「ワンピースオンアイス」の配信は23日まで!私が楽しんだ去年との違い&細かいポイント

氷で後ろ姿でステップを踏む麦わらの一味6人
フィナーレの「ウィーアー!」より

「ワンピース・オン・アイス」配信が見られるのは9月23日(祝・月)の23:59まで。去年の配信最終日近くは「あのシーンを別アングルで見ておかなきゃ!」と焦っていましたが、今年は半年後に円盤発売があるのでそこまで必死にならずに済んでいるのはありがたい限り。

ただし、販売されるバージョンはおそらく1公演ぶんのみ。おそらく複数の公演のいいとこどり編集でしょうから、各公演の実際の上演バージョンを見られるのはあと数日。円盤にマルチアングル映像が収録される予定だけれど、自分が気に入っているアングルの映像が収録される保証はない。

…と思うとしっかり見ておきたくなるのですが、そうそう集中して視聴できる時間は作れません。忙しい日々を過ごしている人ならなおさら。

ということで今日は私が感じた去年と今年の公演の違い、公演で楽しんだ細かなポイントなどをまとめてみました。この週末に視聴する時のチェックポイントの参考に少しぐらいはなるといいのですが。
最近出ていた「ワンピース・オン・アイス」関連の記事情報も最後にまとめております。

目次

今年の公演内容の変化&進化

もっとも大きな違いである「フィナーレ」は下記の記事で語り倒しましたので、今日は前回触れなかったことを中心に書いていきます。

リンク回りに広告看板がない!

アイスショーは通常リンク回りにスポンサー企業名等の看板がずらりと設置されます。去年は多くの看板が並んでいました。下記の去年の公演動画ではリンク回りに四角い広告ボードが並んでいるのが見えます。

しかし、あんなにあった看板が今年はひとつもない!リンク脇には照明が置かれているだけ。

2024ワンピースオンアイスのキャストゼインがリンク内で中央を向いて円になり両手をあげているラストポーズ



私は2回目の鑑賞でようやくそれに初めて気づきました。円盤化を見越して映像をスッキリさせようと思ったのでしょうか?

看板を撤去する=スポンサーから得られる広告収入がぐっと減ってしまうわけですが、そこを敢えて撤去した。作品世界により没入してもらえるような映像を残したいと考えたにしても、思い切ったことするなーって感心しましたね。(広告の映り込みがあると、後処理が色々面倒になるのかもしれませんが…)

大会場の最新設備&会場に合わせた演技の変化

去年の会場より一回り大きい「ららアリーナ東京ベイ」。会場に入った瞬間、「背景スクリーンが前より大きくなってる?」と感じました。(実際は同サイズかもですが、それぐらい大きくなった印象を受けました)

私はアリーナSS席、スタンドSS席、スタンドS席全て経験しましたが、スクリーン上部の演出はどの席からも良く見えました。幕間にA席や甲板B席のあたりからの見え具合をチェックしに行きましたが、客席の傾斜が強めなせいかリンクへが比較的近く感じられるんですよね。

フィナーレの「あーーっす!」でスケーター達が隊列を組んだ爆速滑りは甲板席からの映像が一番楽しめました

配信に追加された「全景映像」でもあのフィナーレの隊列の美しさを今週末にチェックしようと思います!

「ららアリーナ東京ベイ」最新設備のパワー&会場に合わせたと思われる演技の変化については初日鑑賞後の感想に書いていますが、やはり本人たちも「より遠くに届く演技」を心がけていたようです

先日出た本田望結さん(ナミ)のインタビュー記事では、宇野昌磨さん(ルフィ)が7月に同会場で行ったアイスショー「THE ICE」の際に4階席から撮った写真をスケーターに見せ、視線のアドバイスをしていたことが伝えられていました。


「台詞」と共鳴する振付の進化

去年このショーで驚いたのは、声優さんたちの台詞の力。今年はより声が聞き取りやすくなり、パワーアップしていました。

尾田栄一郎先生による原作の「名台詞」自体が「強い」のですが、そこに吹き込まれた「声のパワー」が強烈で。一流の声優さんだからこそ込められる力でしょうか。

フィギュアスケートの演技には欠かせない「音楽」。
このようなタイプのアイスショーでは、「台詞」も「音楽の一部」として大きな役割を果たします。

下記の昨年の公式ポストを見る限り、声優さんはこのショーでのスケーターの振り付けを参考にして新録音していたようです。


全スケーター達は、録音された台詞の一つ一つの音節を、手や首のちょっとした動きや足元の動作で事細かに表現しています。細かな息遣いから情熱的な叫びまで、台詞のピッチを細かく拾いあげた動き。今年はそれらが更に洗練されたと感じましたね。

