「Friends on Ice(フレンズ・オン・アイス)2026」現地レポート 初日で見つけた注目ポイント

会場前に飾ってあったFOI2026の看板

今年の夏も、「Friends on Ice(フレンズ・オン・アイス)2026」を見に新横浜に行ってきました。金曜日の初回公演の弾丸日帰り遠征です。

追いチケして2公演連続で観るのもいいかなと思っていましたが、土日両方に予定が入ったので、1公演のみで帰ってきました。

残念ながら今はゆっくり感想を書ける時間がありません。なので今回は、土日に会場でご覧になる方や、CS放送で日曜日の2公演をご覧になる方に「ここは是非注目してほしい!」と思ったポイントに絞って振り返ります。

私が撮影した写真、メディア撮影の写真なども交えながら、現地鑑賞体験を綴っています。よろしければショーを振り返る材料としてもどうぞ。

目次

波乱含みで迎えた「フレンズ・オン・アイス2026」

相次いだ出演者変更

今回のフレンズ・オン・アイス2026の出演予定は下記の通りでした。

当初予定されていた出演者一覧(敬称略)

<当初発表組>
荒川静香、高橋大輔、村元哉中、本田武史、鈴木明子、本郷理華、ジェレミー・アボット、ステファン・ランビエール、ジェイソン・ブラウン

<その後の追加組>
シェイ=リーン・ボーン・トゥロック、長岡柚奈/森口澄士組、坂本花織、青木祐奈、ケイトリン・ウィーバー&ベン・アゴスト、山本草太(8/28のみ)

[友情出演]宮本賢二(全)、有川梨絵(8/28昼)、田村岳斗(8/28昼)、中野友加里(8/28昼夜・8/30夜)

しかし、「ゆなすみ」こと長岡柚奈/森口澄士組とシェイ=リーン・ボーン・トゥロックさんの3名が、怪我のため出演見合わせすることが8/17に発表されました。

そして、その3日後に宮原知子さん、田中刑事さん、織田信成さんの3名が追加でIN。

さらに8/21には山本草太選手も怪我で出演見合わせとなり、山下真瑚選手が追加でIN(8/28のみ)という事態に。

怪我などが原因で出演見合わせということは時折発生しますが、これだけ直前でスケーターの入れ替わりがあったのはちょっと珍しい気がします。

当初予定していた演出も、変更を迫られた部分が多々あったのではと推測されるので、現場はかなり「The show must go on!」な空気感だったのではないかと想像しています。

でも、披露されたショー自体はそんなバタバタ感は一切感じさせない、安定した仕上がりで十分楽しむことができました

天候の不安もある中、公演当日に新横浜入り

ショー開演前日に北陸地方は豪雨災害に見舞われ、移動日も豪雨で新幹線にも影響が出るかも?とちょっと不安はありました。しかし、意外にも私は一度も傘をさすことなく新横浜に往復できました。

新幹線の移動中には激しい雨が降っているエリアが点々とあったんですが、会場のKOSÉ新横浜スケートセンター周辺は見事な青空で、拍子抜けしてしまったほど。

8月28日、初演開演前のKOSÉ新横浜スケートセンター

コラボプログラムの見どころ

さて、ここからはショーの内容にも触れていきます。
曲名や演出などのネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は鑑賞後にご覧ください。

今回は3つのコラボレーションプログラムが披露されました。

キッズ&親世代スケーターの心温まる共演

最初は、荒川静香さん/本田武史さん/高橋大輔さん/本郷理華さん/キッズスケーター(岡田紗采選手&澤浦侑仁選手)によるプログラム(振付は宮本賢二さん)。

かわいいキッズスケーターが堂々たる滑りを見せ、パパとママ、そしてその兄妹(子どもたちから見ればおじ・おば)が見守るような、ハートフルな印象の演技。

キッズのかわいらしさと、親世代になったスケーター達の双方を同時に愛でられるのが魅力です。
(本郷理華さんは親世代と呼ぶにはまだちょっと早くて恐縮ですが…)

彼らをシングルの選手時代から見てきただけに「子供を育てる側の姿がこんなに板について…」と、一足早いおばあちゃん気分を味わえました(苦笑)

フィギュアスケート黎明期から現代への流れ

前半の締めは、ジェレミー・アボットさん/ステファン・ランビエールさん/ジェイソン・ブラウンさん/宮原知子さんによる、フィギュアスケートの歴史を辿るプログラム(振付はステファン・ランビエールさん)。

冒頭はエリック・サティの「ジムノペディ」に合わせてひたすらコンパルソリーで氷上に図形を描く4人のスケーターから始まります。

それが途中でステファンコーチ&宮原選手のコンビになり、様々な動きを追求していくなかでジャンプが生まれ…徐々にいろんな技が開発されていった流れを演技の中で表現していきます。

