトのデザインに使われているフィギュアスケート靴は、昌磨さん&真凜さんが使用しているYSブレードのアイスダンス用「結」のシルエットのもよう
このショーの記念品としては意味深いかなと思います
バナーを掲げるタイミングはある?
演技後の挨拶がある演目は限られているので、ショーの真っ最中にバナーを掲げるタイミングは少ないです。
でも、最後のリンク周回では掲げてる方多かったです。2周してくれますので、「推し」が複数いる方は1回目と2回目で違うものを掲げることは可能です。
MCタイムに掲げることは可能かも?ただし周囲の方の視界の妨げにならないよう注意が必要です。
楽しみ方は人それぞれ
別に「〇〇をやらないといけない」というルールはないので、鑑賞マナーさえ守れば問題ありません。
私は3公演目は後方に近い席だったので、演技と共にスタンド席のライトの状態を観察するのを楽しんでいました。

ハードな曲の時には色とりどりでガンガンに揺れまくっていたペンライト
それが、昌磨さんとステファン・ランビエールさんのソロ演技の時には「固定ライト状態」になっていたのが非常に興味深かったです
いやまぁ私もその二つのプログラムは完全静止状態で全身全霊で演技に集中してましたけどね。みんな同じだな~って思って(笑)。
ジャンプ降りた時やスケーターが目の前に来た時には一部のライトは揺れていましたが、ピクリとも動かないライトが多かったです。それはそれでいい空気感でした。
福岡・新潟公演に向けての予習資料一覧(記事文面上のネタバレなし)
「Ice Brave」愛知公演のセットリスト&それぞれのプログラムを演じるメンバー情報については、こちらの記事で紹介しています。

「詳細なセットリスト情報は知りたくないけど、ある程度予習はしておきたい」ーと言う方には下記をお勧めします。「Ice Brave」で披露する可能性が高そうな過去プログラム20を参考動画と共に紹介した記事です。

この記事で挙げた20の過去プロのうち、17が本番で披露されました。
予想ガイド後編の記事からは1つがショーで披露されています。この記事前半の方で紹介している有名なプログラムなので、こちらの記事までは予習せずともよいかと思いますが、載せておきます。

予想セットリストに情報が一切ない、このショーでの「新プロ」の曲はこちらです。曲だけ頭に入れておきたい方は、リンクを開けば原曲のyoutube公式動画が開きます。
福岡・新潟公演で見たい&見てほしいポイント(うっすらネタバレ有)
以下は愛知公演を3回見たファンの視点から、「私が次の公演で見逃したくないポイント」「是非見てほしいポイント」について、思い出せる限り記載していきます。
ショーの写真は敢えて入れ込まず、使用プロ名や演出の詳細ネタバレは無いように努めたつもりです。
しかしながらどこがポイントなのかを語るにあたって「演目に関するネタバレ全く無し」は不可避なので、「見どころを知るためのうっすらとしたネタバレはOK」な方のみ先に進んでください。
ネタバレ度が薄い内容⇒ネタバレ度大きめの内容で並べていますので、途中で引き返していただくのも手です。
グループナンバー多いので、「何を中心に観るか」は予め決めておくのがベター
「Ice Brave」は、冒頭2曲のメドレーをはじめ4~5人以上出て来るプログラムが通常のアイスショーに比べて、とても多いです。
「どう見るか」予め決めておかないと、目が迷ってしまって「見たいものを見逃す」ことになりかねません。
「〇〇さんと△△さんを同時に見たい!」と思っても、自分の席から複数メンバーを同時に視界に入れられるかどうかは時の運。
「目の前に来た人を見る」と腹をくくるか、見たいスケーターの優先順位を決めておくなど、「何を中心に観るか」を予め決めておいた方が会場での「迷い」が少なくて、見逃しが減ると思います。

とにかく目が足りないショーですw
衣装のバリエーションも楽しもう
イメージの近い曲は同じ衣装で連続で滑りますが、曲調が変化するたびに衣装チェンジがあります。全員の衣装が微妙なデザイン違いになっていたりするので、衣装チェックも楽しいかと。
最終プログラムの前の演目で全員が着用するお揃いの衣装は、事前の動画で見た時は正直ピンと来なかったのですが、現地の照明で見るととても映える衣装でした。