中でも上半身の動きが雄弁なのは宇野昌磨さん演ずるルフィ。(ゴムゴム人間の設定上、彼が一番全身滑らかに動く必要がありますしね)

スケーター達の台詞に連動した動きを見られる一般公開動画が無いのが惜しい…

ルフィには「行くぞアラバスタへ!」「仲間だろうが!」「待ってろよ~クロコダイル!」など全身全霊で叫ぶシーンが何度もあります。

ルフィの全身が叫びのリズムに見事な調和を見せながら動くので、同じ叫ぶシーンでも微妙なニュアンスの違いが生まれます。

その結果、360°どの方向から見ても、スタンド最上段近くから見ても彼から声が発せられてるように見える。観客に背中を向けていても遠くから見ていても、感情表現が伝わって来る。本当「しゃべる肩甲骨」とはよく言ったもので。

今年は「クロコダイルからの「俺が奪ったものはなんだ?」との問いに「国っ!」って答えたところまで、背中のしゃべりっぷりに見惚れました

他のスケーターさんたちも一人ひとり細かな動きを底上げしてきた印象を受けました。フィギュアスケートファン的に言うと、「全日本で十分好演技だと思ってたけど、ワールドでは表現の幅を一段進化させてきたわ!」って感じでしたね(笑)。

気になった細かなポイント

以下、ある意味どうでもいい?かもしれない、私が気になった細かいポイントを記しておきます。

クロコダイルの葉巻から煙が!

去年は煙出てなかったのに今年はプカプカと煙が!?
本物の葉巻だとは思えないのですが、いったいどういう仕組みで出しているんでしょう。

ゾロ(田中刑事さん)もクロコダイル(無良崇人さん)もサンジ(島田高志郎選手)も口にモノをくわえながら滑るの大変だよな…と初演時思いましたが、今年は煙まで吐いちゃうとは…クロコダイルも大変!

ただでさえ凄い風格だったのに、煙が出ると凄みが更に加わるんですよね~いやもちろん彼の演技自体が進化してたのも勿論ありますが。

葉巻の煙を出すタイミングは演技や踊り出しのきっかけに多く使われていて、物凄く「強い」小道具でした。小道具担当者のこだわりが見えたので、このあたり円盤制作時の舞台裏ドキュメントとかに加えてほしいです。

ルフィの退出方法がちょっとだけ違う

去年の初演を見たときは、宇野昌磨さん(ルフィ)は後ろに目がついているのか?と驚くシーンが山ほどありました。

その中のひとつ、後半のルフィVSクロコダイルの闘いとビビの訴えが交錯するシーン。クロコダイルにやられて退場していく時、ライトが消えてからも苦しむ演技を続けながら後ろを全く見ることなく後ろ向きのままカーブを描いて退出する昌磨さん。

去年私はそれを見る度に「スゲー!」となっていたので、ここを見るのをひそかに楽しみにしていたんですが…今年のルフィは苦しみでもんどり打つ動きの中で自然に前向きになり、そのままよれよれと退出していきました。

演技的には全く不自然さはないのですが「あ、今年は後ろ向きのまま滑りながら出ていくあのスゴ技見られないのかw」ってほんのちょっとだけ残念でした(笑)。(その後感じた感動には全く影響しておりません)

コーザの髪が…

コーザ(友野一希選手)は去年も荒ぶった反乱軍リーダーのカリスマ性は出していましたが、今年はより怒りを強く感じられました。

そのせいなのかどうかは知りませんが、彼が出てきて闘うシーンで激しく動いていると髪の毛(かつらですが)がピョンと立ち上がることが何度かありまして。(ゲゲゲの鬼太郎の髪が妖気に反応してピンと立ってる感じw)

「あのピンと立ち上がってしまった髪の毛はいつ収まるんだ?」という、全くどうでもいいことに気を取られてしまいました。

戦ってる間に戻るんですけどねw

去年と今年の配信の違い

配信プラットフォームは去年はABEMA TV、今年はZ-aNでした。どちらもマルチアングルでしたが、どちらも一長一短ありますね。

去年のABEMA TVは最初からマルチアングルが「全景カメラ」「寄りカメラ」「サイドカメラ」に分かれていました。「全景カメラ」といっても据え置き固定画面ではなく、「広い画角の映像」が適宜スイッチングされていて「寄りカメラ」「サイドカメラ」も映像が程よく切り替わります。見たい映像を探しやすかったです。

※下記は去年のポスト、AbemaTV画面が見られます。今年の配信はZ-aNで23(祝・月)までです

ただ切り替えはスムーズではなく、自力スイッチングを楽しみながら見られるようなものではなかったですね。「好きなシーンは巻き戻せば別バージョンでも視聴できますよ」という感じ?

