いよいよ2026-27シーズンのフィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)が始まります。
第1戦フランス大会は10/23(金)~25(日)にフランスのアンジェで開催。日本時間では10/24(土)午前1時(金曜深夜)、アイスダンスのリズムダンス(RD)から競技がスタートします。
日本からは三浦佳生選手、山本草太選手、青木祐奈選手、中井亜美選手、住吉りをん選手の5名が出場予定。海外勢も、ミハイル・シャイドロフ選手やアダム・シャオ・イム・ファ選手、「フルシゼ」ことロランス・フルニエ・ボードリー/ギヨーム・シゼロン組など、注目選手が揃っています。
今回はフランス大会の競技スケジュール、放送&配信情報に加え、全カテゴリの出場予定選手のSB・PB一覧と私なりの見どころをまとめました。
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2026年グランプリシリーズ全体の情報はこちら

2026GPSフランス大会出場者一覧(ISU公式)
2026GPSフランス大会リザルト(ISU)
※滑走スケジュールや、採点詳細が見られます
スケジュール(日本時間で記載)
競技は10/24(土)午前1時(金曜深夜)、アイスダンスRDからスタート。
今年は日本時間の土曜・日曜夜に男子SP、アイスダンスFD、ペアフリー、男子フリーなどが行われるので、比較的ライブ観戦しやすいスケジュールです。
ただし女子SP・フリーは深夜~早朝なので、ライブ視聴には気合がいります(苦笑)。
| 日程 | 開始予定時刻(日本時間) | カテゴリ |
|---|---|---|
| 10/24(土) | 01:00~02:19 | アイスダンスRD |
| 02:50~04:20 | 女子SP | |
| 19:30~21:00 | 男子SP | |
| 21:20~22:52 | アイスダンスFD | |
| 22:55~ | アイスダンス表彰式 | |
| 10/25(日) | 01:00~02:06 | ペアSP |
| 02:30~04:18 | 女子フリー | |
| 04:20~ | 女子表彰式 | |
| 19:30~20:48 | ペアフリー | |
| 21:10~22:58 | 男子フリー | |
| 23:00~ | ペア・男子表彰式 | |
| 10/26(月) | 03:30~05:30 | エキシビション |
放送予定&解説者&配信情報
放送予定(地上波)
テレビ朝日系列で以下の地上波放送が予定されています。ペア・アイスダンスの地上波放送はありません。
| 放送日時 | 放送内容 | 放送局 |
|---|---|---|
| 10/24(土) 13:30~ | 女子SP | テレビ朝日系列(一部地域除く) |
| 10/25(日) 13:55~ | 男子SP・女子フリー | テレビ朝日系列 |
| 10/25(日) 深夜1:55~ | 男子フリー | テレビ朝日系列(一部地域除く) |
一部の番組は地域によって放送がありませんので、お住まいの地域の番組表をご確認ください。
私が住む関西地方では、当然のごとく25日(日)の昼の放送のみです。まぁ男子SPと女子フリーが日曜昼の地上波で流れるだけまだマシでしょうか…。

私はISU公式YouTube配信派ですが、いい演技だったときは日本の解説も聞きたいです
せっかく実況・解説つきコンテンツを作っているのに、放送区域外だと実況を楽しめないのは残念…テレ朝有料配信も例年は会場音声のみですし
CS放送版なら一部は副音声で聴けますが、視聴したい熱はその頃には大抵落ち着いてしまってるんですよね
解説&実況担当者
フランス大会の解説は、町田樹さんと荒川静香さんが起用されています。
<男子シングル>
【解説】町田樹
【実況】山木翔遥
<女子シングル>
【解説】荒川静香
【実況】清水俊輔
放送予定(BS朝日の生中継)
今年はBS朝日でも一部競技が生中継されます。
フランス大会は、男子フリーのみがBS朝日のマルチチャンネル(152ch)で生中継される予定です。通常の放送に比べて画質は落ちますが、ライブでテレビ観戦できます。
| 放送日時 | 放送内容 | 放送局 |
|---|---|---|
| 10/25(日) 21:00~ | 男子フリー(生中継) | BS朝日152ch |
CSテレ朝チャンネル2でも後日放送
CSテレ朝チャンネル2では、11/16(月)午前8時からフランス大会の放送が始まります。全競技・全選手の演技を基本的に会場音のみで放送し、一部は副音声で実況・解説も楽しめます。
詳細は公式サイトやCSテレビ番組表をご確認ください。
配信情報
テレビ朝日の有料配信
テレビ朝日では、NHK杯を除くGPシリーズ各大会とGPファイナルの全競技ライブ配信チケットを販売しています。
2026年のチケット料金は、GPシリーズ各大会が1,500円、GPファイナル全日程が3,000円、全配信セットが6,200円、特典付き全配信セットが6,700円です(いずれも税込、別途システム手数料220円)。
購入期限は2027年1月3日(日)23:59、アーカイブ視聴期限は1月4日(月)23:59です。
ISU公式YouTubeチャンネルの配信(無料)
ISU公式YouTubeチャンネルでも、大会のライブ配信が行われます。ただし日本国内からの視聴には地域制限がかかるため、通常は視聴できません。
視聴可能な海外地域のVPNを利用すれば基本的には見られますが、近年はVPN経由のアクセスが制限されるケースもあるので、最新の状況には注意が必要です。

