木下グループ杯2026は「ミニマムスコア」にも注目!世界・四大陸・欧州選手権を目指す選手たち

東京辰巳アイスアリーナ改め田中貴金属アリーナ外観

9月4日(金)から東京辰巳アイスアリーナ改め田中貴金属アイスアリーナで開催される「ISUチャレンジャーシリーズ 木下グループ杯2026」

先日の記事では、放送・配信情報や出場予定選手とともに、男子・女子・ペア・アイスダンス各カテゴリの見どころを紹介しました。

その中で注目ポイントの一つに挙げたのは、今大会には「ミニマムスコア(CTES)」獲得を目指す選手が多いということ。

長期間国際大会に出場していなかったロシア・ベラルーシ勢と、今季シニアに上がったばかりの選手は現在有効なシニア用CTESを持っていません。そのため、今大会はミニマムスコア獲得を目指す選手が通常よりずっと多いのです。

実力のある選手ならば難なくクリアできそうではありますが、大きなミスが出てしまうとわかりません。その他には「あと少しで届きそう」という段階の選手も数多くいます。

「この選手はあと何点必要?」「今のTESでユーロのミニマムに届く?」「ひょっとして世界選手権の基準までクリアできた?」などと採点表を見ながら追いかけるのも、今回の木下グループ杯の楽しみ方の一つになりそうです。

そこで今回は、木下グループ杯2026を「ミニマムスコア獲得」という視点に絞ってチェックしてみました。

なんといっても、「いくこう」「りかしん」「かほゆう」の日本のアイスダンス3チームがミニマムスコア獲得を目指す大会ですしね!

「木下グループ杯2026」リザルト
※滑走順や詳細タイムスケジュール、採点表などが確認できます

全体スケジュール(8/19時点)

目次

そもそも「ミニマムスコア(CTES)」とは?

欧州選手権・四大陸選手権や世界選手権に出場するためには、ISUが定めた最低技術点「Combined Total Elements Score(CTES)」をクリアしておく必要があります。

2027年の各選手権に必要なCTESは以下の通りです。

カテゴリ欧州・四大陸選手権世界選手権
男子86109
女子7588
ペア7591
アイスダンス8598

「CTES」とは、SP(アイスダンスはRD)のTESと、FS(アイスダンスはFD)のTES(技術点)を合計したものです。

「SP(ショートプログラム)/RD(リズムダンス)」と「FS(フリースケーティング)/FD(フリーダンス)」は、同じ大会のものでなくても構いません。別々の国際大会のTESを組み合わせることもできます。また、今季だけでなく昨季(2025-26シーズン)のスコアも利用できます

ただし、シニアの欧州・四大陸・世界選手権の出場には、シニアの国際大会で記録したTESが必要です。

このあたりの仕組みや、今季のCTESが昨季から据え置きになった経緯については、先日の記事で詳しくまとめています

続いて、木下グループ杯でCTES獲得に注目したい選手をカテゴリ別に見ていきます。

アイスダンス|日本勢3組のCTES獲得なるか?

今回、ミニマムスコアという観点で私が最も注目しているカテゴリは、アイスダンスです。

日本からは、

  • 吉田唄菜/森田真沙也組(うたまさ)
  • 櫛田育良/島田高志郎組(いくこう)
  • 紀平梨花/西山真瑚組(りかしん)
  • 山下珂歩/永田裕人組(かほゆう)

の4組が出場します。

このうち、「うたまさ」は既に世界選手権出場に必要なCTESまでクリア済みですが、残る3組にとっては、今回の木下グループ杯はCTES獲得のチャンスです

日本アイスダンス4組の現在地

現在の状況四大陸CTES「85」世界選手権CTES「98」木下杯の注目点
うたまさ世界選手権までクリア済みクリア済みクリア済みCTESは考えなくてOK
いくこう現在83.44あと1.56あと14.56四大陸クリアの最短コースは、RD35.07以上
りかしんシニアCTESなし85必要98必要木下杯でシニアCTESを一から目指す
かほゆうシニアCTESなし85必要98必要木下杯でシニアCTESを一から目指す