最初は分厚い上着に身を包み、氷上にスケートの刃で図形を描いていたはずが、やがて華やかな現代のフィギュアスケート衣装に変わり、最後は4人それぞれが得意な技を華やかに見せていく。自然な流れでフィギュアスケート競技の歴史を味わえるプログラムでした。

何よりスケート技術に定評のある4人ですから、彼らがコンパルソリーを滑る姿を長く見られたのは眼福でした。

黒い衣装に身を包んだ4人の「ムーランルージュ」

後半で披露されたのは、鈴木明子さん/村元哉中さん/坂本花織さん/青木祐奈選手による「The Sparkling Diamond(ミュージカルのムーランルージュより)」。(振付は鈴木明子さん)

こちらは大人の女の魅力炸裂といったプログラムでした。

曲のイメージに合わせて全員が、黒を基調にダイヤモンドのようなキラキラした装飾がついた衣装を着用。ただし青木祐奈選手は自前衣装ではなく、横井ゆは菜さんの現役時代の衣装を着ていたという、スケオタ向けのサプライズもありました。

「あれ?どこかで見た衣装だけど…」と思っていたら、帰宅途上で横井ゆは菜さんのX投稿により回答が得られてスッキリしました。

スポニチの公式Instagram投稿で、二人それぞれの衣装着用姿を見ることができます。

個人プログラムでのチェックポイント

個人プログラムは、それぞれのスケーターに見どころがありましたが、全部を書いている時間は残念ながらありません。

ここからは「これからショーをご覧になる方に、できたらチェックしてほしいポイント」を中心に書いていきます。

本郷理華さんの「キューティハニー」の照明

本郷理華さんのプログラムは、倖田來未さんの「キューティハニー」
おなかを出したパンツスタイルがキュート&セクシー。

「♪私のハートはチュクチュクしちゃ~うの~」のフレーズのとき、氷を照らす照明がしっかり赤いハートマークでした!アリーナ席からでもよく見えました。スタンドからならハートが一杯見えるかもしれません。

村元哉中さんのホラー風味人形プロ続編

ショー前、私はゲネプロ(Dear Friends)の写真を見て、「村元哉中さんは去年と同じプログラムを再演するのね」と思い込んでいました。

※去年の彼女のプログラムの話題はこちらで詳しく語っています

しかし、彼女が演じたのは同じコンセプトで作られた別プログラム、いわば「去年の続編」でした。曲は去年のプログラムと同じアーティスト・ロイシン・マーフィーの「Night of the Dancing Flameだと思われます。

私の席から見える関係者席に中野友加里さんや山下真瑚さん、織田信成さんなどが座っていたので、演技の合間にときどきチラ見していたのですが、村元さんの演技の少し前(本田武史さんの「This Is the Moment」が始まった頃だったと記憶)、一緒に座っていたジェレミー・アボットさんが一人だけ出て行ってしまってたんですよね。

それもそのはず、ジェレミー・アボットさんは村元哉中さんのソロプログラムの冒頭に出演協力していました。

まだリンクに照明がつく前、彼が人形に扮した村元哉中さんをかついでリンク脇の通路を歩いてきますので、お二人のファンは要チェックです。

このときの村元哉中さんが全く人形にしか見えない動きで、私は本当に人形を担いで出て来たのかと思ってしまったくらい凄かったです

なのに、その人形を置くと動き出すもんだから、運んできた男性が怯えて逃げ出すというシーンから演技が始まります

曲がかかる前、照明が薄くしか当たっていない東側の通路でひっそりと演技が始まっているので、この一連の流れはお見逃しなく!

ケイトリン・ウィーバー × ベン・アゴストの組み合わせはいかに?

出演者発表で私が一番ビックリしたのは、ケイトリン・ウィーバーさんが長年のパートナーのアンドリュー・ポジェさんとではなく、ベンジャミン・アゴストさんと組んで出演するということでした。

ベンジャミン・アゴストさんはタニス・ベルビンさんと組んで、ワールド表彰台4回という米国の元アイスダンス選手です。(日本での愛称は「ベルアゴ」)カナダの「ウィバポジェ」(ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組)と同時代に試合に出ていたことがある、いわば元ライバルです。

(ワールド表彰台に乗っていた時期は「ウィバポジェ」より「ベルアゴ」の方が先で、活躍した時期にはズレがあります)

ポジェさんが怪我なのかショー引退なのか、詳しい事情はわかりません。でも、私は「ベルアゴ」の演技を生で見たことがなかったので、実はちょっと楽しみにしていました。(ベンジャミン・アゴストさんは現在44歳、最近の私には「2025ボストンワールドの名司会者」というイメージが濃いです)

世界トップクラスのアイスダンサー同士とはいえ、そんなすぐに組んで演技ができるものなのか?と思っていたのですが、老人に扮したコメディタッチの演目でそこはカバーしてきました。
(曲はキャプテン&デニールの「雨に想いを」

