はるばる来ました群馬まで。
「しょまりん」こと本田真凜/宇野昌磨組の初戦でなければ、訪れることはたぶんなかったであろう「ALSOKぐんまアイスアリーナ」。
大阪からホテルまでの道のりは、東海道新幹線と北陸新幹線を乗り継いで高崎まで出て、そこからJR在来線を乗り継ぎ。道中で観戦用の軽食類の調達をしたこともあって、移動には6時間以上を要しました。
でも、来た甲斐がありました。
今回は全日本選手権アイスダンス予選会RDの話題を中心に、東日本会場で耳に挟んだ会話から思わぬ楽しみ方ができたグランプリシリーズ(GPS)カナダ大会(スケートカナダ/スケカナ)男子SPについても、取り急ぎまとめます。
それ以外については全部は追いきれていないのでまたの機会に。
<11/2>
会場に掲示されていたゴールデンスピン杯の派遣基準資料写真を追加しました
ALSOKぐんまアイスアリーナは寒い?現地観戦体験での会場情報
初日に現地観戦した方によると、会場はかなり寒かったとの情報でした。
しかし2日目の今日の予想最高気温は23度。観客も昨日よりずっと多いだろうし、あまり厚着し過ぎるのもなと、比較的薄着で出ました。
場内で、秋物上着の下に長袖シャツ1枚とカーディガン1枚を追加で着用。今日は上段席だったこともあってか持参したライトダウンの上着は出さずに済みました。
ただ、この会場の木製の椅子は、芯から冷えますね。腰回りと足元は十分温めた方がよいかと思います。足元はひざ掛けだけでなく、靴下二重履きに足裏カイロにレッグウォーマーと重装備にしておいてよかったです。
なお、周辺に飲料の自動販売機はありますが、軽食を調達できるところはありません。事前調達してから行かないと飢えます。
好天に恵まれたこともあり、最寄りのバス停から15分前後歩くのは苦になりませんでしたが、道中は人通りが少ない住宅街。街中育ちで暗い夜道を歩くのが超苦手な私は、夜の観戦は断念。明るい間にホテルに戻りました。
会場に掲示されていた、ゴールデンスピン杯の派遣基準
先日の東日本選手権観戦用情報をまとめた記事でも少し触れていた、ゴールデンスピン杯の派遣基準。今年の派遣基準は見かけないな、去年は五輪シーズンで特別扱いだったんだろうか?などと書いていました。

今日、東日本選手権会場内に掲示されていたという10月25日付の日本スケート連盟の資料の写真を目にしました。そこには今年の派遣基準が記載されていました。

(先ほど日本スケート連盟の一般向けサイトを探してみたのですが、発見できず。いつどのように公表されたのかはわかりませんが、関係者には何らかの形で事前に伝えられていたのかもしれません)
掲示書面に書かれていたのは、次の通り。
対象となるのは「今季の国際派遣がなく、世界選手権出場に必要なCTES(ミニマムスコア)を未取得の組」。
アイスダンスの場合は今回の予選会でRD・FDのTES合計91点をクリアした対象組のうち、最上位1組を派遣するとされています。ペアも同様で、SP・フリーのTES合計83点が設定されていました。
ちなみに去年は当初98点と発表されていた基準が、その後85点に下げられたという経緯があります。