私は例年、ISU公式配信の海外VPN経由視聴を選択しています
一番経済的ですし、英語ですが実況つきで楽しめるのが魅力だと感じるので
英語が苦手でも、自動字幕や翻訳機能を使えば意外と楽しめます
「テレ朝の有料配信とISU公式配信、自分にはどちらが向いてるかチェック」には、こちらの記事をどうぞ。

VPNを利用した観戦方法の詳細、おすすめのVPNサービス情報はこちらの記事でどうぞ。

私の見どころ<男子シングル>
ここからは男子⇒女子⇒ペア⇒アイスダンスの順に、各カテゴリの出場予定選手のシーズンベスト(SB)とパーソナルベスト(PB)スコア情報と、私なりの注目ポイントを紹介します。
出場予定選手のSB&PB一覧
| 選手名(国名)※敬称略 | 今季SB | PB |
|---|---|---|
| アレクサンドル・セレフコ(エストニア) | 246.24 | 270.42 |
| サミー・ハミ(フランス) | 218.10 | 222.77 |
| アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) | 249.35 | 306.78 |
| フランソワ・ピトー(フランス) | 224.19 | 233.98 |
| ニコライ・メモラ(イタリア) | ― | 265.37 |
| 三浦佳生(日本) | 233.81 | 281.53 |
| 山本草太(日本) | ― | 274.35 |
| ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) | 272.75 | 291.58 |
| ソ・ミンギュ(韓国) | 251.07 | 255.91 |
| アダム・ハガラ(スロバキア) | 225.18 | 233.93 |
| ジミー・マー(米国) | 205.87 | 250.97 |
| ジェイコブ・サンチェス(米国) | 206.50 | 241.74 |
優勝争いはシャイドロフとアダム?三浦佳生にもチャンス
優勝争いに絡みそうなのは、ミラノ五輪金メダルのミハイル・シャイドロフ選手、300点超えのPBを持つアダム・シャオ・イム・ファ選手、二人と競えるポテンシャルがある三浦佳生選手かなと予測しています。
ミハイル・シャイドロフ選手は今季CS大会のネペラメモリアルで272.75点を出すなど、比較的好調な滑り出しを見せています。

アダム・シャオ・イム・ファ選手は昨季足首の怪我に悩まされ、今季初戦のネペラメモリアルも249.35点と、彼の実力を考えると物足りない得点でしたが、復調が期待されます。なんといっても地元フランスの大会なので応援から得られるパワーも期待できそう。
そして、ここに三浦佳生選手が絡む可能性も十分あります。
三浦佳生選手の今季SBは、木下グループ杯で出した233.81点ですが、今月国内大会の東京選手権では271.91点を出しています。4回転ジャンプがループ、トゥループ、サルコウ含めて4本降りられれば、PCS評価はもともと高い選手なのでかなりの得点力があります。

上位勢に波乱があれば、セレフコ兄やソ・ミンギュにもチャンス?
ただ、アダム・シャオ・イム・ファ選手も三浦佳生選手も、好不調の波が超極端なのはご存知のとおり。ミハイル・シャイドロフ選手は比較的安定しているものの、回転不足を厳しくとられまくって点がかなり伸び悩むこともあります。

なので、実際のところどうなるかは、全く読めませんw
その「読めなさ」がフランス大会男子の面白さと言えるかも?
上位勢が「あちゃー」という展開になってしまったら、今季序盤好調なアレクサンドル・セレフコ選手や、木下グループ杯フリーで活躍した、若手のソ・ミンギュ選手あたりが上回って来る可能性もありえそうです。

怪我明けの山本草太、ニコライ・メモラの演技にも注目
山本草太選手は、先日の中部選手権での状況を見る限りまだ万全な調子ではなかろうと思います。なので、次のスケートアメリカに向けて調子を上げていく大会という位置づけになりそう。

