「宇野昌磨さんと本田真凜さんがアイスダンス競技で現役復帰」を伝えるトヨタイムズスポーツスペシャル配信は約1時間で終了しました。
配信会場にはメディア各社が詰めかけ、記者会見も兼ねていました。
記者との質疑応答も含めた配信内容と各社の報道記事をまとめていきます。
(関連記事や動画情報は随時追記しています)
配信概要|宇野昌磨さん&本田真凜さんがアイスダンス競技復帰を発表
約1時間の配信、9000人前後がライブ視聴
私はライブで配信を視聴しました。後半は終始8千人台後半の視聴者がいました。
配信はアーカイブ視聴可能
配信はこちらからご覧になれます。
会見で語られた主な内容まとめ
冒頭では、森田京之介さん司会のもと、これまでの経緯説明トークが行われます。
登場した二人は、少し緊張気味。最近のトークイベントではリラックスして軽口をたたく昌磨さんを見慣れていたので「久しぶりの現役選手モード」にちょっと懐かしさすら覚えました。
「アイスダンスで五輪を目指そう」と提案したのは昌磨さん
アイスダンスでの競技復帰を最初に提案したのは昌磨さんだったそうです。私自身、アイスダンスに本格的に取り組むことを提案したのは何となく宇野昌磨さん側だろうなと思っていたので「やはり」と感じました。
真凜さんは現役時代にアイスダンスにトライした一時期があったとはいえ、元世界王者相手に自分から「一緒に組んでくれ」とは言い出しにくいのではないかと想像していたからです。
「Ice Brave」初演で披露した「Wild Side」は、今後アイスショーで男女二人で組んだ演技を披露するための練習という領域は超えていたように見えました。これは宇野昌磨さん自身の「本格的にアイスダンスを一から学びたい」という気持ちが強いからこそできたことだろう、と当時も感じていました。
(私はこの時点で2030年アルプス五輪を念頭に置いているとは全く思ってもいなかったですけどね)
最初の提案は2024年の10月
しかし、彼女に最初の声をかけた時期には驚きました。2024年10月とは、昌磨さんがシングル競技から引退してからわずか5カ月です。
ファンが彼が使用しているブレードがアイスダンス用の「結」に変わっていることに気が付いたのは、2025年1月中旬のプリンスアイスワールド(PIW)長崎公演だったように記憶しています。
(私はこのショーには行っておらず、この直後の「謎ショー」が、彼のアイスダンスブレードによる演技を初鑑賞でした)

この情報が伝わって来た時点で、「きっと真凜さんとアイスダンスに挑戦しているのだろう」と想像はつきました。
そして、「Ice Brave」初演の前日にアイスダンスの演技動画がInstagramで初公開されたこともあって、ショーでアイスダンスプログラムを披露したこと自体には驚きませんでした。(仕上がりぶりにはかなり驚きましたけどね)


しかし、まさかブレードをアイスダンス用に変えたことにファンが気づく数か月前からそういう決意を秘めていたとは…
選手登録は2026年3月に完了
今年3月に選手登録を二人とも済ませていたそうです。
初試合になると思われるアイスダンス予選会まで半年ありますし、ドーピング関連等二人ともクリアですね。よく情報が漏れなかったなと感心しました。
2026年のアイスダンス予選会が開催される東日本選手権は例年10月下旬開催です。今年の会場はまだ公式発表されていません。
誰に事前報告していた?家族や関係者への反応も
「誰に事前に報告していたか」の質問、昌磨さんは家族にも直前まで報告していなかったようなのが、彼らしいですね。(「家族に言ってなかった」と口走っていたので、ひょっとして家族には彼からではなくて別の人から報告がいっていたのかも?)
ただ、いつかははっきり言っていませんが、ステファン・ランビエールさんには伝えていたとのこと。「アイスブレイブ」のメンバーたちには3日前くらいに言ったそうで、メンバー立ちがどんな反応だったのかも気になるところです。(「あ~そうだと思ってたよ」なのか「ええええ!」なのかどちらなんでしょう)
本田真凜さんはアイスダンス挑戦を始めるにあたって色々と相談に乗ってもらったアイスダンス関係者には伝えていたと話していました。家族には話していて、妹の本田望結さんが深夜の練習に数時間スケート靴を履いてつきあってくれて、演技の撮影協力をしてくれていたと話していました。アイスダンスは動きのシンクロなどを映像で何度もチェックしながら練習することが大切なようなので、こういう協力者の存在は大切そうですね。
拠点・コーチ・プログラムは未公表
競技用プログラムの振付師や曲情報について記者から質問がありましたが、それには具体的な回答はせずでした。複数のプログラムを用意していてどれを使うかをまだ決定していないのかもしれません。
拠点やコーチがどうなるかについてもまだ関係各所との調整が終わっていないのか未定なのかどうかは不明ですが、「決まり次第改めて公開する」と説明されていました。
どちらかの振り付けはジャン=リュック・ベイカー氏(JLB)になるのかなと思っていましたが、その明言もなかったです。
※以下は会見内容を踏まえた個人的な推測です
IAM(アイスアカデミー・オブ・モントリオール)での合宿ではRD(リズムダンス)はまだ振り付けていないという話でしたので、JLBさん以外の方に依頼しているのかもしれません。複数の振付師の合作になっているかもしれないし、そもそもRDやFD(フリーダンス)をどれにするかが最終確定していない可能性もありそうです。