今年のZ-aNはマルチアングル映像の画面が比較的小さく(私はPCで操作していました)、どの画面が寄り・引きなどの決まりがないので見たい映像を見つけにくかったです。

でも映像は滑らかに切り替えられるので、自力スイッチングしながら視聴できる利点はありました。ただし、せっかくのマルチアングルなのにメインカメラと同じ映像になってる時間が結構長いのは少々不満でしたね。

円盤にはどういう形で収録されるかわからないですが、甲板席バージョン、ショートサイド中央バージョン、ロング最前列バージョンのように毎回違う席で観られるような感じもイイなぁ。あるいは麦わらの一味中心映像、バロックワークス中心映像とか。(個人的にはルフィ専用映像が欲しいw)

円盤発売が確定していると配信期間中にこういう妄想に時間かけられていいですね(笑)。

これから配信購入される場合、時間の余裕があるならマルチアングル、なければ通常がおすすめです。

アンコールが長めの夜公演がおすすめですが、夜公演はフィナーレ最後のルフィの空島ジャンプが通常版メイン画面に全く映ってないのがかなり惜しいです(昼公演はメイン画面にもばっちり映ってます)
<追記>夜公演はマルチアングル映像には映っています

まぁ通常版購入者も後日追加された全景映像ではあの空島ジャンプ見られますけどね。

4400円の通常版購入でも全景映像(全編)と6分間の舞台裏映像見られるのはかなりお得だと思います!
(舞台裏の特典映像すっごくイイです!)

去年&今年のグッズの違い

ショー内容や配信には直接関係のないことではありますが、グッズに関する去年と今年の違いをここいらで記録しておきます。

去年販売されたグッズでは、スケーターはショー衣裳を着ていませんでした。カードやアクリルスタンドも、キャラをイメージした小道具を持ったスケーター自身の写真。いわば「スケーターのグッズ」であって、これだとフィギュアスケートファンしか買わないよね…という品ぞろえ。


それが今年はキャラの扮装をした状態でのカードやアクリルスタンドが販売に

しかし用意してる量がいかんせん少なすぎました。ネット購入可能なアクリルスタンドは後日追加生産の予約受注してくれるようになったけど、会場限定販売のフォトカードなんて初日昼から買える個数が2つに制限され、千秋楽公演開演前に完売でしたからね。

刷るの少なすぎにも程があるでしょ…アラバスタ衣装着たグッズのパワーを舐めすぎでは(苦笑)。フォトカードホルダー買っても中に入れたいフォトカードが入手できないなんて悪い冗談みたいでちょっと気の毒でした(笑)。

お財布のひも緩める気満々のお客さん一杯いただろうにもったいない。看板なくして減った広告料をここで稼いで頂きたかった!

去年は出演スケーター達もフォトカード集め楽しんでたけど、販売個数制限されてるような状況では表立って楽しむことはできなかったようで。皆が楽し気にカード集めてる様子眺めるのも楽しみの一つだったので残念でしたね。

ちなみに私はパンフ以外のグッズ購入には興味ないクチなのですが…本郷理華さん(ボン・クレー)のこのポスト見て「なるほどこうやって楽しむのか」って思いました。コーザのこれは確かに応用がききやすそうw

関連記事クリッピング

最後に最近の「ワンピース・オン・アイス」関連記事をまとめておきます。まだこれから特集記事が掲載された雑誌等が出そうだし、余韻は秋口までは楽しめそう。そこからはフィギュアスケートファンは今シーズンの試合観戦が本格化します。

まぁ既にシーズンは始まってますけどね…渡辺倫果さんは次の週末にはイタリアでの試合に出てました。1週間前はトナカイ(チョッパー)だったのに…って思いながら試合情報を追いましたよ。サンジはこの週末が東京選手権、コーザは来週が近畿選手権です。

今は9/30に昌磨さんが出る今季のフィギュアスケート関係の記者会見が超楽しみです

何の役割をするのでしょうね!?

ゲネプロ後に出ていた記事(まとめ漏れしていたもの)

AERAの特集記事

公演初日の朝の日刊スポーツ記事

毎日新聞(有料)

宇野昌磨ファンにはまぁまぁ読み応えあります。有料です

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