この他、木下グループ杯に出場しないシニアのカップルとしては、「しょまりん」こと本田真凜/宇野昌磨組と「りかあつ」こと深瀬理香子/田村篤彦組、「はるりょう」こと矢島榛乃/北村凌大などがいます。
彼らも今後の国際大会出場時にCTESを取得しないと、四大陸選手権への出場条件を満たせません。

「いくこう」は四大陸まであと1.56点

この中で最も「あと少し」というところまで来ているのは、「いくこう」です。

昨季までに獲得している有効なTESを組み合わせると、現在のCTESは83.44。四大陸選手権の基準85まではあと1.56点です。

昨季FDで記録した49.93を利用できるため、木下グループ杯のRDでTES35.07以上を記録すれば、その時点で四大陸選手権のCTESをクリアできます。

RDで35.07に届かなかった場合でも、RDまたはFDのどちらかで現在の最高TESを更新し、有効な最高TESの合計が85点以上になればOKです。

四大陸CTESをクリアできれば、世界選手権CTESクリアにも一歩近づきます。世界選手権のCTES98までは、現在の83.44からあと14.56点です。

「りかしん」「かほゆう」は一からシニアCTES獲得へ

一方、「りかしん」と「かほゆう」は、シニアの選手権に使用できるCTESをまだ持っていません。

そのため、木下グループ杯ではまず、RD+FD=85点の四大陸選手権基準が最初の大きな目標になります。さらなる目標は、世界選手権CTESのRD+FD=98点です。

1回でミニマムをクリアできるのがベストですが、木下杯で記録したRDまたはFDのTESは、CTESの計算上来季まで持ち越せます。

NHK杯に出場できれば、NHK杯でのTESと組み合わせることも可能です。なので今回、どちらか一方だけでも高いTESを残しておくことには大きな意味があります。

今大会では4組が初めて同じ国際ジャッジのもとで滑るので、日本チーム内の「格付け」がどうなるかはファンには気になるところではあります。推測ではありますが、おそらくこの大会の上位の組がNHK杯の残りの枠に入ることになるでしょうし。

ただ、シーズンはまだまだ序盤。
アイスダンスは実力のある組ほど、シーズン後半で演技が大きく進化する印象が強いです。前半での演技や順位は、参考情報にすぎません。

なので、私はまずはミニマム獲得を目指す3組が、それぞれどれだけのTESを持ち帰れるのかに注目したいと思います

男子|強豪ロシア勢まで「CTES獲得」が必要

男子も、CTESという視点で見るとなかなか面白い顔ぶれです。

今回AINとして出場するロシア男子は、次の3人。

  • ウラジスラフ・ジキジ選手
  • ピョートル・グメンニク選手
  • エフゲニー・セメネンコ選手

このうちグメンニク選手は昨季ミラノ五輪に出場しているため、有効なシニア国際大会のTESを持っています。

一方、ジキジ選手とセメネンコ選手は、 ロシア選手が国際大会から除外されていた期間に、 国内大会でどれほど高い技術点を記録していても、 CTESとしての利用は認められません。

つまり、公式試合ではないものの4回転アクセルも降りたことがあるジキジ選手や、国内試合で4回転を何本も跳んできたセメネンコ選手も、木下グループ杯では「一からミニマムスコア獲得を目指す選手」になるわけです。

実力通りに滑れば欧州選手権の86点はもちろん、世界選手権の109点も余裕でクリアしそうです。

しかし、大技の多い男子シングルでは、ジャンプのすっぽ抜けやコンビネーションジャンプの失敗など大ミスが複数発生すると、世界選手権CTESに届かないというまさかの事態がありえます。

正直申しまして、以前のロシア男子選手はここぞという試合で派手な大自爆をしがちなイメージが私にはありました

当初出場が予定されていたコンドラチュク選手はそうでもなかった記憶ですが、新たに出場することになったジキジ選手は波がめちゃくちゃ激しい印象があります

彼らは久しぶりの国際大会で平常心を保つ力が試されそうです

彼らは他国の上位選手のようにGPSなど今後の国際大会の予定がまだ決まっていません。ワールド出場を目指すには、この機会に確実に世界選手権のミニマムスコアはクリアしておきたいところなので、他国の上位選手よりプレッシャーがきついかもしれません。