今のコンディションに合わせたジャンプ構成にすると思われるので、逆に表現に力を注ぐことができて、観客の評判を呼ぶかも?
という期待はあります
同様にニコライ・メモラ選手も、怪我からの復帰戦となります。
ミラノ五輪代表選出の可能性に懸けて出場した2026欧州選手権は怪我の影響が大きく残っていました。回復が進んでいて、彼らしい演技を見せてくれればいいなと思います。
あと、怪我明けというわけではないのですが、てっきり引退かと思っていたジミー・マー選手が、若手のジェイコブ・サンチェス選手とともに出場するのは個人的には楽しみです。
私の見どころ<女子シングル>
出場予定選手のSB&PB一覧
| 選手名(国名)※敬称略 | 今季SB | PB |
|---|---|---|
| ニーナ・ピンザローネ(ベルギー) | 170.92 | 215.20 |
| ガブリエル・デールマン(カナダ) | 166.69 | 192.67 |
| イヴ・デュベック(フランス) | 138.93 | 145.89 |
| アナスタシヤ・グバノワ(ジョージア) | 189.31 | 211.19 |
| ララ・ナキ・グットマン(イタリア) | 202.74 | 205.12 |
| サリナ・ヨース(イタリア) | 174.13 | 180.84 |
| 青木祐奈(日本) | 181.79 | 217.39 |
| 中井亜美(日本) | 207.72 | 227.08 |
| 住吉りをん(日本) | ― | 216.06 |
| キム・ユソン(韓国) | 202.70 | 202.70 |
| ユン・ソジン(韓国) | 155.78 | 183.97 |
| サラ・エバーハード(米国) | ― | 201.90 |
青木祐奈・住吉りをん・中井亜美、日本女子三つ巴の表彰台争い
女子は、日本勢3選手による表彰台争いが熱いです。
昨年のフランス大会でGPSデビュー戦を優勝で飾った中井亜美選手に、青木祐奈選手と住吉りをん選手が加わります。

住吉りをん選手はなんとフランス大会5連続出場!
過去4大会連続で銅メダルを獲得していますが、今年こそは違う色のメダルを持って帰りたいところ。

フリーでトリプルアクセルを入れられる中井亜美選手がやや優位ですが、青木祐奈選手は今季のシーケンスジャンプのルール変更が優位に働くタイプですし、住吉りをん選手は慣れ親しんだフランス大会では実力がいかんなく発揮できそう。
誰が勝ってもおかしくないと思います。
海外勢もララ・ナキ・グットマン、グバノワ、ピンザローネ…と、実力者揃い
海外勢では、今季SBが既に200点を超えているララ・ナキ・グットマン選手や、200点超えのPBを持つアナスタシヤ・グバノワ選手、ニーナ・ピンザローネ選手も出場予定。彼女たちも表彰台争いに絡んでくるでしょう。
韓国からは、キム・ユソン選手とユン・ソジン選手が揃って出場予定。なかでもキム・ユソン選手は、今季のネペラメモリアルで202.70点を記録して優勝するなど、好調なシニアデビューシーズンを迎えています。
名古屋のジュニアグランプリファイナルにも来た双子姉妹の一人なので、覚えている人も多いのではないでしょうか?

私の見どころ<ペア>
出場予定選手のSB&PB一覧
| カップル名(国名)※敬称略 | 今季SB | PB |
|---|---|---|
| ボイコワ/コズロフスキー組(AIN2 ※ロシア) | 203.66 | 234.58 |
| ジャン/ファン組(中国) | 167.54 | 196.29 |
| ファウラ/ベル組(フランス) | 148.28 | 175.14 |
| コヴァレフ夫妻(フランス) | 151.69 | 179.85 |
| ウェッセンバーグ/ストレカリン組(フランス) | 160.76 | 160.76 |
| メテルキナ/ベルラワ組(ジョージア) | 215.83 | 225.20 |
| ホッケ/クンケル組(ドイツ) | ― | 198.23 |
| ヘレラ/コブタ組(ウクライナ) | ― | 160.15 |
「ボイコズ」VS「メテベル」組の対決
「ボイコズ」ことアレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー組は、今季の木下グループ杯で203.66点を記録。

「メテベル」ことアナスタシア・メテルキナ/ルカ・ベルラワ組は、トリアレティ杯でロシアペア国内トップの「ミーガリ」ことアナスタシア・ミーシナ/アレクサンドル・ガリャモフ組を抑え、215.83点をマークして優勝しています。
ただ、下記記事でも少し触れましたが、トリアレティ杯の得点は若干インフレ気味な印象がありました。なので「ボイコズ」との差は、今季の実際の点数差ほどは大きくはないと思っています。