愛称は「しょまりん」を希望
日本のフィギュアスケートカップル競技の選手たちはSNSなどで表記するために「愛称(略称)」を予め決めることが多いですが、ふたりは「しょまりん」呼びを望んでいました。5文字ならX(Twitter)のトレンドにものりますし、呼び慣れているからとっつきやすいですね。
通常は女性を先に表記するので実況や競技表記では「本田宇野組」「本田真凜/宇野昌磨組」になるかと思います。
大体女性⇒男子並びで「フルシゼ」「パイポー」などと呼ばれていますが、中には男性⇒女性並びの愛称(「折原裕香/ユホ・ピリネン組」の「ピリハラ」など)もあるので、「しょまりん」もOKじゃなかろうかと思います。
VTRで公開された練習映像と春のモントリオール合宿
概況を説明したあとは、これまでの道のりをまとめたVTRの上映が入ります。本当に初期のころの練習映像から、「Ice Brave」各公演で披露してきた演技の成長を見せ、最後にはIAMでの練習風景までが入った映像です。IAMでの練習は、Instagramで紹介されていた最新?のクリムキンイーグルのリフト。陸上でのダンストレーニングの様子まで入っていました。
また、モントリオールで撮影したと思われる、「二人がそれぞれのスケートについて思うこと」のインタビューが結構たっぷりめに紹介されます。二人のインタビューを聴いたことがある人なら「ああまた言ってるw」という感じで互いに褒めまくっていましたが、初めてこの会見を見た人にはどう映ったんでしょうね(笑)。
これとは別に公開された、「Ice Brave新横浜Special Edition」千秋楽をご覧になった豊田章夫会長とのトークVTRも印象的でした。(現役選手登録1か月前とあって、会長にも伝えてあったようです)
宇野昌磨さん最後のコメント「隣は自分がいいなと」
配信中の生トークは二人とも現役選手に戻ったかのようなモードでしたが、最後の最後はちょっと昌磨さんらしさが出ていて面白かったです。
彼がアイスダンスでの競技復帰しようと考えた最大の動機は「本田真凜さんのスケートの良さを埋もれさせたくない、世界に見せたい」という想いも強かったのではないか、と私は感じました。
でも、彼は「それは彼女が他の選手と一緒に組んでもそれは実現できるのでは?」と考えて自分に問うたらしい。そして、最終的にこう考えたのだと。
「他の男の人とトップで滑っている姿を想像しても『それはな……』と思って(笑)どうせならというか、絶対、隣は自分がいいなと」

最後にストレートな復帰理由が出て来て、ちょっと微笑ましかったです(笑)
ただ、最後につけたしておくと、彼は「アイスダンス」そのものにも強く魅力を感じているのだろうとも思いました。
「ジャンプゲー」にならざるをえない、今のシングル競技のルール構造に色々思うところがあった彼としては、スケーティングと表現の世界に全振りできるアイスダンスにシングル以上に魅力と希望を見出したことには納得感がありました。
今後の日本アイスダンス界と「しょまりん」の立ち位置
今日、配信前に公開した記事内で「正直言って私はアイスダンスでは競技復帰を望んでいなかった」と言うことを、その理由も含めて書きました。

ただ、上記記事にも書いたとおり、復帰を決断したなら応援していく決意です。でも、異なる競技で復帰することがどれだけ大変なことなのかは、普段アイスダンスの試合を観ている人なら痛いほどわかると思います。
ペアとアイスダンスの違いもわからない方には、「世界王者と元世界ジュニア女王が組めばすぐある程度点数が取れる」と想像する人もいるかもしれません。しかしシングルとアイスダンスはスケート靴もブレードも異なる、何もかも勝手が違う競技です。有名スケーターだったからといってそんな簡単に高評価を得られるわけでもないし、求められている技術要素を揃えていくだけで精一杯の状況がしばらくは続くでしょう。
成長が期待されるアイスダンスカップルも、ミラノ五輪団体銀メダルを獲得した「うたまさ」こと吉田唄菜/森田真沙也組、実力者同士で組み始めた「りかしん」こと紀平梨花/西山真瑚組、「いくこう」こと櫛田育良/島田高志郎組もいますし、新シーズンからシニアに上がって来る「かほゆう」こと山下珂歩(日大)・永田裕人(日大)組らもいます。