シニアデビュー組にもCTES獲得が必要

さらに今季シニア国際大会デビューとなる選手たちにも注目です。

中田璃士選手ソ・ミンギュ選手(韓国)など、ジュニア時代に世界ジュニアやJGPシリーズで高いTESを記録してきた選手でも、そのジュニア大会でのTESをシニアの選手権用CTESとして使うことはできません。

JGPFに出ていたような選手であれば、大崩れしない限り取れるだろうと思いますが、シニアでの点数の出方を見るのは、今後の展開を考えるうえでも重要になりそうです。

ミニマムスコアを目指す選手たち

「あと0.93点」のルカシュ・バツラビク選手(スロバキア)

2026欧州選手権でアダム・ハガラ選手が10位に入ったことから、2027年欧州選手権男子シングルのスロバキア出場枠は2枠になっています。

今回出場するルカシュ・バツラビク選手は、スロバキアの2番手。欧州選手権のミニマムスコアをクリアすれば、欧州選手権出場がぐっと近づきます。

彼のことを詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ。昨季は足首の骨折で大変だったようです

しかし、彼の現在のCTESは85.07。あと0.93点足りません!

種目現在の最高TES取得大会
SP24.572025 ネペラ・メモリアル
FS60.502025 ネペラ・メモリアル
CTES85.07(欧州選手権のCTESは86.00)

木下グループ杯では、SP終了時点でTESが25.50点以上なら、その時点で2027年欧州選手権のCTESをクリアします。

たとえSPが25.49以下だったとしても、FSで60.50を上回る点数を出して最終的にSP/FSのTES有効最高値の合計が86点以上になれば、目標クリアです。

彼は2024ジュニアグランプリファイナル出場(6位)経験があり、世界ジュニア選手権にも出ていたのですが、正直私はあまり記憶がありません

拠点はアメリカで、ルシウス・カザネツキ選手とジェイコブ・サンチェス選手とは同門だそうです

彼の技術点は現地でしっかりチェックすることにします!

ラファエレ・フランチェスコ・ジチ選手(イタリア)

ラファエレ・フランチェスコ・ジチ選手の現在のCTESは79.95。欧州選手権のミニマムスコア86点にはあと6.05です。

こちらは彼が2025ユニバーシアードに出場した時の記事です

イタリア男子は有力選手が多数いるとはいえ、彼もミニマムスコアを獲得して欧州選手権の代表争いの一員には加わりたいところ。

彼はベトナム系のイタリア選手ですが、拠点はシャンペリーで、コーチの一人はステファン・ランビエールさん。

ステファンコーチは8/28~30の「フレンズ・オン・アイス(Friends on Ice)」で日本に滞在していましたが、そのまま日本にいて木下グループ杯帯同ということもありえるでしょうか?

タオ・マクレー選手(イギリス)

タオ・マクレー選手は昨年もこの大会に出場した、日本の法政大学に在籍し、日本を拠点に練習している日系人選手今のCTESは72.76です。

彼はイギリス選手権2位と2番手の位置なので、ミニマムスコア取得が即欧州選手権出場に繋がるわけではないですが、存在感を強めることはできます。

14点近く技術点を積むのは一見難しそうに思えますが、昨季で良い結果だった国内試合の採点表を見る限り、できる範囲の構成でまとめることができたら欧州選手権ミニマム獲得の可能性はありそうです。

こちらは去年出場したときの、日本スケート連盟公式アカウントによる投稿。日本語も流暢です。

女子|シニアCTESを一から獲得する選手が多数

女子シングルでは、CTES獲得そのものに苦戦しそうな選手はそれほど多くありません。

女子の基準は、四大陸・欧州選手権75、世界選手権88です。

島田麻央選手&ロシア勢もシニアの有効CTESはなし

「ミニマムスコア獲得を目指す選手」という言葉から通常想像する顔ぶれとはかなり違うのが、今回の木下グループ杯の特徴です。

トリプルアクセルや4回転トゥループをジュニアの試合で跳び、高いTESを記録してきた島田麻央選手ですが、シニアのチャンピオンシップ大会に使えるCTESはありません。

今回AINとして出場するアンナ・フロロワ、アレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トゥルソワ)、カミラ・ネリウボワのロシア女子3選手も同様です。

