「フィギュアスケート日本代表2024ファンブック」、宇野昌磨ファンと男女シングル選手ファンは「買い」です

フィギュアスケート日本代表ブック2024の表紙(宇野昌磨さん)

昨日はまる一日「2024-25シーズンフィギュアスケート記者会見」情報に追われていました。本当はまだその反応をゆっくり追っていたかったのですが、今朝これが届いちゃいました。

「フィギュアスケート日本代表2024ファンブック」

今日のところは昌磨さん関連記事&いくつかの対談記事だけ目を通したしたのみで、まだ全部は読み切れていません。でもこの本は宇野昌磨さんファン&現役男女シングル選手ファンには「買い」だと思ったので、イイと思ったところを紹介していきます

目次

宇野昌磨さん引退関連特集の分量は3分の1強!

タイトルは「フィギュアスケート2024日本代表ファンブック」。しかし昨季を限りに引退した宇野昌磨さんの特集が全132ページ中48ページと3分の1強を占めています。

これだけページ数を割くのなら彼の引退特集本は別途出してくれればよかったのに…とは思いました

まぁ出版社側の思惑も色々とあるだろうし、2024-2025シーズンとは書いてはないからアリって考えなんですかね

昌磨さんファンとしては、「ノービス時代から現役引退シーズンまでをたっぷり振り返った記念本や記念DVD&Blu-ray」がいつか出て欲しいなと思っています

昌磨さん&ステファンさんのインタビューが「濃い」

宇野昌磨さんインタビューは計22ページ

届いて真っ先に読んだのは巻頭の宇野昌磨さんインタビュー記事。
合計22ページ、写真も多いですが文字量も結構多い。(4割ぐらいがインタビューです)

そして、内容が濃い。

昨季のNHK杯の時のキス&クライのことやその後の練習のこととかも書いてあって、「あぁ~そうだよね…」となったり。アイスショーラッシュに入ってから昌磨さんの引退についてどよんとふさぎ込むことは減ったけれど、またあの1年を色々思い出しちゃいました

「ワンピース・オン・アイス」での裏話&写真もたっぷり。彼のプロスケーターとしてのやり甲斐や抱負についても読めるので、センチメンタルモードはほどほどに抑えられます

「点数評価がないプロスケーターの評価指標についてどう思うか」という話はとても興味深く読めました。その流れで、彼が競技での採点について考えていたことが少しわかったのは良かったです。そういう気持ちを理解できたからこそ、彼が今後の演技にかける期待がよりはっきり見えた気がします。

目次にはなかったですが、「THE ICE」 や「Friends on Ice」での昌磨さん演技写真も掲載されていました!

ステファンさんの愛に満ちたインタビューは4ページ

そしてステファン・ランビエールさんのインタビューが4ページ。

4ページと聞くとボリューム少なそうに感じますが、上記のように文字量がめちゃくちゃ多い。4ページにステファンの愛がぎゅうぎゅうに詰まっています。

インスブルックのユース五輪の時や野辺山合宿に指導に来た時のエピソードから、あのGPSフランス杯後に昌磨さんがシャンペリーに来た時の話、引退の話をどう昌磨さんから聞いたかーまで、昌磨さんとの歴史をたっぷり振り返るステファンさん。初耳のエピソードがいくつもありました。

私、この記事だけでもこの本代出してもいいわ!って思いました

現役選手男女18名からのことば

初耳情報が最も多かったのは現役選手男女18名からのことば。こちらも文字たっぷりで計6ページあります。

ナショナルトレーニングセンターとなっていたリンクで、彼がどれだけ多くの若手選手たちに背中を見せてきたのかを実感。彼が黙々と濃密な練習をする風景が若手スケーター達にどれほどの刺激を与えていたのか、改めて思い知らされた思いです。

そしてみんながちょこちょこ語ってくれるエピソードが具体的で面白い。過去にも聞いたことがある有名な話(何度聞いてもイイ話だけど)もあれば、初耳の話も。「へぇ~そんなことがあったんだ!」ってエピソードの連打で超嬉しい(笑)。もっとおかわりが欲しいから、他の選手の話も聞きたくなってしまいましたよ。

メッセージを出している選手のファンにとっても興味深いのではないかと思います。

そういえば高橋大輔さん最初のシングル引退の時に昌磨さんは熱い長文メッセージを送っていたはずなんですが、何ていう雑誌だったかなぁ…あの記事何らかの形で保管しておくべきでしたわ

それぞれの選手が挙げている「好きなプログラム」も、そのセレクトに各選手の個性が感じられて面白い。ロコやボレロ、Great Spirits はやはり…という感じですが、それ以外のプロもいろいろ名前が挙がっていて。

山本草太選手のピックアップの仕方は超面白かったです。

昌磨ファンはめちゃくちゃ共感できるかと思います(笑)。

私うっかり紙で買っちゃったんだけど、電子版もあったんですよね。白っぽいリンクの上に印刷された白文字が超読みづらかったので電子版にしておけばよかったかな…
(読みづらいのは目の老化なんでしょうね…白内障の足音を意識するほど読むのに困るようなことは普段はないんですけど)

現役選手たちの対談記事&付録のカレンダー情報

残り3分の2は現役日本代表選手たちの記事です。シニアのトップクラス選手たちの対談が興味をそそる組み合わせで5つも企画されています。まだ半分ぐらいしか読めてないですが、今のところどれも興味深く読めました。へぇ~そういう繋がりあったんだ!って発見もありましたね。

シニア強化合宿&ジュニア強化合宿の時に参加選手たちに取材した情報なども掲載されているので写真だけでなく情報量も多いです。

付録のカレンダーは現役の注目選手たちが一人ずつ毎月取り上げられています。中には見開きの年間カレンダーが3種類入っていて、宇野昌磨さんと坂本花織さん、スピン中のスケーターのシルエット写真がそれぞれ使われています。

(実はこのシルエットは昌磨さんなので、宇野昌磨さんはカレンダー内3か所に登場していることになりますw)

ファンなのに名前を見るまで昌磨さんだとはわかりませんでした(苦笑)

以上、宇野昌磨さんファン&現役男女シングル選手のファンにはおすすめな本だと思います!

注:カップル競技選手の情報はほとんどありません

この「フィギュアスケート日本代表2024ハンドブック」で取り上げられているのはほぼほぼ「男女シングル選手のみ」です。

ジュニア強化合宿の特集ページで高橋大輔さんの記事が1ページありますが、合宿の「講師」としての登場。ペア&アイスダンスのスケーターは各2ページずつある「Prince Ice World」と「Dreams on Ice」と「Bloom on Ice」の写真特集ページに演技中の写真が小さく載っているぐらいです。

カップル競技の選手は海外拠点が多いとはいえ、オンラインでのインタビュー位ならできるだろうに何とかならないんですかね…。ワールド2大会連続メダルという金字塔を打ち立てたりくりゅうが「Bloom on Ice」のページに小さい写真1コマしかないのはどうなのよ…って思います。

権利上使える写真が全然ないんですかね。「今年の全日本はペアとアイスダンス面白くなりそう!!!」って超楽しみにしているのと、本の内容がと~っても良いだけにそこはちょっと残念に思いました。

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フィギュアスケート日本代表ブック2024の表紙(宇野昌磨さん)

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