手袋部分や、背中のデザインなど細部が凄く凝っている衣装が多いので、前方席で間近で見ることができたらガン見するつもりです(笑)
私は個人的に、昌磨さんソロプログラムのあの衣装に優勝トロフィーを上げたいです。
グループナンバーのアクロバティックな振り付けも!
トヨタイムズスポーツさんが事前公開していた動画内で練習していた、ストリートダンスを取りいれた新ナンバーなど、男性スケーターのみで激しく演じる演目があります。
ストリートダンスを取り入れた新プロで宇野昌磨さんが中央で踊るところは、「ニュー宇野昌磨」的な動きをしているので注目です。
また、男性陣が中心となったナンバーでは一生懸命練習していたアクロバティックな動きをあちこちに取り入れていますのでそちらも楽しいです。
唐川常人さん、中野耀司さん、櫛田一樹さん、それぞれ魅力的なスケーターですが、本人たちの個性を残しつつも程よく宇野昌磨風味を身に着けているのが見て取れる点にも是非注目を。
過去プロの振付とは少し離れた「新解釈」プロのも楽しもう
今回演じられる18の演目のうち、新プロ2つ以外は全て宇野昌磨選手が現役時代に使用したプログラム曲です。(音源の違いは一部あり)
中野耀司さん&唐川常人さんのプリンスアイスワールド(PIW)チームのスケーターと、櫛田一樹さん&本郷理華さんが演じるプログラムが複数回あるのですが、その大半が演劇要素が入ったストーリー仕立てになっています。
どちらのプログラムも宇野昌磨さんの当時のプロとは若干異なる曲解釈ですが、曲の世界観にはピッタリ合っています。
そして、「実は前半のプログラムのストーリーが後半のプログラムにつながっている」という解釈もできます。
私は後半のお芝居仕立てプロで中野耀司さんが見せるラストスピンが大好物です。昌磨さんのスピンも同時脳内再生されますが、あの流れから生まれる切なさも一緒に押し寄せて来るので、感情がグワーッとかき乱されます。歌詞の意味を知っているとより響きますね。
過去プロに忠実な部分も多数あり!
「このステップは昔のままだ」とか「そこのジャンプは当時のままなのね」と感傷に浸れる、「過去プロに忠実な振り付け」も多々あります。
「過去プロ」に忠実な振り付けをしているのは、振付を行ったステファン・ランビエールさんや宇野昌磨さん本人が演じる時だけではありません。
女性スケーター2名で滑るある有名プログラムでは、女性らしい技を随所に組み込みつつも、宇野昌磨さんの元のステップをかなり忠実に再現していて驚きました。
演技自体も美しかったけれど、ステップの最中はあのプログラムを滑っていた当時の宇野昌磨さんの演技姿が美しくオーバーラップして見えてきて大満足でした。
スケーターソロ演技は全部圧巻なので乞うご期待!
最初から最後まで一人で滑る「完全ソロ演技」があるのは宇野昌磨さん、本郷理華さん、ステファン・ランビエールさんの3名です。いずれも圧巻です。
本郷理華さんはあの曲です。あの曲は絶対やるだろうと思っていましたが、まさかソロで演じるとは!宇野昌磨プロデューサーの粋な計らいです。
演目最初の方は宇野昌磨さんのプログラムの色彩も入っていますが、途中からは完全に彼女のプログラムに変貌していきます。愛知公演の3公演目は特に熱かったです。
宇野昌磨さんの「ソロ演技」は私待望のアレです。あと6回しかナマで見られないのが超絶残念なので脳内に死ぬほど焼き付けたいです。この演技は何としてでも映像を後世に残してほしい。
そしてステファン・ランビエールさんの「ソロ演技」は2回もあります(昌磨さん、鬼プロデューサーw)。どっちも言葉を失うぐらい凄いので乞うご期待です。
アイスダンスへの挑戦の成果は必見
宇野昌磨さんと本田真凜さんが本格的なアイスダンスに挑戦しているという情報は既にご覧になった方が多いと思います。二人のプロは本当に注目ポイントだらけです。
二人ともアイスダンス用のブレードに変更して練習を重ねてきました。そのためかいつもの宇野昌磨さんとは若干異なるタイプのスケーティングに思えます。長く組んでいる組かのように二人のスケーティングが合っているのを是非確認してください。
こういうのは恋人同士だから合うーという単純なもんではないはずなので、かなりの鍛錬を積んでここまで合わせてきた?と思われます。
ツイズルは逆回転も入っている本格的なものです。最長8カ月の練習期間でこれだけ揃っているのは驚異的なのでこれも要チェック!
映像が出回っていないのが残念でしょうがないのですが、ダンススピンのポジション&回転もとても美しいです。ダンススピン部分の映像がきちんと残るかどうか現時点では怪しいので、是非脳内に焼き付けてください。
昨日紹介したNumberのインタビュー動画には昌磨さんキャメル姿勢時のダンススピン写真が紹介されていました

そして、もっとも注目してほしいのは演技中の二人の表情です。
私、初演時にカーブリフトするところの真ん前の席にいたのですが、あんな大変な技をやっているのに二人の全身から舞い散る幸福感がとんでもなかったです。「よいしょ感」や「必死感」ゼロ。

幸福感のお裾分けをこんなにもらっちゃっていいんでしょうか?って言うぐらい柔らかで幸せに満ち溢れた表情でした
最後のローテーショナルリフトは速度もなかなかです。
ローテーショナルリフトを披露するリンク位置が毎公演ごとに違う気がしたのですが、福岡以降は同じ位置になるのか、やはり毎回違う場所で披露するのかは個人的な注目ポイントです(笑)。
どのプログラムにも大満足できた珍しいショー
「どのプログラムも大満足だったアイスショー」は過去にもありましたが、同じ公演を複数回観ているとさすがに「お腹いっぱい」になってくるプログラムが一つや二つはあるもの。
でも今回のショーでは、私「お腹いっぱい感」を感じてないんですよ。自分が大好きな選手の過去プロ曲で構成されているからってのもありますが、どれも本当見ごたえがあって。
初見時こそ「あぁこのステップは昌磨さん本人では見られないのか」ってな気持ちがチラっとよぎることもありましたが、2回目以降はそういう気持ちがバッサリ無くなりまして、毎回どのプロも見るのが楽しみでした。

明日からの福岡公演もしっかり楽しんできたいと思います!