いずれもよほどのことがない限り、今大会で世界選手権の88はクリアできそうです。

ジリナ選手、ユン・ソジン選手もシニアCTESを獲得へ

ベロニカ・ジリナ選手(アゼルバイジャン)ユン・ソジン選手(韓国)も、現在シニアCTESを持っていません。

ジリナ選手はジュニア時代から4回転ジャンプやトリプルアクセルを跳んできた選手ですし、ユン選手も昨季のJGPでは100点近いTESを記録していますので、こちらの二人も大崩れさえしなければシニアの世界選手権のミニマムスコアは狙えそうです。

モンテシノスカントゥ選手(メキシコ)は世界選手権まであと9.88点

女子で一番CTESの行方を追ってみたいのは、メキシコのアンドレア・モンテシノスカントゥ選手です。

余談ですが、覚えるのが難しい名前ですね…どう発音するといいんでしょう

今後も活躍してくれたら、エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ選手とかアンブルレヴィチウス選手(アイスダンスのアリソン・リード選手のパートナー)みたいに覚えられる日が来るのかな…

彼女の現在のCTESは78.12で、四大陸選手権の75はすでにクリア済み。昨季の四大陸は21位でした。世界選手権の88まではあと9.88点です。

大技が少ない女子選手がこれだけの技術点を一気に積むのは簡単ではありません。でも、CTESはSPとFSそれぞれの最高TESを別大会から組み合わせることができます。木下グループ杯でどちらか一方だけでも現在の最高TES(SP29.47/FS48.65)を大きく更新できれば、世界選手権基準へ近づくことができます。

メキシコの選手の演技を観られる機会はそう多くありませんし、個人的にも楽しみにしています。昨日ドノヴァン・カリーヨ選手とともにインタビュー(下記)に答えていましたが、彼女もカリーヨ選手と一緒に2016年のJGPS横浜大会に出場していたんですね!

きっと今この記事を読んでいらっしゃる方の中にも、横浜で少女期の彼女の演技をご覧になったことがあるのでは?その時のSP動画フリー動画のリンク張っておきます。

アレクサ・ガスパロット選手(米国)

なお、米国のアレクサ・ガスパロット選手も現在CTES80.92で、四大陸基準はクリア済みで世界選手権まであと7.08点です。

米国で活躍する黒人スケーター2名を紹介した下記の記事では、彼女の演技動画も視聴できます

ガスパロット選手はトリプルアクセルも跳べる選手で、2025年3月には国際大会のSPで実際に着氷しています。大技が決まれば、TESを大きく伸ばせる可能性もあります。

今年8月の米国内大会「Skate the Lake」では、トリプルアクセル投入はしていないものの、SP・FSのTES合計97.15点を記録。国内大会のスコアなのでCTESには使えませんが、木下グループ杯でもこの時のような演技ができれば、世界選手権の基準88点クリアも十分狙えそうです。

選手層が厚い米国では、世界選手権のミニマムスコアは代表候補に入る最低条件。彼女もここで点数を残しておきたいところでしょう。

ペア|米国ペアの勢力図が激変!木下杯出場組にも代表チャンス?

ペアの基準は、四大陸・欧州選手権75、世界選手権91です。

ロシア3組は一からCTES獲得が必要

AINとして出場するロシアの3組は、有効なシニアCTESを持っていませんが、実力を考えれば、3組ともよほどのことがない限り、木下グループ杯で世界選手権のミニマムスコアをクリアしそうです。

世界選手権メダリスト級のペアまで「ミニマムスコア獲得組」に入っているのはちょっぴり不思議な気がしますが、彼らにとってミニマムスコアは今季の欧州選手権や世界選手権のAIN候補に入るための最低条件。できるだけ早期にクリアしておきたいところでしょう。