私は演技開始前、東側アリーナ最前列の観客席横に、スタッフがパイプ椅子をもう一つ追加するのをたまたま目撃していまして。そのおかげで、そのパイプ椅子に座って新聞を読んでいる状態で登場するベン・アゴストさんに早々に気づくことができました。(座った瞬間は見逃しましたが)

ケイトリン・ウィーバーさんは傘を持って登場します。傘と新聞という二つの小道具をうまく使いこなし、中盤では青春時代に戻ったかのように、アップテンポの曲に合わせてさすがの技術を見せるという、何とも見ごたえのあるプログラムでした。

ケイトリン・ウィーバーさんは今や売れっ子振付師です

多数の日本人選手が振付を依頼していますが、このショーの前後で振付をしたりブラッシュアップをしたりするんですかね?

高橋大輔さんが日本語曲で演じるソロプログラムに感じた進化

高橋大輔さんが演じたソロプログラムは、日本語曲でした。
使用したのは、社畜のめぐみの「残像」というインディーズの曲のようです。

「もっと話せばよかった、もっと聞けばよかった」という後悔を叫ぶかのような歌詞に合わせ、感情をこめて滑るさまは、これまでの高橋大輔さんとはまた違った印象を受けました。

彼はもともと表現力が豊かなスケーターとして知られてきたけれど、日本語に合わせて演じることでその力がよりむき出しになったような感覚を覚えました。

また衣装が凝ってましたね~。露出度の高い黒のインナーにシアー素材のシャツを合わせていて、背中の動きがよく見えました。背中が大きく開いたインナーなんでしょうか。

私は演技そのものに没入してしまったため、1回きりの鑑賞では衣装のディテールを把握しきれないまま終わってしまいました。写真だと一見真っ黒のシンプル衣装なんですが、デザインが凝っているので衣装も要チェックです。

ステファン・ランビエールさんの完成度の高さ

今回のショーで、個人プログラムのトリを務めたのはステファン・ランビエールさんでした。披露したのは、「Fantasy on Ice(ファンタジー・オン・アイス) 2026」でも演じた「A Wanderer in the Sleeping City」。

CS放送で一度見ている演技ではありましたが、現地で見るインパクトは放送とは段違いでしたね。

彼の滑りや所作が美しいのはいつものことなのですが、私が観た回のトリプルジャンプがどれもため息が出そうなくらいにきれいで、惚れ惚れ。このプログラムを生で見ることができて良かったなと思いました。

オープニング・フィナーレでは友情出演メンバーにも注目

私が観た金曜初演回は、20周年を記念して「友情出演」したメンバーが全員揃っていました。

※友情出演のメンバーは宮本賢二(全)、有川梨絵(8/28昼)、田村岳斗(8/28昼)、中野友加里(8/28昼夜・8/30夜)

友情出演メンバーは、オープニング・フィナーレで、ちょっと地味な高校生の制服みたいな衣装でしれっと混じって滑っていますので、お見逃しなく!

荒川静香さん、織田信成さん、山下真瑚さんの後ろを滑っているのが友情出演のメンバー(一部)

私は、有川梨絵さんと中野友加里さんの滑る姿をナマで見たのは、これが初めて。出演部分は少しとはいえ、メンバーに混じって演じている姿を見るだけでも嬉しかったです。

こちらには1枚目に映っていなかった宮本賢二さんの姿も その後ろには高橋大輔さんら出演スケーターが続きます

楽しみにしていた「ゆなすみ」と山本草太選手、シェイ=リーン・ボーン・トゥロックさんの演技が見られなかったのは残念ですが、追加で出演してくれたスケーター達のおかげで充実したショーが見られました。

他の出演者の演技を観に来る出演スケーターの姿を合間に見られたのも少し楽しかったですね。客席には山田満知子先生もいらしていました。(山本草太選手は残念ながら出演できませんでしたが、山下真瑚選手がFOI初出演ですしね)

宇野昌磨さんファンとしては、舞台袖で以前昌磨さんのマネージャーだったハマさんや、トレーナーのデミさんの姿をそれぞれお見かけしたのもちょっと嬉しかったです。

一人離れて回って来たステファン・ランビエールさんは満面の笑顔

新横浜がもっと近かったら、最終日も会場で見たかったです。幸いCS放送で2公演が放送されるのでそちらを視聴するのを楽しみにします。

余力があれば、放送視聴後に再度現地での印象などを含めた鑑賞記を書くかもしれませんが、木下グループ杯が間近に迫っているのでちょっと厳しいかな…?

というかJGPS大会2戦目のリガ大会もチェックしたいし、放送を見るのが木下グループ杯のあとになりそうな雲行きなので、鑑賞記を書けるとしてもだいぶ先になりそうです。

メディアの写真特集記事まとめ

最後にメディアの写真特集記事のリンクと私が撮影したスケーター退場前の整列写真を貼っておきます。

楽しかったです!
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会場前に飾ってあったFOI2026の看板

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