今回はその真ん中あたりをとったということでしょうか。
ただ、ここでいう「今季の国際派遣がなく」が、今季まだ国際大会に出場していない組を意味するのか、連盟からの海外開催試合派遣を受けていない組を意味するのかは、書面だけではよくわかりません。
今季国際大会未出場の組を対象にしているのであれば、感覚的には「それどんな無理ゲーw」という感じですね(苦笑)。
これを知るまでは、「しょまりん」ゴールデンスピン杯派遣への期待をまだわずかに抱いていたけれど、これ見てスッパリ「ないわ」と思えました。
「しょまりん」初戦!アイスダンスRD観戦メモ
会場は、ジュニアのアイスダンス開始時からほぼ満員でした。9時と比較的早い試合開始時間なので、遠方から来られる方は間に合わないんじゃないかと思っていましたが、全然そんなことはなかった(笑)。
まぁ、アイスダンス予選会見ようという人なら、ジュニアの組もそりゃ見たい人がほとんどでしょうから来れるものなら頑張って早くに会場入りしますよね。
じっくり書ける時間はないので、今日の会場の空気感&演技についての印象は本当にざっくりと箇条書きのみにします。配信見ながらちょこちょこ書き溜めました。
報道は「しょまりん」インタビュー記事を読んだだけで全く目を通せていないので、報道情報をチェックするのは群馬からの帰り道になりそうです。
第1グループ
★観客席が満員なのも迫力だったけれど、ショートサイドに陣取ったカメラマンの多さに強烈な「圧」を感じた。東西選手権にここまでのメディアが訪れるとは…
高橋大輔さんがシングルに現役復帰したときも現地ではこのような空気感だったのだろうか。
★「いくこう」こと櫛田育良/島田高志郎組は、相変わらず華があるなと感心したけれど、木下グループ杯のRDに比べると少し慎重さ・固さが感じられたような…。
★「かほゆう」こと山下珂歩/永田裕人組は、木下グループ杯よりも良かったような気がした。この二人のキス&クライでの空気感、結構好き。(キス&クライが全く見えない位置の席だったため、演技後はスマホでFODを見てチェックしていた)
5分間練習
★3組&4組での5分間練習でちょっと安心、全日本もこのままだと思うのでありがたい。5組はやっぱり多い。
★宇野昌磨さんファンとしては、「公式練習にリンクインしてくる昌磨さん」を見た時点で既に感慨を覚えたw
★ファンなのでどうしても「しょまりん」に目が行ってしまう。華がある。ステップの確認を入念にしていたようでリフトはやっていなかったような…(記憶が半分飛んでるので間違えてるかも)
★勝手に緊張MAXになっていたので、滑ってる最中に真凜さんが見せた笑顔に気づいたときに「ファンの皆さん落ち着いて」と言われている気がした(笑)。
第2グループ
★「りかしん」こと紀平梨花/西山真瑚組は木下グループ杯からさらに進化した感を覚えた。よりアイスダンサーらしい組んだ滑りになってきた感。気持ちいい滑りだった。
でも、あの新しいアクロバティック動作、こちらの方が加点は狙えるのかもしれないけど、私は前のバージョンの方が曲の世界観に合っている気がして好み。
※CDE部分なのにうっかりリフトって書いてたので修正しました
★「しょまりん」の滑り出しは、かなり慎重な滑りに感じられた。「ポエタ」の曲調に合わせて徐々に解放されていくかなと期待したら、終始安全運転。
でも免許取り立てなのに危なげなく演技を終えられたのは凄い。パターンステップは上位組のようにY一つは取れたらいいなと期待していたけど叶わず。
★「うたまさ」こと吉田唄菜/森田真沙也組は公式練習のときから二人の距離、ワンセット感が頭一つ抜けていた感あり。木下グループ杯で見た時よりも若干固かったな?とは思ったけれど本当に若干。
今季はまだ「うたまさ」優位は揺るがなさそうかなと思えるくらいRDでは他の組との差は感じられた。
今回は「しょまりん」にとってのデビュー戦であることと、メディアの注目度が高いことの2点から無駄に緊張してしまった感がありますが、本来ペアやアイスダンスの予選会は気軽に見られるはずのものです。
(追記:全員通過が決まっているし、この順位で来季の派遣枠が大きく左右されるわけでもないため)
来年からは、順位をさほど気にせず、「全日本選手権までの課題を見つける大会」という感じで見られるようになるといいなと思いましたが…一体いつになったら落ち着いて見られるようになるんでしょうね(苦笑)。
今年の全日本選手権ではまだまだ緊張が抜けない気がします…。
ライブ×クイズ気分で視聴できた、GPSカナダ大会(スケカナ)男子SP
移動中&ホテル内で視聴した「スケカナ男子SP」の話題も少しだけ。
実は、東日本選手権の会場でのとある体験から、いつもとはちょっと違う楽しみ方ができたので、早めに書き残しておきたくて(笑)。
知りたくなかった結果情報、耳に挟んだ「やらかした」という単語にドキドキ
私は個人的にスケカナ男子シングルには気になる選手が揃っているので、「できれば情報を知らないままアーカイブ配信を視聴したい」と思っていました。
でも、スケオタが多数集まる会場で情報シャットダウンするの厳しいよね~と諦めていたのですが…意外なことに情報をほぼシャットダウンできました。
というのも、採点待ちの間にも整氷するというハイスピード進行の試合なうえ、トイレを使用するには会場外の別施設まで行かねばならないため、観客が他の試合の話をできるほど会話をじっくり楽しめる隙間時間がなかったためです。
唯一、ジュニア競技時の整氷中に席で軽食中、近くの席から「ケヴィン・エイモズが…」という単語が聞こえてきました。