米国ペアは上位陣の顔ぶれが激変

木下グループ杯には、米国ペアが3組も出場します。その上位2組の昨季の全米の成績は6位と8位。数字だけを見ると米国の中堅勢が来日するように見えます。

しかし、今季の米国ペアは上位陣の休養・解散・組み替えが相次ぎ、勢力図がかなり変わっています。

2026全米昨季のペア今季の状況
1位アリサ・エフィモワ/ミーシャ・ミトロファノフ組継続
2位エリー・カム/ダニー・オシェイ組休養?(今季GPS出場なし)
3位ケイティ・マクビース/ダニール・パークマン組解散・ともに新ペア結成
4位エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ組解散・ハウは新ペア結成
5位オードリー・シン/バラージュ・ナジ組解散・ともに新ペア結成
6位バレンティナ・プラザス/マキシミリアーノ・フェルナンデス組継続・木下杯出場
7位オリヴィア・フローレス/ルーク・ワン組解散
8位チェルシー・リュウ/ライアン・ベダール組継続・木下杯出場

なんと、昨季全米トップ8のうち、今季も同じ組み合わせで競技を続けているのは1位、6位、8位のわずか3組

もちろん組み替えた新ペアが上位に入ってくる可能性は十分ありますが、昨季全米6位のバレンティナ・プラザス/マキシミリアーノ・フェルナンデス組と8位のチェルシー・リュウ/ライアン・ベダール組も、今季は昨季以上に世界選手権代表を狙える位置にいるといえそうです。

しかも、この2組はすでに世界選手権のCTES「91」をクリアしています。

  • チェルシー・リュウ/ライアン・ベダール組:98.26
  • バレンティナ・プラザス/マキシミリアーノ・フェルナンデス組:98.45

新たに結成されたペアは、まず新しい組み合わせでCTESをクリアする必要があるので、この点では一歩リードしている立場。木下グループ杯には、今季の米国代表争いに絡む可能性が高いペアが来日していることになります。

モス/ガルバビー組は四大陸まであと1.38点

もう1組の米国ペア、レーガン・モス/ヤクブ・ガルバビー組は、昨季全米ジュニアで2連覇を達成した若手です。先週のJGPSリガ大会にも出場したばかりで、今度は木下グループ杯のシニアカテゴリーに挑みます。

彼らは昨季シニアの試合にも出ており、シニアCTESを持っています。
現在のCTESは73.62。四大陸選手権の75まであと1.38点です。

上位陣が大きく入れ替わった今季の米国ペア事情を考えると、まずは木下グループ杯で四大陸選手権のCTESを確保し、シニアでも代表候補の一角に入っていきたいところでしょう。

デービソン/ボリソフ組(英国)は欧州選手権まであと6.55点

ロシア・米国以外では、英国のニーム・デービソン/ダニエル・ボリソフ組にミニマムスコアの獲得が期待されます。

現在のCTESは68.45、欧州選手権のCTES75まではあと6.55点です。今回どこまで差を縮められるかを見ておきたいペアです。

木下グループ杯は「あと何点?」を追うのも面白い

こうして見ていくと、今回の木下グループ杯には、

  • 久々の国際大会復帰でCTESの獲得を一から目指すロシア勢
  • シニアに上がったばかりでCTESを新たに獲得する選手
  • 四大陸・欧州選手権まであとわずかな選手
  • すでに四大陸基準をクリアし、世界選手権CTESを目指す選手

と、かなり様々な立場の選手が集まっています。

もちろんCTESをクリア=代表決定ではありません。それでも、チャンピオンシップ大会に出場するための第一関門を突破できるかどうかは、CS大会ならではの見どころです。

私もミニマムスコアにギリギリ届きそうな選手の演技後は、順位や総合得点よりもTESの数値の方が気になりそうです。

会場モニターで技術点表示が見られると楽なんですが、どうなるでしょう?

現地での得点表示がなかったら、スマホでライブリザルトか「スカパー!番組配信」でチェックする予定です

特に「あと○点」というところにいる選手については、今大会で届いたのか、それとも次の国際大会へ持ち越しになったのかを追いかけてみたいです。

会場では、表彰台争いや新プロを楽しんだりするのとはまた別に、それぞれの「ミニマムスコア獲得競争」も味わいたいと思います。

(個人的にはジェイコブ・サンチェス選手のフリー「鬼滅の刃」もちょっと楽しみです)

初日でミニマムスコア獲得状況がどうなったかについてはこちら

その他の見どころや放送予定、スケジュール等はこちらにまとめています

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東京辰巳アイスアリーナ改め田中貴金属アリーナ外観

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