「ボイコズ」はフリーでスロー4回転サルコウを入れているのが強みですが、スロー4回転ジャンプは点数的にはさほどうまみはありません。
今季AIN(中立アスリート)として試合に復帰した「ボイコズ」が、五輪銀メダリストの「メテベル」にどこまで迫る点が出せるかは気になります。
大技の多いペアはミスの有無で点数がかなり変わります。
ロシアペアはミスが少なめで着実にレベルとGOEをとって来るイメージ。でも、「メテベル」も正式にロシア拠点になりましたし、五輪という大舞台の経験を積んだことで、ミスが減ってきてもいい時期。「ボイコズ」にとっては十分手ごわい五輪メダリストだと思います。
怪我からの復帰組や若手ペアにも注目
「ホッケクン」ことアニカ・ホッケ/ロバート・クンケル組は、今季初の国際試合出場。「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一組のアイスショー「THE DESTINY」には怪我のため出演できなかったので、無事復帰できてよかったです。
また、2024年JGPFで優勝したジャン・ジアシュアン/ファン・イーハン組も出場予定。
昨季は既にシニアのGPSや世界選手権にも出場していますが、今季初戦のネーベルホルン杯では成績が振るいませんでした。今回のフランス大会ではどうなるでしょうか?
日本のペア育成新施策のため、先月まで大阪の関空アイスアリーナで練習をしていたコヴァレフ夫妻をはじめ、フランスからは3組が出場予定。比較的新しいカップルも含まれています。

私の見どころ<アイスダンス>
出場予定選手のSB&PB一覧
| カップル名(国名) | 今季SB | PB |
|---|---|---|
| ヴァル/カジモフ組(スペイン) | 168.48 | 181.45 |
| ボード/カルダイン組(フランス) | 142.36 | 154.79 |
| フルニエ・ボードリー/シゼロン組(フランス) | ― | 230.81 |
| フラジ/フルノー組(フランス) | 161.56 | 165.37 |
| デイビス/スモルキン組(ジョージア) | 208.67 | 208.67 |
| ハリス/チャン組(オーストラリア) | 176.04 | 183.50 |
| レイタン/マヨロフ組(スウェーデン) | ― | 177.25 |
| カレイラ/ポノマレンコ組(米国) | 188.83 | 204.88 |
| ネセット/マルケロフ組(米国) | 170.76 | 179.38 |
| ペイト/バイ組(米国) | 169.26 | 191.20 |
「フルシゼ」の今季初戦と地元での評価
ミラノ五輪で金メダルを獲得した、「フルシゼ」ことロランス・フルニエ・ボードリー/ギヨーム・シゼロン組は、これが今季初戦。

結成したばかりだった昨季はシーズン序盤の国内大会やCS大会にも出ていたのですが、今季用のプログラムはまだ一度も披露していません。
よほどのことがない限り、地元カップル「フルシゼ」の優勝は固いと思いますが、どんなプログラムを用意してきているのかが純粋に楽しみです。
今季からはアクロバティックな要素が必要な「CDE(クリエイティブ・ダンス・エレメント)」がRDに加わっています。

アクロバティックな技をしているイメージが薄いこの二人が、どのようなCDEを用意して来るのかも興味があります。

よくある系統の技は入れてこないんじゃ?と踏んでいるのですがどうなるでしょうか
RDはロザリアの曲を使ったフラメンコ風振り付けになるそうで、こちらも楽しみです
デビスモ、カレポノなどの上位争い
「フルシゼ」以外の表彰台メンバーは、「デビスモ」ことダイアナ・デイヴィス/グレブ・スモルキン組と、「カレポノ」ことクリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ組の可能性が高いでしょう。
二組とも今季は良いプログラムを用意してきている印象。
木下グループ杯での「デビスモ」のRDタンゴはカッコよかったですし、ネーベルホルン杯での「カレポノ」のRD「マイ・フェア・レディ」も華やかな魅力がありました。

この二組は実力が拮抗しているので、ジャッジが彼らに今季どういう評価をつけるかは興味深いです。
若手カップルたちの演技も楽しみ
フランスからは地元勢3組が出場しますし、米国勢もネセット/マルケロフ組やペイト/バイ組など、3組が出場予定。
ミラノ五輪にギリギリ滑り込めたミラ・ルート・レイタン/ニコライ・マヨロフ組は今季国際大会初試合です。

「若手」カップルたちのプログラムを観るのも楽しみにしています