「やばい、スケカナの結果を知ってる人がいる!聞かないようにしなきゃ」と身構えたのですが…
直後に「やらかした」という単語が2回くらい耳に入りました
でも、「やらかした」の主語は幸い聞こえず。
その後は会話が耳に入らないよう努めたので、それ以上の情報は入らずに済みました。
でも、このような中途半端な情報を耳にしたことで、逆に「一体誰がやらかしたんだろう、やらかしそうな人、今回大量にいるんだけどw」と思いながらアーカイブを見るのは、いつもと違った気分。
「誰がやらかしたかクイズ」を同時にやっているかのような感覚でした。
「誰がやらかしたのか」を確かめるアーカイブ視聴
その後私は、ホテルへの移動中に第1グループの演技部分をスマホでかいつまんで見て、部屋で第2グループの演技をPCでそれぞれアーカイブ視聴。
第1グループの「やらかし」は想定範囲内。もっとも、キリロ・マルサック選手(ウクライナ)は見事な演技で全くやらかしていませんでしたが。
第2グループの誰なんだろう…と思っていたら、怪我を抱えているというスティーブン・ゴゴレフ選手(カナダ)は4回転が2本とも回転が抜け、決まったジャンプはトリプルアクセルだけというとんでもない展開に。
「あれはゴゴレフ選手のことだったのか?でも、これはやらかすというよりも深刻な感じだからたぶんエイモズ選手か日本選手の誰かのことだよね?」と考えていたら…

次のゲンリッヒ・ガルトゥング選手(ドイツ)も4回転2本が転倒&抜けという展開に
そして、中田璃士選手はジャンプは全部完璧に入ったのに、フライングシットスピンで体勢を崩しまさかの転倒。このスピンが0点。あれがなければ100点前後も狙えそうな出来だっただけに勿体なかったです。
まぁこれは後々笑い話になるデビュー戦の失敗エピソードになりそうですけどね。
しかし、失点の大きさは全然違うけれど、暫定技術点表示に赤い✕マークがこんなに入りまくる試合もなかなか珍しいですね。
ミハイル・セレフコ選手(エストニア)は2本目の4回転サルコウがすっぽ抜けなど大きいミスは入りました。その後の友野一希選手は4回転2本が入ったのに、トリプルアクセルで転倒。でもどちらも「✕」マークはつかず。

「✕」マークはもう見たくなかったので、あの流れは止まってホッとしました
小ミスはありましたけど、最後はケヴィン・エイモズ選手(フランス)が締めてくれましたしね!
結局あのときの会話の「やらかした」が誰を指していたのかはわかりません。ただ、一番被害が少なくて「やらかした」という軽い言葉ですむミスは、中田璃士選手のスピンだったような気がします。
実際の詳しい結果は公式リザルトをご確認ください
2026GPSスケートカナダ リザルト(ISU)
※リザルトページは通常競技前日に公開、滑走スケジュールや採点詳細などが見られます
これを書いている間に、東日本選手権シニア女子ではちょっと辛い波乱の展開もありましたが、そういうことも起きてしまうのが試合です。でも、明日の試合は、東日本・スケカナどちらも嫌な波乱は最小限にとどめてほしいと勝負の神様にお願いしておきたいです。