まさに日本のシニアのアイスダンスは群雄割拠。そこをふたりがどこまで勝ち抜いていけるのかは未知数です。
国内外のアイスダンス界隈でよくも悪くも話題になりそうなので既に身構えてしまっていますが、彼らがどう切磋琢磨してこの次の4年間を過ごしていくのかは、間違いなく楽しみになりそうです。
会見後の関連報道まとめ
テレビでの報道
会見前午前11時のNHKニュース
午前10時~10時5分のNHKニュースで1分前後報道されていました。
関西ローカル「newsおかえり」では特集あり
午後の情報番組でも復帰情報を取り上げている番組はいくつかありましたが、大阪の朝日放送テレビ制作の関西ローカル番組「newsおかえり」は、なんと15分近い特集でした。
前半は会見の様子や二人の経歴を丁寧に紹介。後半はペアとアイスダンスの競技の違い、過去のアイスダンスの主要国際大会成績の変遷をボードを使ってじっくり紹介。渡辺・木戸組、村元・リード組、村元・高橋組(かなだい)、小松原組などの戦績を説明したうえで、「りかしん」こと紀平梨花/西山真瑚組が同様にアルプス五輪を目指して練習に励んでいることも伝えていました。
さらに織田信成さんに事前にインタビューした、海外のアイスダンス練習事情と日本の状況の違いなどを丁寧に紹介、海外の練習環境とはかなり差があって海外トップ層との壁はまだ厚いことを解説していました。
実は「newsおかえり」は宇野昌磨さんシングル競技引退会見時にもとても丁寧な番組作りをしていて好感度の高い番組でした。スタッフにフィギュアスケートファンがいるのでは?とずっと思っています(笑)。

23(土)午前のワイドショー番組でも何本かでは取り上げられそうです。
会見の関連動画
個別インタビュー動画
配信後、各社個別インタビューをしていたようです。数がちょっと多くなるかもしれません。公開されたのを把握したら記録していきます。
中日新聞社
まずは中日新聞社、フィギュアスケートに詳しい蓮野記者のインタビューです。
それぞれの強み、指導者によって教え方が異なるのをどう落とし込んでいるのかなどちょっと具体的な話が聴けます。お互いの感性が似ていることを実感しているようで、それが役立っているという話は興味深かったです。
トヨタイムズスポーツ
こちらは会見終了後のショートインタビューです。
会見ダイジェスト版動画
トヨタイムズスポーツスペシャルの配信を見るのが一番のおすすめ(とくに事前に用意されたVTR部分)ですが、時間のない方はどうぞ。1分未満の速報版は掲載していません。
サンスポ
こちらは11分弱です。ちょっと狙っている感じのサムネイルの文字テロップですよね…(苦笑)。
oricon
こちらの動画は12分弱です。
毎日新聞
こちらは2分35秒と短めです。
会見ノーカット版動画(各社独自撮影or編集)
ここからはいずれもノーカット版動画。中身は同じですが映像やテロップが少しずつ違います。
共同通信
テレビ朝日スポーツ
サンスポ
oricon
関連記事
以下、会見の関連記事をまとめていきます。今はほぼ見つけた順に並べていますが、気力があれば少しずつ並べ替えて整理するつもりです。
こちら、元はオリコンニュースですが、ブログカードをはると文字化けしてしまうので毎日新聞版をば紹介。新たなスポンサー情報が載っています。この多さを見ると注目度の高さを感じます。

スポンサー情報はこちらの記事にも記載されていました。


1社で3~4本記事を出しているところが結構あるので、数が多いです。各社ごとに並べ替えてみました。






















こちらは写真特集です。

有料記事
Deep Edge Plus登録者は下記で会見全文が読めます。

アイスダンス現役復帰とは直接関係ないのですが、 Deep Edge Plusからは、先日のコラントッテトークイベントの詳細書き起こし記事の第1弾が昨日から公開され始めています。また、昌磨さんがこのイベント終了後、WFSにモントリオール合宿での体験を詳しく語った記事も紹介しています。
興味のある方は下記からご確認ください。


